ブラジル・カショエイラ・ナチュラル
今月はおかげさまでブラジルが何気に人気で、サマンバイア・ナチュラルは間もなく完売です。で、お次は、名門、カショエイラ・ナチュラルをご紹介いたします。
過去に何度かご紹介していますが、そもそも、この農園はナチュラルロット(コーヒー豆を収穫して外皮を剥かずに、そのまま天日干しにする生産処理方法)を対象とした、ブラジル・レイト・ハーヴェストという品評会で落札したことがきっかけでした。
ブラジルのカップ・オブ・エクセレンスの品評会ではパルプト・ナチュラルという生産処理方法が主流になっており、ナチュラルロットとは収穫時期が異なるため、ブラジル・レイト・ハーヴェストという品評会が行われるようになりました。
今年はSCAJカンファレンスの開催に合わせ、2日目に同品評会が行われ、はじめて参加させていただきました。
さて、ブラジルと云えば私たちととても縁の深いサマンバイア農園と同じサント・アントニオグループのメンバーでもあります。
サマンバイアのチョコレートの質感が魅力も持ち合わせながら、フルーツの印象が加味された甘くて爽やかなコーヒーです。ぜひ、ご賞味ください!
ナッツ、ミルクチョコ、オレンジ、アプリコット、チェリーの香り、柑橘系の爽やかな酸、クリーミーな舌触りとミルクチョコやキャラメルのような甘さが魅力です。
サント・アントニオとはサマンバイア農園を含む生産者グループの名称です。このグループの農園は、サントアントニオ・デ・アンパーロとい うとことにあって、首都サンパウロから北北西300kmに位置する、人口一万五千人ほどの小さな町です。 この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に、約20の農園があります。その中には、サマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど、ブラ ジル・カップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかあります。
ナチュラルとは収穫したチェリーの外皮を剥かずに、そのまま天日干しにする方式です。ブラジルコーヒーの伝統的な生産処理プロセスで、コーヒーの甘さやなめらかさに魅力があります。