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ホンジュラスはトリニダートからフィリベルト・ルイスに変わりました。
グリーンアップルの香りと爽やかな後味が魅力です。
フィリベルトさんとはちょっとしたエピソードがあります。今年5月、丸山珈琲の丸山さんと一緒にサロモンさんが運転する車でカングワルという地区に向かっているときのことです。屋根付きのバイク?のような乗り物に乗ってる人とすれ違った時、一瞬、「あ、フィリベルトさんかも!?」と思ったんですね。でも、一度もお会いしたことがないため自信がありませんでした。そこで、「ひょっとしたら...」と尋ねると。運転していたサロモンさんは「いや、気付かなかったよ...」と笑いながら車を止めてくれました。それもそのはず、確か、時速90kmくらいのスピードでしたので。
ホンジュラスに行く前に丸山珈琲の丸山さんのブログで生産者のみなさんの顔だけは目に焼き付かせておいたのが役に立ちました。小さい頃から人の顔を覚えるのだけは特技だったんです。その時のスナップ写真が↓
到着した時間は日が暮れなずむ頃、個人的にとても大好きな時間帯。スナップ写真もいい感じのものが撮れるんです。
さて、コーポラティブでは私たちのために、選りすぐりのサンプルを用意してくださっていました。
コーポラティブの方と生産者の方々を前に襟元を正して真剣集中カッピング。その後、みんなでディスカッションして、一つ一つ各ロットの印象を発言していきます。コーポラティブの方からどのようなコーヒーなのかをお聞きします。その中には現在はオーナーが変わっていましたが、コロンビアCOE2位のエル・セドロやウィラの生産者を統括する、ババティバさんの農園、ラ・フロレスタ、チェリーの収穫を体験させていただいた、カップ・オブ・エクセレンス(ファーストハーベスト)で6位のラス・デリーシャス、ランチをご馳走になったラモンさんの農園、ブエノス・アイレスなど、素晴らしいロットがありました。
次回はいよいよ、ピッタリート地区のカフェ・アンディーノグループのご報告です。ではまた!
ラス・デリーシャスでチェリーの収穫を終えた後は、すぐ隣にある、ラモンさんの農園、ブエノス・アイレスでランチをご馳走になりました。やはり、ここでも大歓迎を受けました。
ランチの後、芝生に寝転がってウィラの青空を眺めつつ、しばし小休止。
農園のファミリー、近隣の農園のみなさん、ウィラの小規模生産者を束ねる代表の方々が集まり楽しく歓談。このとき、ドグレ・アニスというアルコール度数30度のウオッカのような強いお酒を繰り返し繰り返し、挨拶のように勧められます。かなり弱い...というか飲めない自分も何故かつられて飲んでしまい、日焼けで赤いのか、アニスを飲んで赤くなったのか、訳がわからなくなるほどでした。
働き者の奥さん
次回はこの後、このサン・イシードログループのコーポラティブ(組合)へ移動。カッピングセッションの様子をお届けいたします。ではまた!
今日、明日とACEのセミナーです。ACEとは"Alliance for Coffee Excellence(アライアンス フォー コーヒー エクセレンス) "の略で、カップ・オブ・エクセレンスの品評会を運営するNPOです。ACEとして、カップ・オブ・エクセレンス の認定ヘッドジャッジの一人である、ポールソンガー氏を講師にお招きし、ロースティングとカッピングのトレーニングセミナーが日本では初めての開催されました。ポール氏は初来日だそうです。
コスタリカCOEの上位入賞ロットを題材に焙煎を4種類に煎り分けしたものをカッピングで検証し、風味の違いを見ていき、素材のポテンシャルは勿論のこと、焙煎の重要性を徹底的に学びました。
お昼のランチは江戸前のちらし寿司。並の大盛りです。安くておいしかった!
