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2011/08/03

南米の旅路その3/30ロットのカッピングとマルセリーノ・カタリー

ブラジルのサンローレンソのホテルのロビー、サンパウロのグアルーリョス国際空港のロビー、そして、ヒューストンのジョージブッシュインターナショナルエアポートで細々と書いたものを日本に向かう機内でまとめたものですので、内容が前後していますがご了承くださいね。

そして、先ほど14時過ぎに無事成田空港に到着しました!引き続き成田空港のロビーでブログを書いています。では参ります!

ブラジルでついさっきまで滞在していたボリビアでの様子を書いていますが、ボリビアはかなり前のことのように思えてなりません。同行の丸山さんや伊東さんも意見が一致しました。とても不思議です。

ブラジルではサンローレンソという小さな観光地にある、ホテル・セントラルパークに三泊しました。ボリビアのアグリカブの2泊もそうでしたが、無線LANの電波が弱く部屋にはインターネットの電波が届きませんでしたので、ロビーが仕事場になりました。(笑)

カッピングと農園めぐりの毎日でしたので予想以上に疲労困憊。メールチェックが精いっぱいの日が多かったです。日本を発って10日経ちましたので、日本食がとても恋しいです。でももうすぐです!やはり汁物が非常に恋しいです。

ブラジルは今、夜の7時を回ったところですが、観光地でもあるし日曜日の夜ということもあって静かな夜です。車が走る音もしません。普段でしたら馬車が走る音がするのですが、あたりは静まりかえっています。

では、ボリビアのカラナヴィにあるアグリカブで過ごした二日間をまとめてお伝えいたします。

ここには生産処理施設が整っていて(ドライミル、ウエットミル、パティオ)カフェもあって、カッピングラボもあり、更にゲストハウスも併設されています。

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ドライミルとウエットミル

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タクシーコーヒー!タクシーで生産者がチェリーを運んできます。

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ここで計量が行われ、タクシー代が差し引かれて現金で支払われる明朗会計システムです。

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夜中の12時を回ってますが、どんどんタクシーが横付けされチェリーはウエットミルにかけられます。(緑と赤の機械がウエットミル)

ウエットミルにかけられ果肉が除去されたものをペルガミーノと云います。パーチメントとも云います。この段階では種皮が残っています。これをパティオまたは生産国によってはアフリカンベッドで水分含有量を12%程度まで乾燥させます。

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ペルガミーノの拡大画像。とこんな感じです。これをドライミルで処理をすると生豆になります。

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ドライミルとウエットミルもあり、パティオ(パーチメントを乾燥するところ)もありますので生産処理体制は万全です。

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コーヒーチェリーは生産者がタクシーで持ち込むんです。カラナヴィ周辺のユニークな特徴とも云えると思います。タクシーで持ってくるので「タクシーコーヒー」ってことになるでしょうか?タケシコーヒーではありません。念のため(笑)

ここアグリカブでどのようなチェリーがダメでどのようなチェリーがよいというルールが生産者に行き渡っていてますが、時には持ち込んだその場でハンドピックをさせることもあるそうです。小さくて見にくいかも知れませんが、右上のチェリーの見本が善し悪しの目印です。

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朝食は宿泊しているゲストハウスのすぐそばのブエナ・ヴィスタというカフェでいただきます。カラナヴィの町を見渡せる素晴らしいカフェ。

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とにかくフルーツがおいしい。

マンゴー、パパイア、パイナップル、オレンジどれをとっても日本で味わうのとはひと味もふた味も違いますね。香りと甘さが素晴らしいんですね。パパイアはまさに、これぞフローラル!と思わず唸ってしまうようなリアルな花の香りが広がります。

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アボガドにはマンゴーのソースをかけていただきます。すごくおいしいです。

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オレンジやパイナップルのジュースのおいしさったら...もう....

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トウモロコシとパスタのスープ

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お肉もやわらかくてジューシー

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ボリビアアン・フルーツポンチ!

