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2011/08/31

8月の義援金集計結果のご報告

小さい取り組みではございますが、東日本大震災の復興支援の一助となればと願い、横井珈琲をご愛顧いただいているお客様にもご協力をいただきながら、支援協力をさせていただいております。この取り組みは明年の3月まで継続させていただきます。

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8月分といたしまして、24,255円を8月31日(水)に日本赤十字社に振り込ませていただきました。

■3月からの義援金累計額:169,990円

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受付番号     :【10TH-0182542】
氏名・団体名   :(有)工房横井珈琲
郵便番号     :0630829
住所       :北海道 札幌市西区発寒
住所2      :9条11丁目2番11号
電話番号     :0116671250
寄付金額     :24,255 円
寄付目的     :東日本大震災義援金
納入方法     :銀行振込
受領証      :要
電子メールアドレス:chikara@yokoi-coffee.com
お知らせメール  :要
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▼義援金の入金方法
以下のとおり手続きをしていただき、義援金の振り込みをお願いいたします。
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■銀行口座■
三井住友銀行  銀座支店 (普)8047670
三菱東京UFJ銀行 東京公務部 (普)0028706
みずほ銀行:新橋中央支店 (普)2188729
ゆうちょ銀行  〇一九店(ゼロイチキュウ店) (当) 0000507
口座名義    日本赤十字社
取扱期間    平成23年3月14日(月)~平成23年9月30日(金)

※振込依頼人欄の先頭に、上記の受付番号を記入してください。

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日本赤十字社
〒105-8521 東京都港区芝大門1-1-3
http://www.jrc.or.jp
[担当窓口]
東日本大震災義援金担当
Tel : 0120-600-122
E-mail : info@jrc.or.jp
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横井の秋

秋のブレンドのご案内です。

まだ夏の感覚が色濃く残る北海道ですが、空は高く雲は秋空です。

秋の夜長のお供に「横井の秋」はいかがでしょうか。

チョコレートケーキはもちろん、しっかりとしたショコラ系のケーキにもよく合いますし、ミルクで割ってもおいしくお楽しみいただけます。

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ビターチョコ、ダークチェリー、ブラックベリーの香り、クリーミーな舌触りとブラウンシュガーのような甘さが魅力です。

【販売期間:9月1日〜11月30日】

南米の旅路その18/カルモ・デ・ミナス2日目 その1

感動のカッピングセッションの翌日、サンローレンソの町は快晴!
この日は朝からいくつかの農園を回りましたので、その様子をお伝えします。

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【7月31日】

■シティオ・ダ・トーレ

アルヴァーロさんが経営する農園は1,309mもの高地にあります。品種はイエローブルボンの他、カトウアイ、カトウカイを植えています。

カルモ・デ・ミナスを一望できる素晴らしい眺め!

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ここの農園主は右から三番目のアルヴァーロさんです。
で、アルヴァーロさんの妹さんのご主人のマルシオさん(一番左)、パウロ・ルシオさん(左から2番目)、この日は来ていませんが、エジソンさんの4人とワーカーさん達で農園を切り盛りしています。

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アルヴァーロさん、一口チェリーをほおばると....

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この笑顔です。本当に甘いチェリーでした。

前日、私たちがカップしたコーヒーはここから少し下ったところの傾斜地で収穫したアルヴァーロさん自慢のロットだそうです。

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私が指を指しているのはアルヴァーロさんから教わった病気にかかったチェリーです。「フォーマ」と云われる冷たい風にあたるとチェリーが黒くなってしまいます。↓

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そして、ここはとても急勾配なところにあります。↓

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パウロ・ルシオさんが着ていたシャツがイケテました。

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おっと、ここで睡魔が(笑)

次回はセルトン農園と生産処理を見せていただきましたので、その様子をお伝えします。ではまた!

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2011/08/30

南米の旅路その17/サント・アントニオ・デ・アンパーロからサンローレンソへ

7月21日に日本を出発し、ボリビアのカラナヴィとヤナカチを回った後、ブラジルはミナスジェライス州にある、サント・アントニオ・デ・アンパーロを回りました。

南米の旅路、最後の訪問先はカルモ・デ・ミナス。
ブラジルではサマンバイア農園の次にお付き合いが長い生産者グループがあります。

ここのみなさんとは、2002年のカップ・オブ・エクセレンスでアグア・リンパ(クリスチーナという村)の落札を機に、隣町のカルモ・デ・ミナスのセルトングループをはじめとする複数の生産者とのコミュニケーションを重ね現在に至っています。

では3泊4日の様子を数回に分けてお伝えいたしますので、よろしくお願いいたします。

【7月29日】感動のカッピングセッション!

夕方、サントアントニオドアンパーロを離れ車で5時間かけ、夜の8時過ぎサンローレンソという町にある、ホテル・セントラル・パークに到着。

今回の訪問先カルモコーヒーのジャックスとロビーで再会。2009年のSCAJ以来です。(カルモコーヒーのことは後日お伝えします)

その夜、私たちはホテルから歩いてすぐのところにある、彼のマンションに招かれました。

女の子が去年生まれたばかりで何かと気ぜわしい中、奥様は私たちに日本食を振る舞ってくれました。かなりの本格派でとてもおいしかった!

しかも、巻き寿司!デザートはレモンのムース!これもとてもおいしかった!

それもそのはず、以前、オーストラリアの日本食のレストランで働いていただけあって、奥様の腕前はホント素晴らしかった!

そして何よりも....日本を離れて10日ほど経っていたので日本食が恋しい時でしたので、お気遣いにとても感激しました。

【7月30日】

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この写真、パン屋さんの店内ではありません。ホテルの朝食バイキングのほんの一部です。すごい品数ですね。

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フルーツも選び放題食べ放題(笑)どれもおいしい。

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サンローレンソの町はとても静かな観光地。石畳がヨーロッパの空気を感じます。
ホテルから20分ぐらい山間に進んだところにカルモ・デ・ミナスがあります。最初にカルモコーヒーのオフィスに行きました。

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ジャックスバリスタ?さっそくエスプレッソをふるまってくれました。

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生産者から届いたサンプルがびっしり

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一息ついて、ジャックスが用意してくれた37ロットのサンプルを3回に分けてカッピング。
何気にカメラ目線の伊東屋珈琲の伊東さん

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左から2番目がシティオ・ダ・トーレのオーナー、アルヴァーロさん、そのとなりがカルモコーヒーのルイス・パウロと歓談中の丸山珈琲の丸山さん

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そして、ジャックスとカルモコーヒーのスタッフ

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2セッションが終わって昼食。この日はバイキング形式のランチで重さで値段が決まるというこの町のレストランではポピュラーだそう。

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その後、ドライミル工場を見学(果肉を除去しペルガミーノという種皮を取り除く工程)

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ペルガミーノを取り除いて生豆になります。このように選別されますが国や生産現場によっては手で選別(ハンドピック)するところもあります。

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麻袋に詰められ保管されます。

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カルモ・デ・ミナス晴れ!ブラジルの赤い土が印象的。サントアントニオドアンパーロよりも山間で標高が高いことがわかります。

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ここがカルモ・デ・ミナスの中心部。閑静な住宅街の中にカルモコーヒーのオフィスがあります。

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カルモコーヒーのオフィス

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そして、最後のセッション。セッションが終わると拍手がわき起こり、思わず私たちも拍手喝采。

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そして、ルイス・パウロから丸山さんに封筒が渡されました。
ルイス・パウロは「ケンタロウみなで相談した後、開封するように...」と1枚の封筒が渡されました。

最後はきっちり一つ一つ、ディスカッションを行います。そこではじめて農園が証されます。今年のカルモ・デ・ミナスは大豊作で昨年の2倍で品質も過去最高(6年間)

この四年間、木の健康状態を保つため、プルーニング(剪定)を重ねてきた結果とジャックスから説明がありました。

そして更に、カルモコーヒーの設立は2005年。当初、セルトングループのシェアは2005年で3%だったものが、現在は65%までになった。

カップ・オブ・エクセレンスで数々の入賞農園を輩出してきたこと、私たちがチャンピオンや上位入賞のロットを数多く落札していることによる影響が大きい。とジャックス。 

どのロットにも云える特徴は甘さです。とても甘いのです。

ルイス・パウロから都度、農園の発表がある度、「おーセルトン!」「セハード」「シティオ・ダ・トーレ!」「イペ!」と歓声をあげる私たちでした。37ロット、10農園が証されました。

どのロットも本当に素晴らしいんです。かなり目移りしました。

それだけに評価は微妙な差をキャッチせねばなりませんでしたのでとても神経を使いました。

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会議室をお借りし、バイヤーの丸山さんを中心にどれをどのくらいで買うか、とても重要な作戦会議です。その後、ルイス・パウロから手渡された封筒を開封しました。いよいよビジネスの話しが始まります。

ジャックスとルイス・パウロに来てもらい、具体的に詰めていきます。丸山さんは今回のカッピングセッションを通し、カルモコーヒーが扱う品質の高さをしっかり伝え、私たちの買付価格を伝えました。

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そこで、はじめて彼らが抱える大きな問題や、好景気による金利の上昇から運転資金の捻出が困難で離農せねばならない生産者の現状を聞き、長く長く濃密な会話が続きました。

その時です。

会議室にふわぁ〜っと、とても温かい空気が流れたんです。

ルイス・パウロが目頭を熱くし、ジャックスも目を真っ赤にしています。気がつくと私にも熱いものがこみ上げ、商談が終わったとき丸山さんと固い固い握手の後....はい。その先はご想像にお任せいたします。はい。

カルモコーヒーの二人と私たちの心が通い合ったのです。素晴らしいフレンドシップに感動の熱い一日。私たちが提示した金額よりもフェアな提案に彼らはとても感激してくれたんです。

バイヤーとインポーターという関係を越え、お互いの組織や立場という垣根を越えた丸山さんと彼らとの関係を垣間見ることが出来たのです。

その場に居合わせることが出来た感動は何にも代え難く、コーヒー屋冥利に尽きるひとときでした。心の宝物がまたひとつ増えました。

会議室を出るとそこには、シティオ・ダ・トーレのアルヴァーロさん達が笑顔でお待ちでした。

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撮影者、ジャックス。感動で心がまだ揺れているのか、それは私たちなのか定かではありませんが、その時の空気感が映り込んだスナップ。みんないい笑顔。注)私の目、やや腫れぼったいでしょう。(笑)

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カルモコーヒーのオフィスを出るとあたりは真っ暗。心地よい疲労感と達成感に包まれた忘れ得ぬ熱い夜でした。

生産者と共に喜びあったこの感動の一つ一つを、お客様にお伝えすることが私たちロースターの使命です。がんばらなくっちゃ!

次回はシティオ・ダ・トーレをはじめ縁ある農園を回った様子をお伝えします。ではまた!

2011/08/28

南米の旅路その16/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その3

今回でサント・アントニオ・デ・アンパーロでのご報告はお終いです。

最終日の7月29日はカンブライアさんが所属するサンコーヒーというコーペラティヴ(生産者協同組合)で27ロットのカッピングの様子とカンブライアさんの友人の農園、サン・カルロス農園を訪問した様子をお伝えします。

サンコーヒーはカンブライアさんのファゼンダハウスからすぐのところにあります。エントランスにはサマンバイア農園がカップ・オブ・エクセレンスに入賞した麻袋やヨーロッパ国内のコーヒー品評会における賞状が飾られ、カッピングルームの壁にはメンバーの農園の様子が飾られていました。

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27ロットのカッピングはナチュラルとパルプトナチュラルに分けられ、3セッション行いました。

では、伊東屋珈琲の伊東さんにモデルになっていただき、カッピングの手順をご紹介します。それではイットサーン(カンブライアさん風)よろしくどうぞ!

ドライ(粉の香りをチェック)強さと質を見ます

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チェックが済んだらお湯を注ぎます。

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次はクラスト(お湯を注いだときのアロマをチェック)ここでも強さと質を見ます

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4分経過後、ブレイク(粉の層を壊したときに立ちのぼる香りをチェック)ここも同じく強さと質を見ます。ここまでの三つの行程の評価はスコアに反映されませんがコーヒーからの情報としてスコアシートに記載しておきます。

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そして、いよいよカッピング開始です!