セミナーの途中。偶然来日中のケニアのインポーター、ドーマンのブリジットさんもカッピングに参加。
おなじみのブルマス。発売開始いたしました。只今発売中のカバーニャはタラス地区のもので、間もなく完売の見込みです。このブルマスはウエストバリー地区のもの、お馴染みのコスタリカですね。
それぞれの風土で育まれたおいしさをお楽しみくださいませ。
さて、今年のブルマスはとても甘いです。ハニーコーヒーと云われてるこのブルマス。チェリーから果肉を除去する工程において、農園主、ラモンさんの一工夫が施されています。それは、果肉除去の段階でどのぐらい果肉を残して乾燥工程に移るかというのがポイントだそうです。
このことが甘さに好影響をもたらしているんですね。
上質チョコレートのような、なめらかな口当たり。チョコレートの甘さを伴う後味はオレンジの印象があり、とても爽やかです。
今年のSCAJの時のラモンさんとのスナップ。毎年SCAJの会場でお目にかかっています
ちょっと間が開いてしまいましたが、コロンビアの旅のご報告の続きです。さて、この農園は2006年のカップ・オブ・エクセレンス(ファーストハーベスト)で6位に入賞しています。過去に一、二度体験したことはありますが、本格的にチェリーを摘んだのは初めてでした。実際にピッカーの方が腰につけるカゴをつけました。15分間で熟練のピッカーさんはカゴが満タンになるそうです。農園主ロサさんから諸注意をお聞きしいよいよスタート!
スペシャルティコーヒーは真っ赤に熟したチェリーを手積みしてこそ云々....なーんて簡単に申してきましたが、予想を遙かに上回る重労働。熟度が揃わないチェリーが混在していますので簡単には行きません。15分経過後カゴの中は収穫したとは云えないほどの量でした。そこで、延長15分!の声がかかり、必死にがんばりましたが、熟練のピッカーさんの1/4の量にも満たない収穫でした。本当にピッカーのみなさんのご苦労に脱帽と感謝の気持ちでいっぱいになりましたし、彼らの暮らしと農園、そして自然環境を守る農園主に敬服の念が心から沸いてきました。小さい頃、祖母に「ご飯粒を粗末にすんな、お百姓さんに感謝して食べなさい」そんなことをふと思い出しました。やはり「体験」を通しての「情報」はそのものに「触れる」ことによって、コーヒーという飲み物と向き合う心が変わっていくように思いました。本当に昔の人はよいことを云いますね。「百聞は一見に如かず」ですね。
熟してると思って摘んだはずが、そうでもないチェリーもあったりして....
プロのピッカーさん。足取りも軽快に袋いっぱいに収穫を終えていました。さて、ピッカーさんの賃金は、1kgで240ペソ、日本円でおよそ12円だそうで、支払いは毎週土曜日に現金で支払われるそうです。
みんなで摘んだチェリーの総重量は30kgほど。生豆に換算するとおおよそ、たったの5kgという収穫体験の巻きでした。
摘み取ったチェリーがどんどん計量を終えここに集められていきます。
チェリーの処理も行われていました。これはチェリーの果肉を除去し、発酵槽に貯めているところです。
次回はこの後、ランチをごちそうになったブエノス・タルデスでのあれこれをお伝えします。次の画像は、ラス・デリーシャスでのお気に入りショット。ではまた!
そうそう、横井力、無事帰国しています!はい!今は航空会社で用意してくださった成田のホテルで感動がさめやらないうちにと、撮りためた画像とノートをにらめっこしつつ書いています。心地よい疲れで眠いのですが眠れません。時差ぼけスタート!(笑)では、エル・ディアマンテの最終回を届けいたします!
後列、左からコーヒー屋ポンポンさんの羽田さん、横井、ラ・フロレスタの農園主、ババティバさん、くれあーるさんの内田さん、エル・ディアマンテの奥さんとそのお子さんたち。
この農園ではコーヒーの他、少しずつ、家畜や野菜、フルーツもやっているとのこと。やはり、この畜舎もかなり手入れが行き届いており、特有の臭いはほとんどありませんでした。
お邪魔したお礼に、心ばかりのお土産をお渡しするとみなさん大変喜んでくださり、特にお子さんたちは目をキラキラさせて喜んでくれました。
たべいコーヒーの田部井さんが撮影した写真を見せています。興味津々でのぞき込んでいますね。
次回は2006年のコロンビアCOEで6位に入賞している「ラス・デリーシャス」でチェリーを収穫させていただいた様子をお届けいたします!ではまた!
