カッピングの一日
ブラジルのサンプルがどどんと届きました。
台所が一時撤去されているので、側にあるべきものがないと云うことはとっても不便なものです。
晴れているときは見向きもされない傘も、今日のような雨降りにはなくてはならないものと気づくようなものでしょうか。
さて!今年のロットも素晴らしいものが多かったです。
コミュニケーションの深まり共に品質の向上を感じました。
ここ最近、一杯のコーヒーになるまでのプロセスを改めて考えることが多くなりました。
横井珈琲が直接施すことができることはわずか、17分から18分以内に終える、熱を加えて化学変化を促す「焙煎」です。コーヒーという液体に生まれ変わる寸前のクライマックスに近い工程です。
しかし、生産現場ではそうは行きません。
種を植えることから始めると、一杯のコーヒーになるまでには早くて3年から5年はかかることでしょう。
大きな大きな畑とも云うべき、地球で育つわけです。
その間、天地の恵みを受け、肥料を与え、畑の手入れや剪定を行い、収穫、生産処理を終え、港に運ばれ概ね7週間のクルージングを経て日本に到着。
通関手続きを終え、運搬されてやっと横井珈琲に届きます。
そんなことを思うと胸がいっぱいになる今日この頃です。ではまた明日!
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