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サマンバイア農園のカンブライアさん率いるサント・アントニオ・グループからサント・アントニオ・セレクションとして「パルプトナチュラル」と「ナチュラル」のロットがたくさん届きました。第1弾がこのボンジャーディン。生産処理はナチュラルで、カップ・オブ・エクセレンスエクセレンスに入賞経験があります。
アーモンドを思わせる香ばしさ、素晴らしいチョコレートの質感、クリーミーでスムーズな口当たりやバランスのよさなどがこのコーヒーの魅力です。
横井珈琲でご紹介するブラジルはこの他、お馴染みのカルモ・デ・ミナスやクリスチーナとう生産地のロットで「フルーツ」や「フローラル」の印象が魅力のさわやかなタイプと、サマンバイアを含むこのサント・アントニオ・セレクションの伝統的な印象のものとの二つのタイプがあります。それぞれの魅力をどうぞお楽しみくださいね。
5月8日(金)ホンジュラスへ出発の日の朝、駅まで見送ってくれたセロくん
Kaz先生のところに合宿に!
奧はお友達になったナナちゃん
Kaz先生のフーバーくんに流木遊びを習い大満足のセロくん。
人に習うより、犬同士の社会性を養い、またおりこうさんになって帰ってきました。
特にこのフーバーくんとは背格好も似てて気が合うようです。一番の親友かも?と女将が申しておりました。残念なことにまだ車酔いは克服できていない模様ですが、繰り返していくうちに克服できるとのこと。
時折散歩中、「あら、可愛いラブ...?ですよね」と声をかけられます。ナナちゃんのような飾り毛もまだ少ないし、顔はまだあどけないちびた。もうすぐ1歳のゴールデンくんなのであります。
▲カングアルのみなさんと、桃を手に記念写真。
ブルーのシャツにキャップをかぶっているのがお店でも人気があったヘナーロ・アギラールさん。この時はまだ審査前でしたので入賞されたかどうかはまだ分からない時です。
それにしても、みなさん、髭と帽子がよく似合いますね。現在お店で使っているポストカードの写真が偶然にもヘナーロさんのコーヒー豆の麻袋の写真なのです。彼にプレゼントしましたら、よろこんでくださいました。
メンバーの方のお宅でお昼をご馳走になりました。写真は右奧からトルティーヤ、左にあるのがカングアルの地鶏のもも肉を焼いたものです。日本でいただくものとは肉の食感が違い筋肉質?引き締まっていておいしかったです。左奧がサヤエンドウにも似たお野菜を茹でたもの、その右がププーサ、サトウキビでほんのり甘みのついたカングワルコーヒー、一番手前が大豆にも似たチナポパという古い品種の豆だそうですが、トルティーヤに挟んでおいしくいただきました。さて、このチナポパ、今ではほとんど現地でも作る家庭が少なくなったとか。とても珍しい豆だそうです。ところが、にわかに作り始めたお家も増えているとか。奥様の温かいおもてなしがたまらなくもうれしく、最高のご馳走でした。
▲お勝手口から望む、カングワルの緑!
▲こ、この素晴らしい青空!
これで、ホンジュラス・カップ・オブ・エクセレンスとレパエラ、カングワルという二つの生産地のご報告はお終いです。ここに集まられたみなさんが営む小さな農園が今回のカップ・オブ・エクセレンスに3つも入賞したんです。ヘナーロさんは3度目です。安定してよいコーヒーが作られる環境であることが伺えますね。今年もまた、彼らのコーヒーをご案内させていただけることを大変うれしく思います。どうぞ、お楽しみに!
中央アメリカから日本への直行便がありませんので、アメリカでトランジットせねばなりません。今回もヒューストン経由で、この日は一泊。リムジンバスに乗ってホテルに向かいます。
ホテルでは家族(セロも)、スタッフとSkypeで話したり、帰国が迫っていることもあり事務処理をしたりメールの返信をしたり過ごしました。
一夜明けて、ヒューストンから成田へ13時間のフライトですが、本を読んだり映画を見たり寝たり、食べたりであっという間でした。インフルエンザの検疫も思いの外早く済みました。新千歳までの乗り継ぎまで時間がありましたので、迷わずお寿司とうどんを食べて小休止。イカがおいしかったのでなんと、4巻も追加で食べてしまいました。
さっ、横井力、笑顔という最高のおもてなしで迎えてくださった生産国の方々にお応えできるよう、そして、みなさまに最高のコーヒーをお届けできますよう、スタッフ一同、頑張ります!
