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2010/10/31

コロンビア・エル・セドロ

コロンビア・ミラドールが完売しましたので、2007年のカップ・オブ・エクセレンスで2位入賞し、私たちが落札している、エル・セドロをご案内いたします。

このコーヒーはミラドールと同じ、ウィラ県、アセベド地区の小規模生産者グループ、サン・イシードロに所属しています。

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去年の11月、サン・イシードロのオフィスにてカッピングしたときのスナップで、右から2番目の白のポロシャツの方が現在のオーナー、ファビエル・サンタさん。

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ラズベリー、チェリー、ネーブルオレンジの香り、花のニュアンス。キャラメルやハチミツ、チョコレートシロップの甘さがとても心地よく、クリーミーなー舌触りも魅力です。

農園名:エル・セドロ

農園主:ファビエル・サンタ

ランク:2007年コロンビア・カップ・オブ・エクセレンス2位

地域:ウイラ・アセベド

農園の規模:8ヘクタール

栽培エリア: 6ヘクタール

標高:1,650m

品種:カツーラ70%, コロンビア30%

生産処理方法:トラディショナル水洗式、機械での果肉除去の後、天日乾燥

コロンビアの首都ボゴタから、エクアドル国境に向け約400km南西に向かうとアセベドという町があります。このエリアの収穫期は年2回あり、メインの収穫は、10月~12月に掛けて全体の80%のエリアで行われ、2回目は5月~6月に掛けて20%のエリアで行われます。化学薬品等は使用せず、全てコーヒーの生産処理工程から出る、果皮等の有機肥料、そして自宅から出るごみを肥料として使用しています。

農園の横には、”ラ・コロラダとラ・タングエムラ”の2つの小川が流れています。深い自然森林をこのエリアに残し*CENICAFEと共に、渡り鳥の研究を行っています。環境保全のため、生態系保存、野生動物の保護、水源の保護、労働環境の向上、コーヒー豆の統一管理、廃棄物管理等の活動を行っています。

*CENICAFEとは、
コロンビアコーヒー生産者連合(FNC)の中にある、世界トップレベルのコーヒー研究機関
(コーヒーの技術者、科学者が日々研究を行っています)

 

2010/10/30

二つのコスタリカ

タラス地区のラ・リア、ウエストバリー地区のブルマス、共に残り少なくなってきましたので、次にご案内するコスタリカをどれにしようかと考え中ですが、取り急ぎ、タラス地区の2ロットを届けてもらいました。

こちらはエル・ドラゴン。「ラ・リア」というマイクロミルです。ラ・リア農園も、このエル・ドラゴンという農園もルイス・アルベルト・モンヘさんが所有する農園で、標高は1800mの高地。

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もう一つは、エル・プエンテというマイクロミル。コスタリカの魅力はたくさんありますが、何と云ってもクリーンな味わいと透明感にあると思うんです。どちらもとても楽しみです。

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ブラジル・モンテ・ヴェルデ

2009年のカップ・オブ・エクセレンスシリーズ、最後のロットはモンテ・ベルデです。繁忙期を迎える前に準備だけ整えておこうと思い、本日、テストローストしました。

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私たちと縁ある、生産地、カルモ・デ・ミナスでミナスのロットで4位に入賞したコーヒーであります。

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花の香りが華やかで、アプリコットやラズベリー、オレンジの香り、クリーミーな舌触り、ブラウンシュガーのような甘さがミルクチョコの印象と共に持続します。

農園名:モンテ・ヴェルデ

農園主:ジョゼ・ホベスト・カナート

ランク:4位

スコア: 89.15点

地域:カルモ・デ・ミナス

生産処理方法:パルプトナチュラル(生産処理呼称)【コーヒーチェリーの果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)を付着させたままの状態で乾燥させる方式】

ブラジルのコーヒー栽培地の中でも最も伝統的なミナス・ジェライス州南部に位置し、このカルモ・デ・ミナス地区は、首都、リオデジャネイロから北西 に約 200kmに位置するところにあり、1200mから1500mという標高の高い山岳地帯にあります。また、この地区は有数の高品質コーヒーを生産すること で知られています。

