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2011/09/10

南米の旅路その24/カルモ・デ・ミナス4日目 グロッタ・サオン・ペドロ その1

カルモ・デ・ミナスで過ごした3泊4日の旅の締めくくり、最後に私たちが訪れた農園、グロッタ・サオン・ペドロでの様子をお伝えします。

7月31日のお昼過ぎ、ロンドンのモンマスコーヒーのポーラさん(写真右)、とフローリーさん(写真左/カップ・オブ・エクセレンスの国際審査員でもあります)と合流。カルモコーヒーのジャックス夫妻、ルイス・パウロ夫妻と水の公園内にあるレストランでランチを楽しみ、旅の最終日は朝から行動を共にしました。

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【8月1日】

ホテル・セントラル・パーク前に集合し、いざ、出発!

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まずはさておき、カルモコーヒーのオフィスへ!

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一緒にカッピングした品質管理の彼が誕生日ということでみんなで大合唱のあと、心ばかりのプレゼント。太陽光で動くおもちゃ、「ソーラー忍者」です。とても嬉しそう!

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カルモコーヒーのオフィスから30分ほどでグロッタ・サオン・ペドロ農園に到着。今日もイペ(ブラジルの国の花)があちこちで満開です。(黄色い花です)

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農園主のクラウディオさんと伊東屋珈琲の伊東さん

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ファゼンダハウスからパティオを望む。

パティオは山に囲まれ、すり鉢状になっています。ちょうど盆地のような感じです。こういった環境で乾燥処理を行うことによって、安定した乾燥処理が可能になります。気温や風の影響が少なく済むようです。

おいしいコーヒーを生産するにあたってコーヒーチェリーが育つ環境をまず第一と考えると、そこで生まれる風味特性は土壌、標高、降雨量、マイクロクライメイト(微小気候)などの好影響によって、酸の質やバラエティが育まれ、魅力的なフレーバーが生まれます。

更に、標高が高ければ寒暖の差によってチェリーが熟するまでに時間がかかるため、チェリーは低地産のチェリーに比べ、甘みを増します。

そこで、肝心要がコーヒーチェリーから生豆(種子)を取り出す仕上げの工程が品質に大きな影響をもたらします。

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ジャックスの話しによると、カルモ・デ・ミナスの生産者の多くは一連の生産処理を終えるとペルガミーノ(種皮をかぶったままのコーヒー)は、早々に袋詰めし、ドライミル工場(種皮を剥がし生豆を取り出す工程)に持って行くそうです。それは早く出荷できるからですね。

そのことによって現金化が早まるという考え方もあるとのことです。

ところが、この農園では一旦袋詰めした後、風通しのよい場所で陰干しをしていました。このことによって水分含有率が平均的に整い、日本に向かう輸送中における変化や日本に届いてからの鮮度保持に差が出てきます。

屋根のついたところが陰干しスペース。収穫期でしたのでたくさんのペルガミーノが陰干しされていました。(下の写真参照)

丸山珈琲の丸山さんが農園の環境や生産処理について色々と聞いてくれているところです。

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それにしてもいい眺め...

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パティオに降りていくと、気のせいかとても甘い香りがするのです。思わず香りを嗅ぐと...キャラメルコーンとハチミツの香りがするではありませんか....丸山さんに尋ねました。

「コスタリカのシン・リミテスもこんな感じですか.....」

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「うん、そうだね....でもシン・リミテスの方がもっと甘いよ....」

「うひゃぁ〜、マジですか!」

コスタリカマニアの伊東さんにも同じことを尋ねると

「はい、その通りです」

とのこと。来年はハイメさん(シン・リミテス)の農園に行きたいです。

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まずは願うことから、念ずることから物事はスタートする!と言い聞かせます。(笑)

立ち上がろうとふと横を見ると、クラウディオさんもペルガミーノの香りをチェックしていました。

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伊東さんは食べようとしてるし...(笑)でも微妙に半笑い(笑)

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遠くから手を振るのは、ルイス・パウロ、ローラさんとフローリーさん、クラウディオさんの息子さんご夫妻。

この眺めからもパティオが山間にあることがわかりますでしょ?

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この農園はジャックスの父方のお祖母様が所有していた農園だったのを、クラウディオさんが引き継ぎ、息子さんご夫妻と共に経営されています。

先ほどペルガミーノを陰干しにしていたところは元々、鶏小屋だったところを利用したものです。

この農園では今から10年前にはじめてパルプトナチュラル(果肉を除去したあと乾燥する処理方法)に挑戦し、高品質のコーヒーの生産をはじめました。

その結果は即、2002年に開催されたブラジル・カップ・オブ・エクセレンス品評会において、4位を獲得するという好結果をもたらしました。そこからは、めざましい結果を次々と残し、2005年、2006年においてはファイナリストになり、2010年の品評会ではチャンピオンに輝きました。

横井珈琲ではそのチャンピオンロットは既に完売してしまいましたが、クリーンでひたすら甘い後口、非常に複雑な酸と香りが印象に残っています。

写真は丸山さんがジャックスと息子さんに、ここの農園の位置関係などをノートに書いてもらいながら質問しているところです。こういった一つ一つが私たちの宝になりますし、個々の農園を理解することにも繋がります。

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笑う、クラウディオさん

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まだこの時間は朝方でしたので、クラウディオさんのファゼンダハウスで自家製のチーズやポンディケージョ(チーズパン)自家菜園から収穫した素晴らしいフルーツをご馳走になりながら和やかなひとときを過ごしました。

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クラウディオさんのところではいくつもの珍しい鳥を飼っておりバイヤーとしてのビジネスも行っています。

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いくつかの池には魚の養殖のビジネスも手がけています。

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次回は農園を見せていただいた様子をお伝えします。

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ファゼンダハウスの入り口で 今回の出張のメモエキス満載のモレスキンを抱え、物思いにふける伊東さんの写真でお別れです。ではまた!

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