コスタリカ・ドン・マイヨ
ウエストバリー地区のフィンカ・デ・リーチョが早々に完売いたしました。ご愛飲ありがとうございました。変わりまして、タラス地区のドン・マイヨをご紹介いたします。
焙煎度合いは完売した、フィンカ・デ・リーチョと同じくらいのやや深煎りです。では、カッピングノートから転記します。
熱い時ビターチョコ、少し冷めてダークチェリー、ミルクチョコ、更に冷めると、グレープ、ブラックカラント、ブラックベリーの香り。クリーミーボディ、ブラウンシュガーやヴァニラのような甘さの余韻が持続。重めのベリー系フルーツを彷彿とさせる酸の質と甘さが魅力。
生産処理場: ドン・マイヨ
地区:タラス
小地区:サン・フランシスコ・デ・レオン・コルテス
農園主: エクトール・ボニーヤ・クルス
農園名: サン・フランシスコ
標高: 1,800m
品種: カツーラ・スペシャル・ロット
生産処理: フリー・ウォッシュ
首都サン・ホセより、南西に約50kmにあるタラス地区に「ドン・マイヨ」(小規模生産処理場)があります。タラスエリアもやはり、素晴らしいコーヒーが産出される地区として注目されており、カップ・オブ・エクセレンスの入賞農園も見られます。
生産処理方法は、フリー・ウォッシュドと呼ばれる処理方法を行っており、ブラジルコーヒーの生産処理方法にある、パルプトナチュラルという処理方法です。【パルプトナチュラルとは、(生産処理呼称)コーヒーチェリーの果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)を付着させたままの状態で乾燥させる方式の名称】コーヒーチェリーの外皮を剥くと、粘液質に覆われたパーチメントという薄い皮に包まれたコーヒー豆が出てきます。【パーチメントを取り除く処理を行ってコーヒー(生豆)が誕生します】
ブ
ラジルコーヒーはこのパルプトナチュラルの生産処理方法の開発によって、飛躍的に品質が向上したことを見ましても、この10年、スペシャルティコーヒーの
興隆によって、コスタリカの品質向上は目を見張るものがあります。ことに、甘さの余韻となめらかさ、そして、明るく甘さを伴いながら、様々なフルーツ
を思わせる、酸の質はコスタリカコーヒーの最大の魅力だと思います。
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