インヘルトな一日
いつもより早く起きて焙煎!と思っていたのに、予定起床時刻よりも遅れること2時間!(汗)この一時を待ちわびること数週間。今日はご予約いただいたお客様へのお渡しと、発送の日でした。
真空パックされたエル・インヘルトの封印を解く。開封された瞬間に訪れる実にみずみずしい香り。心が躍るひととき。
焙煎機はたっぷり暖機運転を終え、準備完了。生豆はスルスルと焙煎機に飲み込まれていく。キモチはかなりてんぱってます。今、自分はインヘルトを焙煎してるんだ、と何度も言い聞かせていると、気持ちはどんどん高揚してくるんです。
しかし、そこからは毎日のお仕事と同じように向き合うこと数十分。生豆は水分をはき出し香ばしさを増し、やがて様々なフルーツを連想する香りが出始めた頃、クライマックスに突入。店全体が甘い香りに包まれるではありませんか。もー最高!い、今だ!とやっとコーヒー豆になって姿を現した大粒のエル・インヘルト。感無量の一時を迎えました。
そして、大変高価で贅沢なカッピングはどっきどき。ちゃんと焙煎できたかな。審査会の時の感動は再現できてるかな。女将もスタッフも思わず笑顔がこぼれる素晴らしさ。そこで、一気に気持ちは心地よい緊張感からゆるゆると溶けそうになったのでした。
赤いバラの香り、たっくさんのフルーツ。素晴らしいチョコレートの印象。冷めていく過程ではコーヒー飲料らしからぬ赤ワインのような後味が甘さと一緒に持続する時間が長いこと....
スタッフが全員揃ったところで、ちゃんとお金を払って(笑)プレス350ml分のエル・インヘルトをご馳走すると。第一声が「横井さん、こ、これがThe floral!ですね、そして、これがThe clean cup!」と盛り上がりました。その直後、いわゆる出がらしを嗅いでいると、甘い甘いバラやフルーツを思わせる香りがするんです。
で、みんなで交互に嗅いでいるところに、ご予約のお客様がお見えになり、あやしい光景をお見せしてしまいました。(笑)お客様は「私、飲んだらその出がらし、思い出に取っておきます!」なんておっしゃってくださいました。ありがとうございました。
そんなこんなでご予約のお客様へお渡ししつつ、配送の準備に追われたインヘルトな一日は心地よい疲れと感無量な一日でした。今日もたくさんのご来店、本当に本当にありがとうございました!
お陰様を持ちまして本日無事、第1回目のお渡しと発送を終え、ほっとしています。第2回目の販売ですが、既にお問い合わせやご予約もいただいています。ありがとうございます。残りの生豆はきっちり4kg。次回も完全予約販売とさせていただきますが、数量が30個と少ないので、お早めのご予約をおすすめいたします。100gパックのみで、1個4200円です。詳しくはまたお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
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