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私の首筋をご覧ください。ボリビアで虫に刺された...というよりも噛まれたといった方が適切です。その痕跡がくっきり(笑)

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カッピングが終わるとカップ毎、ディスカッションします。

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今回は全27ロットを3回のセッションに分けましたので、以上の行程を3回繰り返しました。

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カンブライアさんもみんなの評価を聞き取り、評価が済んだら順に、どこの誰のコーヒーかを明かしてくれます。

やはり、毎年毎年、カンブライアさんのコーヒーは品質が安定していましたし、ナチュラルには素晴らしいロットがいくつかありました。

2度のインターバルの間、コーペラティブの中を見て回りました。

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サンプルロースター

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ここで各生産者から続々と届くサンプルをチェックします。

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サンコーヒーの方が カンブライアさんの携帯に貼られた写真に反応(笑)

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からくりをご覧に入れることに...やはり人気のポラロイド

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終わったところでサンコーヒーを後にした私たちは、ファゼンダハウスに戻ってランチタイム!

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丸山さんがカンブライアご夫妻に写真や動画を見せています。

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黄色いシャツの女性はカンブライアさんの妹さんとお子さんとご主人。バーベキューが出来るまでカシャーサを飲みながらのひととき。私はガラナ(笑)

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おいしいランチの後はサン・カルロス農園へ出発!

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素晴らしい眺め。ここからどんどん山間に入っていきます。カンブライアさんは丸山さんのカメラを手に取り、ベストショットを撮影の図。

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実はカンブライアさん、前日のパティオでもこんな風に...

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サン・カルロス農園の真っ赤なチェリー

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撮ってる撮ってる!

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あれ?どこかで見たことがあるようなポーズ(笑)

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サン・カルロスのパティオに到着。

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元弁護士の農園主、ミグエルさん。

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ニッポンのイケメンとブラジルのイケメン!?

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ここがサン・カルロスで一番標高が高いところ。確か1300m近くあったと思います。午前中のカッピングでもここのロットがありました。とても甘くてよかったです。

徐々に黄昏れていくサン・カルロス農園でも懐メロを口ずさんだ私たち。もちろん、来生たかおさんのあれこれ。(笑)今日も若いお客様にこの話しをしたところ、「きょとんとされました」(笑)

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この眺めもブラジルならでは趣き。高品質のコーヒーを生産するところのパティオは標高の高いところにあることが一つの条件。とカンブライアさん。乾燥工程に好条件が揃うそうです。翌日訪問したカルモ・デ・ミナスの農園も高いところにありました。その様子は追々ご紹介します。

サン・カルロス農園のファゼンダハウスに戻って一服。お出迎えは彼女(笑)と....

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ミグエルさんによくなついている、インコ。

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彼の農園を後にして、カルモ・デ・ミナスへ移動の準備を整えます。

カンブライアさんファミリーのみなさんには、ご家族水入らずの大切なひとときにもかかわらず、歓迎してくださり、そのひとときの仲間入りをさせていただきました。

日本で云えば、お盆とかお正月とか家族や兄弟が本家に集まっているところにお邪魔するようなものです。

カンブライアさんのご兄弟、お子さん同士も本当に仲がいい。びっくりするほど仲がいい。ほのぼのとしたやり取りが微笑ましく、ちょっとしたことなのですがカンブライアさん達を見習って努力しようと思いました。

3泊お邪魔したファゼンダハウス。カンブライアさんとそのファミリーのみなさんとお別れの時がやってきました。

みなさん総出で見送ってくださいました。ホントにお世話になり、ありがとうございました!

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お見送りありがとう!

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カルモ・デ・ミナスに向けて出発!ではまた!

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2011/08/26

HO/10月号Vol.47に掲載していただきました

8月25日に発売の同雑誌の「隠れ家な店」というコーナーに載せていただきました。

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今回の特集は「小樽・ニセコはぐれ本」ついつい読み入ってしまう面白い内容です。
横井珈琲をお使いいただいている、小樽の「小樽北運河かもめや」さん、倶知安の「Hale」さんも掲載されています。

夏ももうすぐ一段落。ドライブがてらお出かけになってはいかがでしょうか。

南米の旅路その15/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その2

前回の続きです。サント・アントニオ・デ・アンパーロの2日目の様子をお伝えします。

この日はカンブライアさんが所有するサマンバイア系の複数の農園と生産処理を見て回りました。サマンバイア農園に沈む夕焼けが素晴らしかったです。

【7月28日】

ブラジルと云えば、この赤い土となだらかな勾配に広がる広大な農園の風景。ブラジル・スペシャルティコーヒー協会のロゴイメージとぴったり一致します。

中米とはまた違った農園の風景です。

中米やコロンビア、ボリビアは標高が高く山の中なので農園内は徒歩で回ります。また、コーヒーの木が植えられているところは傾斜地なのでブラジルとは全くと云っていいほど環境が異なります。

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ブラジルの農園の多くは車が通れるようになっています。前回お伝えした機械による収穫も行うので車両が通れるスペースは必須です。

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運転は勝手知ったる丸山珈琲の丸山さんに交代。

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私たちが2001年のカップ・オブ・エクセレンスで落札したオリジナルのサマンバイア農園やカンポアレグロという農園を巡りましたが、とにかく広い。

いずれも1000mから1200m(ブラジルでは高地)です。
2005年から新しい農地獲得のため計画を立ててこられたそうで、その中でも苗木を植えたばかりの農園が下の画像。

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そろそろランチの時間とのことでファゼンダハウスに一旦帰る途中もいくつか農園を回りました。知識として認識があったもののカンブライアさんの説明は、現場を見ながらですのでとてもわかりやすく興味深いものでした。

■ブラジルの高地でのコーヒー栽培と土壌の問題

5年使った農地を更地に戻し新しい木を植えた隣の農地に、はじめてコーヒーの木を植えたところがありました。育ち方の検証ですね。(すいません、写真撮り忘れました)とても興味深かったです。

木の太さ、葉の色や厚さ、発育具合が歴然としており土壌が与える木の健康状態が歴然としていました。

高品質のコーヒーを生産するが故、標高の高いところでの生産を目指すにあたり、霜の問題があるのも知識として理解していましたが、それがどのように表れ、味覚にどう表れるかというと。

木の上の方は霜の影響があるうえ、日中の日差しの強さからコーヒーチェリーの糖度が焼き切られ、アストリンジェントという「渋み」や「収斂性」のある味わいになってしまう。チェリーが乾いてしまうことが原因です。一方その逆に当たる木の下の方のチェリーは影になるので乾きにくい。品質を望めるのは真ん中の部分に当たる。

収穫時期の見極めやそれを防ぐには?加えてそれをどうやって選別するか?スペシャルティコーヒーの生産は、ひたすら検証が続くのだそう。

そうこうしているうちにファゼンダハウスに到着!入り口にはカンブライアさんのお子さんや、甥っ子さん、姪っ子さんが書いた可愛い絵が出迎えてくれました。

色彩感覚がいいですね。

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おいしいランチの後、カンブライアさんの農園を回り、午前中に収穫が済んだばかりのコーヒーチェリーの生産処理やカンブライアコーヒー(焙煎豆)の工場を訪ねました。

食後にはカサーシャというブラジルの蒸留酒とライムなどのフルーツに氷を入れた強いお酒をすすめられ、香りがすこぶるいいのでくいっと飲んだら昼間っから真っ赤になってしましました。

お酒で赤くなったのか、日焼けで赤いのか微妙な面持ちで出発!

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広い農園を回っているうちに陽が沈みかけてきました。

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このトラックは収穫前に自然と地面に落ちたコーヒーチェリーを運ぶものです。チェリーやハーベストマシーンの収穫の際に落ちる木や葉を機械で集めます。

特に落ちたチェリーをそのままにしておくと様々な虫が集まってきて品質低下を招きます。

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空の色や雲の様子が面白いですね。農園に雲が影を落としてます。

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ワーカーさん達も一日の収穫作業を終えご帰宅です。

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スリムなジャパニーズ・ロースター!(笑)右が丸山珈琲さんの丸山さん、真ん中が私、左が伊東屋珈琲の伊東さん

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ここはパティオといってコーヒー豆を乾燥させるところです。 ナチュラルはそのまま乾燥。パルプトナチュラルは果肉を除去して粘液質を残したまま乾燥。写真はパルプトナチュラル。

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収穫したてのコーヒーチェリーはまずグリーンセパレーターという選別機械にかけられ、よいものとそうでないものに分けられます。赤い実がよいチェリー。

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そして、パルプトナチュラル(果肉を除去し粘液質が着いたまま乾燥させる処理方法)は果肉を除去するためウエットミルに運ばれます。

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生産処理によって排出される汚水は何度も濾過されてから処理されます。

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生産処理場の外観

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ここは機械乾燥を行うところです。燃料の多くは古くなって大役を終えたコーヒーの木です。手前の枯れ木です。

コーヒー豆は円柱状のドラムの中で乾燥処理されます。

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袋詰めされたコーヒーはトラックで運ばれて行きます。

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そして、サマンバイア農園の一日は夕陽と共にゆっくりゆっくり暮れていきます。

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サマンバイア農園に沈む素晴らしい夕陽!丸山さんは夕陽を激写中。この後、私たちは夕陽を眺めながら来生たかおさんのシルエットロマンスを歌ったのでした。その後も来生たかおメドレーが止まらず(笑)

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農園を後にした私たちはカンブライアさんのラボと焙煎工場を訪ねました。圧巻はドイツのプロバット500kg釜!一度に7袋(420kg )分の焙煎が可能だそうです。

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右側がカッピングラボ、左側が焙煎工場。作業動線がいい感じでした。

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こちらが、カンブライアカフェブランドのコーヒー。サマンバイア農園のロゴとファゼンダハウスのイラストが施されています。

ちょっと今回もボリューム満点でした。次回でサントアントニオドアンパーロでのご報告はお終いです。ではまた!

■次回予告

 買付カッピング

 カンブライアさんのご友人のサン・カルロス農園

2011/08/25

コロンビア・ラ・ロマ

グロッタ・サオン・ペドロが完売いたしましたので、新しいファータイル・セレクションのアイテムをご紹介いたします。

コロンビア・カップ・オブ・エクセレンス1位「ラ・ロマ」です。

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このコーヒーは標高1980mという高地産のコロンビアで酸の質の複雑さやなめらかな舌触りが魅力です。品評会では平均点94.92を獲得し、※プレジデンシャルアワードに輝きました。

※国際審査員の平均点が90点以上のロット

ブラッカラント、ピーチ、プラム、花の香り、クリーミーな舌触りとシロップやハチミツのような甘さが魅力です。

開業当初、コロンビアのナリーニョというとそれはそれは憧れのコーヒーでした。当時の横井珈琲では中々手に入れることが出来るコーヒーではありませんでした。当時やっとの思いで手に入れ焙煎した時の感動は今も記憶に残っています。

農園名:ラ・ロマ/La Loma

農園主:サンホセ・アントニオ・ガルガン/José Antonio Gualguan

地域:ナリーニョ/Nariño

町:ブエサコ/Buesaco

農園の規模: 8ヘクタール

栽培エリア: 3ヘクタール

標高:1,980m

生産処理方法:水洗式処理

品種:カツーラ、カスティロ/ Caturra and Castillo

コロンビア・ナリーニョ地区で収穫された2010年最高品質のコーヒーがこのラ・ロマです。

コロンビアの首都ボゴタから、エクアドルとの国境に向け南下すること約500kmの場所に、ラ・ロマ農園はあります。

ホセ・アントニオ・ガルガン氏は、1951年12月12日にナリーニョ地区のブエサコ町で生まれました。現在59歳、彼は責任感のある、正直で立派な人柄という事で知られています。
約30年前から“ラ・ロマ”という農園名で、家族のそばでコーヒー栽培を行い、常にオープンマインドで、技術的なアドバイスやあらゆる提言や提案を受け入れ、環境との調和を目指し活動を行っています。

オーナーのガルガンさんは西部のナリーニョ地区にある、協同組合の活動的なメンバーで、永続的な環境保護のための活動を行っています。そして、これらは消費者が一杯の美味しいコーヒーを楽しむための活動です。

