SCAJ品質ワークショップ
SCAJローストマスターズ委員会主催による「第1回Roasted Coffee参加型 品質ワークショップ」が開催されます。
かつて、焙煎に関することは同業者同士では明らかにされず、わかりやすく云えば「企業ヒミツ?」的要素が多かったのですが、焙煎に関することをワークショップ形式で互いに学びあう開かれたセミナーが初めて行われます。
素晴らしいことだと思います。
特に品質向上著しいスペシャルティコーヒーはそのポテンシャルを活かしきるRoast(焙煎)はコーヒーを楽しまれるお客様にとりましてとても重要な作業の一つです。
横井珈琲を開店した12年前、焙煎で味は創られるもの、コーヒーの点て方によってそのニュアンスも変わる。
といった概念があり、私もそれを一生懸命に追求していた時期がありました。
ところが、2000年にスペシャルティコーヒーとの出会い、その後SCAAへの参加で品質の大切さを知りました。そして生産現場に赴いたりカップ・オブ・エクセレンスの国際審査会の参加により様々な衝撃と共にたくさんの感動を体験しました。
おいしさは生産現場で作られるということをしかと認識できた訳です。
品質をチェックする「カッピング」は生産者とのコミュニケーションには欠かせませんし、品質の向上についての話し合いもこのカッピングが基盤になるのです。
ですからカッピングは品質のチェックとともに焙煎のチェックも伴いますので、とても重要な作業なので、スキルアップは必須なのです。はい。
今回のワークショップは9月26日(金)東京で行われますが、この時使用されるコーヒーは、エルサルバドルCOE13位入賞のロットです。
参加者は各々事前に焙煎したものをカッピングを通して、品質の検証や焙煎を学びます。
横井力48歳、初心に返って一生懸命に学んできたいと思います。
明日はこの教材となるコーヒーを焙煎しまぁ〜す!
このような取り組みはアメリカが大変進んでおり「ロースターギルド」というワークショップがとても有名で各国から焙煎人が集い毎年行われています。