2日間かけて61ロットを審査し、84点以上をクリアした中の上位10ロットをもう一度審査しトップ10を決めるファイナルラウンドです。評価が割れたロットもありましたが、さすが、トップ10ともなると素晴らしいロットがそろい踏みでした。
品評会が終わると審査員、地元ボランティアのサポートメンバーもお互いの健闘を称え合う、スタンディングオーベーション。陰の支えがあって品評会が 成り立っていることをしみじみ感じます。ぐぐっと来るんです。はい。で、ちょっとはじめての光景でしたがサポートのメンバーの子たちがサインを求めてくる んです、自分がつけてたエプロンに。なんとも微笑ましく、みなよろこんでサインに応じていました。
ファイナルラウンドが終わると、ドライミル「ベネフィシオ・サンタローサ」のみなさんも駆けつけてセレモニーに参加。左がマネージャーのピーターさん。
セレモニーは大きなホテルの大ホールで行われました。表彰式はいつもながら胸がいっぱいになります。受賞される生産者はほとんど小規模生産者の方たちですので、広く知られるすべがなかったわけです。ところが、このカップ・オブ・エクセレンスのプログラムが始まって以来、彼らのモチベーションは大きく変わっいき、品質の向上面においても大きな成果を見せました。心に残っているのは2004年グレゴリオさんがチャンピオンになったときのスピーチです。会場内は感涙にむせび、称賛の拍手が鳴りやまなかったそうです。ですから、入賞の陰にはたくさんの努力と様々な歴史が刻まれていると思うと、やはり、はい。さて、何よりもうれしかったことは、チャンピオンになった生産者は勿論のこと、カングワルという生産エリアからヘナーロさんをはじめ2名が、また、ちょっと前にサンプルをカッピングして抜群のポテンシャルを感じたレイナさんらの入賞をよろこびあえたことでした。
丸山珈琲の丸山さん、15位入賞のレイナさん
カングワルのみなさんと。写真には写っていませんが、ヘナーロさんは39位、イシードルさんが26位、サロモンさんが38位入賞。
2004年カップ・オブ・エクセレンスで1位になったグレゴリオさんのお家にお邪魔してきました。畑の名前は「エル・ペソーテ」と云い、レパエラというところにあります。念願叶って初めてお会いでき、感無量であります。後ろ向かって右から、今回の訪問をコーディネートしてくださったサロモンさん、グレゴリオさんの奥様、お孫さん、お嬢さん、お孫さん、グレゴリオさん。
カップ・オブ・エクセレンスは私たちコーヒーロースターと生産者を結びつける架け橋的な役割があります。落札だけに留まらず、よりよい関係を築き継続していくことの大切さをしみじみ感じます。つまりそれは「信じ合うこと」「認め合うこと」それが共に「よろこびあう」ことに繋がるのだと思います。
奥さんが淹れてくださったコーヒーはサトウキビ(こちらではシュガーケインといいます)入りで甘みがあるのですがとてもおいしく、一緒にいただいたパンケーキとの相性も抜群でした。
丸山さんからのおみやげを手にうれしそうです。帰る頃にはグレゴリオさんも僕の名前を覚えてくれて、何度も「チカラ、チカラ」と笑顔で握手してくださいました。再びお邪魔することをお約束しこの5月10日(日)の宿泊先、サンタローサ・デ・コパンに戻りました。次はカングワルというヘナーロ・アギュラールさんの畑(ジャケリン)のあるところのお話しをいたしますね。では!
第一日目の審査は全部で30ロット。
10ロットを3回に分けての審査を行いました。
いくつかパカマラという品種のコーヒーの評価が割れる場面もありました。比較的新しい品種ですし、カップ・オブ・エクセレンスの審査に登場したのは確か....6年ほど前のエルサルバドルだったように記憶しています。ですからその品質の善し悪しの基準と云いましょうか、コンセンサスが整うにはまだ時間が必要な気がいたします。
さて、審査が済んでお昼をいただいてから、みんなでホンジュラスの海へ行きました。ホテルからマイクロバスで2時間ほどかかりました。空がとっても青いかぁらぁ〜。美しかったし、お料理もマリンバ楽団の演奏、ネイティブダンスも素晴らしかった。大歓迎していただきありがとうございます。
会場は宿泊先でもあるヒルトンホテルです。
立派で快適で食事もおいしく至れり尽くせりなのであります。ですからそれにお応えすべく私たちは一生懸命に審査をさせていただくのみです。はい。
さて、カリブレーションとは世界各国から審査員が集まっているので風味の評価についてのすり合わせをします。酸の質の評価は大切ですで、クエン酸などに微量の砂糖を加えた溶液を使い、シンプルなものから複雑でフルーツの甘さを伴わせる酸などをカッピングして確認し合います。
その後、5つのサンプルを順番を変えて3回カッピングとディスカッションを行いました。今回は初めてというカッパーや2回、3回目というカッパーが目立ちます。明日はいよいよ初日です。ではまた書きます。
5月11日(月)からはじまるカップ・オブ・エクセレンスの品評会を前に2日かけていくつかの産地を巡ります。今回は今年1月下旬、3月、そして5月とこの短期間の間に3回もこの地を訪れている、丸山珈琲の丸山さんに同行させていただきました。
まず、向かったのはサンタローサ・デ・コパンというところにあるドライミル「ベネフィシオ・サンタローサ」でのカッピング。そこには4つのサンプルが準備されていました。どれも素晴らしく高いポテンシャルを感じました。その中でもグレゴリオさんのサンプルが素晴らしすぎて感激していたところ、グレゴリオご夫妻がカッピングルームに現れるではありませんか。粋な計らいに気分は否応なしに高揚します。はい。
また、そのサンプルの中に次ぎに向かう産地、カングワルという生産地のロットがありまして、これがまた素晴らしかったので期待はどんどん高まります。
で、次の目的地のカングワルまではここ、サンタローサ・デ・コパンから約2時間半山間に入ったところにあります。車に乗って間もなく、「あれ、フィルベルトさんでないべか?」と思ったらやはりフィルベルトさんでした。今回の旅を前に丸山さんのブログにあった特に生産者の方々の顔と名前を何度もチェックしておいてよかったです。実はこれが特技でして、小さい頃から一度見た方のお顔は忘れないんです。ここに来て役にたっています。(笑)
日本でこのフィルベルトさんのサンプルはカップさせていただいており、中にこれまた素晴らしいコーヒーがありそのコーヒーについてフィルベルトさんの処理施設、兼保管倉庫でミーティングの後、丸山さんが1月下旬月にここを訪れたときの歓迎を表す看板の下で感動の記念写真撮影!フィリベルト・ルイスさんのコーヒーはタイムリーなことにご好評発売中なのであります。はい。次回はカングワルでのお話しを書きますね。
さて、今日5月11日(月)はカップ・オブ・エクセレンスの品評会のカリブレーションがあり先ほど部屋に戻りました。その模様もまた追々お話ししますね。ではまた!
