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2011/09/29

SCAJカンファレンス1日目

カンファレンス初日、ぎゅうぎゅう詰めのスケジュールの中、大勢の来場者で賑わった東京ビッグサイト。

私たちはあだち珈琲の安達さん、伊東屋珈琲の伊東さん、ブランチコーヒーの越智さん、山田珈琲さんのスタッフと共に、ホンジュラスのブースをお手伝いさせていただきました。

おかげさまで大盛況!ホンジュラスのIHCAFEのみなさんのフレンドリーな雰囲気が多くの方々の心を捉え、パブリックカッピングでは多くの方々にご参加をいただいたようです。

私の右隣はナチュカフェの杉浦ユウコ店長

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思いがけず、グアテマラのサン・ヘラルドのポールさんとばったり。

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そして、久しぶりに丸山珈琲の鈴木バリスタとも!明日、頑張ってくださいね!

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圧巻のDCSさんのブース

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スマートローリングのマークさんと安達さんと伊東さん

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ボダムさんの新しいグラインダー。使い勝手がとてもよかったですよ。

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午後からはACEのセミナー。スージーさんからカップ・オブ・エクセレンスにおけるこの10年の歩みについてのプレゼン。彼女の話は人をぐっと引きつける不思議な魅力があります。
やはり、このプログラムを立ち上げた中心人物ですので一つ一つの言葉に説得力があります。右側の男性はACEのグラントさん。

そして、この日本においてカップ・オブ・エクセレンスのプログラムに草創期より参加され、日本のマーケットへの拡大にご尽力された林会長の功績を称えておられました。

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この後、8月に行われたルワンダのカップ・オブ・エクセレンスのヘッドジャッジを務めたシルビオさんの進行の元、丸山珈琲の丸山さんの通訳により、トップ10のカッピングセッションを行いました。

2ロットに素晴らしいものがありました。とてもクリーンで複雑な味わいです。10月18日(火)の夜はインターネットオークションがあります。楽しみです。

そして、その合間には先日、ブルンディで開催されたカップ・オブ・エクセレンスの前哨戦のロットも試飲できました。この審査会には丸山さんが参加されました。

同じアフリカのコーヒーですが、こちらもとても素晴らしく、ルワンダとはまた違った魅力があります。

とても甘く、酸がとてもきれいでした。このブルンディはITC国連プロジェクトの時に横井珈琲でもご紹介しましたが、ファンが多かったコーヒーです。

来年から再び少しずつご紹介できると思います。お楽しみに!

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このセミナー修了後、JBCの準決勝の発表がありました。会場は熱気むんむん。

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結果はこちらからどうぞ!
決勝戦にコマを進めたみなさん、明日頑張ってください!

そして、夜はウエルカムパーティへ...

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ご来賓のご挨拶で東日本の震災によって本カンファレンスの開催も危ぶまれた中、昨年の来場者ならびに参加企業(ブース)を上回ったことを高く評価されていました。事実このパーティ会場も大勢の関係者で埋め尽くされていました。

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さ、明日、明後日とイベントが目白押しのカンファレンス。多くのご来場者で盛り上がることをお祈りいたします。ではまた明日!

2011/09/27

フードペアリングのスイーツが決まりました!

昨日、ガトー・ド・ノポロさんの梶原さんと打合せを兼ね、試作いただいたスイーツを試食させていただきました。

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イメージを掴んでいただくために、たくさんの横井珈琲を試していただいたこともあり、素晴らしいスイーツをご用意いただきました。

スイーツは大好きですが、正直あまり詳しくはありません。ですが、彼のスイーツを何度もいただいていましたし、実際にこの企画をお願いした段階で色々と教わることが出来たこともあり、ぼんやりしていたイメージがしっかりと掴むことが出来たんです。

使う食材によって際立つ風味があったり、食感を楽しめたりするんですね。バターやハチミツのクオリティでシンプルなスイーツもスペシャルティに変身することを学びました。

どの分野においてもおいしさへのあくなき探求心と奥深さは変わりませんね。とても多くのことを学び、刺激をたくさんいただきました。

今回驚いたのは、スイートスパイスを多用したものです。

事前の打合せは全くなしだったのですが、エチオピア・シダモ・ピーベリーとの相性がとても素晴らしく、お互いが引き立て合う、素晴らしいペアリングが完成しました。

セミナー前ですし、若干の変更があるかも知れませんのでちょっとだけご覧に入れます。

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おいしさんのヒミツや詳細はセミナー修了後、お伝えいたします。

さて、今回の打合せで、梶原さんの熱意と私のコーヒーをとても理解してくれた思いが伝わって来て感激しました。

また、スイーツの作り手である彼から色々と学ぶことが出来たおかげで、今まで自分の中にはなかった新しいスペシャルティコーヒーの魅力を発見できました。

スイーツの繊細な味わいを損なうことなく、素材を活かすコーヒーとは...考えることがとても楽しくなってきました。

そのことで新しいスペシャルティコーヒーの可能性を感じることが出来ましたので、これからはチョコレートやパンとの相性を探るべく、学習を進めたいと思います。

そ、そして!

横井珈琲開店15周年の記念にアニバーサリーブレンドとケーキを販売いたします。もちろん、ガトー・ド・ノポロさんの特製です。

アニバーサリーケーキは10月21日(金)のセミナー以降に販売を開始いたしますし、試食していただく機会も作りたいと考えています。

フードペアリングのセミナーにご参加の方々は一足先にお試しいただくことが出来ますので、お楽しみに!


フードペアリングセミナーの10月22 日(土)は 満席となり、現在、只今キャンセル待ちです。10月21日(金)は今のところ2名様分の空きがございます。ご参加お申し込み、お待ちしています。

第2回テイスティングセミナー終了しました!

去る、9月23日(金)、24日(土)の両日に開催いたしました。

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スペシャルティコーヒーの起こりからカップ・オブ・エクセレンスへの高まりと品評会の様子、少し生産現場のことも触れさせていただきました。

そして、テイスティングの本番を前に、味の摺り合わせといいましょうか、照準合わせをいたしました。

これをカリブレーションと云いますが、今回は重点的に行いました。また、ペーパードリップとの比較といたしまして、通常のフィルターとアバカフィルターという非木材のものを使用しました。

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■カリブレーション(味の摺り合わせ)

①グアテマラSHB

②グアテマラ・ニルマ・マルティネス

最初はフレンチプレスで①と②を比較していただき、みなさんでそれぞれの印象をディスカッションし、どちらがスペシャルティコーヒーかを選んでいただきました。

フレンチプレスで抽出の評価
〜最初は1番をスペシャルティコーヒー」を選択〜

ペーパーフィルターで抽出の評価
〜評価は逆転し、②に変更〜

そこで、抽出から数十分経過したところで、再度フレンチプレスで抽出した①と②を飲んでいただくと、ペーパーフィルターで抽出したものと同じく、②がスペシャルティコーヒーとの評価。

①は熱い時には香りが強く感じられ「強さ」に惹かれてしまったようですが、冷めていくとみなさんの評価が逆転。

ペーパードリップではその違いが顕著に表れる。と、みなさん共通したご感想でした。

また、酸の質や甘さの感覚、舌触りがアバカペーパーの方がバランスがよいとの評価。

そして、いよいよ本番です!

