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2010/06/20

SAPPORO Barista Cup 2010

6月にして蝦夷梅雨?を思わせる気候で、ちょっと調子が狂い気味な札幌です。

さてさて、いよいよ6月23日からロンドンでワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC)が、開催されます。日本代表は2009年、ジャパンバリスタ・チャンピオンシップ(JBC)チャンピオン、丸山珈琲さんの中原見栄バリスタです。世界チャンピオンを目指し、ニッポンの代表として頑張っていただきたいです。

日本においては2007年に東京ビッグサイトで開催されたWBC、年々、国内大会であるJBCへの関心や認知度が高まっている中に、札幌におきましてもバリスタやエスプレッソドリンへの関心が徐々に高まりを見せています。

そんな中、2010年のWBCのファイナルと時を同じく、札幌では初めてSAPPORO Barista Cup 2010という競技会が開催されます。

思いますに、一杯の素晴らしいエスプレッソドリンクが生まれるに至るまでには、生産現場においてはその生産者が育てたコーヒーチェリー、買付のバイヤー、カッパー(風味を評価する人)、ロースター(コーヒーを焙煎する人)、マシーンメーカー、そして最終ランナーのバリスタにコーヒー豆が託されます。

以上がスペシャルティコーヒーの理念である「種からカップ」までの簡単な流れです。幾人もの方々の手によってもたらされるコーヒー豆。そのコーヒーが持つ風味特性を最大限に発達させる焙煎の重要性もさることながら、バリスタの役割はやはり、とても大きいと思います。

イタリアで生まれたエスプレッソという飲み物。その伝統的な文化を基盤にシアトル系カフェが生まれました。

WBCの歴史は意外と浅く、2000年のオスロ大会から始まりました。2005年のWBCはシアトルで開催されましたが、この頃からカップ・オブ・エクセレンスの入賞ロットを使用したバリスタを見かけるようになりましたが、まだごくごく限られたバリスタでした。

このシアトル大会から年を重ねていく毎に、カップ・オブ・エクセレンスの入賞ロットや入賞経験のある、優秀な生産者のロットを使うバリスタがどんどん増えていったようです。

このようにWBCの世界もどんどん進化を繰り返し、かつてはブレンドが主流であったのが、個性豊かなシングルオリジンが多用されることが多くなってきました。

そんなことからも、スペシャルティコーヒーが生んだ新しいエスプレッソドリンクの幕開けと大きな可能性を強く感じます。

コーヒーを育てる人、バイヤー、カッパー、焙煎する人、マシーンメーカー、バリスタ、全ての人が主役の大がかりな共同作業によって素晴らしいエスプレッソドリンクが生まれます。そんなムーブメントが札幌でもどんどん繰り広げられていくことを楽しみにしています。

今大会の出場バリスタは6名。札幌で開催される初めての競技会はひょっとして、伝説の競技会になるかも知れません。とても立派なパンフレットも完成しました。お店でも置かせていただいております。ご来店のお客様どうぞ、お持ち帰りください。そして、ぜひ、応援にお出かけくださいませ。私はセンサリージャッジ(味の審査)としてお手伝いさせていただくことになりました。

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会場:札幌ベルエポック製菓調理専門学校 カフェ実習室
    札幌市東区北26条東14丁目1−45

日時:6月25日(金)17:30開場(一般の方も観戦できます。)

今大会の開催に当たり、会場をご提供してくださいました、札幌ベルエポック製菓調理専門学校、カフェビジネス課特別授業様、実行委員として奔走してくださいました、レガーレの工藤さん、丸美珈琲店の後藤さんはじめ、関係の皆様にこの場をお借りして、感謝御礼申し上げます。

最後に、6名のバリスタのみなさんをご紹介いたします。(パンフレット記載順)

笹谷 海 カフェ・フィオーレ

八木 勝政 ease cafe

小川 晴之 Cafe-amor

橋本 澄人  D×M

竹内 雄基 レガーレ

橘 愛弓 丸美珈琲店

ではまた!

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