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2011/05/29

SCAJ中級カッピングセミナー

今日はSCAJテクニカルスタンダード委員会主催の中級カッピングセミナーのお手伝いに行ってきました。

会場は丸美珈琲店さん、講師は関根委員長です。

札幌では既に2度、初級のカッピングセミナーが開催されており、中級ははじめてす。参加条件は初級のセミナーを受講済みである方に限られます。
参加者はプロに混じり、数名の熱心な一般のお客様の姿もあり、14名の参加者で行われました。

初級のセミナーはスコアの付け方やスペシャルティコーヒーとコマーシャルコーヒーとの違いについて、味の摺り合わせが行われますが、中級のセミナーはこれらの説明がありませんでの、ひたすらカッピングカッピングで午前に2セッション、午後からも2セッション行われ、サンプルは全部で8ロットでした。

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総合点と関根委員長から指定された項目について申告します。そのスコアがホワイトボードに記載されます。

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自分のスコアを申告待ちの受講生のみなさん。

今回は、フレーバー、マウスフィール(口に含んだ時の質感)、クリーンカップ、アシディティ(酸の質)の4項目に特化してのカッピングでした。どれもスペシャルティコーヒーの魅力に欠かせない項目です。

同じ評価でなければいけないのではなく、それぞれのコーヒーに潜む魅力をどこまでキャッチできているか、その尺度を身につけていくことが大切です。

それと、スペシャルティコーヒーとコマーシャルコーヒーの違いをキャッチすること、評価の違いや尺度を修正し、同じ間違いをしないよう繰り返し修練することも大切だと思います。

それらを点検、修正すること、自分はどこまで理解できているかを確認する場でもあると思います。

私は何度も顔から火が出るような思いをしました。
たくさん失敗してたくさんを得る。間違いは大きなスキルアップの一助となるはずです。そのためにはこういった機会を通して多くの方々と一緒にカッピングする機会に積極的に出かけることではないでしょうか。

そのことでまた一歩、コーヒーの魅力に近づいて行けると思います。

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ご参加のみなさん、大変お疲れ様でした。札幌も盛り上がってきました。私も頑張らねば!
ではまた!

2011/05/25

パナマ・ママ・カタ/ゲイシャ

今日の昼間は久々にぽかぽか陽気。心地よいお天気でした。

さてさて。ご存知の方も多いかと思いますが、パナマのゲイシャ種のコーヒーをご案内いたします。ゲイシャ種はエチオピアが起源で、1960年にコスタリカのコーヒー研究所に入り、1963年にそこからこのドン・パチ農園などへ持ち込まれました。し かし、生産性が低い事などから、この品種を植える農家はほとんどありませんでした

ところが、エチオピア・イルガチェフェを思わせる華やかな香りが、ある特定の区画のロットから出たため世界中のコーヒーバイヤーから引っ張りだこになり、かなり高価で取引されるようになりました。

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ジャスミン、レモングラス、グリーンアップル、ピーチの香り、とてもきめが細かくジューシーな舌触り、ハチミツや甘いスパイスを思わせる後味、長く長く持続する甘さが魅力です。

申し訳ありませんが、ネキセに引き続き、数量に限りがありま。100gパックですと概ね70人分とかなり少量なので、お急ぎください。

さて、スペシャルティコーヒーは特定品種だけで評価することはありませんが、このゲイシャに関しては独特の風味があり、今や欧米のみならず日本でも広く知られています。このゲイシャは2004年のベスト・オブ・パナマという品評会において当時の最高価格でエスメラルダ農園が落札されて以来、ゲイシャフィーバーは今なお絶えることがないようです。

このコーヒーはスペシャルティコーヒーの魅力をよりリアルに体験できると思います。

例えば、

花の香りがある...と耳にするけどどういうのを指すのだろう?と思う方も多いのではないでしょうか。リアルなジャスミンの香りを感じていただけるかと思いますし、コーヒーの甘さの持続....ということも私はよく表記します。それもこのコーヒーでは感じていただけると思います。

では、品種のお話しに戻ります。
エルサルバドルで研究を重ね品種改良された発見されたパカマラ種同様、このゲイシャ種は中米ではコスタリカ、南米でもゲイシャを植えるようになりました。
気候、土地風土、標高といった条件がマッチすれば素晴らしいコーヒーが生まれることが期待できます。楽しみですね。ご参考:パカマラに関する記述はこちらです。

2011/05/23

アイスコーヒーブレンド

今年の北海道にはちょっと早めですが、毎年ご要望が多かったアイスコーヒーブレンド発売のお知らせです。

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15年前に開業以来、アイスコーヒー向けのブレンドのご紹介は、はじめてです。

