フォト

他のアカウント

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008/12/31

コーヒー浪漫飛行

_rim0091年の瀬にコーヒーオタク時代のことを思い起こしていました。
先人の方々の著書をむさぼるように読み倒し、東京の名店を飲み歩き青年期を過ごした、若いとはいえない一介の会社員が独立開業しました。

その頃、コーヒーの味は焙煎人が創ることができるって信じ切っていたんです。はい。
そして、抽出の技術が伴ってうまいコーヒーが完成すると....だからそれはプロのお仕事、なんて偉そうに考えていた恥ずかしい思い出です。

一杯のコーヒーに込められる多くの方々の「手」、何よりも純粋にひたむきに生産現場で働く方々を思うとき、その思いを「おいしさ」に変えて多くの方々に楽しみ、そしてよろこんでいただける焙煎人になりたい!
そう思えたのは、スペシャルティコーヒーとの出会いから、生産現場に赴き肌で感じさせていただけたこと。

今年も一年、たくさんの方々の恩恵を一心に受けた元気いっぱいのコーヒー豆が多くに方々の元へ旅立っていきました。ありがとうございました!

種を植え、お手入れをして、丹念に収穫され、生産処理が済んで、どれにしようかとみんなでカッピングを繰り返し選び抜かれたコーヒーが港に運ばれるといった長い道のりを経て、横井珈琲に届きます。
その道のりを考えると焙煎はわずか20分に満たない「点」に過ぎない工程ですが、生産現場で育ったコーヒーの風味をエラーのない焙煎、いわゆるテロワールを活かした焙煎が大切です。
その焙煎が正常に行われたかどうかを客観的に見ていくのが毎日のカッピングで、焙煎の微調整もそのカッピングの結果でその都度見直していったり、コーヒー豆の状態を知る大切な行程です。

駆け出しの生意気なあんちゃんを黙らせ、改心させたのは2000年の夏の終わりの頃、一杯のコーヒーを一口飲んだときでした。
そのコーヒーはITC国連グルメコーヒープロジェクトという取り組みによってもたらされたもので、出会った頃はテストマーケティングがイタリア・アメリカ・日本で成果を上げたことから、カップ・オブ・エクセレンスの国際品評会へと発展し、ブラジルで始めて品評会が行われたのが1999年ですから、その翌年のことです。

私たちも2001年のブラジル・カップ・オブ・エクセレンスから参加していますが、品評会を通したくさんの生産者やコーディネーターの方々とのご縁とおかげで今があります。
そして!この一年ご愛飲いただきましたみなさまのおかげで無事一年を過ごさせていただきましたこと、心から感謝、御礼を申し上げます。
来年も横井珈琲をどうぞ、よろしくお願いいたします。
新年の営業は3日からです。よいお年をお迎えください。

今年一年の横井力の最高傑作?自画自賛画像は、今年11月に開催された「SCAJローストマスター委員会主催・第1回 ローストマスターリトリート」の時のものです。

2008/12/30

仕事納め

_rim0070みなさま、今年一年ご愛顧いただき誠にありがとうございました。心より感謝、御礼申し上げます。

今年はお店のリモデルが叶い、その2ヶ月後には念願のエスプレッソマシーンも据えられ、本格的な勉強を始めることが出来ました。
駆け出しながらも感じましたことは、スペシャルティコーヒーの素晴らしさを改めて実感できました。

また、今年は素晴らしいトップバリスタの方々との出会いを通して、バリスタという職業の素晴らしさを実感した一年でもありましたし、同時にそれらをサポートするメカニックの方々の存在も一杯のドリンク作りには欠くことができないということも知ることが出来ました。

今年一年、常に脳裏にあったキーワードはずばり「共同作業」でした。「種からカップまで」の筋道を語るにはそれに関わる全ての方々がけがえのない「主役」なんだということです。そのことを実感できた一年でた。
更に来年はそれを小さくても一歩、一歩、広げていけるよう頑張ります。

お客様にとりましては、むずかしいことはさておき、飲んでいただいて「おいしい!」と感じていただけるコーヒーをお届けできますよう、今年一年、学ばせていただいたことを土台にスタッフ一同、努力精進させていただきます。

今日の画像は今年一年の横井力の傑作集?の中から、今年11月に開催された「SCAJローストマスター委員会主催・第1回 ローストマスターリトリート」の時のものです。
明日は今年一番のお気に入りをアップしようと思っています。ではまた明日!