全ての農業活動は、他とは違う上質のコーヒーを作るために効率的な水洗式生産方法を行い、環境にも気を付けており、彼の農園での栽培に大きな役割を果たしています。

2011/08/22

南米の旅路その14/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その1

さて、前回の続きです。今回はサント・アントニオ・デ・アンパーロに来て2日目の様子をお伝えします。

【7月27日】

おいしい朝食をいただき、カンブライアさんが運転する車で彼が所有する農園を回りました。ファゼンダハウスから30分くらい走るとブラジルならではの風景が広がっています。

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カンブライアさんはあとでお伝えする生産者協同組合の代表でもあるし、ご自身の農園をいくつも所有していますので、多分この町で知らない人はいないんじゃないか?と思えるほど車を運転しながら道行く人に声をかけたり、かけられたりしていました。

でも何よりもカンブライアさんの人柄でしょう。彼の回りは笑いが絶えません。運転中携帯がなるとハンズフリーになってて元気よく応対されていました。大笑いしたのがこうです。

「モシモシー カンブライアデース アリガトゴザイマース」

おやっ?(笑)

誰と話しているかと思えば、相手は日本人ではありません。これが彼流の電話の出方なんですね(笑)恐れ入りました。数々の日本語を知っていましたし、丸山珈琲の丸山さんからも、また新しい日本語を習得していました。

さて、このサント・アントニオ・デ・アンパーロは現在人口約18,000万人(うち、郊外に6,000人)。かつての収穫最盛期は町はひっそりしており、多くの農園には主に女性のワーカーで溢れていたはずが、現在は生活保護の保証プログラムが施行されて以来、今度は町に人が溢れるようになったそうです。

確かに働き盛りとおぼしき方々が小さな町のあちこちにいました。そんな時代の趨勢もあって、彼の農園では人手不足が深刻なのだそうです。

代わっての担い手は現在は機械です。メカニカル・ハーベストと云って機械による収穫です。6%の金利で2台の機械を購入。それでも人件費に比べると安いそうです。

いくつもの悩みを抱えつつ、カンブライアさんは高品質なコーヒーを生み出すべく、新しい挑戦をされていました。

コーヒーの生産にかける思いがひしひしと伝わってきます。ポジティブでアクティヴなカンブライアさんの姿を拝見していると元気が出ます。よし、もっとがんばろうって。

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機械での収穫の様子

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【地面に平行に出でいる棒が回転しチェリーを収穫します】

機械のオペレーターのスキルで品質やコーヒーの木に与えるストレスが異なるそうで、不慣れなオペレーターが収穫作業を行うと、木が枯れてしまうことがあるそうです。

ワーカーの手を借りるにも人手を集める苦労が伴う、生産処理効率を上げるためにはこういったリスクとコストとの兼ね合いもある。品質とのバランスも考えねばならないとのこと。

収穫の方法や生産処理全般に云えると思いますが、この方法がベストというのはなく、その環境にあった方法がベストであって最後は一杯のコーヒーのおいしさが果として表れると思います。

当たり前かも知れませんが、そういった一つ一つは私たちよりも、生産者が一番よく知っているんです。ボリビアでもそれを強く感じました。

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先ほどの機械で収穫したコーヒーチェリーは見事に熟しています。

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ちょっと逸れますが、私はお中元やお歳暮で北海道のおいしいものを大切な方々に送るとき、いつも相談する生産者やそれらを束ねる問屋さんの社長がいます。

「社長!去年トウモロコシが大評判でしたので、ぜひ今年も!」と尋ねると、「それはよかった。でも、今年はメロンがおすすめですよ。しかも規格外のがね」

おお!カタチではなくここでもおいしさ優先されている。買う側、贈る側にとって嬉しい情報です。

といった感じです。生産者は今年の作柄がどうか、どこの畑で採れる作物が一番おいしいかをよく知っているんですね。

ですから、私たちはそういった生産者のひとり一人の存在がありがたく頼もしいのです。もちろん、ビジネスも大切ですが、何よりも仲良くなることではないかと。お互いの意とするところがだんだん見えてくる、理解できるようになってくる、いや、理解したくなるんです。

つまり、どうやったら相手が喜んでくれるか?モチベーションを高めてくれるかってことでしょうか。ぼやけてかすんでいた色々なことが今回の旅でやっと身体と心にフィットし、焦点が定まりました。

スペシャルティコーヒーを求め、何もわからず走り始めた2000年の頃、小さな小さな自家焙煎店の経営者が志を一つに、ひた走ってきました。

もちろん、色んなことがありましたよ。でも頑張ってきて本当によかった。

そして、ボリビアやホンジュラスのカングワルの山奥に行ったとき思ったんです。バイヤーの丸山さん最初は一人でこんな山の中に何度も来ていたんだなぁ....って。

ぎゅぎゅっと胸の奥が熱くなりました。

今となってはみんなも動けるようになり、カップ・オブ・エクセレンスの品評会に出かけたり、こうやって一緒に産地を回れるようになりましたが、買付をはじめた当初は中々自由がきかなかったのです。

応援してくださる皆様のおかげです!ありがとうございます。そして、支え合ってきた仲間とその家族、スタッフのおかげです!

では、サマンバイア農園の話題に戻ります。

カンブライアさんのコーヒーの魅力はナチュラルだと思うんです。もちろん、パルプトナチュラルにも素晴らしいものがありますが、エスプレッソにはカンブライアさんのナチュラルがよく合います。

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乾燥処理を待つナチュラルのコーヒー。干しぶどうみたいでしょう。それにしても見事なチェリーです。

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パティオで乾燥中のコーヒーチェリー。この後、乾いた果肉を除去します。

現在サンバイアをはじめ所有の農園で生産されるコーヒーは4000俵(60kg麻袋換算)ですが、将来は6000俵から8000俵を目指しているそうです。

農園を巡りながらお聞きした話でとても興味深かったのが、「フーリーナチュラル」という生産処理です。初耳でした。

通常、ナチュラルはチェリーを収穫したあとグリーンセパレーターという選別機にかけて、よいものとそうでないものを分けますが、このフーリーナチュラルは、グリーンセパレーターを介さず、チェリーは手積みで行い、即、乾燥工程に入るというものです。

大量に生産することは出来ませんが、それが実現したら今までにはない「ナチュラルコーヒー」が誕生するのではないでしょうか。

新しい生産処理の考案から新種を試験的に植えたりとカンブライアさんの挑戦はまだまだ続きます。素晴らしいですね。

ここはカンブライアさんが信頼を寄せる熟練のワーカーさんのスキルがあってこそ生まれる発想だと思いました。

カンブライアさんとワーカーさんの距離感と云いましょうか、信頼関係で強く結ばれているんですね。当たり前と云えば当たり前かも知れませんが、その場の空気感で伝わってくるものがありました。

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カンブライアさんは生産処理施設や誰がどれだけ収穫したかなど履歴もきちんと管理されています。

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私と伊東屋珈琲の伊東さんがお聞きした話などをまとめながら、忘れないようにとポラロイドに画像を納めていると、カンブライアさんが興味深くのぞき込んでいました。と、云うのも、そのポラロイドはノートや紙に貼り付けることが出来るからなんです。

いくつも農園を回ったりするとデジカメの写真だけでは「いつ・どこで・何が・誰の畑だったのか」がわからなくなるのでまとめるのに結構時間がかかりますし記憶も薄れがち。

ボイスメモもいいのですが、カメラを抱え、ノートを取りながら、ツイート用にとiPhoneもポケットに忍ばせていますので、中々うまくいきません。

でも、iPhoneのボイスメモがあった!使えばよかったと...帰国後に気づきました。次回はばっちり使います。

で、カンブライアさんに写真をプレゼンとしたところがこれです。(笑)

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さっそく胸に貼り付けてご機嫌なカンブライアさん

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このアイディアは愛知県のナチュカフェの杉浦さんです。これで情報整理もかなり楽になりました。大活躍でしかも大人気のポラロイドでした。スギウラサーン、アリガトゴザイマース!カンブライアさん風(笑)

カンブライアさんは丸山さんを「コハダサン」とか「ケンターロサーン」とか「マルヤマサーン」と呼びます。(コハダとは丸山珈琲さんのアドレスの@の前がkohadaだからです)そして、伊東さんを「イットーサーン」私は「チッカラサーン」と呼びます。

今回はサマンバイア農園でのスナップをいくつかご紹介してお終いです。次回もサマンバイア農園とカンブライアさんの魅力をお伝えします!

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乾燥処理(パティオ)

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これは、ファゼンダハウスにあったワーゲン

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南米の旅路その13/サンタ・クルスからサン・パウロへ、そして、サント・アントニオ・デ・アンパーロへ

今日は週末とあって多くのお客様にご来店いただきました。ブログを読んでくださっているお客様から「横井さんまだ海外?」と聞かれたり、友人からはメールで「いつ帰る?」という問い合わせもありました。すいません!(笑)帰国しております!

ですので、ここからは日付を記してこの旅の話を進めさせていただきます。確かに、不意にこのブログをご覧になられた方に取りましては無理もないことです。

【7月26日〜7月27日】

ボリビアのラパスにある、エル・アルト国際空港を19時に発ち、2時間半のフライトでサンタ・クルスのホテルに到着したのが22時を少し回った頃。

標高およそ4000mのラ・パスからから430mほどのサンタ・クルスに降りてきましたわけですから、体調は思わしくありません。食欲はあるのですが咽を通らず...その夜はすぐ休みました。

朝、ホテルを出てサンタ・クルス空港に着くと非常に混雑してチェックインカウンターがどこにあるのかわからないほど。丸山さんと一緒でなかったら大変でした。(笑)

珈琲屋めいぷるの関口さんはスタッフがJBCの予選に出場するためここでお別れです。

丸山珈琲の丸山さん、伊東屋珈琲の伊東さんと私の3人でブラジルの二つのエリアを回る買付の旅路第二弾です。

まず最初の目的地、サマンバイア農園のあるサント・アントニオ・デ・アンパーロという町に3泊しましたので、その様子を順を追ってお伝えいたします!

サンタ・クルス空港から2時間半のフライトを経てお昼過ぎに南半球最大のメガシティ、サンパウロにあるグアリューロス国際空港に到着。

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空港の駐車場には高級車がずらりと並んでいます。報道にあるとおりブラジルはホントに景気がよいようです。

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ここからは車で5時間余りでサント・アントニオ・デ・アンパーロにあるサマンバイア農園のオーナー、カンブライアさんのファゼンダ・ハウスに到着。

このファゼンダハウスはブラジルの農園ではあちこちで見かけます。そのファゼンダハウスを見事に別荘にリノベーションし、ゲストハウスやファミリーが集う場になっています。

到着すると、カンブライアさんが出迎えてくれ、最初にかけてくれた言葉がとても印象的でした。

「味方塾のみんながサマンバイア農園を落札してくれてから今年で10年だね。覚えてる?」

あ、そうか。2001年、私たちがはじめてカップ・オブ・エクセレンスのオークションに挑戦し、はじめて落札した農園だった...あれから10年か...あっという間の10年間。

そして...

「7月の最終週はカンブライアファミリーが一同に会するとても大切なひとときだけど、遠慮せずケンタロウ達(丸山さんのこと)も家族だから自分の家だと思ってくつろいでほしい」と云ってくれました。

私たちのスケジュールの都合で、カンブライアファミリーの大切な7月の最終週に快く迎えてくださったことを知り、申し訳ない気持ちと共に、カンブライアさんをはじめ、みなさんのお気持ちがとてもありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

泊めていただいた部屋はこんな素敵なところ。自宅のようにぐっすり眠ることが出来ました。

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夜が明けると抜けるようなブラジル晴れ!カンブライアさんのファゼンダハウスの外観や中の様子を少しご覧に入れますね。

バスルームからプールが見えます。

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朝食はやはり南国フルーツから

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そして、ブラジルのチーズのお菓子、焼きたてのポンディケージョ。コーヒーはもちろん、サマンバイアです。

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ここがかつての「パティオ」。コーヒーの乾燥場です。

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いざ、カンブライアさん所有の農園を回るために出発!

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明日からピッチを上げてお伝えしていきます!ではまた!

2011/08/21

南米の旅路その12/ラ・パスからサンタ・クルスへ ありがとう!アグロ・タケシ!