これまで、風味豊かなシングルオリジンや深煎り系のブレンドをおすすめして参りましたが、やはり、アイスコーヒーブレンドのご要望が毎年非常に多かったのです。

香ばしいアイスコーヒーも魅力の一つですが、クリーンな味わいと甘さ、後味の爽やかさにをお楽しみいただけるようブレンドしました。

ブレンドのベースに使用しているのはホンジュラスの小規模生産者の中でも、父の日ブレンド同様、過去にカップ・オブ・エクセレンスの入賞経験のある農園のロットです。

ダークチェリー、オレンジ、ビターチョコの香り、ブラックベリーのような爽やかな後味、なめらかな舌触りとチョコレートシロップのような甘さが魅力です。

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もちろん、ホットとしてもお楽しみいただけます。

特にミルクと割ると風味と甘さが際立ち、また違った味わいをお楽しみいただけるかと思います。ホットもアイスもミルクとの相性はばっちりですのでお試しくださいね。

アイスコーヒー用として、かつては深煎りが主流でしたが、スペシャルティコーヒーの興隆からそれらのカタチも少しずつ変わってきたのではないかと思います。

このお話をはじめると長くなりそうなので、別な機会かテイスティングセミナーなどでゆっくりとお伝えできればと思います。

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コーヒーが持つ個性の魅力の一つに香りがありますが、アイスコーヒーとして楽しまれる場合、その香りをダイレクトに楽しめるアイテムとして、ケニアやエチオピアをおすすめしております。アイスコーヒーブレンド共々、ぜひ、ご賞味ください。

2011/05/22

パブリックカッピングはじめます!

みなさん、こんにちは!今日もはっきりしない札幌のお天気でしたが、パブリックカッピングの日程がはっきりしましたので、お知らせいたします。(笑)

その前に、先日のブログで産地別テイスティングセミナーのお知らせをいたしましたが、7月に中旬頃にさせていただくことになりました。ご了承くださいませ。6月初旬には日程を改めてお知らせいたします。ご了承くださいませ。

では、パブリックカッピング開催についてのお知らせです!

▼日時:6月12日(日)15時からと17時からの1日2回

▼参加料:無料

▼事前のご予約やご用意いただくものはございません。

 ※カッピングスプーンはこちらでご用意いたします。必要な方にはエプロンをお貸しいたします。

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では、どんなことをどんな風に行うのか?具体的にご説明いたしますね。

カッピングセミナーではありませんので、評価の方法のご説明や評価基準の摺り合わせは行いません。

いわゆる、味見です。

味見と云っても、スペシャルティコーヒーの魅力に気軽に触れていただくために、カッピンググラスにお湯を注ぎ、ダイレクトにそのコーヒーが持つ魅力に触れていただくものです。

実際にフレンチプレスやドリップなどで複数のコーヒーを限られた時間に味見をするというのは結構大変なものです。ですから、カッピングスプーンを使い少しずつ味見をすることで、複数のコーヒーを体験していただけるということです。

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普段、気になるアイテムであっても中々試すきっかけがない。あるいは、なんとなく好みが定まっていて冒険しにくいといったお気持ちを持たれているお客様もいらっしゃるのではないかと思います。

カジュアルにかしこまらず、お気軽にご参加いただけたら幸いです。店内が狭いので時間帯によっては窮屈な場面もあるかも知れませんので、あらかじめご了承くださいね。

今回はご参加いただきやすい日曜日を設定してみました。今後はお客様のご要望をお聞きしながら開催頻度や日程について考えて行きたいと思っています。

まずは、ご一緒に目の前にあるスペシャルティコーヒーを楽しんでみましょう。そして、お好みのコーヒー見つけてください。

カッピングははじめて....という方がほとんどかと思いますが、主に横井力がお教えいたしますので、ご安心ください。

では、みなさまのご参加をお待ちしています!

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人気のネキセ、残りわずかとなりました。お急ぎください!次回の入荷は9月頃を予定しています。

2011/05/21

産地別テイスティングセミナー開催の予告です! 

みなさん、こんにちは!もう間もなく6月の声を聞くというのに暖かくならない札幌。北海道の四季の中でも、この初夏を前にした今頃がとても好きな季節なのですが、ちょっと残念です。

さて、4月のブログに少し触れましたテイスティングセミナーやカジュアルに複数のテイスティング(味見)の場を設けますよ!と宣言して以来、スケジュールの問い合わせをいただいております。ありがとうございます。

では、まずテイスティングセミナーの開催の概要についてお知らせいたします。

抽出は基本的に全てフレンチプレスを使いますが、味わいの比較のためドリップで抽出したコーヒーも使います。テイスティングしていただくコーヒーは5種類程度を予定しており、それらのコーヒーの産地別の様子や生産処理のことも少し触れさせていただきます。

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そして、実際に感じられた印象をご参加のみなさんとディスカッションしながら進めさせていただきます。所要時間は最大で2時間を予定しています。

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産地別の個性豊かなシングルオリジンを味わっていただき、スペシャルティコーヒーをより身近に感じていただくことを第一の目的とします。

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講師は私、横井力が務めさせていただきますので、よろしくお願いします。開催日その他、詳細は近日中に横井珈琲HP上とこのブログでお知らせいたします!