私たちは、2002年ブラジルカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオン、アグア・リンパ農園は、このカルモ・デ・ミナスの隣の村に位置する、クリスチーナという村にあります。

このチャンピオンロットを当時の最高価格で落札に成功して以来、カルモ・デ・ミナスの複数の生産者の方々とのコミュニケーションがはじまり、現在に至っています。

ありがとう!the 14th anniversary

1996年11月7日、横井珈琲はここ札幌の発寒という住宅地で産声をあげました。おかげさまでたくさんのお客様と素晴らしい生産者の皆様との出会いにより、たくさんの元気をいただいて参りました。本当に本当に、ありがとうございます。

たくさんの「ありがとう!」の感謝の気持ちを込め、開店14周年の記念ブレンドをご案内させていただきます。今後ともどうぞ、横井珈琲をよろしくお願い申し上げます。

P1140523 【スタッフ青木作、感謝のカプチーノ】


コスタリカとブラジル・カルモ・デ・ミナスでミナスをブレンドの軸に据え、ケニアで華やかさを添えました。

ジャスミン、バラのニュアンス、グリーンアップル、マンダリンオレンジ、ブラックカラントなど、様々なフルーツの香り、なめらかな舌触りと長く持続する甘さの余韻をお楽しみいただけると思います。

2010/10/29

ボリビア・アグロ・タケシ!

このオークションが行われた去年の11月19日は、私は数人の仲間達と初めてのコロンビアに向かう機内で迎えました。トランジットのためヒューストンに降りたった時、日本に残った仲間達がこのコーヒーの落札に成功したことを知り、歓声をあげ喜びあったことが鮮明に蘇ります。

この品評会に参加された、丸山珈琲の丸山さん、伊東屋珈琲の伊東さんから品評会の様子や農園の様子をお聞きしていましたので、気分は否応なしに高まります。ブログやHPのカート画像のほとんどは伊東さんからお借りしたものです。

またこのコーヒーはSCAJカンファレンスにおいて、ACEのブースでも提供されており、多くの方々がその素晴らしさを楽しまれる様子を、垣間見ていました。

11月は横井珈琲の開店記念の月、アニバーサリーブレンドと共にとっておきのこのコーヒーをお客様に楽しんでいただこうと、ご用意させていただきました。

何と云っても標高2000mを超える高地産です、そのポテンシャルの高さは、熱いときから冷めていく過程において様々な風味のニュアンスが最大の魅力です。

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初めてのアグロ・タケシ、高地産だけあって豆が固くてびっくりしました。いつも通りの焙煎と云うわけには行きませんでした。
焙煎が終わったときの感想は、例えるなら、死闘を繰り返しやっと釣り上げたマグロのような感覚?でした。ちょっと大げさか...(笑)

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焙煎直後ですので、お客様のお手許に届いたときにはまた違ったニュアンスを感じられるかも知れませんが、興奮度をそのままにカッピングで感じたことをお伝えいたします!

アプリコット、チェリー、ジャスミン、ローズ、オレンジ、ブラックカラント、舌触りは最初、シルクのような質感でしたが、冷めていくとバターのような濃厚な舌触りに変化していきました。
赤や黒いベリー系のフルーツや黒飴やブラウンシュガーのような甘さがあり、とても長く持続します。また、甘いスパイス、例えるならナツメグのような印象もありました。クリーンで透明感のある味わい、様々なフルーツや花の香り、スイートスパイスの印象。甘さ、質感のどれをとっても魅力たっぷりな、アグロ・タケシは間もなくカートの準備が整うかと思います。数に限りがございますので、ぜひ、お早めにご賞味ください!