2008/12/28

一個人(いっこじん)2月号

_rim0010_2 今年5月に参加させていただいた、グァテマラ・カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンロット「エル・インヘルト」の記事が載っています。

ほんのわずかですが、来年早々には届く予定です。
どうぞ、お楽しみに!

スペシャルティコーヒーのこと、バリスタのことを書いた本が多くなりましたね。
ちょこっと横井も載せていただいています。

よろしければ書店、コンビニでどうぞ。

只今の札幌の気温、マイナス4度。
とてもさぶいです。
ではまた!

2008/12/26

雨は夜更け前に雪に変わって....

_rim0004湿り気を帯びた重く厄介な雪が降り、更に風が伴っていますので、風雪流れ旅の歌詞が思い浮かんでしまいます。各交通機関にも影響が出ているようです。

さて、焙煎機を暖めつつ、取りあえずお客様の出入りに支障がない程度の除雪をしてあったかいお店に戻ったら手がぷるぷるしていました。

そのぷるぷるした手でカプチーノを淹れて、ガラスに映った雪の模様を眺めながら一服。

年内の営業は12月30日まで。
がんばります!ではまた!

2008/12/24

クリスマシュー?

_rim0004先日、今年最後の定例のコーヒー教室がありました。
おたつは苺入りのシュークリーム。
教室の朝、いつもお願いしているリストランテ・バンビーノさんに行くと、担当の斉藤さんがひと言こう云いました。

「横井さん、クリスマスなので、今日のおやつはクリスマシュー?」

あっ、そっか。クリスマシュー...ね。

教室ではお店で人気のパカマラル、シンリミテス、発売したばかりのパイションを楽しんだ後、わくわクリスマスと一緒にクリスマシューを楽しみました。

カスタードクリームに仕込まれた粋な仕事っぷりを感じおいしく楽しみました。

みなさんのクリスマスはいかがでしたでしょうか?
ではまた!

2008/12/21

エスプレッソブレンド〜ファータイル・セレクション

_rim0055今日からエージング(熟成)を終えたエスプレッソブレンドをご来店のみなさまにお楽しみいただきました。とても甘いブレンドが出来ました。エスプレッソにすると後味の余韻がとても長く続きますし、カプチーノではミルクの甘さが際立って、とてもなめらかになりました。

普段のブレンドもそうですが、エスプレッソのブレンドは、焙煎度合いや配合に悩ましさが尽きません。ですが、その分、思ったようなショットが完成するととても嬉しいものです。
まだまだ、まだまだ、やるべきことがありますが、スペシャルティコーヒーの素晴らしさをお気軽に体験していただけるようがんばります。

今日は冬至でしたね。かぼちゃ食べましたか?ではまた!

2008/12/20

それにしてもパイションはおいしい!

_rim0007先日のカッピングセミナーの時にこのパイションのオーナー、ピントさんとお会いしていたことが名刺を整理していてわかりました。(笑)

セミナーの翌日に偶然たまたまテストローストをして、素晴らしい!と、うなっていたばかりでしたのでびっくりです。

ピントさんの畑のコーヒーは今年のブラジルCOEでは3位に入賞しています。今、手許にあるパイションもさることながら、入賞したロットも実に素晴らしかったです。

因みに過去にご紹介したロットで今年入賞したのは、最近のものではロラ・モサ20位、セルトン10位、そしてアグア・リンパ9位、サン・ベネティート7位という素晴らしい結果。

そして、これからご紹介のを予定しているロットが今回チャンピオンになったトレス・バーラスと16位入賞のコケイロです。

と、云うことでまだまだ、横井珈琲のカルモ・デ・ミナス劇場は続くっ!どうぞ、お楽しみに!

2008/12/19

最終回...