アグロ・タケシのオフィスに到着したのは7月25日の夕方。この日の19時のフライトでボリビア第2の首都、サンタ・クルスへ移動。今度こそ、みなさんとお別れ。

その前に今後のビジネスについての大切な話し合いを持ちました。ここでお伝えいたしましたとおり、アグロ・タケシはアメリカのロースターとの契約も切れましたので、今後の買付に関してきちんと詰めていきます。

バイヤーの丸山さんは私たちに細かく通訳し、一つ一つ確認をしながら話を詰めてくれます。どんどん心は高揚していきます。

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無事、話し合いも済みボリビアでの大切な仕事を終えることが出来ました。晴れてアグロ・タケシは継続してお客様にお届けすることが出来ます!

このコーヒーの魅力は生産量が極めて少ないことや在来種のティピカという希少性に特化したものだけではなく、彼らの熱いマインドとおいしさへのあくなき探求心と生産現場の環境とのベストミックスにあります。

そして、素晴らしいホスピタリティから生まれるフレンドシップに溢れた関係に心が大きく動いたんです。

彼らも本気です。私たちも本気でその心に応えたい。お客様にこの素晴らしいタケシ・コーヒーの魅力を余すことなくお伝えしたい!と、心に誓ったとき。心地よい疲労感にさいなまれました。

マリアナさんが酸素をすすめてくれましたので、一息つきます。この表情です。(笑)

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完全ではありませんが、かなり元気を取り戻したところで、私たちにマウリシオさんからポロシャツのプレゼントがありました。やっほぉ〜!でも、何気に顔がむくんでます。(笑)

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ちょうどその頃、マリアナさんのお父様、お兄様もご挨拶に来てくださいました。

帰国してから写真の整理をしていたら、以前、伊東屋珈琲の伊東さんからいただいた画像に目がとまりました。2009年のカップ・オブ・エクセレンスのファームツアーとセレモニーの様子の写真です。

後列の一番右がマリアナさんのお兄様、後列中央のオレンジのポロシャツを着ているのがマリアナさん、その左隣がお父様、その隣がマウリシオさんです。そして、農園を支えているワーカーの皆さん。

2009年にチャンピオンになった時のプレミアムはこのワーカーさん達と分かち合ったと、マウリシオさんが嬉しそうに話してくれたことも印象に残っています。よろこびあえる人が多ければ多いほどよろこびは大きくなりますものね。

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そして、こちらがセレモニーの時の写真です。

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ヘッドジャッジのシェリーさんとマウリシオさん、そして、左がアグリカブで一緒にカッピングした、の品質管理のウイリー。彼はナショナルカッパー(国内審査員)です。

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では、オフィスの中を少しご紹介しますね。
ここにはカッピングもローストも可能で、様々な品評会の賞状が飾られていました。

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以上でボリビアのカラナヴィとヤナカチでの様子はこれでお終いです。振り返ると12話までになってしまいました。お付き合いいただき、ありがとうございました!

このアグロ・タケシは9月頃には発売の準備が整いますので、ぜひ、ご賞味くださいませ!

ではお終いに、アグロ・タケシのオフィスから空港までの車窓からの眺めをご覧に入れますね。

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遠くに見える山が標高6,439mのイリマニ山(現在発売中のボリビア・イリマニは山の名称)

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首都ラ・パスのエル・アルト国際空港に到着しました!ここからもイリマニ山が見えます。

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私たちはこの後、サンタ・クルスへ移動し、最後の目的地、ブラジル・サン・パウロへ飛びました。ではまた!

2011/08/20

グアテマラ・アディーリア・マルティネス

グアテマラ・ラ・ベラが間もなく完売となりますので、新たにアディーリア・マルティネスをご案内いたします。

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アディーリアさんのコーヒーとの出会いは今から3年前に遡ります。
2008年のグアテマラ・カップ・オブ・エクセレンスの品評会の折、オルガ・アヤウさんの事務所にお邪魔しカッピングをさせていただいた時でした。

様々なフルーツの香りと舌触りの素晴らしさがとても印象的でした。この時買い付けできたのがわずか3俵でした。横井珈琲としては昨年に引き続き2度目のご案内になります。

年間おおよそ10俵から15俵(1俵69kg)のわずかな生産量のため、数量に限りがございます。お早めにご賞味くださいませ。

オルガさんは素晴らしい小規模生産者を私たちに繋いでくださる、グアテマラコーヒーの買付には欠くことの出来ない方です。

出会いは2003年10月。素晴らしいコーヒーチェリーを生産できるものの、資金繰りと恒常的な貧困に苦しむ小規模生産者を日本のロースターに紹介すべく来日された時です。

私たちは八丁堀の珈琲屋めいぷるさんをお借りし、グアテマラコーヒーの現状や買付に関するお話しをお聞きしました。

Open the Door.「扉をひらきに来ました」と仰った言葉を今でもはっきり覚えています。そんなオルガさんのひたむきさと正義心の強さはその頃と今なお変わることはありません。

アディーリアさんの話から横道に逸れてしまいましたが、グアテマラコーヒーとオルガさんは切っても切り離せない関係にあるんです。

このあたりのお話しは、丸山珈琲の丸山健太郎さんの著書「コーヒーの扉をひらこう」にとても詳しく、そしてわかりやすく書かれていますので、ぜひ、ご覧いただけたらと思います。

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ピーチ、チェリー、プラム、花の香り、なめらかな舌触り、ミルクチョコや甘いスパイスを思わせる甘さが魅力です。

年間おおよそ10俵から15俵(1俵69kg)のわずかな生産量のため、数量に限りがございます。お早めにご賞味くださいませ。

アディーリアさんの農園はウエウエテナンゴ県サンペドロ・ネクタ地区のロス・コレス地区にあります。このウエウエテナンゴ地域は、グアテマラで最もコーヒーの栽培が盛んな地域で、中でもこのサン・ペドロ・ネクタでは最もコーヒーの栽培が盛んな地域であり、カップ・オブ・エクセレンス上位入賞の農園を多く輩出してる地域としても有名です。

また、アディーリアさんは元小学校の先生でしたが、現在は退職し、コーヒー栽培と養蜂を行っています。養蜂は農園の敷地内にあります。農園内には、様々なフルーツの木も植えられており、シェードツリーの役割も果たしています。

また、アササプネ(ASASAPNE)という生産者組合のメンバーで、おおよそ200名の小規模生産者によって構成されています。他に、アディーリアさんの妹のニルマ・マルティネスさんやガビーノ・メンデスさんもメンバーです。

農園名:アディーリア・マルティネス/Adilia Martinez

農園主:アディーリア・マルティネス/Adilia Martinez

県:ウエウエテナンゴ/Huehuetenango

地区:サン・ペドロ・ネクタ/San Pedro Necta

標高:1,800m

生産処理方法:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

栽培エリア: 1.0ヘクタール

南米の旅路その11/アグロ・タケシ農園から首都、ラ・パスへ! 第2日目その6

アグロ・タケシ農園を後にした私たちは、ボリビア第2の都市、サンタ・クルスへ移動のため首都、ラ・パスに向かいました。

ホント、名残惜しいよ...アグロ・タケシ....と伊東屋珈琲の伊東さんの後ろ姿。

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マリアナさんが何度か「あなたたちはラッキー、普段の行いがいいんですね」と、お気遣いくださいましたが、ムルラタさんの頂は霧や雲に覆われていることが多いそうなのです。

伊東さん曰く、丸山珈琲の丸山さんと2009年のカップ・オブ・エクセレンスのファームツアーで訪れた時はムルラタ山の頂は雲に覆われていたそう。

今回私たちが滞在していたほぼ2日間、ムルラタ山(標高5,668m)の頂はいつも見ることが出来ました。4000m以上のところが万年雪なのだそう。

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さて、車で移動すること40分ほど進んだところに、あの名画「明日に向って撃て!」(原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)のロケに使われた小屋がそのままの状態で残っているとのことで見せていただけることに。

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アルマジロの剥製がありました。

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これが小屋

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別な角度から(小さいですがアルマジロが見えますでしょ)

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実在の銀行強盗、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドがここを隠れ家にしていたらしいです。では、中に入ってみましょう。

テーブルの上には恐らく映画に使用したと思われる資料が残っていました。

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料理人マウリシオさん、ここでも何か作ってくれるのかな?(笑)

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本棚にはCOFFEEと書かれた本が。

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小屋を出て更にその山に向かって進んでいくのですが、ここからは悪路のためピックアップトラックに乗り換えます。1台ですのでもちろん、立ち乗りです。(笑)

標高は3000m前後、しかも、かなり寒い。加えて縦揺れ横揺れが激しくアップダウンの繰り返し。タケシ農園を回った時以上でしたので、撮影は不可能でした。

途中、遙か彼方に小さな群れを作ったラマを見ることが出来ました。

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やがて、うっすらコケが広がる平原のようなところに出たところで、ひと休み。コカ茶をいただきましたが、呼吸は整いません。でも余りにもどでかい自然を前にややハイテンション(笑)色々なポーズで記念写真をば。

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基本型?(笑)

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ここから先ほどの小屋に戻りましたが、高地でのピックアップトラックの立ち乗りに、さすがのマリアナさんも寒いと言い出しました。一体何度だったんだろう。

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小屋を後にして、首都、ラ・パスまで2時間余りでアグロ・タケシのオフィスに到着!大自然の中から一気に都会の空気。ラ・パスの高級住宅街にオフィスがありました。

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エントランスにはアグロ・タケシのコーヒーチェリーが!ラ・パスのそばですから、楽に3000m前後はあるでしょう。多分。

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続きはまた明日!

2011/08/18

南米の旅路その10/アグロ・タケシ 第2日目その5 さよなら、アグロ・タケシ!

いよいよ、アグロ・タケシ農園とお別れです。名残惜しい気持ちでいっぱいになりましたが、今度訪れるときには標高2400mと2600mの畑にチェリーが実っていることでしょう。

で、前回ご紹介した、ティピカとゲイシャが植えられている「沢」なのですが、ちょうどいい写真がありましたので、ご紹介します。

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上の画像の屋根がちらっと見えるところが私たちがパエリアをいただたり、コーヒーを楽しんだ場所です。

さて、「アグロ・タケシ農園最終回の巻き」は生産処理環境からお伝えします。

ワーカーさんが収穫したチェリーはここに集めら、果肉の除去が行われます。これをウエットミルといいます。

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横から見た写真

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果肉が除去されたムシラージという粘液質がついたままの、いわゆるコーヒーの種はコンクリートの発酵槽で12時間から18時間発酵させ水で洗い流されます。下の写真参照。

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発酵が済んできれいになったコーヒーの種は薄い種皮に覆われています。これをペルガミーノと云います。お米で云う玄米のようなイメージです。

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これがアフリカンベッドと云われる、ケニアで多く用いられ、多くの生産国で広まった乾燥処理システムです。この日は立てかけられていましたが、この上にペルガミーノを広げ、ある程度の水分含有量になるまで乾燥させます。最後の仕上げは機械乾燥で概ね水分含有量が11%ぐらいまで乾燥させます。

ここでなるほど...と感心したのが、この設備です。

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日差しの影響を受けないよう陰干しで最終仕上げというきめ細かさ。網状の床にペルガミーノを広げ、最後の乾燥の微調整は下からやさしい風が吹き上げられる仕組みになっていました。

乾燥中のペルガミーノ

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機械乾燥処理の外観はこんな感じ

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手前の屋根はウエットミルのあるところ。こんな位置関係にあります。それにしても空が青い!

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乾燥処理が済んだペルガミーノは薄暗い倉庫に保管され、ドライミル(脱穀)にかけられ、晴れて生豆(なままめ)となって袋詰めされ船に乗って日本にやってきます。収穫期に入ったばかりなのでペルガミーノは少ないのです。

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乾燥処理が終わったペルガミーノ

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さ、いよいよアグロ・タケシ農園と青い空、そしてムルラタ山ともお別れの時間になりました。ささやかながら私たちからのお礼の手土産をお渡しし、記念写真を撮りました。

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感無量の私たち!

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マリアナさんはいつでもここに帰ってきてくださいね...と。マウリシオさんもうんうんと頷いて、ほろりと行きそうな場面をぐぐっと来られました。ホントです!ここは堪えたんです。(笑)

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アグロ・タケシのみなさん、一泊二日という大変短い時間でしたが、私にとっては10日間ぐらい滞在した気分でした。またお邪魔します!