5月11日から15日まで「カップ・オブ・エクセレンス」の審査でホンジュラスへ行って参ります。
今回で3度目の国際審査となりましたが、決して当たり前ではない諸々を心に置いて愉しんできます。
さて、成田空港。
マスクしている人は少なくはありませんが思ったほどではありませんでした。
昨日、マスクを買って、病院でタミフルを10日分、処方していただきました。念には念を入れて健康万歳で帰ってきます!
ゴールデンのアイビーちゃんとフラットのペロくんが遊びに来ました。みんな30kgオーバーで、ペロくんはなんと38kgと逞しい。
先日、セロくんに久々に成長したセロくん会わせたところ。お互いに唸りまくって一歩も譲らず。オーナーさん曰く。どっちかが血を見ると思いますのでよしましょう。とのこと。因みにペロくん、今のところケンカは全戦全勝だとか。
セロくん、ケンカどころかお友達もいないので、遊び方もケンカの仕方もまだ分かりません。(笑)
二人ともたいしたお利口さんだし、オーナーさんとの絆の強さにいつも感心しています。
そんなセロくんはいつの間にか27kg。体格だけは先輩に引けをとらないかも知れません。ですが、飾り毛もまだ少なくまだまだちびたです。
お客様にお渡しするツール類は気付くどんどん増えていたんですね。
プレスの使い方はこれを...器具のお手入れ方法はこれ!宅急便でのご注文方法はこちらを...そんでもって保存方法はこちらをどうぞ!といった具合です。
それもこれも、お客様から多く寄せられるご質問やご意見によって気付かせていただいた中に作ってきたものばかりでありますが、ここに来てそのツールをもっと見やすくすっきりと一枚にまとめましょうっか。
ということになり、試作も大詰めに入りました。
私がごちゃごちゃと口を出すよりも、一番お客様に近いところにいるスタッフに任せるのが一番であるということに今更ながら気付いた次第です。はい。
画像に向かって左のものが「器具編」もう一方が「横井珈琲のご案内編」となっております。ゴールデンウイーク明けには印刷屋さんと打ち合わせの予定です。
とてもとても甘く、ひたすら甘いのです。
クリーミーな質感もたまりません。
アプリコット、オレンジ、ピーチといったフルーツの香り。味わいは実にクリーンで透明感があります。さわやかで複雑な酸の質も素晴らしいです。ぜひ、お試しくださいませ。
下記は国際品評会における審査員の評価と農園のデータ。カップ・オブ・エクセレンス公式サイトより抜粋。
Farm: Café de Cordillera |
Farmer: Zenovia R. Charca de Huayhua |
Rank: 1 |
City: San Lorenzo County |
Region: Province of Caranavi |
Country: Bolivia |
Farm Size: 10.00 Hectares |
Coffee growing area: 5.00 Hectares |
Altitude: 1682 masl |
Certification: None |
Variety: Criollo 20%, Caturra 80% |
Processing System: Centralized Processing |
Lot Size: 18 bags |
International Jury Score: 92.03 |
Cupping Number #: CRT - 014 |
Price: 12.15 USD |
Winning Bidder:
Maruyama Coffee for Mikatajuku group, Honey Coffee, Adati Coffee and Orsir Coffee ( )はその風味を感じた人数 |
Jury Descriptions: Acidity- complex fruit (18), citric (13), tartaric (grape) (12) Mouthfeel- creamy (11), round (9), syrupy (7), heavy body (7), thick (6) Flavor-Aroma- caramel (11), berries (10), sweet honey (8), stone fruit (7), concord grape (7), cherry (6), jasmine (5), cane sugar (5), vanilla (4), apricot (3), butter (2), red currant (2) Crystal clean, buttery finish long lasting finish super sweet |