農園名:アグロ・タケシ

農園主:マウリシオ・ラミロ・ディタス・ド・メディナ

ランク:1位

スコア: 93.36点

地域:ユンガス

農園の規模:2,500ヘクタール

栽培エリア: 200ヘクタール

標高:2,100m

品種:ティピカ

生産処理方法:水洗式、機械での果肉除去の後、機械乾燥

2010/10/27

コロンビア・カップ・オブ・エクセレンスのオークション中

今夜も長引きそうな気配です。

こんな夜は溜まる一方の削除しがたい画像の整理に限ります。

ということで、親ばかセロくん画像をひとつ。

怒ってます。(笑)

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店の入り口から、覗いてます。(笑)

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おっと、オークションが終わりました。思ったより早かった。

おかげさまで、共同落札にて、1位のLa Lomaの落札に成功いたしました。このコーヒーは開店当初から憧れのナリーニョという生産地、到着が楽しみです。

詳しい結果はこちらからどうぞ!ではまた!

ではまた!

2010/10/25

午後の部は定員になりました

11月5日(金)に行う、横井珈琲ではじめて行うコーヒー教室、題しまして「フレンチプレスの淹れ方教室」です。

午後の部(14時から)は現在、キャンセル待ちとなっております。

キャンセル待ちをご希望のお客様はスタッフまでご連絡ください。

夜の部(19時から)はまだ空きがございますので、お申し込みをお待ちしています。

当日、使用するコーヒーはアニバーサリーブレンドです。
教室終了後のエスプレッソドリンク豆は只今検討中です。

どうぞ、お楽しみに!

コロンビア・ミラドールが間もなく完売の見込みです。次のコロンビアは2007年のカップ・オブ・エクセレンスで2位入賞し、私たちが落札している、エル・セドロです。

ミラドールと同じ、ウィラ県、アセベド地区の小規模生産者グループ、サン・イシードロに所属しています。ご期待ください!

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2010/10/23

第5回Rosted Coffee 参加型 品質ワークショップ 2

今回で5回目ともなると、かなりレベルが高くなっており、とてもエキサイティングなワークショップとなりました。今回は会場に来れない方も、コーヒーを事務局に送り参加者のコメントを添えて送り返すという、きめの細かい対応。広く参加者を募りスキルアップを図る取り組みはとても素晴らしい事だと思います。

さて、ホテルを出て増上寺の横を通り抜け、会場に向かいます。

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私たちは現場に行って上げ膳据え膳状態ですが、丸山委員長はじめ、委員会のみなさんには頭が下がります。こういった方々のおかげさまで学ぶことが出来ます。本当にありがたいことです。

このワークショップは回を重ねる毎に様々な趣向が凝らされているばかりではなく、テクニカルスタンダード委員会からは関根委員長にもカッピングの面でもサポートもいただける、このワークショップの存在は焙煎を志す上で、とても恵まれた環境にあることを強く感じます。

さて、午前中はカリブレーションといって味のすりあわせが行われます。国際品評会においても様々な国から審査員が集まりますので、評価基準を揃える上でも大切なのが、このカリブレーションなのです。評価の基準はもちろん、SCAJのカッピングフォームに添って行います。

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今回は上のボードにあるとおり、3ロット。コマーシャルコーヒー、ニカラグアのカップ・オブ・エクセレンスのロット、グアテマラのパカマラという品種のロットでした。

そして、みなさんが持ち寄ったニカラグアのカップ・オブ・エクセレンスのロットを5つのテーブルに別れて評価していきます。

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ここでトップグループを選んでディスカッションです。

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おっ!JBC20105位の菊地バリスタ(NOZY COFFEE)とJLAC2008 優勝(ラテアート)SCAE2009 ドイツ世界大会4位の櫛浜バリスタ(丸山珈琲)の姿も。

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同じ素材とはいえ、テーマである「爽やかで明るい酸」の表現方法は多種多様。ディスカッションでは実際に焙煎した方からのコメントもとても参考になりました。

種明かしのあとは再度参加者全員でカッピングしながら、情報交換会が行われ大成功の巻きの第5回目のワークショップを終えました。素材も抽出もとても大切で、その評価も大切、焙煎も然り。どの工程においても持てる魅力を表現すること、それをお客様に感じ取って楽しんでいただけることこそ、スペシャルティコーヒーの大きな魅力だと思います。

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ではまた!

