ラス・デリーシャス その2〜ウィラ・アセベド地区サン・イシードログループ
ちょっと間が開いてしまいましたが、コロンビアの旅のご報告の続きです。さて、この農園は2006年のカップ・オブ・エクセレンス(ファーストハーベスト)で6位に入賞しています。過去に一、二度体験したことはありますが、本格的にチェリーを摘んだのは初めてでした。実際にピッカーの方が腰につけるカゴをつけました。15分間で熟練のピッカーさんはカゴが満タンになるそうです。農園主ロサさんから諸注意をお聞きしいよいよスタート!
スペシャルティコーヒーは真っ赤に熟したチェリーを手積みしてこそ云々....なーんて簡単に申してきましたが、予想を遙かに上回る重労働。熟度が揃わないチェリーが混在していますので簡単には行きません。15分経過後カゴの中は収穫したとは云えないほどの量でした。そこで、延長15分!の声がかかり、必死にがんばりましたが、熟練のピッカーさんの1/4の量にも満たない収穫でした。本当にピッカーのみなさんのご苦労に脱帽と感謝の気持ちでいっぱいになりましたし、彼らの暮らしと農園、そして自然環境を守る農園主に敬服の念が心から沸いてきました。小さい頃、祖母に「ご飯粒を粗末にすんな、お百姓さんに感謝して食べなさい」そんなことをふと思い出しました。やはり「体験」を通しての「情報」はそのものに「触れる」ことによって、コーヒーという飲み物と向き合う心が変わっていくように思いました。本当に昔の人はよいことを云いますね。「百聞は一見に如かず」ですね。
熟してると思って摘んだはずが、そうでもないチェリーもあったりして....
プロのピッカーさん。足取りも軽快に袋いっぱいに収穫を終えていました。さて、ピッカーさんの賃金は、1kgで240ペソ、日本円でおよそ12円だそうで、支払いは毎週土曜日に現金で支払われるそうです。
みんなで摘んだチェリーの総重量は30kgほど。生豆に換算するとおおよそ、たったの5kgという収穫体験の巻きでした。
摘み取ったチェリーがどんどん計量を終えここに集められていきます。
チェリーの処理も行われていました。これはチェリーの果肉を除去し、発酵槽に貯めているところです。
次回はこの後、ランチをごちそうになったブエノス・タルデスでのあれこれをお伝えします。次の画像は、ラス・デリーシャスでのお気に入りショット。ではまた!
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