私が高校を卒業したのが昭和54年の春、その後就職し17年間の会社員生活を経験た後、平成8年11月に独立開業し現在に至っています。因みに高校時代はアイスホッケーと陸上ホッケー部に所属していました。
私の在学中は、ばりばりの体育会系男子校として有名な北海高校です。ですが、12年前には男女共学になり、バンカラ風の校風は徐々に影を潜め、「学園」といった印象が色濃く感じられます。
先日、北海校校友の集いといって126年も続く伝統ある「集いの場」を私たち54年卒業生が当番期を務め、700名を越える卒業生が集い、5月27日無事、終わらせていただきました。
その大イベントのために手作りの冊子や映像を制作すべく、久しぶりに母校を訪ねました。新しい息吹を感じつつも、古き良き伝統は学校の空気や建物に息づいており、とても嬉しくなりました。
旧校舎の真鍮のドアノブ
その諸々の準備は一年前からコツコツと行ってきました。そんな中に学校の先生や懐かしい同級生のみんなとの再会がありました。先生達はわかるんですが、卒業して33年も経つと誰が誰だかわからない人もたくさんいて、わかっていてもついつい敬語になったり(笑)
校友会でお披露目される映像関係は野球部の森川くんを中心に制作されましたが、一度だけそのお手伝いに、学校に行ったときのスナップをいくつか紹介します。
懐かしい購買部の名物おばちゃんこと、前田サヨさん、御年90歳、9月26日には91歳になられます。とてもとてもお元気で、その源はたくさんの北海生から元気とエネルギーをいただいたのでそれを温存し、少しずつ引き出しているからだとか。
思いっきりしごかれた想い出の体育館で部活の様子を撮影中の森川くんと大澤くん
前置きが長すぎてすいません。ここでやっとケーキの巻きがはじまります。
多分、高校時代は一度も口をきいたことがないはずの同級生の梶原くんは、地元野幌では知らない人はいない、と云われるほどの有名店、ガトー・ド・ノポロという欧風洋菓子店を営んでいます。
その彼のケーキをおみやげでまたまた同級生の森川くんが持ってきてくれたんです。その話は以前、こちらでお伝えしたとおりです。
これまで、ロールケーキやアップルパイをご馳走になりましたが、どれもおいしく、創意と丁寧な仕事ぶりを感じていました。先日、梶原くんご夫妻がたくさんの焼き菓子をおみやげに来てくれました。その中で今回の驚きはこのマカロン!
今まで食べたことのない食感と香りにびっくりしました。
生地とクリームの一体感があるんです。例えるならカプチーノです。フォームとエスプレッソの一体感に感動した数年前にも似た感覚でした。
つまり、一口ほおばるとここまでが生地でここからクリームという感覚ではないんです。うまく表現が出来ませんが、カプチーノはエスプレッソもミルクフォームとの出会いで、コーヒーの風味が際立ったり、特徴が強調されるのにも似た感覚です。
その感覚をこのマカロンに感じてしまいました。
ご縁があればコラボレーションが叶えばと思っています。
話があちこちに、しかも前置きが長いブログになってしまいましたが、お近くの方あるいはドライブがてら、彼のお店に行ってみてください。おすすめいたします。