ブラジル・セハード
サンタ・イネスが間もなく完売しまして、同じ、カルモ・デ・ミナス地区のセハードに替わります。これまでも何度かご紹介してきた農園です。やはり、今年も素晴らしい!
2009年カップ・オブ・エクセレンスの品評会では、バイヤ地方のロットがチャンピオンになりましたが、今年は見事、カルモ・デ・ミナス地区のロットがチャンピオンに返り咲きました。
今年、入賞したロットは31ロット。内、カルモ・デ・ミナスでミナスが10ロット、クリスチーナが1ロットでした。
バイヤ地方のロットもとても素晴らしいとお聞きしていますし、SCAJやシルビオ・レイテのカッピングセミナーやレイトハーストの品評会におきましても、そのポテンシャルの高さを体験しておりますが、私たちと縁ある、カルモ・デ・ミナスのロットがチャンピオンになると云うことはとても嬉しいことです。はい。では、カッピングノートのご報告です!
ヘーゼルナッツ、チェリー、白百合を思わせる甘い香り、ミルクチョコ、アプリコット、冷めていく毎にクリーミーな質感からバターを思わせる質感に変わっていきます。そして、キャラメルやハチミツ、ブラウンシュガーのような甘さが続きます。
爽やかな印象から、なめらかな質感に変化しつつ、甘さの中にこれらの香りが溶け込んでいく複雑な印象が素晴らしいです。ぜひ、ご賞味くださいませ。
ブラジルのコーヒー栽培地の中でも最も伝統的なミナス・ジェライス州南部に位置し、このカルモ・デ・ミナス地区は、首都、リオデジャネイロから北西 に約 200kmに位置するところにあり、1200mから1500mという標高の高い山岳地帯にあります。また、この地区は有数の高品質コーヒーを生産すること で知られています。
生産処理方法はパルプトナチュラル。【(生産処理呼称)コーヒーチェリーの果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)を付着させたままの状態で乾燥させる方式の名称】
私たちは、2002年ブラジルカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオン、アグア・リンパ農園は、このカルモ・デ・ミナスの隣の村に位置する、クリスチーナという村にあります。
このチャンピオンロットを当時の最高価格で落札に成功して以来、カルモ・デ・ミナスの複数の生産者の方々とのコミュニケーションがはじまり、現在に至っています。
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