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2010/10/22

第5回Rosted Coffee 参加型 品質ワークショップ

昨日、夕方の便で東京に来ました。

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早い話が焙煎のお勉強です。全国の焙煎人が同じコーヒーをあらかじめ焙煎したものを、参加者一同でブラインドでカッピングをしてとことん焙煎を突き詰める一日を過ごします。情報交換は欠かせません。

今回はニカラグア・カップ・オブ・エクセレンス15位の El Posteです。焙煎のテーマは「爽やかで明るい酸」です。

しっかり学んで参ります。

さて、東京タワーのそばにあるホテルに一泊。すぐそばに増上寺があります。

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空港で食べた夕飯はねぎとろ丼のセット。

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では、東京タワーをご覧いただきながらお別れです。ではまた!

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ブラジル・イペ・カルモ・デ・ミナス

セハ・ダス・トレス・バハスが残り少なくなってきましたので、新しくイペをご紹介いたします。このコーヒーはカルモ・デ・ミナスというカップ・オブ・エクセレンスの入賞農園を多く輩出している名産地で生産されています。

カルモ・デ・ミナスの魅力はななめらかな舌触りやフルーツの爽やかな印象にありますが、このイペは爽やかさといい、なめらかさとい、セハ・ダス・トレス・バハスとはまた違った魅力をたっぷりと楽しめます。

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オレンジ、アプリコット、チェリー、シルクのような舌触りで、ミルクチョコのような甘さが広がります。とても爽やかでバランスのよさも魅力です。

ブラジルのコーヒー栽培地の中でも最も伝統的なミナス・ジェライス州南部に位置し、このカルモ・デ・ミナス地区は、首都、リオデジャネイロから北西 に約 200kmに位置するところにあり、1200mから1500mという標高の高い山岳地帯にあります。また、この地区は有数の高品質コーヒーを生産すること で知られています。

生産処理方法:パルプトナチュラル(生産処理呼称)コーヒーチェリーの果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)を付着させたままの状態で乾燥させる方式

私たちは、2002年ブラジルカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオン、アグア・リンパ農園は、このカルモ・デ・ミナスの隣の村に位置する、クリスチーナという村にあります。

このチャンピオンロットを当時の最高価格で落札に成功して以来、カルモ・デ・ミナスの複数の生産者の方々とのコミュニケーションがはじまり、現在に至っています。

ブラジル・カショエイラ・ナチュラル

今月はおかげさまでブラジルが何気に人気で、サマンバイア・ナチュラルは間もなく完売です。で、お次は、名門、カショエイラ・ナチュラルをご紹介いたします。

過去に何度かご紹介していますが、そもそも、この農園はナチュラルロット(コーヒー豆を収穫して外皮を剥かずに、そのまま天日干しにする生産処理方法)を対象とした、ブラジル・レイト・ハーヴェストという品評会で落札したことがきっかけでした。

ブラジルのカップ・オブ・エクセレンスの品評会ではパルプト・ナチュラルという生産処理方法が主流になっており、ナチュラルロットとは収穫時期が異なるため、ブラジル・レイト・ハーヴェストという品評会が行われるようになりました。

今年はSCAJカンファレンスの開催に合わせ、2日目に同品評会が行われ、はじめて参加させていただきました。

さて、ブラジルと云えば私たちととても縁の深いサマンバイア農園と同じサント・アントニオグループのメンバーでもあります。

サマンバイアのチョコレートの質感が魅力も持ち合わせながら、フルーツの印象が加味された甘くて爽やかなコーヒーです。ぜひ、ご賞味ください!