■テイスティングしていただいた5種類のコーヒー

①コロンビア・ラ・ロマ  

②エチオピア・シダモ・ピーベリー 

③ケニア・ティム  

④コスタリカ・ブルマス 

⑤ボリビア・アグロ・タケシ

両日とも進むにつれ、みなさんのコメントがどんどんと活発になり、的確なコメントにスタッフも感心していました。とても素晴らしかったです。

全てのテイスティングを終え、種明かしをしたときのみなさんのコメント。

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ご参加のお客様は来る前や朝にセミナーで出たコーヒーを飲んできたのに...わからなかった(笑)と仰る方もありましたが、ブラインドでテイスティングしたことでより客観的にご自身のお好みがご理解いただけたようでした。

先入観は中々厄介です。

そこのとでご自身の好みの幅も広がり、より楽しさが増えていくことに繋がるのではないでしょうか。

このセミナーは特に専門的な知識は要りませんので、どうぞどうぞ、お気軽にご参加いただけたらと思います。

私たちもこういった機会に目の前でお客様の率直なご感想をお聞かせいただけることは、おすすめの仕方や焙煎へのヒントもたくさんいただくとが出来ます。

〆の一杯は5種類の中からか、今日のドリンクか、お好みのものを選んでいただきました。ひとつを選ぶとなると迷われた方もありましたが、人気者はアグロ・タケシ、次いでブルマスでした。

ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

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次回の開催は11月を予定しています。ご参加をお待ちしています!ではまた!

SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキシビション2011

いよいよ今年も開催が明後日に迫って来ました。
〜SCAJ ワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキシビション2011〜 です。

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9月28日(水)から9月30日(金)までの3日間、東京ビッグサイトを会場に、多くの展示ブースが設けられ、スペシャルティコーヒーの魅力をお楽しみいただけます。

展示会内ではジャパンバリスタチャンピオンシップ、ジャパンカップテイスターズチャンピオンシップ。ジャパンサイフォニストチャンピオンシップ、ジャパンローストマスターチャンピオンシップなどの各競技会が開催されます。

私は今年も30日(金)開催の「ジャパンローストマスターチャンピオンシップ」に北海道チームとして参加させていただきます。

また今回は、ホンジュラスのブースで終日お手伝いをしています。ぜひ、お気軽にお声かけくださいね。

本カンファレンスの詳細はこちらからどうぞ!

2011/09/25

ブラジル・サマンバイア・ナチュラル

久しぶりのサマンバイアを間もなくご案内いたします!

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農園主のカンブライアさんは、SCAJなどで日本では何度もお会いしていましたが、7月にはじめてサマンバイア農園を訪問しまた。

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サマンバイア農園がある、サント・アントニオ・デ・アンパーロに着き、彼の最初の言葉がとても印象的でした。

「味方塾のみんながサマンバイア農園を落札してくれてから今年で10年だね。覚えてる?」

そうなんです、2001年、はじめてブラジル・カップ・オブ・エクセレンスのオークションに参加し、サマンバイア農園を落札(13位)してからちょうど10年。

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チョコレートやナッツの風味、ミルクチョコやキャラメルの甘さ、滑らかで柔らかい舌触りが魅力です。

サンパウロにあるグアルーリョス国際空港から車で北北西方向に300kmほど進むと、サント・アントニオ・デ・アンパーロがあります。現在、人口約18,000万人(うち、郊外に6,000人)ほどの小さな町です。

そして、この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に約20の農園があり、その中にサマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど以前にカップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかある名産地のひとつです。

この地区のコーヒーはカルモ・デ・ミナスの華やかな味わいと異なり、ブラジルの伝統的なナッツやチョコレートを思わせる風味が特徴です。

彼のナチュラル精製のロットはとても素晴らしく、エスプレッソのブレンド作りには欠かせません。彼が生産するナチュラルロットはとてもクリーンな味わいが大変魅力です。

農園名:サマンバイア農園/Fazenda Samambaia

農園主:エンリケ・ディアス・カンブライア/Henrique Dias Cambraia Samambaia

州:ミナス・ジェライス州 /Minas Gerais

地区:スル・デ・ミナス地区/Sulde Minas

町:サント・アントニオ・デ・アンパーロ町/Santo Antônio do Amparo

標高:1200m

品種:ムンド・ノーボ/Mundo  Novo

よろしければ、こちらもご覧ください!

南米の旅路その13/サンタ・クルスからサン・パウロへ、そして、サント・アントニオ・デ・アンパーロへ

南米の旅路その14/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その1

南米の旅路その15/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その2

南米の旅路その16/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その3

 

2011/09/22

南米の旅路その25 最終章

7月21日、成田を発ってボリビア、ブラジルと買付の旅に出かけてきました。

ボリビア・ラパス空港は4000mもあり、その後の悪路もかなりのスリルがありましたが、出発当日のお昼少しまえにビザが下りるというこちらも負けじとスリル満点の旅路でした。

写真はボリビアの首都、ラパス空港に到着した直後のものです。翌朝、奥さんからメールで「龍がとぐろを巻いていて口を開けているみたいだね」と連絡があってはじめて気づいたのです。

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ボリビアはカラナヴィの小規模生産者がタクシーでチェリーを運ぶ様子がとても印象的でした。

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そして、念願叶って訪問できた、アグロ・タケシ農園はこれまで数々のドラマがありましたが、カップ・オブ・エクセレンスの落札を機に今後の買付の話しも円満にまとまり、継続してお付き合いいただけることになりました。

他に類を見ない高地産におけるコーヒーの生産現場とインカ時代との繋がり、「人々を目覚めさせる」という意味が込められた「タケシ」それは、インカの遺跡に通じる、小道の名称でもありました。

農園主、マウリシオさんが点ててくれたアグロ・タケシは本当に甘くておいしかった!コーヒー屋冥利に尽きるひとときでした。

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ブラジルではサント・アントニオ・デ・アンパーロにある、サマンバイア農園に沈む夕陽がとても美しかった。

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カルモ・デ・ミナスのカルモコーヒーで流した涙は生涯の宝。

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生産者の方々や大自然からなる一つ一つのコーヒーチェリーから与えていただいたエネルギーをチカラに変え、毎日の仕事に活かし、セミナーや教室を通し一人でも多くのお客様にお伝えしたい気持ちでいっぱいです。

今回の旅を通し、得たものはとても多かった。彼らとのコミュニケーションには何が大切か、私たちは何をなすべきか?志して10年経ってやっとその一端を掴み取ることが出来ました。

11月は15年の節目を迎える横井珈琲。
万感の思いと感謝を込めたアニバーサリーブレンドをお届けいたします。

途中何度か間が空いてしまいましたが、このシリーズのブログをご覧いただきました、皆様、お付き合いいただき、ありがとうございました!