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そして、誰でも気軽にご参加いただける、「パブリックカッピング」の開催も今後、曜日と時間を決め、定期的に行っていきますので、こちらもお楽しみに。

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それから、ちょっと新アイテムと大人気のエチオピア・ネキセについてのお知らせです。
ネキセはおかげさまで大好評、来週早々には完売の見込みですのでまだお試しではないお客様はお急ぎください。

そして、5月25日(水)からの新アイテム
横井珈琲でははじめてとなる、アイスコーヒーブレンドを期間限定で発売開始。
します。それから、去年2月にご紹介したパナマ・ママ・カタを発売します。今回はゲイシャ種といってとても生産量が少なく、とても個性的な風味のコーヒーです。ネキセ以上に数量に限りがございますので、お早めにどうぞ。

この新アイテムの詳細は追って、ブログでお伝えいたします。今日はママ・カタ販売時の看板と看板犬、セロくん画像でお別れです!ではまた!

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2011/05/19

ルワンダ・ツワグラムング

去年の8月、2度目の開催となるカップ・オブ・エクセレンスに参加いたしました。はじめてのアフリカ大陸にかなり興奮しましたが、悲しい歴史が刻み込まれたルワンダの地、祈る思いで現地に到着した時、迎えてくれたたくさんの笑顔と素晴らしいコーヒー。

もの凄いアフリカンパワーをたくさんいただいて帰国いたしました。
現地で覚えた言葉"MURAKOZE"(ムラコゼ ありがとう!)を教えてくれた現地のボランティアスタッフのみんな。その他諸々、品評会の様子はこちらから!

 

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チェリー、ベルガモット、ジャスミン、グアバの風味の他、様々な風味を感じさせる複雑で魅力的な味わい。ブラウンシュガーのような甘さ。

2010年ルワンダ・カップ・オブ・エクセレンス、第2位入賞(プレジデンシャルアワード)

農園名: ドゥケンカウア・ムササ・ニエンザ/ルワショスコ  /Dukundekawa Musasa Nyanza/ RWASHOSCCO

代表者名: ツワグラムングJ.ダーマシン/Twaguramungu J. Damascene

ランク:2位(90.08点)

地区:北部/Northern

町: ガケンケ/ Gakenke

品種: ブルボン/Bourbon

生産処理: 水洗式生産処理方法

標高: 平均1750m

平均気温: 17~18℃

ルワンダはタンザニアの西側の国境に隣接する、人口約1千万人の共和国です。ルワンダの首都キガリから南西へ約40kmにムササ協同組合が有ります。

ここは、ルワンダ北部で最初にできた主要な生産処理場で、コーヒー農園の隣接する密度の高い地区でもあります。そして彼らが栽培したコーヒー豆はカップ・オ ブ・エクセレンス品評会での国際審査員の平均点が90点以上の銘柄に与えられる、プレジデンシャルアワードを獲得しました。

ルワンダでは、1つの農園からの収穫量が非常に少量な為(むしろ、数十本の木が植わっているコーヒーガーデンに近いイメージ)、同じエリアの、複数の農園から収穫さ れたコーヒー豆を生産処理場へ持ち寄る事が一般的です。この入賞ロットには、2034もの農園主達のコーヒーチェリーが含まれています。

ケニア・ガタンビ

今度のケニアはキリニャガ地区のガタンビです。

マウントケニア中央の斜面のキリニャガという地区で生産されています。クリーンで甘く、鮮やかで活き活きとした酸の質が魅力です。

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ジャスミン、チェリー、バレンシアオレンジの香り、クリーミーな舌触り、桃のシロップのような甘さが魅力です。

アフリカでは主に一つの生産者では十分な収穫量を確保できないことから、10数人から多いところでは数百の生産者のチェリー(コーヒー豆)が混在しています。

そのいくつもの生産者が水洗処理場を共有しています。ガタンビとはその処理場の名称です。収穫したコーヒーチェリーを持ち込み、キリニャガ産のガタンビが生まれます。アフリカではこいういった生産処理体制が主体となっています。

標高1,700〜1,900メートルの高地産で生産されるため、様々なフルーツを彷彿とさせる香り、甘さを伴う酸味の特性が大きな魅力です。ぜひ、ご賞味ください。

父の日ブレンド

普段、中々口にできないお父さんへの感謝の気持ちを込めてコーヒー豆のプレゼントにも大変おすすめのブレンドです。ぜひ、ご賞味ください。

5月19日(木)から6月19日(日)までの期間限定ブレンドです。

ブレンドの軸にはグアテマラ・アンティグア産のラスヌーベスとホンジュラスの小規模生産者を選びました。やさしく力強いホンジュラスのお父さん達の力作とグアテマラ・アンティグアのコンビでまとめてみました。このブレンドに使用する豆はこのブレンドのみの限定で、過去にカップ・オブ・エクセレンスに入賞経験のある素晴らしい生産者ばかりです。
▽ホンジュラス(オーランド・アリータ、エヴァ・アルバラード・カスティロ他)

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マンダリンオレンジ、ダークチェリーの香り、なめらかな舌触りとダークチョコの甘さが魅力です。しっかりとした中深煎りの味わいをお楽しみください。

