ボリビア・アグロ・タケシ!
このオークションが行われた去年の11月19日は、私は数人の仲間達と初めてのコロンビアに向かう機内で迎えました。トランジットのためヒューストンに降りたった時、日本に残った仲間達がこのコーヒーの落札に成功したことを知り、歓声をあげ喜びあったことが鮮明に蘇ります。
この品評会に参加された、丸山珈琲の丸山さん、伊東屋珈琲の伊東さんから品評会の様子や農園の様子をお聞きしていましたので、気分は否応なしに高まります。ブログやHPのカート画像のほとんどは伊東さんからお借りしたものです。
またこのコーヒーはSCAJカンファレンスにおいて、ACEのブースでも提供されており、多くの方々がその素晴らしさを楽しまれる様子を、垣間見ていました。
11月は横井珈琲の開店記念の月、アニバーサリーブレンドと共にとっておきのこのコーヒーをお客様に楽しんでいただこうと、ご用意させていただきました。
何と云っても標高2000mを超える高地産です、そのポテンシャルの高さは、熱いときから冷めていく過程において様々な風味のニュアンスが最大の魅力です。
初めてのアグロ・タケシ、高地産だけあって豆が固くてびっくりしました。いつも通りの焙煎と云うわけには行きませんでした。
焙煎が終わったときの感想は、例えるなら、死闘を繰り返しやっと釣り上げたマグロのような感覚?でした。ちょっと大げさか...(笑)
焙煎直後ですので、お客様のお手許に届いたときにはまた違ったニュアンスを感じられるかも知れませんが、興奮度をそのままにカッピングで感じたことをお伝えいたします!
アプリコット、チェリー、ジャスミン、ローズ、オレンジ、ブラックカラント、舌触りは最初、シルクのような質感でしたが、冷めていくとバターのような濃厚な舌触りに変化していきました。
赤や黒いベリー系のフルーツや黒飴やブラウンシュガーのような甘さがあり、とても長く持続します。また、甘いスパイス、例えるならナツメグのような印象もありました。クリーンで透明感のある味わい、様々なフルーツや花の香り、スイートスパイスの印象。甘さ、質感のどれをとっても魅力たっぷりな、アグロ・タケシは間もなくカートの準備が整うかと思います。数に限りがございますので、ぜひ、お早めにご賞味ください!
農園名:アグロ・タケシ
農園主:マウリシオ・ラミロ・ディタス・ド・メディナ
ランク:1位
スコア: 93.36点
地域:ユンガス
農園の規模:2,500ヘクタール
栽培エリア: 200ヘクタール
標高:2,100m
品種:ティピカ
生産処理方法:水洗式、機械での果肉除去の後、機械乾燥
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