そして、私たちは車に便乗し、ラ・パスまで送っていただくことに。今回もボリュームが多めでしたので、ヤナカチからラ・パスまでの道中とラ・パスのアグロ・タケシのオフィスでの様子は次回お届けいたします。ではまだ続く南米の旅路、よろしくお願いいたします!

さ、出発進行!

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最後に...タケシ犬がチェリーを食べる図をお届けしてお終いにします。さすがタケシ犬。チェリーの甘さをチェックしています。(笑)

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2011/08/15

南米の旅路その9/アグロ・タケシ 第2日目その4

この日はとてもいいお天気でしたが、標高2250mから上に進むにつれ徐々に気温が下がり、とても寒かったです。

険しい一本道を荷台に立ち乗りで登っていくのですが、結構きつい(笑)せっかくだから記録として写真にも納めたい....ですが、揺れもスゴイし木の枝が覆い被さってくるのでよけなければなりません。(笑)おまけに手がかじかんで中々撮れませんでした。

既に購入済みの2400mと2600mの農地を見せていただきましたが、激しい揺れのため撮影できませんでした。太陽をたっぷり浴びることが出来る斜面にそれぞれ、20ヘクタールの農園です。整地も済んでおり、いよいよ来年から栽培が始まります。また、このエリアでは、ペーハーを安定させるためカリウムを散布しているとのこと。これまでの経験が活かされ、よりよい土壌を作り上げているようです。では、なんとか撮影が出来た画像をご紹介します!

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ムルラタ山が更に近く感じます。

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タングステンの鉱山が見えて来ます。

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日本で云う、炭鉱町の佇まい。ここは炭鉱従事者が暮らしを営んでおり、学校もあります。

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標高は2455m!ここでひと休み。雲が掴めそうでした。

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アンデス山系の美しい雪解け水。この水はオリジナル(最初の農園)の農園の脇を流れる、タケシ川に通じています。

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この後、2800mくらいのところまでまで登りました。

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鉱山の集落まで戻ってきたところ。

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ブリキで囲われているところを通ってタングステンを発掘のため山に入るそうです。位置的にはここから少し下がったところに標高2250mのタケシ農園があります。

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オリジナルのタケシ農園に戻りましたところ、あたりはとてもいい匂いに包まれていました。
お昼ご飯は、マウリシオさん特製のパエリアです。大きな銅鍋には魚介類とお野菜がたっぷり。

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丸山さんもお手伝い。(笑)

おいしいパエリアが完成するまでの間、マリアナさんからオリジナルのアグロ・タケシ農園を改めて案内していただきました。

余りにも絶景でしたし、今日でここを後にするので記念写真をぱちぱちと。みんないい笑顔!

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日本の梅に似た花が咲いていてきれいでした。この沢の下にはタケシ川が流れています。

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オリジナルのタケシ農園にはかつてのインカの遺跡にを通じる道(タケシ)が残されています。それは農地開拓の時、コーヒーの木を植えようと穴を掘ると石に当たり、掘り進むと街道の跡が表れたそうです。また、その時には当時の宝が埋められた穴の痕跡がいくつも見られたそうです。もちろん、宝は発掘されていたとのこと。

ミネラルが豊富な山々に囲まれ、そこで生まれる微小気候(マイクロクライメイト)と豊かな土壌に恵まれながらも、コーヒーの生産には向かないとまで云われた標高2000mを越える高地は、他に類を見ない土壌が存在し、ティピカという品種のマッチングによって誕生したアグロ・タケシ。だからこそ、ハイポテンシャルなコーヒーもたらされたのではないでしょうか。

彼らの信念とたゆまない努力は「人々を目覚めさせる」という現地の言葉通り、素晴らしいボリビアコーヒーが生まれました。

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石の層がコーヒーの栽培に好影響を与えています。

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この花が散ってコーヒーチェリーへと育ちます。

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これが苗床。

今年から多様化する世界のニーズに応えるべく、ゲイシャやジャバの苗も育てはじめ、ゲイシャは青い実をつけていました。彼らの挑戦はまだまだ続きます。

ここはオリジナルのタケシ農園から少し離れたところの谷に面した傾斜地にあります。

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このゲイシャの隣には私たちが買い付けたティピカが植えられており、赤い実を称えていました。

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タケシ農園でもセロくんこと、タケシ犬?に出会いました。女の子なんです。とてもおてんばですが、非常に人なつっこいんです。私が勝手にセロ!おいで!と云うと、駆け寄ってきてくれました。(笑)

苗床が見えますでしょう。その奥が沢になっていて、上の画像にあるゲイシャやティピカの畑が広がっています。

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マウリシオさん特製のパエリア完成!絶景を眺めつつ、いただきます!

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おねだりに来ます。(笑)

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今回はここまで!
次回はブラジルへ移動のためラ・パスまでの道中と、アグロ・タケシのオフィスの様子をお伝えします。ではまた!

南米の旅路その8/アグロ・タケシ 第2日目その3

前回は標高2250mの高地におけるアグロ・タケシ農園の挑戦とコーヒーの栽培、マイクロクライメイト(微小気候)品種といったややプロ系の話題になってしまいました。

タケシ・農園のあれこれはまだ続きます!よろしくお付き合いくださいね。

さて、ここは中々の急勾配、やや斜めになりながら、この先のアグロ・タケシ農園のことなどをお聞きし、青い青い空を眺めつつ、万年雪のムルラタ山をバックに記念写真なんぞ。

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農園主のマウリシオさん

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立っているだけで筋肉痛になります。(笑)

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農園の全体の眺めはこんな感じ。雲がすぐそばに!

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実は、この先に購入済みの農地が二つもあると!広さは共に20ヘクタール。なんと標高は2400mと2600mとのこと。私たちはピックアップトラックに立ち乗りで移動することに。

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マウリシオ料理人?はランチの準備のためオリジナルのタケシ農園に戻られました。ガイドはマリアナさんです。

移動の前に南米原産のステビアを発見。食べてみると本当に甘い!甘味料に使われているとのこと。

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いざ、出発!

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次回はピックアップトラックから眺めるヤナカチの風景やマウリシオさんの特製ランチとオリジナルタケシ農園のまとめをお伝えします。ではまた!

9月にテイスティングセミナーとパブリックカッピングを行います!

詳しくはこちらから


2011/08/14

ブラジル・グロッタ・サオン・ペドロ

2010年のブラジル・カップ・オブ・エクセレンス1位輝いた、グロッタ・サオン・ペドロ農園は今年の7月の末にお邪魔してきたばかりです。

パティオ(乾燥処理場)が山の谷間に位置しているため、気候条件に大きく左右されることなく、ほぼ一定の環境で乾燥工程が行えるという利点があります。

また、農園はカップ・オブ・エクセレンス入賞農園を望むことが出来る1200mの高地にあります。詳しい現地の様子はシリーズで更新中の「南米の旅路」で追々ご紹介いたします。写真/オーナーのクラウディオ・カリニエロ・ピントさん

ご覧のようにペルガミーノ※の香りを嗅ぐとキャラメルコーンとハチミツの香りがしました。

※コーヒーチェリーの果肉を除去する工程を終えたコーヒー豆はまだ薄い種皮に覆われています。その状態のものをペルガミーノと云います。(パーチメントとも云います)

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ジャスミン、マンダリンオレンジ、ピーチ、ラズベリー、ベルガモットの香り、シルクのような舌触りと奥行きのある味わい、ハチミツやキャラメルの甘さが魅力です。

農園名:グロッタ・サオン・ペドロ/Grota São Pedro

農園主:クラウディオ・カリニエロ・ピント/Cláudio Carneiro Pinto

地域:ミナスジェライス州/Minas Gerais

町:カルモ・デ・ミナス/Carmo de Minas

農園の規模: 60.30ヘクタール

栽培エリア: 25.30ヘクタール

標高:1,200m

生産処理方法:パルプトナチュラル※

品種:イエローブルボン/Yellow Bourbon

【(生産処理呼称)コーヒーチェリーの果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)を付着させたままの状態で乾燥させる方式の名称】

ブラジルのコーヒー生産地の中でも最も伝統的なミナス・ジェライス州の南部に位置する、このカルモ・デ・ミナス地区は、首都、リオデジャネイロから北西に約 200kmに位置する、標高1200mから1500mの高い山岳地帯にあります。また、この地区は有数の高品質コーヒーを生産することで知られおり、数多くの入賞農園を輩出しています。

ブラジル南東部にある、リオデジャネイロから北西に約200kmにグロッタ・サオンペドロ農園があります。1988年に購入した当時サオン・ペドロ農園は、主に牛の食糧を栽培する農園でした。その翌年、新しいオーナーよりコーヒー栽培への提案があり、1994年には、 25.3ヘクタールの土地(東京ドーム約6個分の大きさ)に約145,000本のコーヒーの木が植えられました。そして今もなお、コーヒーに特化した栽培 を行っています。

1996年にこの生産者の家族は、ビジネスの多角化を図り、養漁業開発の為に4ヘクタールの土地に幾つかの池を作りました。そして1998年から2003年の期間にも同様のヴィジョンのもと果物の栽培への投資を始めました。柑橘類のフルーツと同様にイチジク、桃、栗、チェリー、ジャブチカバ、グァヴァ、ライチ、バナナ等

生産者のクラウディオ・カリニエロ・ピント氏は、この土地の管理者として、そして兄弟のグラウチオ、ヘルチオ、パオロ・ダリオそしてディマスは共同経営者として、2000年までコーヒー栽培の指揮をとっていました。

彼は、スペシャルティコーヒー栽培で、環境的、社会的な視点に関して議論を行い、経済的にも実行、持続可能な道を選び2001年には、兄弟との仲で好意的な協定を結び、クラウディオが唯一の農園オーナーとなりました。

彼の最初の活動の証が現れたのは、2002年に開催されたカップ・オブ・エクセレンス品評会において、4位を獲得した事でした。そこからは、めざましい結果を次々と残し、2005年、2006年においてはファイナリストになり、さらにブラジル国内で開催されているその他品評会においては3位、次年同品評会に おいて2位を獲得するなど、品質に特化した活動が実を結び、輝かしい結果を残す事となりました。

私たちは、2002年ブラジルカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオン、アグア・リンパ農園(クリスチーナ村)を当時の最高価格($12.85)で落札して以来、このカルモ・デ・ミナスにある複数の生産者の方々とのコミュニケーションがはじまり、現在に至っています。カルモ・デ・ミナスは、他に類を見ない自然環境地域で、極めて優れた独特の風味特性のコーヒーが生産されています。マンチケイラ山岳地域は、ミネラル・ウォーターの水源として知られていますが、この水源や緯度と標高、気候や土壌と行った完璧なコンビネーションが、上質なコー ヒーを生み出す重要な要素となっています。

コスタリカ・ブルマス

今年もお馴染みのブルマスが届きました!

今年もチョコレートの質感が素晴らしく、変わらないおいしさをお届けできることは本当に嬉しいことであります。

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チョコレート、オレンジ、カカオを思わせる風味、黒糖やキャラメルの甘さ、クリーミーな舌触りが魅力です

農園名:ブルマス/Brumas

マイクロミル(小規模生産処理場):ブルマス・デル・スルキ/Brumas Del Zurqui 

農園主:ファン・ラモン・アルヴァラド・ロドリゲス/Juan Ramon Alvarado Rodoriguez

地域:セントラル・ヴァリー/Central Valley

標高:1300m〜1600m

生産処理方法:ハニー・プロセス※/Honey Process

※コーヒーチェリーの内側にある粘液質(ムスラージ)をつけたまま、乾燥させる生産処理方法を指します。

ファン・ラモンさんは農学博士でもあり、ご自身が4つの農園を保有し、品質向上のため研究を続けながらも、多くの生産者の方たちに技術指導も行っています。

南米の旅路その7/アグロ・タケシ 第2日目その2

みなさん、こんにちは。今日の札幌は幾分涼しく、朝方は爽やかな風が店に入り込んで心地よかったです。ですが、焙煎機に火が入り気がつくと今日も40度を超えました。私は暑さにはかなり強い方ですが、佐藤夏子焙煎人は暑さに弱い方なので朝から大変そう。

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さて、南米の旅路は「その7」まで参りました。お付き合いいただきありがとうございます。ボリビアのカラナヴィで2泊、アグロ・タケシがあるヤナカチで1泊というスケジュールでしたが、とても長いこと滞在していたように感じました。

アグロ・タケシ農園はいくつかの区画に別れていて、ここは最初の畑から少し離れた傾斜地にあります。ここの農園も見事にチェリーが実を結んでました。

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来年にどんなタケシコーヒーが生まれるか楽しみです!