エル・ディアマンテ農園の続編です。前にも書きましたとおり、この農園はサン・イシードログループの一員です。とても手入れが行き届いた素晴らしい農園です。
軽いアップダウンを乗り越えて。おじさんたちは畑を巡るのであります。
この葉っぱの下には種(ペルガミーノ)がありまして、これは20日前に仕込んだものだそうです。国によっては苗床である程度まで育てて植え替えをしますが、ここではこのように強い日差しを葉で覆い育てていました。グァテマラのアンティグアで見た光景はこんな感じでした。
これは収穫したチェリーを処理(果肉を除去)するウエットミル。スペシャルティコーヒーはこういったマイクロミルの生産処理施設によって飛躍的に品質が向上しました。それまでは処理施設が遠い場所にあったため、どうしても酵素反応が起きやすく品質の向上が望めませんでした。私たちは2001年頃からカップ・オブ・エクセレンスの品評会を通して、マイクロミルの生産者とコツコツとコミュニケーションを図って来ました。今後も精一杯取り組んで行くつもりです。熱い情熱をもった生産者のみなさんのコーヒーを伝え広めていくことに努力して参ります!
除去された果肉は恵まれた天候によって乾燥され肥料として還元されています。自然の恵みを自然に帰す仕組みです。この農園では果肉の除去を2段階分けて行うことから、果肉はほとんど除去されるそうです。この後、発酵槽で水を張らずに12時間かけて発酵します。一般的には発酵槽に水を張り、水路(チャネル)を設け水を流し込んでぬめりをとりますが、ここではそれを必要としないため、最低限の水で済むそうです。これは、パルプト・デス・ムシラージという処理方法です。ブラジルでは果肉の一部を残し乾燥処理するパルプト・ナチュラルといいます。カルモ・デ・ミナスのコーヒーがそうですね。この生産処理はそこそこの地域やマイクロクライメイト(微小気候)によって異なるそうです。
出発が4時間遅れていまして、まだヒューストン空港のロビーにいます。成田到着が夜の8時頃になるため、明日は成田に一泊し、翌日のお昼の便で札幌に戻ります。ちょっとだけ時間があるので、コロンビアの旅の続きを....昨日更新したブログの最初の画像にあるのが、このグループの小さな畑が広がっています。コーヒーの生産処理には水が不可欠で生活にも勿論大切な資源になります。そこで、このグループは戦略的に森の買収に取り組み、水資源の確保に取り組んできました。その取り組みの継続が今ある豊かな生産処理現場や生活を支えています。素晴らしい取り組みだと思います。写真は間もなく開花のつぼみです。コロンビアのメインクロップは11月ですが、今年は降雨時期がまちまちだったため、収穫は来年2月まで続くそうです。
今回はコロンビアの中でもカップ・オブ・エクセレンスの入賞農園ひしめくウィラを訪問。その中のアセベドという地域にある「サン・イシードロ」という生産者グループと同じくピッタリートという地域にある、「カフェ・アンディーノ」という生産者グループを回りました。FNC(コロンビア生産者連合会)では、互いに協力し合い高品質のコーヒーの生産を推奨しています。2005年のカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオン「ロス・ノガレス」をはじめ、縁ある生産者のみなさんの再会と収穫期まっただ中の農園の様子や、カッピングをとおしその土地のポテンシャルを感じて参りました。多くの方々の真心、熱い生産者の思い、FNCのカルロスさんをはじめとした方々の歓迎の意を強く感じました。ロス・ノガレスのリカウルテさんに再会出来たとき、感無量で胸の奥が熱くなりました。※写真はエル・ディアマンテに向かう前の眺めのよいポイントでの一コマ
さて、少しずつではありますが、今回の旅の様子をお伝えして参ります。撮影した画像は軽く1000枚を超えてしまいましたが、こちらもちょっとずつ、整理しながらご紹介して参りま
す。さて、このエル・ディアマンテは2005年COEで10位に入賞している優秀な農園です。
間もなくここヒューストン一を発ちます。続きは後日ということで、よろしくお願いします。最後になりましたが、先日の朝5時半頃にボリビア・カップ・オブ・エクセレンスのオークションが終わりました。私たちはちょうどボゴタからヒューストンに移動中でした。みんなの熱い希望通り、1位の Agrotakesiを落札させていただきました。日本のメンバーとこちらで携帯電話による作戦会議を経て知った朗報。感激もひとしおとなりましたし、よい思い出となりました。
サン・アグスチン遺跡には大小100以上の像が残っており、復刻されたものもありますが、13世紀?だったかな、その頃の生活や石棺などが残っていて、非常に貴重な資料となっているようです。アップダウンのきつい敷地内を丁寧にガイドさんは解説してくださり、丸山珈琲の丸山さんが通訳してくれました。
この敷地内に古いティピカ種の木があり、開花しているものもあり、ジャスミンやオレンジブラッサムのような香りが漂っていました。
本当にアップダウンがきつい場所でした。急勾配の中腹で、サトウキビを絞ったものをいただきました。少し青臭いのですが、とても甘く、レモン汁を絞ると更においしくいただくことができました。カップ・オブ・エクセレンスの品評会で欧米の審査員が「シュガーケイン」(サトウキビのような甘さ)と表現するのですが、なるほど....と理解できました。
11月21日までコロンビアの生産現場に行って参ります。久々に多くの味方塾のメンバーが一緒ですのでかなり賑やかになりそうです。はじめてのコロンビア、楽しみです!