コスタリカ・ラ・ピラ

今度のコスタリカ、ラ・ピラは5月9日から13日に行われた、カップ・オブ・エクセレンスで3位に入賞しました。この他、2位エルバス、7位ドン・マイヨ、9位エルサル・デ・サルセロとお客様もお馴染みの農園です。エルサルバドルに引き続き、縁ある生産者の入賞は本当に嬉しい限りです。

そして、チャンピオンはタラスのエストレーヤという農園(La Estrella)でした。この農園のオーナー、
リカルド・カルデロンさん(Ricardo Calderon)は先頃完売した、ロス・アンヘレスのオーナーでもあります。

横井珈琲でははじめてのご紹介でしたが、チャンピオンになるのもうなずける納得の品質と丁寧な生産処理、タラス地区というのテロワールの素晴らしさを象徴しているかのように思いました。

詳しくは間もなく、カップ・オブ・エクセレンスの公式HPにアップされますので、ご確認くださいね。

5月16日からはグアテマラではカップ・オブ・エクセレンスの品評会が行われており、次いでホンジュラスと続き中央アメリカの品評会が終了します。

今年度の品評会は残すところ、アフリカはルワンダと南アメリカのブラジルというスケジュールです。カップ・オブ・エクセレンス品評会関連のツイートも要注目ですので、ぜひ、覗いてみてください。(@yokoi_coffee)

さて、このラ・ピラ。完売したロス・アンヘレスと同様、中深煎りで仕上げています。類似したローストでは人気のケニア・カヴティリがあります。

ともに苦みを感じるほどのローストではありませんが、口に含んだときの質感や黒や紫系のフルーツを思わせる印象がありますので、ぜひ、ご賞味ください。

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ダークチェリー、グレープ、洋なし、ミルクチョコの香り、ラズベリーを思わせる爽やかさ、なめらかな舌触りと黒糖のような甘さが魅力です。

生産処理場: ラ・ピラ/La Pira 

地区:タラス/Tarrazu

小地区:サンタ・マリア・デ・ドータ/Santa Maria De Dota

農園主: カルロス・レナ(Carlos Urena)

標高: 1,600m 

品種: カトゥアイ/Catuai

生産処理:水洗式、機械での果肉除去の後、天日乾燥

2011/05/16

エチオピア・シダモ・ネキセ

こんにちは。いっこうに暖かくならない札幌ですが、今日はあちこちで桜を見かけること出来、いよいよかな?とも思えるものの肌寒さは否めません。

さて、素晴らしい、エチオピアのナチュラルが入荷いたしました。

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Twitter上でもかなり大騒ぎになっているネキセです。

ブラジルコーヒーにも云えますが、このナチュラルという生産処理方法はリスクがとても大きく、その処理の仕方によってはクリーンな味わいが損なわれる可能性があります。

しかし、丁寧な生産処理を行うと、甘さ、奥行き、口に含んだときの質感はナチュラルならではの素晴らしい魅力があります。

さて、このネキセ。その心配はよそに実に素晴らしく、クリーンな味わいに感動します。また、これぞ、エチオピアナチュラルなり!という独特な強くエキゾチックな香りと深く長く持続する余韻と甘さは圧巻です。

大変申し訳ありませんが、数量にかなりの限りがございます。100gパックですと概ね120名様分となっております。ご興味のございます方はお急ぎくださいませ。また、このネキセの発売と同時にイルガチェフェ・ハフサは完売となり、新しいエチオピアは秋頃を予定しておりますので、よろしくお願いします。

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これは、ネキセに使われているグレインプロという保存用ビニール袋です。生産国から日本に運ばれる際、温度や湿度の変化に強く、酸素や水分の侵入を防ぐ効果があります。また、日光に対しても一定の効果もあり、バキュームパック(真空)よりもコスト安なので今では広く取り入れられています。

ダークチェリー、ストロベリー、ネクタリン、オレンジ、バラを思わせるエキゾチックなの強い香り、長く持続する深みある甘さの余韻と厚みある質感はこのネキセの魅力を支えています。

2011/05/13

エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス、こぼれ話

今日の札幌は暖かく心地よい暖かな一日でしたので、夕方頃までお店の窓や入り口のドアは全開で営業しました。

札幌ももうすぐアイスドリンクが恋しくなる季節ですね。サービスドリンク、有料ドリンク共にもう少しではじめますのでお楽しみに!

そして、有料ドリンクのみになりますが今年からフレンチプレスで点てたアイスコーヒーをはじめます。香りと甘さを楽しめるアイスコーヒーをぜひご賞味ください!