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私が知る範囲内で標高2000mを越える高地でコーヒーの生産が行われている農園はタケシだけです。2010年のコロンビアのカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンのラ・ロマという農園も非常に標高が高く、ナリーニョというエリアの標高1980mで生産されています。

ですから、アグロ・タケシは世界で一番標高が高く、他に類を見ないテロワールで生産されているコーヒー生産地と云えるでしょう。

標高が高いということはよいことずくめばかりではありません。次のようなリスクを伴います。

■朝晩の冷え込みの影響で霜によるダメージを受ける可能性が高くなる

■生産者コストがかさむ

この2点があげられます。ことに、霜による影響は深刻で、育ちかけのチェリーや木が枯れてしまうので大幅な減産になりますので、生産者にとっては深刻な問題です。

コーヒーチェリーは標高から来る朝晩の寒暖差によって甘みを増し、コーヒーの品質を支える酸の繊細さや複雑な味わいや風味に大きな影響をもたらします。しかしそれは単に標高だけが好影響を与えているわけではないことをアグロ・タケシの農園を回って知ることが出来ました。

■その農園を取り巻く環境(降雨量や土壌)

ある特定のエリアだけに存在するマイクロクライメイト(微少気候)、即ち、それらを含めたテロワールの影響によってコーヒーのおいしさが育まれます。

■コーヒーの品種とのマッチングが大切

環境にあった品種を植えることと、木の健康状態によって、より個性豊かなスペシャルティコーヒーが生まれます。

■重要なポイントはワーカーさんのスキル。熟練の技が品質に影響する

■恵まれた好条件に育まれたコーヒーチェリーは収穫後、常に危険に晒される

その品質のダメージを最低限に抑え、テロワールの再現性を高める生産処理が重要

知識として頭の中にあったもののアグロ・タケシをはじめて飲んだときの感動と共に、思いを巡らせ、まだ見ぬ農園の様子やおいしさの謎が点から線に繋がりました。また、マウリシオさんをはじめ、アグロ・タケシのみなさんからのお話しと、眼下に広がる農園や周りの環境を肌で感じることによって色々なことが立体的に浮き上がりました。

コーヒーの生産はこれがいい!という絶対的なものではなく、その土地・風土にマッチしなければいけないということです。ブラジルの生産処理においても同じくようなことを学んできましたので、順を追ってお伝えします。

ここまでの工程を見ても多くの方の知恵と努力と創意工夫をもって、コーヒーチェリーは「生豆」に姿を変えます。やがて日本に届けられるわけですが、そこから、焙煎という工程を経てお客様の許に届きます。

コーヒーの「種」からお客様が手に持つ「カップ」に至る道のりは、共同作業が幾重にも重ねられ、生産者〜焙煎人〜バリスタへと「コーヒー豆」という名のバトンが渡されます。そして、バリスタが最終ランナーとなって一杯のドリンクが誕生します。

今年も9月にSCAJカンファレンスでジャパン・バリスタ・チャンピオンシップが開催されます。日本チャンピオンは2012年オーストリアのウイーンで開催される世界大会の出場権を得ます。

セミファイナルに出場される16人のバリスタの皆さんが持てる力を如何なく発揮し、最終ランナーとしての大役を無事終えられますよう、応援よろしくお願いいたします!

話題が逸れてしまいました。すいません。では、引き続きアグロ・タケシの魅力についてお伝えいたします。

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画像は赤く実ったチーリーから生豆を取り出したところですが、驚いたことに果肉の厚みがあるんです。

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しかも取り出した種(生豆とはまだ云いません。ペルガミーノとも云いません)は、粘液質に覆われています。これまで見てきたものに比べると生豆を覆う粘液質の量と厚みが違います。口に含むととても甘いんです。丸山珈琲の丸山さんも驚かれるほど。手タレはアグロ・タケシのマリアナさん

果肉の厚さとこの粘液質は標高とテロワールからくる好影響で最初の農園(1960〜2100m:カップ・オブ・エクセレンスで入賞ロットが収穫されたところ)には見られない結果がここで証されたそうです。

アグロ・タケシ全体のテロワールの特徴をマウリシオさんが教えてくれました。

■土壌がよい
 ・1m〜1.5mの有機層で出来ている
 →実際農園を歩いてみるとふかふかの土でまるで座布団の上を歩いているようでした

■有機層には石がたくさん埋まっていることから水はけがよく蓄熱効果がある

 ・日中の日差しを土を介して石に蓄熱される
 ・結果、土中の温度が一定に保たれ、木の根に好影響をもたらしている

■標高3000m級の山々とムルラタ山(5668m)に囲まれた谷間がポイント

 ・微小気候による特有の環境は他のエリアからの影響が少ない

 ・ここの斜面は朝陽がゆっくりとやさしく当たることと日照時間が長い

では少しでもイメージしていただきやすいように、数枚の画像をもってご説明いたします。

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これは首都ラパス方面、つまりイリマニ山方面の画像でこの画像の反対方向にはムルラタ山がそびえ立っています。このあたりの地形をGoogle Earthで検索すると面白いです。

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コーヒーの木は山々に囲まれています

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アグロ・タケシの品種はティピカです。

前にご説明いたしましたとおり、ティピカが適しているかどうか、また品質がそれに伴うかどうかは数年かけての検証が必要なので品種=高品質とは限りません。

また、この品種は一般的にお客様の目に触れることが多い鈴なりに実るコーヒーチェリーとは異なり、1本の木に実るチェリーの数が非常に少ないことから、生産量にも限りがあるうえコストもかかります。

アグロ・タケシの収穫時期は概ね8月から12月です。訪れたのは7月25日ですから、収穫時期よりも少し手前でしたし、この環境下で4ヶ月かけて熟していくことも、この環境ならではないでしょうか。

一般的に「農園」と云いますと、地平線まで続く「大農園」を連想されることが多いかと思いますが、このアグロ・タケシや中央アメリカの小規模生産者の農園はこじんまりとしている農園が多いです。ですから、農園というよりも「畑」といった方がしっくりくるように思います。

では同じ国でも環境と品種の違いによってチェリーの熟度の違いをご覧ください。写真はカラナヴィのマルセリーノ・カタリー農園のもので、品種はレッド・カトゥアイで標高は1500mです。

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アグロ・タケシに訪れた時、コーヒーの木、即ち、農園は目に入らず回りの山々やムルラタ山の存在が大きく、どちらかと云えば背が低くやや小振りなコーヒーの木とのアンバランスさが印象的でした。

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少し長くなってしまいましたので、この続きはまた次回に....よろしくお願いいたします。写真中央の万年雪の山がムルラタ山です。ではまた!

2011/08/12

ボリビア・イリマニ

ボリビアは「オーランド」から「イリマニ」に変わります。

ボリビアの首都ラパスは4000mもある天空都市。カラナヴィはエル・アルト国際空港から車で5時間ほどのところにあります。カラナヴィに続く一本道はとても険しく3000m前後の峠をいくつも超えたところにあります。

このコーヒーはコロニーと云われる集団居住の方々によって集められた複数のチェリーによってロットが作られており、チェリーはタクシーで運ばれてくると云う他の生産国では見られないユニークなスタイルです。

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イリマニとは標高6439mのアンデス山脈系の山の名前。4500mぐらいからは万年雪に覆われており、空港からその頂を望むことが出来ます。ボリビアは山の名前が引用されることが多いようです。

この周辺のロットは今年もよいコーヒーが採れたようで、今年の買付のカッピングでもとても評価が高かったです。

オレンジ、アプリコットの香り、バターを思わせる質感とハチミツやブラウンシュガーの甘さが魅力です。

■ボリビア・イリマニ

 ・ラパス県/La Pas

  ・北ユンガス地方/North Yungas

 ・標高1700m〜1800mの高地産

2011/08/11

南米の旅路その6/アグロ・タケシ 第2日目その1

アグロ・タケシ農園の2日目、疲れているはずなのに何故か朝の5時過ぎに目がばっちり冴え渡り、外に出るとまだ薄暗いんです。それでも少しすると空がだんだん赤くなって山々の間から太陽が登る様子は感動的でした。

前回のブログでは朝焼けの画像をご覧いただきましたので、今回はその直前の画像をご覧いただきます。

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下の写真は泊めていただいた施設です。

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朝食は同じ敷地にある施設でいただきました。ここでも昨日に引き続きマウリシオさんがアグロ・タケシを振る舞ってくださいました。とても贅沢な朝です。

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コーヒーカップが何となく日本を思わせる感じでしたが、ブラジル製のコーヒーカップでした。

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やはり、ここでも朝食のメインはフルーツ。バナナのミルクシェイクとリンゴにキャラメルソースをかけたデザート。

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朝食をゆっくり楽しみながら、タケシプロジェクトのお話しを色々と聞かせていただきました。Takesiのスペルは本当はTaquesiだったそうです。スペイン語でも同じくタケシと発音します。理由は日本のマーケットを戦略的に意識していたとのこと。赤字に白抜きの文字が当初の名称

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前の夜、おいしいバーベキューをいただきながらお聞きした話に戻りますが、とある生産国からコーヒーの生産に詳しい博士を迎え、栽培や土壌改良の指導、相談をお願いしたことがあったそうです。やがてやっと収穫が出来るほどになり結果を報告した折り、「このような環境下ではコーヒーは育たないと思っていた」(標高が高いため)と云われたことを述懐されていました。それでも彼らは苦労の微塵も見せない。むしろ笑顔で清々しい。

初志を貫き今があるんです。そして、とても謙虚にお客様の要望に応えるべく、様々なチャレンジを試みようと更に志を高く持っている姿が眩しく敬服します。

タケシの由来についての話はまだありますが、画像と共にご覧いただいた方がわかりやすいと思いますので、次回に譲ることにしますが、今日はその一つを...

タケシは「人々を目覚めさせる」という意味があるそうです。素敵ですね!

ではここで、私たちとアグロ・タケシについて触れさせていただきたいと思います。今から4年前のロングビーチで行われたSCAA(アメリカ・スペシャルティコーヒー協会)のカンファレンスに遡ります。

丸山珈琲の丸山さん、桐生の伊東屋珈琲の伊東さん、八丁堀の珈琲屋めいぷるの関口さんらがカンファレンスの会場ではじめてアグロ・タケシと出会ったんです。偶然とは云え、今回の旅のメンバーで私を除く3名が当時、その場に居合わせたことになります。何か深いご縁があるんですね。

その後、私たちはボリビアのサンプルのカッピングを行ったとき、ダントツでアグロ・タケシが一番だったんです。でも、既にその時はアメリカのロースターとの間に3年間の独占契約が結ばれていたことが後でわかり、アグロ・タケシを手に入れることは出来ませんでした。かなり、がっくし。

でも、私たち以上にバイヤーとしての丸山さんの落胆が大きかったことは云うまでもありません。今でもよぉ〜く覚えています。

しかし!皆様がご存知の通り、女神は微笑んだんです!おほほぉ〜

2009年のカップ・オブ・エクセレンスでチャンピオンになったアグロ・タケシをポンド35.05ドルで落札に成功したんです。

そして、ここにもドラマがありました。

私たちはインターネットオークションのあった2009年11月19日はコロンビアに向かうため成田空港にいたんです。15時55分発のヒューストン行きの機内で固唾をのんでいました。セキュリティチェックを終えロビーに出たところで丸山さんが「やった!」と叫んだんですね。そこで一同は、アグロ・タケシの落札を知り、大歓声を上げたんです。日本に残ったメンバーがビットして見事落札に成功したんです。

【2010年10月29日ブログの件名/アグロ・タケシ!】

更にうれしいことは続きます。アメリカのロースターとの契約が切れ、2010年に収穫されたアグロ・タケシは晴れて私たちの元へ届いたんです。現在のアグロ・タケシの年間生産量は最大で2トン弱。昨年は60kg麻袋でわずか18袋の収穫量でした。

その記念すべきアグロ・タケシを横井珈琲では9月にはご案内の準備が整う予定です。ぜひ、思い入れもたっぷりの私たちのアグロ・タケシをお楽しみくださいね!よろしくお願いいたします!