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ナッツ、ミルクチョコ、オレンジ、アプリコット、チェリーの香り、柑橘系の爽やかな酸、クリーミーな舌触りとミルクチョコやキャラメルのような甘さが魅力です。

サント・アントニオとはサマンバイア農園を含む生産者グループの名称です。このグループの農園は、サントアントニオ・デ・アンパーロとい うとことにあって、首都サンパウロから北北西300kmに位置する、人口一万五千人ほどの小さな町です。 この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に、約20の農園があります。その中には、サマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど、ブラ ジル・カップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかあります。

ナチュラルとは収穫したチェリーの外皮を剥かずに、そのまま天日干しにする方式です。ブラジルコーヒーの伝統的な生産処理プロセスで、コーヒーの甘さやなめらかさに魅力があります。

2010/10/20

横井珈琲ではじめてのコーヒー教室

今まで様々な場所をお借りして、コーヒー教室をさせていただきました。

記念すべき第1回は開店1周年の翌日でしたので、14年前のことです。場所はとある幼稚園。参加者が30名ぐらいとお聞きしていたのですが、現場に行くと50名を超えていました。
話もしどろもどろでてんてこ舞いだったことだけしっかりと記憶にあります。(笑)そして、6回コースで、とあるカルチャースクールの講師として5年間もさせていただきましたし、小中学校、各地域の町内会や婦人部でもさせていただきました。

お店を出て横井珈琲を知らないお客様から学ぶことがとても多く、大変貴重な経験となりました。

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お店が狭いので、諦めていた横井珈琲でのコーヒー教室でしたが、ちょっとしたアイディアが浮かび、手狭間は否めませんが横井珈琲での第1回目のコーヒー教室、題して「フレンチプレスの淹れ方教室」を行うことになり、只今参加者募集中!です。詳しくはこちらをどうぞ!

今後もこのような機会をコツコツと重ねつつ、徐々にバージョンアップを図りながら、スペシャルティコーヒーの魅力をお伝えしたいと考えております。

お申し込み、お問い合わせはスタッフまでお寄せください。よろしくお願いします!

2010/10/15

ケニア・テグ

次にご紹介するケニアはテグ!カグモイニと同じ、ニエリ地区の高地産ロットです。

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様々なフルーツや花を彷彿とさせる複雑な香りがあります。例えば、ジャスミン、ベルガモット、ピーチ、ライチ、ラズベリー、パイナップル、チェリー、ストロベリー.....バターのような舌触りと共に持続する甘さの感覚がとても素晴らしいです。

ぜひ、この素晴らしケニア・テグ。多くの方々に楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします!

ケニアでは一つの生産者では十分な収穫量を確保できないことから、10数人から多いところでは数百の生産者のチェリー(コーヒー豆)が混在しています。

そのいくつもの生産者が生産処理場を共有しています。その処理場を「ステーション」と呼んでいます。そこに収穫したコーヒーチェリーを持ち込み、「テグ」というニエリ産のケニアコーヒーが生まれます。アフリカではこいういった生産処理体制が主体となっています。

標高1,700〜1,800メートルの高地産で生産されるため、様々なフルーツを彷彿とさせる香り、甘さを伴う酸味の特性が大きな魅力です。ぜひ、ご賞味ください。

ルワンダオークション終わりました!

午前3時ちょっと前に終了しました。

私たちはおかげさまで、2位のDukundekawa Musasa Nyanza/ RWASHOSCCOの落札に成功いたしました。このコーヒーは90.8点のプレジデンシャルアワードです。

千の丘の国ルワンダ、また行きたいです。
思い出すのはあの街並みと笑顔の子ども達。

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落札できてよかった、よかった。ホント良かった!
しかし、眠い眠い。

来年早々には素晴らしいルワンダをご紹介させていただきますよ。どうぞ、お楽しみに!

2010/10/14

今宵こそ!ルワンダ・カップ・オブ・エクセレンスのオークションだう!

みなさん、こんばんは。
22時よりオークションが始まります。8月に行われた品評会ではチャンピオンロットはもとより、上位の点数は接近していて素晴らしいコーヒーばかりでした。

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さて、夜食とコーヒーの準備を整えて参戦したいと思います。ではまた!


