エルサルバドル・セロ・ネグロ
左の画像は、発売中のエルサルバドル・セロ・ネグロの豆と同じエルサルバドルのモンテシオンの豆を並べて撮影したものです。
大きい豆がセロ・ネグロです。
去年の11月の11周年の時にみなさんにプレゼントいたしました、ニカラグア・パカベリーという豆がこのセロ・ネグロと同じ「パカマラ」という品種のもので、一本のコーヒーの木からおよそ10%の割合で収穫されるコーヒー豆でした。
モンテシオンは同じエルサルバドルのコーヒーですが、「ブルボン」という品種のコーヒーで比較的小粒の豆です。
カップ・オブ・エクセレンスの品評会の審査の時点ではこの豆のようにカッピング前に視覚的に確認することは出来ず、既に粉の状態になっており、粉の香りをチェックするところから審査が始まります。
スペシャルティコーヒーの場合、品種や豆の大小によって品質を見ることはありません。
しかしながら、近年(5、6年前頃)このパカマラ種のコーヒーがカップ・オブ・エクセレンスの上位に入賞するようになってきたことから、世界中で注目を浴びるようになりました。
まだ少し先の発売予定ですが、ホンジュラス・カップ・オブ・エクセレンス3位入賞の「モゴラ」というコーヒーもパカマラ種です。
そして、先月のグァテマラ・オークションにおきまして、アメリカ、オレゴン州、ポートランドのスタンプタウン、カリフォルニア州のスイート・マリアズ、そして珈琲の味方塾で1位のエル・インフェルトを落札いたしました、チャンピオンロットの「エル・インヘルトI」もパカマラ種です。
とても複雑な香りと非常になめらかな口当たりが魅力的なコーヒーでした。
それ故にそれを求める世界のロースターがこのインヘルトIを落札しようと必死だったことが、オークションの落札額からもうかがい知ることができます。
価格はカップ・オブ・エクセレンス史上最高価格のポンド80ドル20セント!
日本円に換算しますと概ね1kg19,000円弱ですから、びっくりするよな価格ですね。
今年の秋頃でしょうか、横井珈琲に少量ですが2008年に収穫された最高のグァテマラコーヒーが届きます。
なんだか、セロ・ネグロのお話しからあっちこっちに話が飛んでしまいましたが、パカマラという品種のお話しもお伝えしたかったのです。とりとめのない日記になってしまい長くなってしまいました。
で、最後になってしまいましたが、セロ・ネグロとモンテシオンの飲み比べも面白いですので、よろしければお試しくださいね!ではまた!
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