_rim0003_rim0004








「風のガーデン」終わっちゃいましたね。
実は今日、初めて観れました。
病を通して家族が一つになりつつある...という意味合いの緒方拳さんの台詞が心に残りました。

最終回ということでエンドロールで走るセロの姿は見れませんでしたが、最後の最後のシーンでちょろっと出いました。
ロケが終わった夕方に家にやってきたのですから撮影当時は生後2ヶ月の頃だったわけです。早いものですね。

2008/12/18

ブラジル・パイション・カルモ・デ・ミナス

_rim0027セハードが間もなく完売し、同じカルモ・デ・ミナス地区のパイションに変わります。

先日のセミナーでカルモ・デ・ミナス三昧だったこともあり、この地区で生産されるブラジルコーヒーの素晴らしさを改めて実感しました。

明るく繊細な酸の質は透明感があり、お花やパッションフルーツやいくつものフルーツを思わせるジューシーな後味が素晴らしいです。

サマンバイアやサント・アントニオ・セレクション系のスルデ・ミナス地区で生産されるブラジルコーヒーと異なる魅力をお楽しみいただけると思います。

ではまた!

2008/12/17

カッピング・セミナー

_rim0005SCAJ主催による、セミナーがいつもの東京タワーの麓にある司厨士会館で「シルビオ・レイテ氏のスペシャルティコーヒーカッピングセミナー」が行われました。
シルビオ氏は、1999年はじめて開催されたブラジル・カップ・オブ・エクセレンスに国連ITCプロジェクトの一員として参加されて以来、各国で開催されるCOEのヘッドジャッジ努めるなど、世界屈指の国際審査員として大変有名な方であります。

前日行われたBSCA(ブラジル・スペシャルティ・コーヒー協会)のカッピングセッションの為に来日されましてたが、SCAJの要請のもと2008年ブラジルCOE入賞した全23ロットをカッピングしました。

シルビオさんとは2007年ニカラグアCOEのヘッドジャッジとしてお会いして以来でしたが、参加者のみなさんは、その温厚なお人柄と素晴らしい指導ぶりに感激もひとしおだったのではないでしょうか。

さながら、長島茂雄氏の野球教室に参加した野球少年のようです。はい。
_rim0046 さて、ブラジルCOEの素晴らしさもさることながら、称号を得たロットはお店でも人気のカルモ・デ・ミナス地区のロットが23ロット中19ロットもありましたし、お客様からご好評いただいた縁ある生産者も多数入賞していましたので大変感激しました。

また、この日のため来日された、チャンピオンと3位に輝いた生産者方にもお会いできましたし、SCAJカンファレンスにも来てくださった、カルモ・コーヒーのルイスさんとの再会も嬉しかったです。

かつて知られることがなかったカルモ・デ・ミナス地区のコーヒーはこのカップ・オブ・エクセレンスで発掘されたブラジルコーヒーなのです。
ブラジルCOEオークションは来年1月13日の夜から行われますが上位ロットの素晴らしさから結果はどうなるでしょうか。
特にチャンピオンロットは実にクリーンで甘さの伴う酸の質がたまりませんでした。

そして!今年買い付けたカルモ・デ・ミナス地区も素晴らしいロットがたっくさんありますので、こちらもぜひ、ご期待くださいね!ではまた!

2008/12/15

サービスドリンク

_rim0005ご来店のみなさまには大変ご好評をいただき、本当にありがとうございます!

さてさて。
「横井さん、カフェもはじめたの?」などなど、お問い合わせも寄せられるようになってしまいました。
ご説明が不明瞭な点もございましたので、改めましてお話をさせていただきますね。

コーヒー豆をお買い上げのお客様には、カプチーノかエスプレッソ、もしくはアメリカーノをサービスさせていただきます。お急ぎのお客様にはテイクアウトも可能です。
お気軽にご用命くださいませ。

お店のリモデル以来、ご好評いただいておりました、フレンチプレスでおいれしたおすすめコーヒーのサービスは11月より有料サービス(350円より)とさせていただいております。テイクアウトも可能ですので、お気軽にご利用くださいませ。

エスプレッソ系ドリンクは来年から有料サービスを開始いたしますが、ドリンクのみをご希望のお客様のみの場合です。こちらは数年来、立ち飲みやテイクアウトで楽しめたらいいのにね...というご要望にお応えしてのサービスですのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

ご来店のお客様に、「何になさいますか?」とお聞きするとエスプレッソをご希望されるお客様が意外に多いのでちょっと驚いています。はい。
スタッフ共々お客様によろこんでいただけるドリンク作りに励んでおりますので、お試しいただきましたご感想などどしどしお寄せくださいね。
今晩は出張で東京に来ています。ではまた!

