フォト

他のアカウント

« ケニアとグァテマラ | トップページ | 明日、焙煎人不在につき »

2010/01/26

その昔、コーヒーはご馳走だった

このブログをはじめて以来、何度か書いた記述もありますが自分自身の棚卸しを兼ね、つれづれなるままに今の想いを記しておこうと思います。

コーヒーを自宅で楽しむようになったのは、会社員時代の23歳の頃。いわゆる、自家焙煎という看板を掲げたお店で豆と器具を買い、お店で愉しんだような味にならないと悪戦苦闘した経験がコーヒーという飲み物に強烈な興味を抱いた第一歩でした。

その頃、会社ではコーヒーと云えばインスタントコーヒーが当たり前。今から30年あまり前です。早いところではオフィスコーヒーを導入しておりましたが、私の会社はまだまだ保守的でした。ですから、自分にとってレギュラーコーヒーは特別なご馳走だったんです。

P1010838_2

やがて円満退社した1995年の年末の翌朝、お店を始めてしまった。(笑)焙煎機は既にスタンバイおっけい。富士ローヤルさんの5kg釜。あれもこれもがうまくいかない悶々とした毎日を送っていた中に、1999年秋、国連ITCプロジェクトに触れ、スペシャルティコーヒーというカテゴリを知りました。国内では海のものとも山のものとも認識がなかった頃でした。

時をほぼ同じく、全国の仲間たちと出会い本格的に素材の勉強をはじめて間もなく、共同買い付けを前提とし志一つに、「珈琲の味方塾」が誕生。はじめて挑戦したブラジル・カップ・オブ・エクセレンスのオークションでブラジル・サマンバイアを落札して以来、各国の生産者とのコミュニケーションがはじまり、現在に至っています。

P1010726

開店当時「焙煎でおいしさが創られる」と信じて止まなかったのですが、素材の勉強やセミナーの参加を重ねていくと、生産現場で生まれるおいしさを損なわない焙煎の重要性を知りました。また、エスプレッソとスペシャルティコーヒーの関係が自分の中でうまくリンクしなかった時期がありましたが、一昨年、念願のエスプレッソマシーンの環境が整い、その関係がやっと繋がったんです。

バリスタの存在の重要性とチャンピオンシップにおける大きな感動の起点は生産現場にあって、彼らの暮らしを支援することは目の前にある1杯のエスプレッソを更においしくすることなんですね。

R0011106_2

レギュラーコーヒーがご馳走だったあの頃を経て、今となってはご家庭でスペシャルティコーヒーをフレンチプレスなどで魅力を堪能できる素晴らしい時代。

P1010734

私の会社員時代から変わらないご馳走が豚骨ラーメンであり続けている今、それに匹敵するエスプレッソドリンクはご馳走として復活したんです。

ですから、この1杯のドリンクに込められる多くの方々の思いに感謝して、これからも努力精進して行こうと思います。

P1010524

P1010825_2

« ケニアとグァテマラ | トップページ | 明日、焙煎人不在につき »

カップ・オブ・エクセレンス」カテゴリの記事

コーヒー豆」カテゴリの記事

スペシャルティコーヒー」カテゴリの記事

エスプレッソ・カプチーノ」カテゴリの記事

最近の写真

  • P1240290
  • R0014477_2
  • Dsc_5936
  • Dsc_7129_1
  • Dsc_7219_2
  • Coffeefes2015_675l
  • Dsc09018_1
  • P1130489
  • Dsc08660
  • Dsc08663_1
  • Img_9389
  • Img_9393