追伸
明日、新しいケニアをテストします。テグというニエリ地区のロットです。とても楽しみです!

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2010/10/12

今宵はルワンダ・カップ・オブ・エクセレンス・オークションではなかった!

オークションは10月14日(木)の10時からでした。
おっちょこちょいですいません!

オークション画面をじっと見つめてて様子がおかしいと思っていたら、山田珈琲の山田さんから「今日ぢゃないみたい....」ってお電話があった次第です。はい。

では、セロくんの半笑いと笑顔の画像でお詫びとさせていただきます。ではまた!

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今晩はルワンダ・カップ・オブ・エクセレンス・オークション

今宵はインターネットオークション。
8月に品評会に参加してまいりましたが、ルワンダはとても魅力的な国でしたし、コーヒーもたくさんの可能性を秘め、ポテンシャルの高さを肌で感じました。

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この写真は品評会の合間に訪れた水洗処理場で、イーストプロバンスにあるルワマガーナというところにあります。ここの会社は首都、キガリにあるルワコフという会社が経営し、小規模生産者はここにチェリーを持ち込みます。

アフリカはこういった水洗処理施設はいくつもあり、一つのロットに複数の生産者のチェリーが混ざっています。

この水洗処理場から望む、レイク・モゲセラという湖がとても綺麗でした。

さ、今日は定休日。どこかで仮眠をとって夜に備えるとします。ロット数はわずか22。混戦と高騰が予想されます。ではまた!

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アニバーサリーブレンド準備中!

おかげさまで来月で横井珈琲は14周年を迎えます。本当にいつもいつも、ありがとうございます。1995年12月末を持って17年お世話になった会社を円満退社した翌日、焙煎機がひっそり佇む現在のお店はリビングにしては広いスペースで一人コーヒーを飲んでいました。

あれから14年かぁ...いや、まだまだ14年!
スペシャルティコーヒーに出会った2000年。はじめて生産国から直接買い付けしたコーヒーが届いたあの時の感激と興奮。確か2003年だったと思います。忘れてはいけない横井力の原点であります。

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さて、アニバーサリーブレンドですが、もうすぐ完成しそうです。発売開始は11月1日です。そして、12月から、横井の冬とクリスマスブレンド、新ブレンドづくしです。

ご期待くださいね!

明日の夜はルワンダ・カップ・オブ・エクセレンスの国際インターネットオークションです。さて、どうなりますかな。

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2010/10/05

SCAJローストマスターズ・チャンピオンシップ

SCAJカンファレンスのご報告が途絶えており、すみませんでした!ちょっと遅くなりましたが、北海ヒグマ組こと北海道チームの様子や今年のカンファレンスを振り返りまして、諸々ご報告いたします。

まずはチャンピオンシップですが、一般審査6チーム中4位、招待審査5位という結果でした。

下の画像は審査と同時進行でルワンダコーヒーの魅力をお話しくださった協会の方、ルワンダ大使館の方にもご臨席いただき、ご挨拶いただきました。

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一般審査はご来場のお客様の人気投票形式です。
ペーパードリップによる、コーヒーマシーンによる抽出で、会場の両脇に保温ポットに用意された6つのルワンダコーヒーの中から一番お気に入りのものを投票するというシンプルなスタイルです。

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これはとても素晴らしい企画だと思いました。限られた方だけではなく、会場にお集まりのみなさんの清き一票?で決まるわけです。イベントの盛り上がりとしての一体感が感じられお客様も大変楽しまれていました。

招待審査は品評会形式と同じ、カッピングにより4名の平均点の順に順位が決まりました。今回の審査員も大変豪華メンバーです。

ピーター・ジュリアーノさん(写真手前)
SCAA会長、カウンター・カルチャーというロースターのデレクター

フローリー・マリーさん(ピーターさんの隣り)
メルカンタというイギリスのスペシャルティコーヒー専門商社のデレクター
カップ・オブ・エクセレンス国際審査員

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エルウインさん
ニカラグアのコーヒー農園オーナー、カップ・オブ・エクセレンス、ヘッドジャッジ