さて、品評会の様子はこのブログで何話かに分けてお伝えしたとおり、感動と感激、そして感謝の気持ちで胸いっぱいでした。エルサルバドルの青空に誓い新たに帰って参りました!
                           アウアチャパンの空

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今日、品評会で撮影した写真を整理していたところ、ふと心に浮かんだことがあったんです。

おいしいコーヒーってなんぞ?って悶々とした毎日を送っていた開店当初、たどり着いた先。それは、コーヒーのおいしさは、焙煎と抽出で作られるに違いない....と独り決めしていた自分が、開店して丸3年を過ぎた頃に巡り会ったスペシャルティコーヒーを前にその独り決めが一瞬のうちに崩れ去った。

スペシャルティコーヒーに巡り会っていなかったら、生産地や生産現場はもちろんのこと、生産者のことなど、知る由もありませんでした。

焙煎も抽出も確かにとても重要な大切なスキルですが、広義で云えば「種からカップまで」の理念から云うと一瞬の出来事、いわば点のようなものですから、生産者の存在がとても大きく思えるのです。

今回の品評会のチャンピオンの手は、ホンジュラス・エル・ペソーテ農園のグレゴリオの手に似て、分厚くて温かかった。目を真っ赤にしてよろこぶその姿に相まみえさせていただけた感覚は忘れられません。

そして、もう一つのこぼれ話。

2008年のグアテマラ・カップ・オブ・エクセレンスで一緒だったポールとの再会。昼食の時声をかけてくれました。「覚えている?」って。

派手さはないのですがとても堅実なカッパーだと感じ、とても好感が持てました。ファイナルラウンドのスコアも僕のつたない片言英語に笑顔でうなずいてくれました。

では、アタコのホテルをあとにする前の朝6時、僕の寝ぼけ顔と爽やかなポールの笑顔とアタコの朝陽でお別れです。ではまた!

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2011/05/12

4月の義援金集計結果のご報告

3月11日の地震発生から昨日で2ヶ月が経ちました。

小さい取り組みではございますが、災害復興支援の一助となればと願い、横井珈琲をご愛顧いただいているお客様にもご協力をいただきながら、向こう一年間継続して支援協力をさせていただきます。

4月の集計結果は37,985円です。ご協力ありがとうございました。

5月13日(金)日本赤十字社に次の通り、送金させていただきますことをご報告いたします。

以下の通り、東日本大震災義援金の事前登録を受け付けました。
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受付番号     :【10TH-0086604】
法人・団体名   :(有)工房横井珈琲
ご担当者名    :
ご担当者電話番号 :0116671250
郵便番号     :063-0829
住所       :北海道 札幌市西区発寒9条11丁目2番11号
住所2      :
寄付金額     :37,985 円
寄付目的     :東日本大震災義援金
納入方法     :銀行振込
受領証      :要
電子メールアドレス:cerro6986@me.com
お知らせメール  :要
備考       :
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2011/05/10

エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス ファイナルラウンドトップ11とアワードセレモニー

こんにちは!今はヒューストンから成田に向かう機内にいます。ちょうどアラスカ上空を飛んでおりましてあと7時間ぐらいで成田に到着の予定です。
ブログのアップは当然のことながら帰国後、日本食でお腹を満たしてから空港ロビーで行う予定です。はい。

では、記憶と興奮が冷めないうちにお伝えいたします!
ファイナルラウンドは通常、上位10ロットで行われますが、今回は同点のロットがあったのでしょう、11ロットで行われました。

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第1ラウンド、第2ラウンド、そしてこのファイナルラウンドの審査を数えると、同じコーヒーを3回審査することになります。今回、国内審査を経て国際審査にかけられた60ロットの中から42ロットがカップ・オブ・エクセレンスの称号を得ました。生産者に取りまして大変大変名誉なことであります。

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惜しくもカップ・オブ・エクセレンスの称号を得ることが出来なかった18ロットはナショナル・アワードとして表彰され賞状が授与されます。ほんのわずかな差で平均点で84点を下回ったコーヒーでありますが、スペシャルティコーヒーとしての魅力は十分兼ね備えたこれも素晴らしいコーヒーであります。

さて、泣いても笑ってもこれが最後の最後審査です。
ここまで選び抜かれたロットの中にはコーヒーという液体としての完成度が極めて高く、非の打ち所がないものもありました。

でもそこは審査ですので、高ぶる気を押さえつつ真剣かつ注意深く評価していきます。 1位はダントツの人気で高得点が出ました。20人中12人が91点以上をつけました。この時点ではまだブラインド状態ですが明らかにパカマラだとわかります。2位も同じくパカマラでした。

このロットは20人中9人が91点以上をつけています。すごい結果です。 最終的な細かい点数はこの時点ではまだわかっていませんので何とも云えませんが、このトップ11ロットは88点前後から93点前後という高得点ですので、オークションではかなりの高騰が見込まれるのではないかと思います。

とにかく上位3ロットは素晴らしく1位のロットはとにかくパカマラの魅力がたっぷりのコーヒーで、お花畑にフルーツパーラーがあるのか、フルーツパーラーの中にお花畑があるのか何が何だかわからなくなるほどのコーヒーでした。

そして、感激や感動は重なるものですね。この他に嬉しいことが二つありました。

ひとつめは、 長いお付き合いとなったサンタ・エレナ他、複数の農園を所有するフェルナンドやファミリーの農園がいくつかナショナルで入賞し、そして、カップ・オブ・エクセレンスの称号を得たロットが3つもありました!なんせ、響き渡る大音量のマイクから流れてくるので、細かいところまでは聞き取れませんでしたが、9位にはサンタ・ホセフィータ、20位にはサンタ・エレナ、もう一つは確か同点で35位だったと思います。

