南米の旅路その24/カルモ・デ・ミナス4日目 グロッタ・サオン・ペドロ その2
【8月1日】
グロッタ・サオン・ペドロのファゼンダハウスを後にし、標高1200mのところにある、農園に移動しました。
車一台がやっと通れる山間の道はサント・アントニオ・デ・アンパーロとは異なり、アップダウンがあります。
そんな険しい道を、猛ダッシュで追いかけてくる3頭のグロッタ犬の姿がありました。途中で見失ったのでファゼンダハウスに帰ったのだろうと思いましたが、車を降りるとはぁはぁと息を切らしたグロッタ犬がいました。(驚!)
とても利口で飼い主にとても従順なグロッタ犬たち。しかもとても人なつっこい。上の写真の手前の彼?はファゼンダハウスで真っ先に丸山珈琲の丸山さんの元へ。(笑)
私が撫でるとあっち向いてしまいました。(笑)
と云うわけで、2010年のブラジル・カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンの農園に到着!素晴らしいロケーション。イペ(黄色い花)が満開です。
初日に訪れたシティオ・ダ・トーレからは離れていますが、尾根伝いにこの周辺一帯はカップ・オブ・エクセレンスに上位入賞を果たした農園がひしめく、「カップ・オブ・エクセレンスの銀座」と私たちが呼んでいるエリアです。
カケンジ、サンタ・エレナ・イペ、セルトンなどが見渡せ、写真の向山の奥がアグア・リンパがあるクリスティーナ村です。イエローブルボンがたわわに実ってました。
持続的に高品質なコーヒーの生産を可能とする条件と生産処理の技術はその土地を知り尽くした生産者の知恵。
標高が高いことから、寒暖差によってゆっくり熟していくコーヒーチェリーはパルプトナチュラル製法の開発によって、これまでになかった新しいブラジルコーヒーを生み出したカルモ・デ・ミナス。
古き伝統(ナチュラル)を守りながら、パルプトナチュラルという生産処理は、世界中のバイヤーとロースターを唸らせ、大きな注目を浴び現在に至っています。
今回の買付の旅で選んできたコーヒーのご紹介は来年になりますが、昨年の2倍を誇る豊作と4年間積極的に取り組んで来たプルーニング(剪定)によってとても甘いコーヒーが生産された2011年クロップ。到着が楽しみです!
さて、私たちはグロッタ・サオン・ペドロを後にし、サンローレンソに戻りブラジルでの最後のランチ。素敵なブラジル美人が佇むレストランです。
ここでも重さで料金が決まるシステム。どれもこれもおいしい。
ここでみなさんとお別れ、私たちはサンパウロ空港に向かって帰国の途につきました。
ジャックスとルイス・パウロとSCAJでの再会を約束し、名残惜しいサンローレンソとカルモ・デ・ミナスに別れを告げました。
次回を持ちまして、今回の旅のレポートはお終いです。ではまた!
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