さて、日程的には明日出発だったのですがタッチの差で、成田→ヒューストンのフライトが満席。私と群馬の伊東屋珈琲さんの伊東さんの二人は、一日早くアメリカに入国することにしまいた。
札幌からぎりぎり系の乗り継ぎで成田に着いたものの、15時過ぎのフライトがなんと、20時30分に変更になっていました。さぁ〜て。時間まで何やって過ごしましょうか。伊東さんと合流したらまずは寿司か麺類を食べよう!
静かに出かけようと思ったのですが、セロくんに気付かれてしまい、結局駅まで一緒でした。「ばいばい」と云うと、手を大きく上下に動かして反応します。でも、今日は僕ではなく母ちゃんに手を振っていました。ではまた!
親ばかセロくんの撮影にやや限界を感じつつ、家族会議で新しいデジカメ購入が決まる。ところが、狙いを定めたカメラがどこを探しても売り切れ!?マジかよ〜。で、おとなしく待つこと一週間。
本日めでたく手にすることが出来ました。品定めのポイントは手軽さ。その次に描写のよさ。あくまでも趣味のカメラなので機動力が一番なのです。
手軽なのはよいけれど、使いこなせるかどうか?取説を読むのに大変です。
初代のGRはよく働いてくれました。思い出もたくさん作れましたし。しばらくの間は2台もって出かけることになりそう。それでも負担にならない大きさがやはり最大の魅力です。
さて、話は変わりまして。ちょっと前にMacBookを買い換えました。これも家族に勧められて。ハードディスクが今にも飛び出しそうな音を発しながら時折唸るんですね。いや、まだ使えると云いつつ、騙し騙し使っていましたが、ほんとに破壊したら怖いな...と思い、やはり機能よりも携帯性とフットワークで3秒で決定。お会計の時、お金がない、カードもない!お取り置きをお願いし、翌日伺うと。3万円も安くなっていた!買った機種ではない他の機種がリリースされた関係から、プライスダウンになったらしい。ラッキーなお買い物の巻きでした。
ヘナーロさんのロットが間もなく完売になりますので、トリニダート・オレジャナをテストローストしました。
なんと云いましょうか...素晴らしいんです。ホンジュラスの素晴らしいテロワールの魅力をダイレクトに感じることができるコーヒーです。ヘナーロにも似た、ダーク系のフルーツの印象と甘さが最大の魅力です。ストロベリーにプラム、ブラックベリーといった印象にミルクチョコの甘さがいつまでも続きます。
こちらも、1袋(69kg)でおしまいですので、お早めにどうぞ。発売開始はHPにてご確認くださいませ。
今年5月お邪魔しました時のものです。また、まぶし顔ですいません。あいにくオーナーはご不在でしたが、とてもきれいに整備された美しい畑が印象的でした。
11月7日(土)より発売を開始しています。
このコーヒーはエルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンスの品評会で2位になったロットで、COE入賞農園ひしめく、サンタ・アナで生産されています。
ルバーブジャムを思わせる印象やパッションフルーツ、オレンジ、赤リンゴなどいくつかのフルーツの香りがあります。黒糖のような甘さやジューシーな後味も魅力です。