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嬉しかったなぁ~ホント、うれしかった!やはり、縁ある生産者の入賞は何にも代え難く嬉しいです。このことを日本の仲間にすぐ伝えたくて、涙にむせびながら(笑)興奮で震える指を押さえつつ都度、Twitterでつぶやくと、みんなの反応がまた嬉しくて...嬉しくて....Twitterってすごいなぁって改めて実感しました。

フェルナンドの畑はサンタ・アナというところにあります。ここはこれまで多くの入賞農園を輩出してきた地域です。そして、そこにはクスカチャパというコーペラティヴがありますが、60ロットの中でもクスカチャパ所属する農園がとても多かったのです。 そのことを仲間につぶやき報告をすると、丸山珈琲の丸山さんがすかさず解説ツイートしてくれました。

要約すると、クスカチャパはいつも多数入賞しているコーペラティヴで今年は特に良かったとのこと。(それもそのはず、3月上旬に訪問していますので)また、サンタ・アナ地域のものが良い時はエルサルバドル全体の出来がすごく良い年が多いという大変興味深いツイートでした。 なるほど!と、合点がいったんです。 いつもの審査会ですと、早い話60ロットもあればやく半分近くカップ・オブ・エクセレンスの選から漏れるのですが、今回は第1ラウンドから第2ラウンドを通して選に漏れたロットが18ロットと少なかったからです。

下記はセレモニーの前の生産者ラウンドミーティングの様子で、フェルナンドの所属するクスカチャパに所属する生産者のみんさんとのショット。杉浦さんの隣がフェルナンド。赤い野球帽をかぶってるのがなんと今回のチャンピオン。でもこの時は発表前です。

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ふたつめ 2007年に落札したセロ・ネグロが再び入賞していました!ちょうど前回のブログの文中のパカマラの話題のところで書いたばかりでしたのでタイムリーさにも驚きました。

セレモニーの前に生産者との交流を目的としたラウンドテーブルがあるのですが、会場で彼を見かけたときから98%ぐらいの自信がありましたが、残り2%の不安を解消できずチャンスをうかがっていましたところ、うまい具合に彼のテーブルに行けたので、話の流れで聞いてみるとやっぱりそうでした。

ラ・パルマという地域のコーヒーで今回もパカマラで勝負されていました。入賞はこれで3度目だそうです。彼はスペイン語しか話せませんので、iPhoneのアプリで単語の羅列で何とかコミュニケーションが出来、あなたのコーヒーはお客様にとても喜んでいただくことができましたと云うことと、ついでにウチのセロくんの名前をあなたの農園の名前の一部からいただいたことも伝える事が出来ました。

彼はセロくんの写真を見ながら優しく笑ってくれました。 なお、間もなく公式サイトにてウイニング・ファームが公開されますので、細かい点数や農園の名称などご確認くださいませ。

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ほんの10年ほど前まで見いだされることなどなかった彼らのコーヒーは、このカップ・オブ・エクセレンスとインターネットオークションの開催によってその素晴らしさが広く知られるようになりました。そして、その土地・風土の魅力を称えた素晴らしいコーヒーは多くのお客様に広まり、親しまれて現在に至っています。ですから生産者にとってアワードセレモニーは特別な特別な晴れ舞台なのです。

このカップ・オブ・エクセレンスは生産者の自立を促し、高品質のコーヒーを生産することを目的とした生産プログラムですから、社会貢献としての役割と高品質のコーヒーを生産する大きな目的があります。

つまり、生産者と共によろこびあえる素晴らしいプログラムだと思うんです。

いつも思うことなのですが、 彼らのコーヒーは先祖代々から引き継がれた土地で天地の恵みを受け生産され、長い時間を経てやっとやっと多くの方々に認知されるようになったのだと。そんな思いをひっくるめて挑むファイナルラウンドとアワードセレモニーは胸がいっぱいになるんです。

では、チャンピオンの受賞シーンを最後にご覧いただきながらお別れです。

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そして!Twitterのフォローワーのみなさん、応援励ましのツイート本当にありがとうございました!とても心強く嬉しかったです。

2011/05/07

エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス 第2ラウンド5セッションが終わりました。

今回の品評会は粒ぞろいのロットが多かったと思います。初日は今回はおとなしめかな?とも思えるぐらいでした。ですが、第2ラウンドも後半に進むにつれ、やはり出てきました、エルサルバドルの底力!