2011/09/18

はじめてのフードペアリングセミナー

野幌の欧風洋菓子の名店、ガトー・ド・ノポロさんと、食器やカトラリー関係ではharmonicsさんのご協力により、開催させていただけることになりました。

3種類のケーキといくつかのコーヒーを元に、相性を探るセミナーです。

写真のケーキは打合せの時のもので参考商品です。

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■ 日時 10月21日(金)と10月22日(土) 共に14時〜(およそ2時間程度)

■ 受講料 3,500円(3種類のケーキとコーヒー代込み)

■ 定員 各回5名様

■ 講師 横井 力

 

■ お申し込みおよび受講料のお支払い方法

お申し込みお問い合わせ:ご来店またはお電話で承ります。
ご希望の日にちをお伝えください。(電話:011-667-1250)

お支払い:ご来店または銀行振込でお願いいたします。

振込先(受付後にお振り込みください)
北海道銀行宮の沢支店 普通預金 0353927 (有)工房横井珈琲
振込手数料はお客様にご負担いただきますので、ご了承ください。

お支払い(振込の確認)を持って受付完了となりますのでご注意ください。

キャンセルは3日前までお電話で承ります。受講料は振込手数料を差し引いてお戻しいたしますのであらかじめご了承ください。


■ ご参加の皆様へお願い

駐車場がございませんので、大変申し訳ございませんが、公共交通機関もしくは近隣駐車場のご利用をお願いいたします。何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。


去年の秋、お店でははじめてのコーヒー教室、スタッフ主導による「フレンチプレスの淹れ方教室」を不定期に行ってきました。

そこから、もう少しコーヒーについて踏み込んだお話しを...というご要望もあり、「テイスティングセミナー」の開催も叶い、2度目の開催は9月23日、24日になります。

そして、パブリックカッピングもおかげさまで3回を終え、次回は10月16日(日)に開催いたします。

そこで、甘党の私としてどうしても行いたかったのが、このフードペアリングのセミナーでした。具体的なイメージが出来上がりかけた頃、偶然にも高校時代の同級生がロールケーキをおみやげで持ってきてくれたんですね。

一口食べてぴーんときたんです。こ、これこれ!(笑)

次いで、リンゴのタルト、これはパイ仕立てになっていてリンゴと生地の食感が絶妙で素晴らしかった。

3度目はマカロン。

私はこれで完全ノックアウト(笑)

よく聞くと、ロールケーキもリンゴのタルトもマカロンも、全てガトー・ド・ノポロさんのものだったんです。しかも、高校時代の同級生のお店のものと聞いて更にびっくり!

それが、オーナーパティシエ、梶原さんのケーキ達だったんです。高校時代は一度も話した記憶もないし顔もあまり覚えていない(笑)面白いご縁でした。

で、個人的に一番印象深かったお菓子はマカロンでした。

その理由は私のカプチーノ体験に非常にとても似ていたんです。

カプチーノはご存知の通り、エスプレッソにフォームドミルクを合わせたドリンクですが、私が感動したカプチーノは、「カプチーノ」という一杯のドリンクとしてはじめて認識できたものでした。

マカロンも生地があって真ん中にクリームがありますでしょう。カプチーノで云えば、クリームがエスプレッソ、ミルクフォームが生地なんですね。

その境目に気づかないうちにクリームに到達していたんです。何と云いましょうか、生地とクリームの一体感なのだと思うんです。

願ったり叶ったりのご縁があって開催の運びとなったセミナーです。今のところ、まだ両日合わせまして7名様の空きがございます。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

ボリビア・アグロ・タケシ

アグロ・タケシ、いよいよ発売です!

ボリビア・カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンロットは昨年の10月に発売し、大変ご好評をいただきました。

今年7月下旬、いくつもの山間の悪路を経て、やっとたどり着いた世界一の標高を誇る、アグロ・タケシ農園。そこに立った時の感動は、言葉や活字では言い表せない素晴らしさと壮大さがありました。

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アグロ・タケシの焙煎はとても手強い。それ故に、とても楽しい。
このコーヒーの魅力は、ズバリ!クリーンで奥行きのある味わいと甘さにあると思います。

レッドアプル、チェリー、ピーチ、ラズベリー、スミレを思わせる香り、長く持続するチョコレートや黒蜜、ブラウンシュガーのような甘さ、とてもなめらかな舌触りが魅力です。


アグロ・タケシ農園は、ボリビアの首都ラパスから100kmほど離れた、ユンガス地区にあり、2009年ボリビア・カップ・オブ・エクセレンスでは、1位に輝いた大変すばらしい農園です。

標高は1,950~2,250mに位置し、コーヒー生産地としては、世界でもっとも標高の高い場所にあります。南米大陸西側、アンデス山脈の一部でも あるムルラタ山は標高5,668mもあり、4000m付近は万年雪に覆われています。

タケシは「人々を目覚めさせる」という意味が込められており、
インカ時代から残る細い小道の名を「タケシ」と呼ぶそうです。

その小道はタケシ渓谷に通じており、タケシ川の源は、アンデス山脈から流れ込む、汚染されていない豊富な雪解け水で、この地域全ての農作物に使用されています。

コーヒーの他にも様々な農業が行われおり、農地以外の敷地にはまだ手つかずの原生林も残っています。

そして、この農園は、高地のため、他には見られないこの土地特有の土壌、水、気候が存在し、様々な研究の結果、この600ヘクタールの地域がコーヒー栽培に最適な地域であるということが発見されました。

マウリシオさん達はここで農園を作ることを志してから10年目にして、カップ・オブ・エクセレンスで1位を獲得するまでになりました。


農園名:アグロ・タケシ/ Agrotakesi SA

農園主:マウリシオ・ラミーロ・ディタス・ド・メディナ/Mauricio Ramiro Diez de Medina

村:Yanacachi/ヤナカチ (yana:町 cachi:石)

地域:ユンガス/ Yungas of La Paz

農園の規模:2,500ヘクタール 

栽培エリア: 600ヘクタール

標高:1950m〜2250m

品種:ティピカ

生産処理方法:水洗式、機械での果肉除去の後、アフリカンベッドの後、機械乾燥


アグロ・タケシを訪問した時の詳しい様子は下記のリンクからぜひ、ご覧ください

南米の旅路その5/コロイコからアグロ・タケシへ 第1日目

南米の旅路その6/アグロ・タケシ 第2日目その1

南米の旅路その7/アグロ・タケシ 第2日目その2

南米の旅路その8/アグロ・タケシ 第2日目その3

南米の旅路その9/アグロ・タケシ 第2日目その4

南米の旅路その10/アグロ・タケシ 第2日目その5 さよなら、アグロ・タケシ!

南米の旅路その11/アグロ・タケシ農園から首都、ラ・パスへ! 第2日目その6

南米の旅路その12/ラ・パスからサンタ・クルスへ ありがとう!アグロ・タケシ! 

2011/09/13

南米の旅路その24/カルモ・デ・ミナス4日目 グロッタ・サオン・ペドロ その2

【8月1日】

グロッタ・サオン・ペドロのファゼンダハウスを後にし、標高1200mのところにある、農園に移動しました。

車一台がやっと通れる山間の道はサント・アントニオ・デ・アンパーロとは異なり、アップダウンがあります。

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そんな険しい道を、猛ダッシュで追いかけてくる3頭のグロッタ犬の姿がありました。途中で見失ったのでファゼンダハウスに帰ったのだろうと思いましたが、車を降りるとはぁはぁと息を切らしたグロッタ犬がいました。(驚!)

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とても利口で飼い主にとても従順なグロッタ犬たち。しかもとても人なつっこい。上の写真の手前の彼?はファゼンダハウスで真っ先に丸山珈琲の丸山さんの元へ。(笑)

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私が撫でるとあっち向いてしまいました。(笑)

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と云うわけで、2010年のブラジル・カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンの農園に到着!素晴らしいロケーション。イペ(黄色い花)が満開です。

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初日に訪れたシティオ・ダ・トーレからは離れていますが、尾根伝いにこの周辺一帯はカップ・オブ・エクセレンスに上位入賞を果たした農園がひしめく、「カップ・オブ・エクセレンスの銀座」と私たちが呼んでいるエリアです。

カケンジ、サンタ・エレナ・イペ、セルトンなどが見渡せ、写真の向山の奥がアグア・リンパがあるクリスティーナ村です。イエローブルボンがたわわに実ってました。

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持続的に高品質なコーヒーの生産を可能とする条件と生産処理の技術はその土地を知り尽くした生産者の知恵。

標高が高いことから、寒暖差によってゆっくり熟していくコーヒーチェリーはパルプトナチュラル製法の開発によって、これまでになかった新しいブラジルコーヒーを生み出したカルモ・デ・ミナス。

古き伝統(ナチュラル)を守りながら、パルプトナチュラルという生産処理は、世界中のバイヤーとロースターを唸らせ、大きな注目を浴び現在に至っています。

今回の買付の旅で選んできたコーヒーのご紹介は来年になりますが、昨年の2倍を誇る豊作と4年間積極的に取り組んで来たプルーニング(剪定)によってとても甘いコーヒーが生産された2011年クロップ。到着が楽しみです!