ではここで、話をアグロ・タケシ農園に戻します。

朝食をいただいた施設を出て、新しく2250mのところある農園を見せていただくために出発!

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プランテーションに行く前に小さなヤナカチの町をぐるりと一周してくれました。目に入るものが全て珍しく、美しく車内からバシバシ撮りまくりました。

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ばっちり晴天です!でもとても寒い!

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ヤナカチ幼稚園のみなさん

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右手前方に教会が見えますね

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教会です

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おしゃれな佇まいのホテルヤナカチ!?

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目的地までもうすぐ!おっと...断崖絶壁をくぐり抜けぇ〜

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それにしても空がこんなに青とはぁ〜

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到着!ここで約2000mあります

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ここが約20ヘクタールのプランテーション2250mもあります。今日はそこからの長めをご覧に入れてお別れです!続く!

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2011/08/10

9月のパブリックカッピングとテイスティングセミナーのお知らせ

北海道も負けじと暑い日が続いおりますが、いかがお過ごしでしょうか。先日、行って参りました、ボリビアとブラジルは冬ですが日中は半袖でも過ごせるところもあれば、着込まねば寒いところもあり中々忙しかったです。


■第3回パブリックカッピング

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日時:9月4日(日)14時からと16時からの2回(各1時間程度)

参加料:無料 

事前のご予約やご用意いただくものはございません。

※カッピングスプーンはこちらでご用意いたします。必要な方にはエプロンをお貸しいたします。

予定サンプル:カップ・オブ・エクセレンスやファータイル・セレクショを含む5種類を予定しています。

パブリックカッピングは主に様々なコーヒーの味見を見ていただくことが中心です。セミナー形式ではありませんので、途中参加も可能ですし、たまたまご来店のお客様のご参加も大歓迎です。カジュアルな味見会とお考えください。その他、詳細はこちらをご覧ください。

なお、14時と16時よりカッピングの仕方に関する簡単なご説明を行います。ご希望の方は開催時間までにお集まりください。写真は第2回、1回目の様子

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■第2回テイスティングセミナー

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日時:9月23日(金)と9月24日(土)の2回(最大3時間とお考えください)

募集人数:各5名様

受講料:3,000円 

講師:横井力

概要 

サンプル:シングルオリジン5種をブラインド(目隠し)でテイスティング

抽出:基本的にフレンチプレスを使用しますが、
味わいの比較、品質の比較のため、ペーパードリップとの比較も行います。

テイスティングしたコーヒーの産地の様子や生産処理のことも少し触れさせていただきます。今回は南米出張の様子もお伝えします。

テイスティングしたコーヒーの印象をご参加のみなさんとディスカッションします。

なぜ、フレンチプレスをおすすめしているのか改めてお伝えいたしますが、フレンチプレスの点て方については余り詳しく触れません。

このセミナーはスタッフが中心に開催してる「フレンチプレスの淹れ方教室」のアンケートでご要望が多かったことから開催の運びとなり、今回で2回目の開催となります。

前回はご質問をたくさんお寄せいただき、それらに関連するお話しが長引き、予定最大時間の2時間を大幅に超えてしまった反省から、今回は最大3時間を目途にさせていただきます。前回の様子はこちらからどうぞ。


■お申し込みおよび受講料のお支払い方法

お申し込みお問い合わせ:ご来店またはお電話で承ります。
ご希望の日にちをお伝えください。(電話:011-667-1250)

お支払い:ご来店または銀行振込でお願いいたします。

振込先(受付後にお振り込みください)
北海道銀行宮の沢支店 普通預金 0353927 (有)工房横井珈琲
振込手数料はお客様にご負担いただきますので、ご了承ください。

お支払い(振込の確認)を持って受付完了となりますのでご注意ください。

キャンセルは3日前までお電話で承ります。受講料は振込手数料を差し引いてお戻しいたしますのであらかじめご了承ください。


ご参加の皆様へお願い

駐車場がございませんので、大変申し訳ございませんが、公共交通機関もしくは近隣駐車場のご利用をお願いいたします。何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。

2011/08/09

7月の義援金集計結果のご報告

小さい取り組みではございますが、東日本大震災の復興支援の一助となればと願い、横井珈琲をご愛顧いただいているお客様にもご協力をいただきながら、支援協力をさせていただいております。この取り組みは明年の3月まで継続させていただきます。

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7月分といたしまして、19,247 円を8月9日(火)に日本赤十字社に振り込ませていただきました。

■3月からの義援金累計額:145,735円

以下の通り、東日本大震災義援金の事前登録を受け付けました。
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受付番号     :【10TH-0149804】
法人・団体名   :有限会社 工房横井珈琲
ご担当者名    :
ご担当者電話番号 :0116671250
郵便番号     :0630829
住所       :北海道 札幌市西区発寒9条11丁目2番11号
住所2      :
寄付金額     :19,247 円
寄付目的     :東日本大震災義援金
納入方法     :銀行振込
受領証      :要
電子メールアドレス:cerro6986@me.com
お知らせメール  :要
備考       :
---------------------------------------
▼義援金の入金方法
以下のとおり手続きをしていただき、義援金の振り込みをお願いいたします。
---------------------------------------
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日本赤十字社
〒105-8521 東京都港区芝大門1-1-3
http://www.jrc.or.jp
[担当窓口]
東日本大震災義援金担当
Tel : 0120-600-122
E-mail : info@jrc.or.jp
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南米の旅路その5/コロイコからアグロ・タケシへ 第1日目

もうすぐ、約束の場所だよ...と、カラナヴィと首都ラパスを結ぶラパス方面に向かう一本道を徐行し始めました。ドキドキわくわくしつつ心の準備をしていると、えんじ色のピックアップトラックの前で手を振る人が見えて来ました!

おっ!これはもしかして!マ、マウリシオさんとマリアナさん!?
はじめまして...とご挨拶し固い握手。

合流した地点はなんと、伊東さんの腕時計は標高3185mを指してます!夕方に近かったということもありますが、吐息が白くなるほどさぶかった。でも心は熱く、そして晴れ渡り...興奮しまくりです。

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合流地点からラパス方面に向かう脇道を右折し少しに進んでいくと、眼下に広がる景色はカラナヴィとはまた違った岩だらけの山々が広がっていました。

下の写真がカラナヴィの峠道

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ここから下の写真がアグロ・タケシがある、ヤナカチに通じる一本道。

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先を行くピックアップトラックは丸山さんを乗せたマウリシオ号

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アグロ・タケシはヤナカチというところにありますが、ヤナカチとは石の町という意味と聞いて納得。(ヤナ:町/カチ:山)

途中、古い古いお城もありました。

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2009年のボリビアのカップ・オブ・エクセレンス(アグロ・タケシを落札した年)に丸山さんと共に参加した伊東さんが隣で、「横井さんもう少しでライオン岩が見えますよ....」と教えてくれたので、揺れる車内で脇をぐっと締めてシャッターチャンスを狙っていたのですが、余りにもライオンの顔したリアルな岩肌に見とれてしまい、撮り逃してしまいました。(笑)

おおよそ、2時間進んだ頃でしょうか、その日の宿に到着。何度かゲートをくぐり抜け、とてもとても手入れが行き届いた管理地区のような敷地に入っていきました。

お聞きすると電力会社の保養施設でした。そこからの眺めがまた、すんばらすぃ〜

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荷物を下ろし、いざ!アグロ・タケシへ!

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陽が沈みかけているのに私たちが落札したロットが採れたプランテーションを説明してくれるマウリシオさん。

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アグロ・タケシの苗床

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夕飯はマウリシオさんが作ってくれました。鶏のバーベキュー!ハーブが利いてとっても柔らかくてジューシー!私たちのために肉を下ごしらえをしてくれていたんです。

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サラダのドレッシングはオリーブオイルとマンゴーの果汁100%!ボリビアではマンゴーをドレッシングに使うのがポピュラーなのでしょうか。ペドロさんのところでもいただきました。マウリシオさんのお料理の腕前はプロ並みでした。

で、先ほどまでワイワイがやがやとおしゃべりしていた私たちも、マウリシオさんのお料理を前に完全無口な日本人と化してしまいました。それだけおいしかったんです。

食後は今年収穫し、3週間前に生産処理を終えたばかりのアグロ・タケシをフレンチプレスでマウリシオさん自らコーヒーを点ててくれました。

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至れり尽くせりのおもてなしに大満足。コーヒーは云うまでもなく素晴らしく、甘さと質感、余韻がとても長くすごくおいしかった!

コーヒーを飲みながらCNNのスペイン語放送局から取材の様子をコンピュータで見せてくれながら、あなたたちが落札してたおかげで得たプレミアムは、ワーカーさん達と分かち合いました。と、うれしそうにマウリシオさんが話してくれました。

マウリシオさんは丸山さんと同世代ということも教えてくれました。お二人は背格好まで同世代!(笑)そして、マウリシオさんの話はどんどん進んでいきます。
このアグロ・タケシのプロジェクトは32歳の時にスタート。誰もこの場所でコーヒーは育たないと云われたそうですが、信念を曲げず努力重ねて私たちはやり遂げた...と、その苦労は微塵も見せず、うれしそうに語ってくれました。そして、マウリシオさんのコーヒーは、10年余りでカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンになり、世界のバイヤーから大注目を浴びる生産者になったわけです。

その農園に訪れることが出来たよろこびは格別でしたが、自分一人のよろこびではなく、味方塾のメンバーひとり一人のチカラとバイヤー丸山健太郎氏の人間力、各社の家族、スタッフ、たくさんのお客様のご支援のおかげとヤナカチの夜空に思わせてもらったんです。

夜も更ける頃、明日農園を回るのでそのひとときを惜しみつつ、宿に戻りました。アグロ・タケシ2日目の最終日の様子は次回アップいたします!

では2日目の朝のヤナカチの日の出画像でお別れです。ではまた!

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2011/08/07

南米の旅路その4/カラナヴィからコロイコへ

出張から戻って早々、やや不安定なパソコンが云うことを聞かなくなりました。色々手は尽くしましたが新しいパソコンを買いました。何はさておき、画像データを救出せねばなりません。丸二日格闘の末、最後はお世話になっているグッドジョブさんのスタッフの古川さんに助けていただき、胸を撫でおろした次第です。

間が空いてしまいましたが、続編でございます。よろしくお願いします!

アグリカブを後にする朝、前日にカッピングした中からどれを買うかをみなで相談しながら、ペドロさんと細かい話を詰めていきます。

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今年から麻袋ではなく通気性のいいポリプロピレンとなり、従来から採用してきたグレインプロ(穀物用 厚手のビニール袋)仕様になります。下の写真がポリプロピレン。

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これがグレインプロ(麻袋の中のビニール袋)

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買付を決めたロットの契約が私たちのバイヤーである丸山さんとペドロさんとの間で交わされ、重要な仕事を終えることができました。

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私たちはこれを持ってカラナヴィでの仕事を全て終え、目指すはアグロ・タケシ農園!コロイコでアグロ・タケシのみなさんと合流のため移動開始です。来るときは夜だったので峠の様子を見ることが出来ませんでしたが、スゴイ道のりを経てカラナヴィにたどり着いたことを実感しました。車中からの撮影でしたのであまりスゴイ感はありませんが....