ジャスミン、ピーチ、マンダリンオレンジ、ブラックカラントといったパカマラライクなフレーバーから、アプリコットやオレンジ、ラズベリー、チェリー、グリーンアップルといったエルサルバドルのコーヒーならではのフレーバーのものもありました。

またチョコレートやプラム、ネクタリンのような質感を伴うロットもありここで振り返ると素晴らしいコーヒーがそろい踏みという感じで気分が高まってしまいます。

酸の質も明るく活き活きとしたものから、重いベリー系の質感を彷彿とさせる重厚感のあるものもありました。

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上の写真は100点満点中、94点以上をつけたとき、91点から93点の間で評価したとき、88点から90点の間で評価したとき、84点から87点の間で評価したとき、(それ以下もあります)都度審査員は挙手し、ヘッドジャッジのポールはその場で集計します。(今回はパソコンで行っていました)

その後、フレーバー、アシディティ(酸の質)、マウスフィール(口に含んだときの質感)などディスカッションします。その様子が次の写真です。

ACEのグラントが審査員のコメントを記録しています。この記録はCOE公認サイトに掲載されます。

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さて、このパカマラという品種は粒がとても大きく、過去の記憶に新しいロットではあのエル・インヘルト、ホンジュラス・モゴラ、エルサルバドル・セロ・ネグロがありました。

よいモノになると、フレーバーも酸の質も口に含んだときの質感もとても複雑で魅力的です。焙煎のスキルも即カップに表れるという焙煎人泣かせの一面もあります。

現地のコーペラティヴの方にお聞きしたところ、1955年からパカマラの研究スタート、25年掛けて改良を重ね、1980年にパカマラという品種改良が確立されたそうです。更にパカマラは標高が高くなければならないそうなんです。

あの複雑な酸の質から云えば、「なるほど!」と、膝を打つようなお話しを聞くことが出来ました。

では、カップ・オブ・エクセレンスでこのパカマラが登場したのは確か、2003年か2004年だったと記憶しています。

当時の評価は真っ二つに分かれたそうで、嫌うな人にしてみると「たまねぎのような風味」がすると評価するカッパーもいたそうですが、今となっては何を持ってよいパカマラかそうでないパカマラかといったコンセンサスが出来て今があるのだと思います。

本当に素晴らしいパカマラにはフローラルでフレッシュなハーブを思わせ、花の印象と様々なフルーツの風味が本当に素晴らしく、口に含んだときの質感はなめらかさと複雑さがあって魅力的です。

さて、今回はどうでしょうか。最終日のアワードセレモニーが待ち遠しいです。

今回は60ロットが国際審査にかけられましたが、84点以上の評価を得たロットが42ロットもあり、朝早くから夕方の6時半過ぎまでずーっとひたすらカッピングでした。

さて、明日はトップ10の選出と感動のアワードセレモニーが行われます。何度経験してもこれだけは慣れません。泣けちゃうんです。はい。ではまた!

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エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス 第一ラウンド終了しました!

第1ラウンドが終了しました。2日間かけて60ロットの審査を終え、明日は第2ラウンドの審査です。

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今回は60ロット中、42ロットが残りました。それを明日一日で審査をすることになりますが、中々ハードです。多分、丸一日かかるでしょう。

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コーヒーに天井が反射して映り込んでいます。

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今日もエルサル日和です。午後からは同じアウアチャパンにあるLos Ausolesというコーペラティヴ(生産処理場)に行ってきました。とても大きな処理場でした。ダイジェストでお届けします!

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広い広いパティオ(コーヒーを乾燥させるところ)

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カップ・オブ・エクセレンスに出品する小規模生産者の小ロットにも処理可能だそうです。

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見学が終わる頃、陽も沈み初め....

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トイレ休憩で立ち寄ったスーパーを出るときれいな夕焼けが...

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お終いの画像は、スーパーで撮影した「エルサルりんご」2種です。ではまた明日!多分(笑)

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2011/05/05

エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス 第一ラウンド3セッション終了!

今回は国内審査を通過した60ロットが国際審査にかけられました。第1ラウンドの今日はその半分の30ロットを3回のセッションに分けて審査を行いました。

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うぉ〜!と思わず歓声を上げてしまいそうなロットは今のところ出現しておりませんが、さすがにパカマラという品種のロットは独特の香りと質感を持つものがいくつかあり、人気を集めています。

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また審査ははじめてというメンバーも少なくはなく、自分は古株になっているんだな...と気付きます。今回はバリスタや品質管理、ロースターにバイヤーといったロースターやカフェに勤めている方が多いようです。

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今日は1セッションで10カップ×3回=3セッションを行いましたが、1セッションで40カップを見ますので、3回のセッションで120カップを審査する計算になります。
今はおかげさまで慣れましたが、最初はこの数をこなすのが大変でした。脳がそのカップの評価を処理するスピードに追いつかないんです。そのせいか、審査を終えるとかなりお腹がすいています。

さて、日本のカッパーは冷め切るところまでしつこく?カップを取る方が多く、顔を上げると残っているカッパーは決まって日本人。今日のロンリーさんは愛知県のナチュカフェの杉浦さん。僕はこの写真を撮っているので最後から2番目でした。

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カッピングルームを出るとすんばらすぃ青空でした。さ、明日もがんばります!ではまた!

