フィールド・マスター訪問
横井家のお米は倶知安の旅家さんのお米、蘭越町の「ななつぼし」でございます。ほんと、おいしいんです。
旅家さんでは道産米の他、道外の名産米も取り扱われているお米の問屋さん。創業は明治で現在の社長が2代目だそうです。
何故かこの倶知安にはご縁がありまして、遡ること8年前のこと、いくつかのお店をお手伝いさせていただけるようになり、旅家さんでも横井珈琲の一部のアイテムを店頭で販売してくださっています。
いつも宅急便でお送りしていますので中々お邪魔できません。年末の繁忙期の前にご挨拶兼ねてあちこちお邪魔してきました。
旅家さんではお米の他、特産の農作物も扱われおり、お歳暮やお中元をお願いすることも多いのですが、大変評判がいいんです。なんと申しましても生産者の情報をダイレクトにお聞きできるので、おいしさのヒミツを知ることも出来ます。
先日もあるエリアのお芋をお願いしましたところ、「去年はそこがよかったけど、今年はこれ!」と教えていただきました。お聞きする中にコーヒーの生産現場と共通する生産者の知恵や誇りを感じます。
お芋の保管方法で興味深かったのは、保管の方法(知恵)でデンプン質と糖度に好影響をもたらすというお話でした。
また、もう一つお付き合いのある生産者がありまして、ここの農作物も素晴らしく、豊幌というところで頑固一徹で生産されています。
例えばトウモロコシの発送をお願いすると、「おいしいときに送るからいつ出せるかはっきりしないけど...」と云われることがあります。トウモロコシはご存じの方も多いと思いますが、朝収穫してすぐが一番おいしいんですね。それを一時でも早くに!という想いは一番おいしい収穫時を知ってるが故なのでしょう。
ここのトウモロコシをはじめていただいたとき、甘くてびっくりしました。北海道で生まれ育った自分が驚いたんですから、ほんとびっくりです。はい。
コーヒーも生産者とのコミュニケーションが深まれば、こういったやり取りが自然になっていくんですね。あれこれ注文をつけるより、私たちの好みを知り尽くしてくださっているので、間違いのないおいしさが約束されるんです。
これってが醍醐味でもあり、よろこびなんです。そんな熱いマインドをもった方々との出会いは本当にうれしいことです。
この日は倶知安市内とスキー場方面へと、お世話になっているお店に顔を出させていただきましたが、横井珈琲の豆をそれは大事に大事に扱ってくださってることを目の当たりにし、大感激でかえって参りました。撮影が出来たお店をご紹介しますね。
12月15日に開店されたばかりのSPROUTさん。アウトドアとエスプレッソのマッチングがかっこいい!
倶知安では一番長いお付き合いをさせていただいている、ニセコアドベンチャーセンターのjojo's cafeさん。イイアスサッポロさんにもございます。
オーナーの川口さんとのお付き合いも長いんです。ダッチオーブン料理とイタリアンカフェ ブル・チェーロさん。繊細な味付けとケーキのおいしさは絶品!
夕方から降り出した雪はやがて風も伴い、大変なことになりました!ドラマチックではなく演歌が似合う、日本海の荒波を感じながら一寸先は真っ白!午後10時を過ぎに倶知安を出て自宅に着いたのは午前1時を回っていました。いつもだと、2時間あれば余裕なのです。
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