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今では新しいバイパスが出来てかなり安全になったとのことですが、それでもスリル満点ロードです。 そう思えば思うほど、ペドロさんのところに小規模生産者のみなさんがチェリーを持ち寄り、生産処理が行われ、5時間も6時間もかけて首都ラパスに運ばれ、輸出の手続きがなされることを思うと感慨深いものがあります。

聞いただけではなく足を運んだからこそわかること、感じることがあります。その思いを心に置いてこれからも努力していきます。 そして何よりも強く感じたことは、この道を開いていく人々の努力とそこに払われたであろう多くの命。

3000mから4000mをも越える山あいで岩石にさいなまれたり土砂崩れ見舞われたりと想像を大きく超える苦労があったに違いない。これまで南アメリカ、中央アメリカ、アフリカの一部を回りましたが、どの生産国にも悲しい歴史や開拓の苦労があります。私の住む北海道の開拓とアイヌ先住民族の歴史と重なります。

何はともあれ先住の方々の苦労があってそこ...と、いつも心に置くよう努力しています。元ボリビアはタングステンなどの鉱物発掘のため多くの移民を受け入れました。そこに従事したコロニーの方々によってカラナヴィやコロイコ地方などでコーヒーの生産も行われるようになりました。

そして、このカラナヴィ地方ではコロニーの方々が生産する極小ロットの集まりによって、より優れたロットが作られる動きが盛んになったのも、2003年のマウンテンピークから2004年に開催されたボリビア最初のカップ・オブ・エクセレンスの影響が大きいと思います。

そんな中、今回カッピングした中にとても興味深いロットがいくつかありました。その一つにイリマニというコロニーのロットとその周辺の同じ標高の小規模生産者グループのチェリーをミックスして作ったロットです。 フローラル、トロピカルフルーツやチェリーの香り、いちじくのような酸にどきっとしました。そして、とてもとても甘いんです。30ロットの中でこのコーヒーが私のベストロットで90点を超えました。
※イリマニとはラパスにある標高6,439mのアンデス山脈の東山脈の最高峰。
こういったロットを作るにもこれまでの経験やテロワールの分析のなせる技でしょう。

山道が少し穏やかになりかけコロイコに到着でランチ。川を渡る桟橋は一人ずつわたらねばなりません。揺れるんです。

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このレストランは様々な動物たちと触れ合うことができます。コロイコでセロくん?に会えました。

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間違いました。(笑)

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テナガザルも近寄ってきます。

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ごちそうになったパスタ。おいしくておかわりしました。

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レストランを後にして小一時間、アグロタケシ農園に通ずる道の分岐点でアグロ・タケシのみなさんと合流。

大変お世話になったペドロさん達とはここでお別れです。

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この先にタケシ農園が!
さ、次回はいよいよヤナカチ村のアグロ・タケシ農園の巻き!ではまた!

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2011/08/03

南米の旅路その3/30ロットのカッピングとマルセリーノ・カタリー

ブラジルのサンローレンソのホテルのロビー、サンパウロのグアルーリョス国際空港のロビー、そして、ヒューストンのジョージブッシュインターナショナルエアポートで細々と書いたものを日本に向かう機内でまとめたものですので、内容が前後していますがご了承くださいね。

そして、先ほど14時過ぎに無事成田空港に到着しました!引き続き成田空港のロビーでブログを書いています。では参ります!

ブラジルでついさっきまで滞在していたボリビアでの様子を書いていますが、ボリビアはかなり前のことのように思えてなりません。同行の丸山さんや伊東さんも意見が一致しました。とても不思議です。

ブラジルではサンローレンソという小さな観光地にある、ホテル・セントラルパークに三泊しました。ボリビアのアグリカブの2泊もそうでしたが、無線LANの電波が弱く部屋にはインターネットの電波が届きませんでしたので、ロビーが仕事場になりました。(笑)

カッピングと農園めぐりの毎日でしたので予想以上に疲労困憊。メールチェックが精いっぱいの日が多かったです。日本を発って10日経ちましたので、日本食がとても恋しいです。でももうすぐです!やはり汁物が非常に恋しいです。

ブラジルは今、夜の7時を回ったところですが、観光地でもあるし日曜日の夜ということもあって静かな夜です。車が走る音もしません。普段でしたら馬車が走る音がするのですが、あたりは静まりかえっています。

では、ボリビアのカラナヴィにあるアグリカブで過ごした二日間をまとめてお伝えいたします。

ここには生産処理施設が整っていて(ドライミル、ウエットミル、パティオ)カフェもあって、カッピングラボもあり、更にゲストハウスも併設されています。

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ドライミルとウエットミル

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タクシーコーヒー!タクシーで生産者がチェリーを運んできます。

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ここで計量が行われ、タクシー代が差し引かれて現金で支払われる明朗会計システムです。

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夜中の12時を回ってますが、どんどんタクシーが横付けされチェリーはウエットミルにかけられます。(緑と赤の機械がウエットミル)

ウエットミルにかけられ果肉が除去されたものをペルガミーノと云います。パーチメントとも云います。この段階では種皮が残っています。これをパティオまたは生産国によってはアフリカンベッドで水分含有量を12%程度まで乾燥させます。

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ペルガミーノの拡大画像。とこんな感じです。これをドライミルで処理をすると生豆になります。

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ドライミルとウエットミルもあり、パティオ(パーチメントを乾燥するところ)もありますので生産処理体制は万全です。

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コーヒーチェリーは生産者がタクシーで持ち込むんです。カラナヴィ周辺のユニークな特徴とも云えると思います。タクシーで持ってくるので「タクシーコーヒー」ってことになるでしょうか?タケシコーヒーではありません。念のため(笑)

ここアグリカブでどのようなチェリーがダメでどのようなチェリーがよいというルールが生産者に行き渡っていてますが、時には持ち込んだその場でハンドピックをさせることもあるそうです。小さくて見にくいかも知れませんが、右上のチェリーの見本が善し悪しの目印です。

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朝食は宿泊しているゲストハウスのすぐそばのブエナ・ヴィスタというカフェでいただきます。カラナヴィの町を見渡せる素晴らしいカフェ。

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とにかくフルーツがおいしい。

マンゴー、パパイア、パイナップル、オレンジどれをとっても日本で味わうのとはひと味もふた味も違いますね。香りと甘さが素晴らしいんですね。パパイアはまさに、これぞフローラル!と思わず唸ってしまうようなリアルな花の香りが広がります。

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アボガドにはマンゴーのソースをかけていただきます。すごくおいしいです。

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オレンジやパイナップルのジュースのおいしさったら...もう....

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トウモロコシとパスタのスープ

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お肉もやわらかくてジューシー

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ボリビアアン・フルーツポンチ!

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そして、ここがカッピングラボ!ナイス眺めです!カッピングしたサンプルは30ロットで3回に分けてカッピングしました。

ここのカッピングラボかなりイケてます。ガラス張りでカラナヴィの町が見渡せます。こんなビューポイントでカップしたのははじめてです。かなり心が躍りました。

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アグリカブのペドロさんと

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カッピングの後は大画面を見ながらのディスカッションです。ここからどのぐらいの場所にあるかをGoogle Earthで検索し標高などを知ることが出来ました。

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ペドロさんが私たちのために選りすぐりのロットを用意してくださっていることがみんなの評価から手に取るようにわかります。

収穫したばかりなのでフレッシュ感は否めませんが、それでも90点前後のロットがいくつかありましたし、あと1ヶ月もすれば明らかに印象がアップすると思われるロットばかりでした。今年のボリビアも素晴らしい出来でした。ご紹介は来年になりますがご期待くださいね!

2セッションが終わってランチの後は農園を訪れました。
標高は1500mのマルセリーノ・カタリーという農園で2008年のカップ・オブ・エクセレンスでは、ゴロンドリーナというグループでエントリーし6位に入賞しています。

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急勾配を駆け上り....

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鈴なりに実った完熟チェリーと完全オーガニックの農園は手入れが行き届いて素晴らしかったです。今年は7月から9月にかけて3回の収穫を行う予定だそうで、レッドカトゥーラとイエローカトゥーラの2種類を植えています。

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ここの農園の風景はどこを切り取っても絵になるんですよ。洗濯物と青空だけでも絵になる。青い空と真っ赤なチェリーこそ、最高の被写体です。

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私たちからマルセリーノさんに心ばかりのおみやげを差し上げて、みなさんで記念写真。日本から来てくれたことをとても喜んでくださいました。それにしても私はどこ見てるんでしょうか。(笑)

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マルセリーノさん(写真中央)が手にしているのはお子さんにプレゼントした万華鏡。大人気でした!右隣が奥さん、写真左がペドロさんのお嬢さんのダニエラさん

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笑うマルセリーノ夫妻

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マルセリーノさんの農園を後にし、あたりはたそがれ寸前のいい感じ。夕日が沈みかけたところアグリカブに戻り最後の10ロットのカッピング。

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陽が沈みかけたカッピングラボはハロゲン球とのコントラストが実に美しくうっとりします。

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ブラインドですのでどこの農園かはわかりません。ディスカッションで農園などが明らかにされますが、このセッションのトップスコアは先ほど訪問したばかりのマルセリーノ・カタリー農園だったんです。ペドロさん、かなりのおすすめのロットだったのだろうと感じました。

さて、ボリビアのコーヒーは2003年のマウンテンピークというカップ・オブ・エクセレンスを前年に控えた国際品評会に出されたいくつかのロットを買ったことからはじまりました。

その品評会に参加した丸山さんが帰国直後、成田空港からお電話をいただいた時の話が今でも心耳に残っています。

ボリビアの人は伝統的な柄をあしらったポーチを持っているんです。そのポーチは彼らにとってとても大切なものだそうです。

丸山さんが品評会を終えて帰国のためラパスに向かうバスを待っているとき、一人の生産者が丸山さんにそのポーチを差し出したのだそうです。大切にしているものだと理解しつつも気持ちよくそれを受け取り、バスの中でショルダーの中を見ると生豆のサンプルが入っていたそうです。

その翌年の2004年、リオコロラド、リオグランデ、ジャカランダの3ロットがはじめて横井珈琲でご紹介したボリビアコーヒーでした。

当時の日本ではまだまだ知られていない時でしたし、ボリビアコーヒーの可能性を強く感じていましたので、よし!精いっぱいボリビアコーヒーの魅力をお伝えしようと胸を熱くした記憶が鮮やかに蘇りました。

その後、ボリビアのカップ・オブ・エクセレンスで開催の都度上位落札とアグリカブのペドロさんとのコミュニケーションを重ね、2009年には1位に輝いたアグロ・タケシの落札に成功という素晴らしい出会いに繋がり、この度、農園訪問という最高の機会に恵まれました。感無量です。ではまた!

2011/08/01

南米の旅路その2/ボリビア・ラパスからカラナヴィへ

アグリナッツでコカ茶をいただきました。高山病の症状の頭痛、内臓の不快感などを緩和させるなどのリラックス効果があるそうです。確かにリラックスできましたが、呼吸が浅くなり、口が渇く感じは変わりませんでした。

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では、工場を拝見させていただきましょうか....と、その前に白衣と帽子を渡されました。謎の人物と化してしまいました。顔面蒼白で病的なコーヒー屋横井です。(笑)

無理もありません。標高3600mのラパスについてこの時点で2時間も経っていませんでしたので。

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ピーナッツもハンドピックで最後の仕上げ。

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これが製品。このピーナッツは生です。日本では一般的にローストしますが、イギリスでは生のままや茹でて食べるそうです。

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そして、出荷準備はこんな感じで整います。

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さ、いよいよ、断崖絶壁ドライブのはじまりです。4000mの高地から下りながらも時には4500mを越える峠をひた走ること5時間、カラナヴィを目指します!

ラパスは6000m級の山々に囲まれ、すり鉢状に広がる街並みが特徴的です。

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4000mからくだりつつ登りつつ、車同士がすれ違えないくらいの狭い道路をひた走ります。今は新しい道路が出来安全になったと、丸山珈琲の丸山さんからお聞きしましたが、かなりスリルがありそうな気配です。ここがカラナヴィに続く唯一の一本道という名の峠ヶの入り口です。

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ここを通過して1時間ぐらい進んだところだと思います。陽が沈みかけた18時を回った頃でしょうか急に睡魔が襲ってきました。その後のことは全く記憶がありません。

悪路のため、もの凄い縦揺れと横揺れで目を覚ますと、細くうねった一本道は大渋滞。もちろん街灯なんかありません、しかも小雨混じりの空模様であたりは真っ暗。先が見えないってやはり心細いものですね.....

寝たりおきたりを繰り返しながら予定より3時間半遅れの8時間半かかってペドロさんの会社、アグリカブにたどり着いたのが夜中の12時を回っていました。

ペドロさんの会社では、生豆の輸出、ドライミル、ウエットミルの工場も持っています。この他、焙煎豆とピーナッツのビジネスもされています。

で、夜の12時を回っているにもかかわらずタクシーでチェリーを運んでくる生産者が後を絶ちません。ボリビアは鉱山に従事するために集まってきた移民、集団居住のコロニーの方々に農園を与えたところからコーヒーの生産が盛んになったそうです。

車から降りるとコーヒーチェリーの香りに包まれます。それにしても真っ赤なチェリー!

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この日は特性のホットドックをご馳走になり、ペドロさんの会社のゲストハウスで泥のように眠ったのであります。続く!

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