さて、私たちはグロッタ・サオン・ペドロを後にし、サンローレンソに戻りブラジルでの最後のランチ。素敵なブラジル美人が佇むレストランです。

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ここでも重さで料金が決まるシステム。どれもこれもおいしい。

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ここでみなさんとお別れ、私たちはサンパウロ空港に向かって帰国の途につきました。
ジャックスとルイス・パウロとSCAJでの再会を約束し、名残惜しいサンローレンソとカルモ・デ・ミナスに別れを告げました。

次回を持ちまして、今回の旅のレポートはお終いです。ではまた!

2011/09/11

第3回パブリックカッピング終了しました!

去る、9月4日(日)無事終了しました。

普段ご家庭でコーヒーを楽しまれる時の多くは、ひと休みとか、気分転換とか、読書やテレビなどを楽しむときのお供として、位置付けが多いのではないかと思います。

ですが、少しだけ普段あまり意識しないところに注目し、ほんの少しだけ神経を集中することで色々な発見があると思います。

コーヒーは熱い時の印象から冷めていく過程において様々な風味をもたらしますので、いつもとはひと味違うコーヒーの魅力を楽しんでいただきたいとスタートしたのが、このパブリックカッピングです。

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私たちがどのコーヒーがよかったですか?とお尋ねすると....

「第一印象ではこれがよかったけど、冷めていくとこちらの方がよかった...」

「酸味は苦手だったけど、これなら大丈夫....」

「私はこの国のコーヒーは苦手だったけど、これはおいしかった!」

「○○のような酸味...なるほど、云われるとそんな感じがしますねぇ〜」

普段あれこれと気になりつつも、一度に5種類のコーヒーを試飲するのは中々大変ですが、スプーンでひとすくい、カジュアルに「味見」体験。

今後も定期的に開催して参りますので、どしどし、お気軽にご参加くださいね。心よりお待ちしています!

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パブリックカッピング開催中のお客様にお声かけする野村店長。

私たちもこのパブリックカッピングを通し、ご参加の皆様からのダイレクトにご感想やご意見をいただける貴重な一時ですので、とても勉強になります。

この日の出口調査(笑)による、一番人気は完売した「アディーリア・マルティネス」でした。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!

セロくんのお友達

セロくんのお友達はワントゥハウンズに通うようになってたくさん増えました。というか、犬らしくなりました。(笑)

つい先日、遊びに来てくれたお友達をご紹介!横井珈琲のリモデルも自宅も手がけてくださったm+oさんとこのマロちゃん(シェルティ)です。まだちびたですが表情がとても愛らしい。

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マロちゃんはセロくんのクラスメイトです。

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お次はクラスメイトではありませんが、大先輩のアイビー(ゴールデン)とペロ(フラット)そして、後輩になるのかな?2歳のロコちゃん(ゴールデン)

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みんなかなりのお利口さん。ですが...2歳のロコちゃん(右)だけはちびたなので落ち着きがありません。セロくんほどではありませんが。(笑)ま、ゴールデンの気質でしょうか。

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ペロ(真ん中)のシッポはいつも全開(笑)

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アイビーはいつものポーズで....

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セロくんやや興奮気味...気が小さいくせに調子に乗って威嚇します(笑)

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上の三匹のわんこはグロッタ・サオン・ペドロ農園のわんこ。野山を駆け巡る様と飼い主への従順さが素晴らしかった。犬らしい犬!セロくんを連れてきてあげたらさぞ、よろこぶだろうな...と思いました。

このあたりの様子は次回「南米の旅路その24/カルモ・デ・ミナス4日目 グロッタ・サオン・ペドロ その2」でお伝えします。ではまた!

2011/09/10

南米の旅路その24/カルモ・デ・ミナス4日目 グロッタ・サオン・ペドロ その1

カルモ・デ・ミナスで過ごした3泊4日の旅の締めくくり、最後に私たちが訪れた農園、グロッタ・サオン・ペドロでの様子をお伝えします。

7月31日のお昼過ぎ、ロンドンのモンマスコーヒーのポーラさん(写真右)、とフローリーさん(写真左/カップ・オブ・エクセレンスの国際審査員でもあります)と合流。カルモコーヒーのジャックス夫妻、ルイス・パウロ夫妻と水の公園内にあるレストランでランチを楽しみ、旅の最終日は朝から行動を共にしました。

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【8月1日】

ホテル・セントラル・パーク前に集合し、いざ、出発!

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まずはさておき、カルモコーヒーのオフィスへ!

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一緒にカッピングした品質管理の彼が誕生日ということでみんなで大合唱のあと、心ばかりのプレゼント。太陽光で動くおもちゃ、「ソーラー忍者」です。とても嬉しそう!

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カルモコーヒーのオフィスから30分ほどでグロッタ・サオン・ペドロ農園に到着。今日もイペ(ブラジルの国の花)があちこちで満開です。(黄色い花です)

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農園主のクラウディオさんと伊東屋珈琲の伊東さん

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ファゼンダハウスからパティオを望む。

パティオは山に囲まれ、すり鉢状になっています。ちょうど盆地のような感じです。こういった環境で乾燥処理を行うことによって、安定した乾燥処理が可能になります。気温や風の影響が少なく済むようです。

おいしいコーヒーを生産するにあたってコーヒーチェリーが育つ環境をまず第一と考えると、そこで生まれる風味特性は土壌、標高、降雨量、マイクロクライメイト(微小気候)などの好影響によって、酸の質やバラエティが育まれ、魅力的なフレーバーが生まれます。

更に、標高が高ければ寒暖の差によってチェリーが熟するまでに時間がかかるため、チェリーは低地産のチェリーに比べ、甘みを増します。

そこで、肝心要がコーヒーチェリーから生豆(種子)を取り出す仕上げの工程が品質に大きな影響をもたらします。

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ジャックスの話しによると、カルモ・デ・ミナスの生産者の多くは一連の生産処理を終えるとペルガミーノ(種皮をかぶったままのコーヒー)は、早々に袋詰めし、ドライミル工場(種皮を剥がし生豆を取り出す工程)に持って行くそうです。それは早く出荷できるからですね。

そのことによって現金化が早まるという考え方もあるとのことです。

ところが、この農園では一旦袋詰めした後、風通しのよい場所で陰干しをしていました。このことによって水分含有率が平均的に整い、日本に向かう輸送中における変化や日本に届いてからの鮮度保持に差が出てきます。

屋根のついたところが陰干しスペース。収穫期でしたのでたくさんのペルガミーノが陰干しされていました。(下の写真参照)

丸山珈琲の丸山さんが農園の環境や生産処理について色々と聞いてくれているところです。

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それにしてもいい眺め...

