南米の旅路その25 最終章
7月21日、成田を発ってボリビア、ブラジルと買付の旅に出かけてきました。
ボリビア・ラパス空港は4000mもあり、その後の悪路もかなりのスリルがありましたが、出発当日のお昼少しまえにビザが下りるというこちらも負けじとスリル満点の旅路でした。
写真はボリビアの首都、ラパス空港に到着した直後のものです。翌朝、奥さんからメールで「龍がとぐろを巻いていて口を開けているみたいだね」と連絡があってはじめて気づいたのです。
ボリビアはカラナヴィの小規模生産者がタクシーでチェリーを運ぶ様子がとても印象的でした。
そして、念願叶って訪問できた、アグロ・タケシ農園はこれまで数々のドラマがありましたが、カップ・オブ・エクセレンスの落札を機に今後の買付の話しも円満にまとまり、継続してお付き合いいただけることになりました。
他に類を見ない高地産におけるコーヒーの生産現場とインカ時代との繋がり、「人々を目覚めさせる」という意味が込められた「タケシ」それは、インカの遺跡に通じる、小道の名称でもありました。
農園主、マウリシオさんが点ててくれたアグロ・タケシは本当に甘くておいしかった!コーヒー屋冥利に尽きるひとときでした。
ブラジルではサント・アントニオ・デ・アンパーロにある、サマンバイア農園に沈む夕陽がとても美しかった。
カルモ・デ・ミナスのカルモコーヒーで流した涙は生涯の宝。
生産者の方々や大自然からなる一つ一つのコーヒーチェリーから与えていただいたエネルギーをチカラに変え、毎日の仕事に活かし、セミナーや教室を通し一人でも多くのお客様にお伝えしたい気持ちでいっぱいです。
今回の旅を通し、得たものはとても多かった。彼らとのコミュニケーションには何が大切か、私たちは何をなすべきか?志して10年経ってやっとその一端を掴み取ることが出来ました。
11月は15年の節目を迎える横井珈琲。
万感の思いと感謝を込めたアニバーサリーブレンドをお届けいたします。
途中何度か間が空いてしまいましたが、このシリーズのブログをご覧いただきました、皆様、お付き合いいただき、ありがとうございました!
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