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2010/12/24

ホンジュラス・カングワルSP

来ました来ました!ホンジュラスの第1弾はカングワルSPです。

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今日の北海道は低気圧の影響もあり、道路がとても混んでいて、倉庫への入庫がいつもよりも半日ほど遅れました。いても立ってもいられず、倉庫まで引き取りに行ったのは夕方でした。到着間もなくのことでしたので、たくさんのホンジュラスが所狭しと仲良く並んでいました。

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帰って早々、HP用の写真撮影を済ませ、暖めておいた焙煎機へ。ここでかなり息が上がってましたので、つんのめりながらの焙煎でした。テストを終え、豆を挽いたときに立ちこめる香りに包まれたとき、カングワルの青い青空と集まってくれた小規模生産者のみなさんの笑顔が瞬時に蘇りました。実は涙目(笑)

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ネーブルオレンジ、ラズベリー、ストロベリー、チェリー、アプリコット、ピーチ、クリーミーな舌触り、冷めていく毎にぐんぐん甘みが増していきます。後味はベリー系フルーツとキャラメルやハチミツのような甘さが広がり余韻をお楽しみいただけると思います。

では、ここで、少しばかり、カングワルの想い出をご紹介いたします。はじめてここを訪れたのは2009年5月に開催された、カップ・オブ・エクセレンスを2日後に控えたときで、丸山珈琲の丸山さんと一緒でした。この時既に丸山さんはこの年の1月、3月、そしてこの時ですから、短期間で3回もこの地に訪問されています。

さて、首都、デクシガルパにある空港から車で4時間。そこから急な山道に入り、道なき道を走ること3時間ほどのところにカングワルという集落があります。ここには電気も通っていませんし、お手洗いを借りようとするも、どこのお宅にもお手洗いはありません。あるのは素晴らしいコーヒーチェリーと青い空、そして生産者のみなさんの笑顔です。

ありったけの温かい心でおもてなしをしてくださったみなさん。手料理もいただきましたが、本当においしい。

みなさんの願いはご家族と安心して暮らしていくこと。ご家族が何より健やかであることを願われていました。自分にとって忘れ去られた「あたたかさ」でした。

素晴らしく高品質なコーヒーを生産されているみなさんなのに、一番の悩みは生活を安定させること。それを聞くにつれ切ない気持ちでいっぱいになりました。自分に出来ることはこの素晴らしいテロワールで育ったみなさんのコーヒーの魅力を伝え広めること!カングワルの青空に誓ったんです。「よし、絶対このコーヒーを広めるぞ!」って。

ホンジュラスには、グレゴリオさん、ヘナーロさん、レイナさん、フィルベルトさんをはじめ、横井チカラにとって縁ある生産者がたくさんいますので、話は尽きません。追々、お話ししたいと思います。

では、カングワルSPぜひ、ご賞味ください。素晴らしいコーヒーですから!

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