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パティオに降りていくと、気のせいかとても甘い香りがするのです。思わず香りを嗅ぐと...キャラメルコーンとハチミツの香りがするではありませんか....丸山さんに尋ねました。

「コスタリカのシン・リミテスもこんな感じですか.....」

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「うん、そうだね....でもシン・リミテスの方がもっと甘いよ....」

「うひゃぁ〜、マジですか!」

コスタリカマニアの伊東さんにも同じことを尋ねると

「はい、その通りです」

とのこと。来年はハイメさん(シン・リミテス)の農園に行きたいです。

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まずは願うことから、念ずることから物事はスタートする!と言い聞かせます。(笑)

立ち上がろうとふと横を見ると、クラウディオさんもペルガミーノの香りをチェックしていました。

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伊東さんは食べようとしてるし...(笑)でも微妙に半笑い(笑)

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遠くから手を振るのは、ルイス・パウロ、ローラさんとフローリーさん、クラウディオさんの息子さんご夫妻。

この眺めからもパティオが山間にあることがわかりますでしょ?

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この農園はジャックスの父方のお祖母様が所有していた農園だったのを、クラウディオさんが引き継ぎ、息子さんご夫妻と共に経営されています。

先ほどペルガミーノを陰干しにしていたところは元々、鶏小屋だったところを利用したものです。

この農園では今から10年前にはじめてパルプトナチュラル(果肉を除去したあと乾燥する処理方法)に挑戦し、高品質のコーヒーの生産をはじめました。

その結果は即、2002年に開催されたブラジル・カップ・オブ・エクセレンス品評会において、4位を獲得するという好結果をもたらしました。そこからは、めざましい結果を次々と残し、2005年、2006年においてはファイナリストになり、2010年の品評会ではチャンピオンに輝きました。

横井珈琲ではそのチャンピオンロットは既に完売してしまいましたが、クリーンでひたすら甘い後口、非常に複雑な酸と香りが印象に残っています。

写真は丸山さんがジャックスと息子さんに、ここの農園の位置関係などをノートに書いてもらいながら質問しているところです。こういった一つ一つが私たちの宝になりますし、個々の農園を理解することにも繋がります。

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笑う、クラウディオさん

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まだこの時間は朝方でしたので、クラウディオさんのファゼンダハウスで自家製のチーズやポンディケージョ(チーズパン)自家菜園から収穫した素晴らしいフルーツをご馳走になりながら和やかなひとときを過ごしました。

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クラウディオさんのところではいくつもの珍しい鳥を飼っておりバイヤーとしてのビジネスも行っています。

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いくつかの池には魚の養殖のビジネスも手がけています。

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次回は農園を見せていただいた様子をお伝えします。

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ファゼンダハウスの入り口で 今回の出張のメモエキス満載のモレスキンを抱え、物思いにふける伊東さんの写真でお別れです。ではまた!

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2011/09/09

エチオピア・シダモ・ピーベリー

大変大変、お待たせいたしました。待望のエチオピアのご案内の準備が整いました!

久しぶりのエチオピアはピーベリーという、丸くてコロコロした小粒の豆です。通常、コーヒーチェリーには種という名のコーヒー豆が平たい方が向かい合って二つ入っていますが、このピーベリーは希に一つしか入っていないものがあります。

その希な豆を集めてロットを作ったものが今回ご案内する、「エチオピア・シダモ・ピーベリー」です。

今から30年ほど前のこと、特段コーヒーにこだわりがあったわけでもなかった私が、このシダモ地方で生産されたコーヒーとの出会いがきっかけで、コーヒー漬けの毎日を送るようになり、やがて脱サラで横井珈琲を開業してしまいました。

そんなコーヒーオタク時代を経て、おかげさまで今年11月で15周年を迎えます。このタイミングで再び巡り来たシダモ。感慨深くて麻袋にお辞儀をしてしまいました。(笑)いづれ、その頃のことをブログかニュースレターでつれづれにご紹介したいと思っています。

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ミルクチョコレート、ピーチ、甘いスパイスやハーブの風味、甘い花の香り、ミルクチョコレートやハチミツを思わせる甘さ、まろやかな舌触りが魅力です。

驚いたのはエチオピアにしてチョコレートの質感がとても際立ってることです。そして、飲むたびにはっとさせられるのが様々な風味の変化です。ユニークなエチオピアです。ぜひ、ご賞味ください!

スコ・クト農園は、火山土壌で、高い栄養素が含まれており、大変肥沃です。農園の近くには、苗床があり、そこではコーヒーの苗木が栽培され、9名の常勤職員の他に、収穫期には、約250名の人々が働いています。

農園名: スコ・クト農園/Suko Quto

地区:オロミア州南部、グジ地区/Guji zone, Oromia

タイプ: ウォッシュト・シダモG2/Washed Sidamo,Grade2

標高:1,800〜1,950m

農園面積:221ヘクタール

2011/09/08

グアテマラ・エル・プルテ

シングルオリジンの深煎り系は根強い人気があります。その中のひとつ、ケニア・カヴティリが完売しましたので、代わりましてのご紹介が、エル・プルテです。

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ダークチェリーやプラム、ビター チョコの風味、黒糖やチョコレートシロップを思わせる甘さなめらかでクリーミーな舌触りが魅力。ミルクとの相性も抜群です。

グアテマラシティより、南に約20kmにエル・プルテ農園があります。
このエル・プルテ農園は、アクア火山が見えグアテマラシティが眼下に見える素晴らしい場所にあります。この農園のオーナーパブロさんは、この土地で生まれグアテマラシティで育ちました。

この土地は、祖父母が住んでいた土地で母より譲り受け、22年前(1989年)にコーヒー栽培を始める事を決め、グアテマラシティからこの地に戻ってきました。

2007年からは自分のウェットミル(生産処理場)を始め、生産処理の際にでる果皮や虫を使用した堆肥づくりを行っていました。

農園で働くピッカーは、10時間程離れた村から来ていて、生産処理場の敷地内にある長屋で10家族(親と子どもが一緒に来て生活している)、50人程が共同生活を行っています。農園での仕事が終わると、それぞれ自分たちの村へ帰っていくそうです。

農園名: エル・プルテ/El Pulte

農園主:ファン・パブロ・サンサヘロ/Juan Pablo Sanzagero

県:グアテマラ/Guatemala

市/地区:フライハーネス市/Fraijanes パレンシア地区/Palencia

品種: 主にカトゥアイ、ブルボンも少量栽培している

標高:平均1,800m

生産処理方法:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

南米の旅路その23/クラブ・バリスタ・カフェ

ちょっと間が開いてしまいましたが、今回、カルモ・デ・ミナスを回るために滞在したところは、サンローレンソという観光地にある、ホテル・セントラル・パーク。

この町にカルモコーヒーのジャックスの友人が経営する「クラブ・バリスタ・カフェ」というお店があります。

何を隠そう、私たちはサント・アントニオ・デ・アンパーロから到着した夜を除き、日本に向かって出発する当日まで毎日お邪魔しました。

ホスピタリティに溢れた素晴らしいカフェでした。今回はその様子を3日間を凝縮してお伝えしますね。

【7月30日〜8月1日】

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横井甘太郎を誘う、数々のスイーツがずらり!エスプレッソマシーンはヌエバ・シモネリ。

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いわゆる町に根付いたカフェの典型という感じです。

いつ行ってもなじみ客が入れ替わり立ち替わりでとても賑わっています。

それもそのはず、このカフェのオーナー、カルロス・エドワルドさんは、2008年のブラジル・バリスタ・チャンピオンシップ3位の実力の持ち主。

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コーヒーはもちろんのこと、スイーツがとってもおいしかった!ことにその時々、お皿に描かれるメッセージとカルロスさんの笑顔がより一層おいしさを増します。

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カルロスさんと記念写真を...

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お店のユニフォームもイケテマス!

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丸山珈琲の丸山さんもご満悦

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嬉しかったのは、二度目に行ったとき、「Hi! Chikara!」と挨拶をしてくれたことです。もちろん、丸山さんも伊東さんの名前も覚えていました。

私は一度見た方の顔は何故か忘れることはありませんが、名前が出てこない(笑)。

コーヒーとスイーツのおいしさはもちろん、心遣い、笑顔、サービスがとても心地よかったので、昼食の後は毎日お邪魔しました。

人をよろこばせる、楽しませる...バリスタとしての魅力に満ちあふれたカルロスさんの思いがお店一杯に広がっていました。ぜひ、またお邪魔したいお店です!

サービス?でご馳走になったバニラアイス

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この時はドリップで楽しみました。コーヒーはもちろん、カルモ・デ・ミナス!ややダーク系のローストでした。ソーサーの上のお菓子はステビアを使った無糖のクッキーがサービスで。

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ステビアと云えば、ボリビア・アグロ・タケシ農園で見ました。これ!確かに甘かったです。

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そして、時々ジャックスのお子さんと奥さんがこのカフェに顔を出し、賑やかさを増します。

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よちよち歩きでサンローレンソの町ををゆくゆくぅ〜

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街角ではココナッツジュースが売られてたり.....

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こんな公衆電話があったり....

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サンローレンソ最後の夜は日曜日だったので、はじめて私たちだけでイタリアンに行って頼んだパスタのボリュームに圧倒された町、サンローレンソ。素敵な素敵な町でした。ではまた!

一人前が茶色い器一個!

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2011/09/05

グアテマラ・ニルマ・マルティネス

数量に限りがあったこともあり、アディーリア・マルティネスは完売いたしました。ご愛飲ありがとうございました。本日のパブリックカッピングでもダントツの人気でした。

さて、今回新しくご紹介するニルマ・マルティネスはアディーリアさんの実の妹さんの農園です。

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チョコレート、アメリカンチェリー、プラム、アプリコット、ヘーゼルナッツの香り、まろやかな舌触りとキャラメルやミルクチョコ、ハチミツを思わせる甘さが魅力です。

グアテマラ西部のウエウエテナンゴ県、サンペドロネクタ地区にニルマさんの農園があります。グアテマラシティよりメキシコの国境に向かい、北西に約150kmに位置し、グアテマラで最もコーヒーの栽培が盛んな地域であり、カップ・オブ・エクセレンス上位入賞の農園を 多く輩出してる地域としても有名です。

農園規模の95%でコーヒーを栽培しており、コーヒーの他には、パパイヤ、レモン、バナナ、オレンジ、プラタナ(食用バナナ)などたくさんの木が植えられています。これらが、シェードツリーの役割も果たしています。

ニルマさんは、アディーリアさんと同じ、ASASAPNE(アササプネ)という、生産者組合に所属しており、メンバーは200名ほどです。

農園名: ニルマ・マルティネス/Nirima Martinez

農園主:ニルマ・マルティネス/Nirima Martinez

県:ウエウエテナンゴ/Huehuetenango

地区:サン・ペドロ・ネクタ/San Pedro Necta

品種: ブルボン、パチェ

標高:1,650m

生産処理方法:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

農園規模: 3ヘクタール(内95%がコーヒー栽培)

年間収穫量: 35~40俵

2011/09/04

南米の旅路その22/カルモ・デ・ミナス3日目 水の公園

8月1日は日曜日でしたので、ホテルの向かいにある「水の公園」(Parque das Aguas)に行ったり、ゆっくりのんびり過ごしました。

この公園の中にはネスレのボトリングがありますが、とても大きいんです。公園の中にネスレがあるのか、ネスレの中に公園があるのか(笑)...と錯覚するくらいです。

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【8月1日】

サンローレンソは小さな町ですが、避暑地としてまた観光地としてとても賑わっています。この町は首都サンパウロから南西方向に約300km。車で約5時間ほどのところにあります。
石畳と時折見かける馬車がはヨーロッパの空気を感じました。

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黄昏時、ホテルから望む「水の公園」

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町の人たちもホテルのフロントの皆さんも素敵な笑顔です。明るく楽しい町という印象が今でも残っています。

さて、この公園はとても大きな公園なのできっと色々な情報があるのかと調べましたが、ガイドブックなどにあまり紹介されていなかったのは意外でした。

公園内にはたくさんの種類の水が楽しめ、湖や人工島、庭園、いくつかの40年代のアール・デコ調のパビリオンもありました。レストランや様々間観光グッズのお店もたくさんありました。そして、驚いたことに日本の赤い鳥居までありました。

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ここが公園の入り口。おばちゃんから水を飲むコップ買います。

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さて、この公園の遊歩道伝いにいくつもの天然水や炭酸水が湧いているので、それを楽しめるようになっています。また、入り口には7個の鉱泉と天然鉱泉のスパもあります。

ですので、全てを一日で楽しむには時間が足りないくらい大きな公園施設です。ではその風景をいくつかご紹介します。

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お終いはクロネコくんです。

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次回は滞在中、毎日お邪魔したジャックスの友人のカフェ「クラブ・バリスタ・カフェ」のことにいてお届けいたします。ではまた! 

南米の旅路その21/カルモ・デ・ミナス2日目その4 イペ

セルトン農園を後にした私たちは一度、サンローレンソの町に戻って昼食を済ませた後、夕方、再び、カルモ・デ・ミナスに戻り、イペ農園の生産処理を見に行きました。

イペ農園はセルトングループの創始者、イシードロ・ペレイラさんの頭文字(IP)をとってつけられた名称であることは前回のブログでお伝えしたとおりです。

この農園はジャックスの母方のファミリーの流れで、後でご紹介するグロッタ・サオン・ペドロ(2010年ブラジルCOE1位)はジャックスの父方のファミリーの農園です。

そして、イペはルイス・パウロの父方のファミリーの農園で、母方のファミリーの農園がセハードです。どの農園もカップ・オブ・エクセレンスの入賞経験があり、カルモ・デ・ミナスを代表する素晴らしい農園です。

【7月31日】

暮れ始めの陽に包まれるイペ農園のパティオ(乾燥処理場)

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今回はルイス・パウロの父方の農園と云うことで、彼が案内してくれました。どこに行っても、あの山があの農園で...という会話になります。

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私たちと深い縁のある農園は尾根伝いに連なり広がっていることが分かりました。どこの農園でもよい時とそうでない時があるのは、長い間触れてきた体験で知ることが出来ます。

例えば、クリスティーナ村のアグア・リンパは2002年のカップ・オブ・エクセレンスで落札しました。その時の2位は、同じ山のサンタ・エレナでした。

やはり、高品質のコーヒーを生み出す条件には共通点があるこ、そしてそこではコンスタントによいコーヒーが生まれるんですね。

土壌、標高、降雨量、マイクロクライメイト(微小気候)によって育まれるコーヒーチェリーの謎解きの一端に触れることが出来ました。

ルイス・パウロやジャックスのお父様もお祖父様も、昔、ロースターと直接取引をした経験があることを聞きました。時は流れそういったビジネスから遠のいていた中に、1999年にブラジルで行われたカップ・オブ・エクセレンス(正しくはベスト・オブ・ブラジル)によってブラジルコーヒーを見る世界の目が変わり、ブラジルにおけるスペシャルティコーヒーの生産が本格化していきました。

そして、その流れの中で大きなうねりとなったのが、2002年のカップ・オブ・エクセレンスでチャンピオンになった前述のアグア・リンパでした。

それまでこの地域のコーヒーはチェリーをそのまま乾燥処理する伝統的な処理方法である、ナチュラル製法でしたがパルプトナチュラルという処理方法によって今までにはない新しい高品質なブラジルコーヒーが誕生しました。

しかし、このパルプトナチュラルという処理方法にはそこそこの地域にフィット(土壌、標高、降雨量、マイクロクライメイト)するかどうかが問われてくるんですね。

たちまちその周辺の生産者にパルプトナチュラルという生産処理方法が広まり、現在に至っておりますが、それでもその歴史は10年です。

2011年のチャンピオンのグロッタ・サオン・ペドロ(カルモ・デ・ミナス)もパルプトナチュラルを導入して10年と云お聞きしましたので、ちょうどアグア・リンパがチャンピオンになった影響が大きいと思います。

当時の私たちにとって、カップ・オブ・エクセレンスのオークションに参加することは、かなり高いハードルでしたが、おかげで多くの生産国の素晴らしいコーヒーと生産者との絆を深めることが出来ました。

この10年間を振り返って思うことは、カップ・オブ・エクセレンスのインターネットオークションによって出会った生産者と継続したお付き合いが大切だということです。

そうすることで、その周辺の生産者やコーペラティヴ(協同組合)やコミュニティ、そのご親戚やご兄弟の農園と繋がって行けるのです。

キーワードは「絆」と「繋がり」です。

絆を深めて行くためにはコミュニケーションが必要です。

そのコミュニケーションが広がって、繋がっていく....そこにスペシャルティコーヒーの醍醐味があり、生産者と共によろこびあえる感動を強く感じるからです。

ですから、私たちはその「魅力」を余すことなくお客様にお伝えすることが使命です。

さて、イペ農園のパティの隣には牧場がありますが、馬の品評会で入賞するほどの名馬が生まれているそうです。

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チェリーを一杯積んだトラックが到着しました。処理方法は前回お伝えしたセルトン農園と同じ工程です。

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グリーンセパレーターという選別機にかけられたチェリーは果肉を除去するため、ウエットミルにかけられた後(ペルガミーノと云います)、パティオに広げられ、ある基準に達した後、機械乾燥によって水分含有量が11%から12%ぐらいになるまで乾燥されます。

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ここでもペルガミーノを攪拌するのはバイクです。

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徐々に黄昏れていくイペ農園。ここでも収穫から生産処理までのながれをロット毎に管理されています。

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乾燥工程を終え、ペルガミーノ(種皮)をドライミル(脱穀)にかけられたばかりの「生豆」

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農園を後にする前、ルイス・パウロがナランハ(オレンジ)をご馳走になりました。採れたて新鮮です!

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それがあまりにも甘くておいしかった!びっくりするほど!連続写真でお届けします!酸味があるのかなぁ〜...の表情。(笑)

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うわぁ〜甘い!

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あまりのおいしさに、こんな顔になってしまいました。(笑)

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次は伊東屋珈琲の伊東さんです。ではどうぞ!

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伊東さんは目がが寄ってしまいました。(笑)それほど、おいしかったんです。

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ワーカーさん達にご挨拶をして帰ろうとすると....イペ犬?がお見送りに。(笑)

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それもそのはず。丸山さんにたいそう可愛がってもらっていましたから。(笑)

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ワーカーの皆さん

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そして、ここでも人気だったのがポラロイド。(カンブライアさんのところでも大人気だった)やはり、写真がシールになるフィルムなるところが興味深いようです。

ルイス・パウロは買う気モード満々でした。SCAJカンファレンス(9月28日から30日/東京ビッグサイト)に来日の折、買って帰ろうかなぁ〜なんて云ってました。(紺のシャツの方は偶然居合わせた、ブルボンスペシャルティの方でした。)

伊東さんと私が必死にメモしたノートに記録のためにポラロイドで撮影した写真貼っているのを説明している丸山さん。

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生産者の顔や施設や場所などの名前を忘れないよう記録するため、ポラロイドカメラは欠かせないアイテムです。

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途中、冷たいお水をいただくため、ルイス・パウロの知り合いの農園のファゼンダハウスに寄りました。ここのお水のおいしさったらもう....

ここのお水はマンチケイラ山岳地域からもたらされるもので、 ミネラル・ウォーターの水源として知られています。

そこで、カルモ・デ・ミナスのお水のおいしさに非常に詳しい丸山さんが私たちにプレゼンしてくれたんです。

ちょうどその頃、日本ではJBCの予選が行われていたこともあったので盛り上がりました。(笑)

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それではどうぞ、お楽しみください!(笑)という感じです。

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滞在先のサンローレンソのホテルに到着した頃は、美しい黄昏どきでした。

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この日の翌日は日曜日でしたので、農園もお休みで見て回ることができませんので、ホテルの隣にある、水の公園でゆったりとした時間を過ごしました。

その様子を次回お届けいたします。ではまた!

2011/09/03

南米の旅路その20/カルモ・デ・ミナス2日目その3 セルトン

爽やかな夏が自慢の北海道も年々失われつつ気配を感じます。9月というのに台風の影響もあり真剣に蒸し暑かったのですが、土砂降りの雨が上がった朝、幾分涼しい札幌からお届けいたします。

9月から横井の秋の販売が始まりました。秋の夜長を横井の秋と共にお過ごしくださいね。

南米買付の旅から戻って1ヶ月。早いものです。

カルモ・デ・ミナスのコーヒーを語るとき、欠くことの出来ない伝統ある名農園、セルトンでの様子をお伝えいたします。よろしくお付き合いくださいね。

【7月31日】

セルトン農園のパティオ。(乾燥処理場)赤い屋根の小さな建物は生産処理の状況を管理する事務所です。

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このようにロット毎、処理した日付が記載され管理されています。

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ジャックスと記念写真

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処理場の脇には見事なパパイアが

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では、生産処理の工程をご覧に入れます。

参考:サント・アントニオ・デ・アンパーロのサマンバイア農園の生産処理

南米の旅路その15/サント・アントニオ・デ・アンパーロ第2日その2

収穫されたコーヒーチェリーは概ねお昼過ぎに処理場に運ばれてきます。チェリーは一般的には赤ですが、写真にある多くのチェリーはイエローブルボンという品種でチェリーの色は黄色です。

ここからグリーンセパレーターという選別機にかけられます。

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ナチュラル用のチェリーはグリーンセパレーターを経由し、チェリーのまま乾燥処理されます。乾燥ムラを防ぐため定期的に攪拌せねばなりません。ここではバイクで攪拌が行われていました。

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重い(よいもの)と軽いチェリーは水流によって選別されます。

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選別後のよいチェリー

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パルプトナチュラルはこの後、ウエットミルにかけられ、果肉を除去し、粘液質(ムシラージ)が付いたまま先ほどのパティオ(乾燥処理場)に移され、ナチュラルはそのままパティオに移され乾燥処理されます。

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上の画像はチェリーが2個繋がりのものです。ジャックスが小さい頃、最高で8つ繋がりのチェリーを見つけたことがあるそうです。なんでも2個繋がりのチェリーを見つけると、5レアル(日本円で約240円)のお小遣いをもらえたそうです。