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そして、ここがカッピングラボ!ナイス眺めです!カッピングしたサンプルは30ロットで3回に分けてカッピングしました。

ここのカッピングラボかなりイケてます。ガラス張りでカラナヴィの町が見渡せます。こんなビューポイントでカップしたのははじめてです。かなり心が躍りました。

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アグリカブのペドロさんと

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カッピングの後は大画面を見ながらのディスカッションです。ここからどのぐらいの場所にあるかをGoogle Earthで検索し標高などを知ることが出来ました。

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ペドロさんが私たちのために選りすぐりのロットを用意してくださっていることがみんなの評価から手に取るようにわかります。

収穫したばかりなのでフレッシュ感は否めませんが、それでも90点前後のロットがいくつかありましたし、あと1ヶ月もすれば明らかに印象がアップすると思われるロットばかりでした。今年のボリビアも素晴らしい出来でした。ご紹介は来年になりますがご期待くださいね!

2セッションが終わってランチの後は農園を訪れました。
標高は1500mのマルセリーノ・カタリーという農園で2008年のカップ・オブ・エクセレンスでは、ゴロンドリーナというグループでエントリーし6位に入賞しています。

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急勾配を駆け上り....

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鈴なりに実った完熟チェリーと完全オーガニックの農園は手入れが行き届いて素晴らしかったです。今年は7月から9月にかけて3回の収穫を行う予定だそうで、レッドカトゥーラとイエローカトゥーラの2種類を植えています。

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ここの農園の風景はどこを切り取っても絵になるんですよ。洗濯物と青空だけでも絵になる。青い空と真っ赤なチェリーこそ、最高の被写体です。

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私たちからマルセリーノさんに心ばかりのおみやげを差し上げて、みなさんで記念写真。日本から来てくれたことをとても喜んでくださいました。それにしても私はどこ見てるんでしょうか。(笑)

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マルセリーノさん(写真中央)が手にしているのはお子さんにプレゼントした万華鏡。大人気でした!右隣が奥さん、写真左がペドロさんのお嬢さんのダニエラさん

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笑うマルセリーノ夫妻

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マルセリーノさんの農園を後にし、あたりはたそがれ寸前のいい感じ。夕日が沈みかけたところアグリカブに戻り最後の10ロットのカッピング。

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陽が沈みかけたカッピングラボはハロゲン球とのコントラストが実に美しくうっとりします。

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ブラインドですのでどこの農園かはわかりません。ディスカッションで農園などが明らかにされますが、このセッションのトップスコアは先ほど訪問したばかりのマルセリーノ・カタリー農園だったんです。ペドロさん、かなりのおすすめのロットだったのだろうと感じました。

さて、ボリビアのコーヒーは2003年のマウンテンピークというカップ・オブ・エクセレンスを前年に控えた国際品評会に出されたいくつかのロットを買ったことからはじまりました。

その品評会に参加した丸山さんが帰国直後、成田空港からお電話をいただいた時の話が今でも心耳に残っています。

ボリビアの人は伝統的な柄をあしらったポーチを持っているんです。そのポーチは彼らにとってとても大切なものだそうです。

丸山さんが品評会を終えて帰国のためラパスに向かうバスを待っているとき、一人の生産者が丸山さんにそのポーチを差し出したのだそうです。大切にしているものだと理解しつつも気持ちよくそれを受け取り、バスの中でショルダーの中を見ると生豆のサンプルが入っていたそうです。

その翌年の2004年、リオコロラド、リオグランデ、ジャカランダの3ロットがはじめて横井珈琲でご紹介したボリビアコーヒーでした。

当時の日本ではまだまだ知られていない時でしたし、ボリビアコーヒーの可能性を強く感じていましたので、よし!精いっぱいボリビアコーヒーの魅力をお伝えしようと胸を熱くした記憶が鮮やかに蘇りました。

その後、ボリビアのカップ・オブ・エクセレンスで開催の都度上位落札とアグリカブのペドロさんとのコミュニケーションを重ね、2009年には1位に輝いたアグロ・タケシの落札に成功という素晴らしい出会いに繋がり、この度、農園訪問という最高の機会に恵まれました。感無量です。ではまた!

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