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ファームツアー

カリブレーションのあと、ファームツアーでFinca Talnamicaという農園にお邪魔しました。ランチをご馳走になりながらお国の音楽でお出迎えです。

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農園のゲストハウスは緑豊かでお花が咲きほこっていました。とてもお手入れが行き届いている感じです。

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では、さっそく農園を散策。
区画毎に防風林が設けられています。

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ここは苗床、直射日光が当たらないよう日陰を作っています。

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既に収穫時期は済んでいますが、花が咲いている木もあり、やがて実を結びます。

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締めくくりは日本で云うお地蔵さん的な像を見つけてしまいました。半分夕日に照らされたエルサル地蔵でお別れです。

明日は第一ラウンド、3セッションで30ロットの審査を行います。早々と寝ることにします。

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エルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンス カリブレーション

本番を前に審査のカリブレーション、味の摺り合わせを行いました。評価の基準合わせですのでとても大切です。

ことに酸の質に関しては酒石酸をはじめいくつかの溶液を用い、甘さやいくつかのフルーツを加えたり色々な酸の質を6種類再現した溶液をカッピングします。

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中には刺激性のあるもの、なめらかな甘さが伴うもの、甘さが少なく酸っぱくて奥行きが感じられないもの、対照的にフルーツの甘さを伴う素晴らしいものを再現して確認し合います。

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ディスカッションルームに移動して、ヘッドジャッジのポールから説明を受けます。

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そして、実際に8つのサンプルをカッピング。
90点前後のモノから80点前後のモノと様々な品質のサンプルを2度繰り返してカッピングしディスカッションを繰り返します。

このカップ・オブ・エクセレンスの品評会はたくさんの生産者の思いはもちろんのこと、多くの方々によって支えられています。その中でも影に隠れてしまいがちですが、サンプルローストは気苦労もあり実に大変な仕事です。

ありがとう!を云いたくて、お邪魔しました。

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いよいよ明日から本番です。
国際品評会の審査の機会をいただけたことへの感謝で精いっぱいカップします!

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2011/05/04

ヒューストンからサン・サルバドルへ

朝、ヒューストン空港をウロウロしていると、サンタ・エレナなどいくつもの農園を所有されているフェルナンドさんと偶然の嬉しい再会。

3時間余りのフライトでサン・サルバドルに到着。ベリーベリーホット!気温もさることながら湿度が高い。そして、人の多さに圧倒されます。ここの空港付近はいつもそんなイメージです。

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お昼のハンバーガーをお腹に詰め込んで、アウアチャパンはアタコというところにあるアリカンテというホテルに向かいました。ここは宿泊先と品評会の会場も兼ねたとても大きな宿泊施設で前回もここで品評会が行われたそうです。

到着早々、もの凄い豪雨!

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旅の疲れも手伝ってこの日は泥のように深い眠りにつくも、今回は時差ボケの影響が大きく朝まで何度も目が覚めてしまう。

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気がつくともう6時。準備しなくっちゃ。この日は審査基準の味の摺り合わせ、カリブレーションがありました。今回も欧米、ロシア、アジアと様々な国を代表して審査員が集まっていますので、この味の摺り合わせはとても大切なんです。ではまた!

2011/05/02

SCAAカンファレンス

ヒューストンのダウンタウン、高層ビルが建ち並ぶビジネス街に会場となった、ジョージ・R・ブラウン・コンベンションセンターがあります。

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3日目ともなればさほど混雑しておらず、受付もスムーズの終え開場を待ちます。

ウエルカムドリンクはカウンターカルチャーのブルンディを使ったエスプレッソとマキアート、マシーンは話題のストラーダ。

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横井珈琲がスペシャルティコーヒーをはじめるきっかけにもなったITC国連プロジェクトの中にブルンディがあった。アフリカのコーヒーは個人的に大好きなので、とての印象深く残っています。僕が夢中になったブルンディは「ンゴマ」というコーヒーでしたが、とても懐かしくおいしくご馳走になりました。

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注目のマシーンはこの機械。名前は忘れました、すいません!

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様々なマシーン抽出によるコーヒーサービスのコーナーもあります。

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日本でもなじみのメーカーもずらりと....

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コンベンションセンターの回りはビジネス街でしかも日曜日ということもあり、どこもお休み中でした。結局空港近くのホテルのそばでかなり遅いランチとなりました。

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ハーフサイズのステーキとは云え、大きいですよね。

明日は朝からエルサルバドルのサン・サルバドルへ移動です。ではまた!

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発寒からヒューストンまで

昨日の早朝、セロくんに見送られ、成田空港からヒューストンへ飛びました。

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今回の出張は、愛知県のナチュカフェの杉浦さん、富山県のセントベリーコーヒーの富川さんと一緒です。

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5月3日から7日までの予定で行われるエルサルバドル・カップ・オブ・エクセレンスの品評会に参加のためヒューストンでトランジットしますが、ちょうどSCAAの最終日に参加できるので一日早く、日本を旅立ったわけです。

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朝は近くのハンバーガーショップでアメリカンな朝食です。

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久しぶりのSCAA。楽しんで来ますね!ではまた!

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