2008/12/14

朝陽

_rim0033ふわふわの雪が降った朝。
セロくんは元気に飛び出します。
雪まみれのお散歩は楽しそうです。

さ、今日もいっちょ、がんばりますかぁ。

2008/12/09

だっこがお気に入りの大きな子犬?

セロくんは最近威嚇ってのを覚えたらしく、ちょっとちょっかい出したり挑発するとクマの木彫りのように小鼻にしわを寄せピンクの歯茎とぴっかぴかの牙をむきますが、全然迫力がありません。威嚇だったらチャンプの方が得意だな。
生まれて半年が過ぎ、セロは20kgくらいになりました。抱き癖はよくないと聞きますが、抱っこが好きなようです。
時折お散歩の帰りにペットショップに顔を出しますが、お姉さん達に会うと思い出すんでしょうか?大はしゃぎです。鼻を鳴らしながら甘えます。
では、セロが来た頃の写真と今晩の写真を比較してご覧ください。(笑)
_rim0021_2 _rim0026



















_rim0031 _rim0032

ギフト売り場?

エスプレッソはやればやるだけ奥深さを感じます。
スタッフ共々勉強の毎日です。
バリスタって本当に素晴らしいとつくづく思います。
「横井のさんかくらいふ」はみんなのチカラが集まった「共同作業」なのだと今日もしみじみ。

さて、横井のギフトは目下、わくわクリスマスやファータイル・セレクションを織り交ぜたお客様でカスタマイズされたタイプのご用命が多いです。ありがとうございます!
今日はいつもですと定休日ですが、元気に開店いたしました!
_rim0001 _rim0021

2008/12/06

冬のガーベラ

_rim0009こんな色のガーベラってはじめて見ました。
珍しいなっ...てことでスタッフが買ってきました。

何気にあったかい色です。

札幌は雪が降りました。
今朝はそうでもなかったのですが、お昼過ぎから夕方にかけ、かなりしばれました。はい。

無料サービスでお楽しみいただいております、カプチーノやエスプレッソに使用しているブレンドですが、大変ご好評いただいております。ありがとうございます!

お問い合わせが思いの外多いので、さし当たり店頭販売のみはじめさせていただきました。

ご来店の折、よろしければスタッフにお申し付けくださいませ。

只今、ファータイル・セレクションを使った特別なエスプレッソブレンドをエージング(熟成)中です。テストするのがとても楽しみです。ではまた!

2008/12/04

12月の横井

_rim0013ゆっくり練習が出来るのはやはり、開店前なのです。
時々、リーフもできるようになりました。
でも、「コントラストがびしっとこないと...」
と、仲間から気合いが入ります。
あっ、そっか。なるほど!

クリーミーなフォームはエスプレッソのおいしさを際立たせてくれます。
ですから、絵を描くこともおいしさの一つかも知れませんが、的確なフォームを作ることが大事なんだなぁ....
と、実感しています。

さてさて。
わくわクリスマス、おかげさまでご好評いただいています。
毎年お話ししているのですが、「わくわく」ではなく「わくわクリスマス」なのでした。(笑)
「横井の冬」も同じく深煎りブレンドですが、まったく印象のことなるブレンドですので、飲み比べもおすすめです。はい。

それと、おかげさまで「FERTILE」のコスタリカ・シン・リミテスも人気です。繊細さ、透明感のある味わいがじんわりおいしいのです。ではまた!

2008/12/02

がんばったね、セロくん

_rim0045ぐったりしてご帰還のセロ。
今日は生後半年を超えたので、去勢手術をしたのです。
狭いリビングでは水色の日傘?(笑)がぶつかりまくり。

早く取れるといいね。
でも、あと一週間は日傘をつけておかなければなりません。ではまた!

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »