グアテマラ・ロスマ
2010年カップ・オブ・エクセレンスの第1弾はグアテマラ品評会2位のロットです!
農園名: ロスマ(Rosma)
農園主: フレディ・モラレス・メリダ(Fredy Morales Merida)
ランク:2位
町: サンペドロネクタ(San Pedro Necta)
地区: ウエウエテナンゴ(Huehuetenango)
農園規模: 13ヘクタール
標高: 1631m
品種: カツアイ/カツーラ/ティピカ(Catuaí/Caturra/Typica)
では、テストロースト後のカッピングのご報告です。フレーバーのバラエティといくつものフルーツを思わせる爽やかさが魅力です。
ジャスミン、ラズベリー、オレンジ、マンゴー、ブラックカラントの香り、紅茶や甘いスパイスを思わせる後味、リッチでクリーミーな舌触りと後味の甘さの余韻をお楽しみいただけると思います。
グアテマラの首都グアテマラシティーより、メキシコの国境へ北西に約300kmに位置する、ウエウエテナンゴ地区サンペドロネクタに、ロスマ農園はあります。
現在この農場では、69kg入りの袋で、235袋のコーヒーが作られています。このコーヒーは、豊かなボディー感があり、複雑さのある柑橘系の酸味が特徴です。ロスマ農園のある場所は、現在の農園主の父より受け継ぎ、約20年前から、栽培や農園管理を始めました。
この農園の農園主の最高の成果として、隣人だけではなく農場にもアクセスしやすい道路を作った事、もう1つは、農園から5km先にある水源を確保し、農園へ水を引いた事。これが成功させるための重要な基礎となっています。このエリアの地形の関係上、コーヒー生産には大変重要な施設とされる、生産処理場(ミル)を建設する事は非常に困難とされてきましたが、そのミルは今や、品質維持のために大変重要な施設となっています。
このエリアの年間降雨量は約1800ml、6月から11月が雨季となり、平均気温は14℃から28℃です。コーヒーの木としては、比較的新しいもので植栽開始は1982年。栽培品種は、カツアイ、カツーラ、ティピカの3種類です。
この農園は、永続的なコーヒー農園を行う為、労働環境や自然環境保護にも力を入れており、家、学校、および農園の従業員への医療扶助を提供しています。そして、土壌や、自然生物の多様性を保護する為、植林を行っています。
これは農園、自然林、そして野生生物にとって、有益なものとなっています。コーヒーの生産工程では、エコロジカルな水洗式を導入しています。効率的な水洗システムを行い、水の量をコントロールし、優れた品質を確保しています。
そして排水汚染を抑えることにより、近隣の農園をはじめ、自然環境保持にも役立っています。
このロスマが生産されているウエウエテナンゴというエリアではこれまで、エル・インヘルトをはじめ多くの上位入賞の農園を輩出しており、私たちにとって縁ある農園がひしめく、素晴らしい生産地のひとつです。ぜひ、ご賞味ください。
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