そして、セルトン農園のオーナーにお会いしました。わざわざお出迎えくださいました。

いらっしゃい!あ、間違いました。

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フランシスコ・イシードロさんです。

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丸山さんとの再会によろこぶ奥様

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この建物は1850年頃のものでとても歴史ある佇まい。

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カンブライアさんのファゼンダハウスも古い古い建物をリノベーションしたものです。

こういった建物をサント・アントニオ・デ・アンパーロでもカルモ・デ・ミナスでもたくさん見ることができます。

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中に入ると、イシードロさんのお父様、お祖父様から受け継がれた数々の調度品やカップ・オブ・エクセレンスに入賞した時の賞状や、これまで受賞された品評会に関係するもの、プレスリリースに関係するものが所狭しと。

イシード家(セルトンファミリー)はジャックスのママ・カタ....間違えました。母方にあたります。

 

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上の写真の右側にあるノートには、ここを訪れた欧米のロースター達のサインがたくさんあり、壁にはカップ・オブ・エクセレンス入賞の時の麻袋や欧米ロースターに販売したときの麻袋が整然と飾られていました。もちろん、私たちの麻袋もありました。

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丸山珈琲の丸山さんがすすめてくれたので、伊東屋珈琲の伊東さんも私もサインさせていただきました。

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あれ、伊東さん...なんで腰が引けてるの(笑)この後、しばらくの間丸山さんと私に突っ込まれっぱなしでした。(笑)

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そして、もう一つ。ジロランドという品種の牛も育てており、その品評会でもかなりの数の賞状やトロフィーが数え切れないほど飾られていました。

そして、そして!確か2004年か2005年頃かと思いますが、懐かしい記念写真が額装されていました。

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ご覧になれますでしょうか。丸山さん、山田珈琲の山田さん、ジャックス、ルイス・パウロ、イシードロご夫妻とのスナップ写真です。

丸山さん曰く。この頃はジャックスがコーヒーの勉強をはじめた頃なのだそう。

毎日、夜遅くまでここのキッチンで焙煎とカッピングのトレーニングに明け暮れていた頃。その姿はここのお手伝いさんが一番知っているよ。と、ジャックス。

これがキッチンの入り口に...当時のままに....

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ここがかつてのジャックスのトレーニングルーム

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コーヒーをいただきながらお話しをお聞きしました。話題は丸山さんがここカルモ・デ・ミナスに足繁く訪れるようになった頃や日本のお客様はセルトングループのコーヒーをどう評価しているかということ。

私はここに今日来ることが出来たこと、アグア・リンパの落札を機に、セルトンファミリーの皆さんのコーヒーに出会えたことの感謝を伝えました。感無量のひととき。

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次回はイペ農園の生産処理の様子をお伝えします。

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イペとはセルトングループの創始者、イシードロ・ペレイラさんのイニシャル(IP)が農園の名称になっています。また、イペとはブラジルの「国花」、農園のあちこちでいっぺー見ることができます。下の写真のような黄色い花が咲きます。

ジャックス達もイペが満開のこの時に来れたなんて幸運だね...と云ってくれました。また逸れてしまいますが、アグロ・タケシ農園でも似たようなことがあったのです。それは、標高5,668mものムルラタ山の頂を毎日見ることが出来たのです。とてもありがたく思いました。

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ではまた!

ご参考:カルモ・デ・ミナスの生産者のみなさんについては、丸山珈琲の丸山健太郎さんの著書「コーヒーの扉をひらこう」にとても詳しく、そして、わかりやすく書かれていますので、ご紹介させていただきます。

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2011/09/01

南米の旅路その19/カルモ・デ・ミナス2日目その2

【7月31日】

シティオ・ダ・トーレを後にした私たちが最初に向かったのはセルトン農園ですが、向かう途中に何度も車を止め、ジャックスがあの山がセルトン、あの方向がサンタ・エレナ、そっちの方向にカケンジ、あの山の向こうにイペがあって...と説明してくれます。

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過去12回のブラジル渡航の経験がある丸山珈琲の丸山さんはよくご存知のことですが、私は「あ〜なるほど...」と、うなずくも中々覚えきれず(笑)

明らかにサント・アントニオ・デ・アンパーロの農園風景とは異なり、山岳地帯が広がっています。

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いくつもの農園を通り抜け....

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ようこそ...

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ジャックスがカルモ・デ・ミナスで一番好だと教えてくれたポイントに到着!

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農園ひしめくこの一帯は、ジャックスが小さい頃の遊び場だったのだそう。だから多分、ここ一帯の道は彼が一番詳しいのだろうとな...と、思います。

ジャックス本人もそう申しておりました。(笑)

カルモ・デ・ミナスはサンローレンソからそう遠くはないので、さぞや町の人々はよくご存知なのだろうと思いきや。観光地ということもあり、興味を示さないのだそうです。

以前、アメリカでトランジット中の空港で出会った静岡県在住のブラジル日系人の方に、私は夢中でカルモ・デ・ミナスのことを話しましたが、「カルモ・デ・ミナス」のことは知りませんでした。一緒にいた奥様(ブラジル人)もご存知ではなかったんです。

私が北海道人だからといって海の幸、山の幸などの産地のことを熟知しているか?と聞かれれば同じようなことか...と、納得。

ジャックスは子どもの頃、いつもこの周辺の農園で遊んでいたため、いつも焼けていたのだそうです。学校に行くと自分だけ日に焼けているので、友達によくからかわれたそうです。

さて、このポイントからセルトン農園とサンタ・イネス農園が見えるのですが、とても興味深い話しがありました。共にカップ・オブ・エクセレンスで何度も入賞経験のある有名な農園ですね。

テロワールはほぼ同一の環境にありますが、セルトン農園にアカイアという品種を植え、サンタ・イネス農園にはイエローブルボン種を植え、検証したところたところ、イエローブルボンの方が結果(カップ)がよかったそうなんです。

ジャックスは「マイクロクライメイト」(微小気候)の違いをしきりに強調して話していました。ボリビアのアグロ・タケシ農園でも同じような話しを何度も聞きました。

ですから、一概に何々という品種がいいとか、何々だから高品質というのは早合点なんだということです。私たちがスペシャルティコーヒーを学びはじめた頃、無我夢中でカッピングスキルの向上を目指していたこともあり、品種に関する知識はあったものの、それを関連づける勉強はあまりしなかったんです。むしろ、出来なかったといった方が正しいかも知れません。

カップ・オブ・エクセレンスの品評会においても農園やエリアはもちろんのこと、品種などの情報は完全に伏せられていますし、豆は粉の状態になっていますので豆の大小も全くわかりません。

ですが、パカマラという品種はとても個性的なので、経験から分かってしまうこともありますが、その先入観こそ落とし穴なのでいつも注意が必要だと思っています。

そして、もう一つ。パナマのゲイシャ種も非常に個性が強い品種ですね。

その土地にマッチした品種を植えるか?どのような生産処理が適しているかは、生産者が一番詳しいんですね。その裏付けは大学の研究室や農学博士に土壌や環境を含めた根拠によって導き出されることが多いようです。

そして、その結果は必ず目の前の「カップ」に表れてくるんです。

カルモ・デ・ミナスで一番眺めのいいポイントを後にして、セルトン農園を目指します。この場所からもうすぐのところにあります。

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おっ!セルトン農園が見えて来ました!

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上の写真のほぼ真ん中あたりに写ってるのがセルトン農園の生産処理場です。長くなってしまいましたので、次回、詳しくお伝えします。ではまた!

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