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フランシスコ・メナさん
エクシクルーシヴ・コーヒーという主にコスタリカコーヒーを扱うインポーター。メナさんはこのイベントには3度目のご参加です。

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去年のイベントはエスプレッソブレンドのチャンピオンシップでした。去年は焙煎のクオリティに関するコメントが目立ったように思いましたが、今年は一年かけて各チーム焙煎のクオリティを高めた結果が、4名の審査員の方々のコメントでも明らかでしたので、この一年の各チームの進化は目を見張るものがあったのではないでしょうか。

フローラル(ジャスミン)、グリーンアップル、オレンジ、ラズベリー、スパイス、キャラメル、チョコレート、サトウキビ、クリーミー、トロピカルフルーツ...といったコメントをいただきました。これらは各チームがルワンダコーヒーの魅力を捉え、プレゼンした内容と重なりとても盛り上がりました。

私も全てのチームのコーヒーを飲みましたが、本当に素晴らしく、ルワンダコーヒーの個性が光るものばかりでした。結果を見ますと100点満点で1位が九州チームで89.75!という高得点です。5位の私たちは87.5点この差が2.25点で2位から3位は僅差でした。

一般審査は1位が中部チームでした。

また、今回のイベントの素晴らしい取り組みの一つは全6チームの焙煎した豆のチャリティ販売です。イベント終了後ご来場の皆様にご購入いただき、大いに盛り上がり、収益は全てルワンダ大使館に贈られました。

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品質向上に励んでくださっている生産現場における取り組みとその土地風土に存在する素晴らしい風味特性を活かすべく、焙煎の質を高めることの使命はとても大きいことを改めて実感し、北海ヒグマ組のメンバーは帰札しました。

来年はどんなイベント内容が飛び出すか、今からとても楽しみです。参加者もご来場の皆様も楽しめるコーヒーのイベントで大成功だったと思います。関係各位の皆様お疲れ様でした!ではまた来年!

追伸!

今年は昨年以上に様々なブースでエスプレッソを飲みまくりました。身近には丸山珈琲さんのバリスタのみなさんのエスプレッソやカプチーノを楽しませていただきましたが、当然のことながら素晴らしい。また、JBCファイナリストやセミファイナリストといったバリスタのみなさんにも共通する素晴らしさは素材のポテンシャルを余すことなくカップに表現されていることでした。そして、その仕事の速さと正確さに改めて感動した次第です。

ここにトップバリスタのみなさんに感謝と共に、多くのバリスタのみなさんに歓迎される焙煎人として努力、精進して行こうと、決意を新たにビッグサイトを後にしました。

それにしても、たくさんのバリスタのみなさんに声をかけていただき、ありがとうございました!とても嬉しかったです。またどこかでお会いできますこと、楽しみにしています!北海道にお越しの際にはぜひ、ご一報くださいね!

2010/10/04

ケニア・カグモイニ

ケニアはキアマバラが完売し、カグモイニに変わりました。生産地は同じく素晴らしいケニアを産出するニエリ地区のものです。

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ラズベリー、カシス、フローラル、ピーチ、甘いオレンジの香り、グレープフルーツのような爽やかな酸となめらかな舌触りが魅力です。

ケニアでは一つの生産者では十分な収穫量を確保できないことから、10数人から多いところでは数百の生産者のチェリー(コーヒー豆)が混在しています。このカグモイニ協同組合はおよそ900名のメンバーで構成されており、約200本のコーヒーの木を所有しています。

そのいくつもの生産者が生産処理場を共有しています。その処理場を「ステーション」と呼んでいます。そこに収穫したコーヒーチェリーを持ち込み、「カグモイニ」というニエリ産のケニアコーヒーが生まれます。アフリカではこいういった生産処理体制が主体となっています。

標高1,700〜1,800メートルの高地産で生産されるため、様々なフルーツを彷彿とさせる香り、甘さを伴う酸味の特性が大きな魅力です。ぜひ、ご賞味ください。

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