グアテマラ・サキシム
このコーヒーとの出会いにはちょっとしたストーリーがあるんです。
2008年、グアテマラのカップ・オブ・エクセレンスに丸山珈琲の丸山さんとご一緒させていただいたときのことです。
品評会が終わり、セレモニーの会場で入賞した多くの生産者や関係者で賑わう中、ピーンと来たんです。その前年に4位に入賞し落札したサン・クリストバル・タマウのメンバーだって気づいたんです。
この時は「ラ・パカヤ」というグループと「コンブレアー・アーマレン」というグループのメンバーとしてエントリーしていました。
名前を忘れることがあっても、顔だけは忘れないんです。小さいときから。
この時は、カップ・オブ・エクセレンスの公式サイトに載っていた彼らの写真がしっかり記憶に留まっていたんです。
先日のコスタリカの買付でも、たくさんの生産者に会いましたが、初対面の生産者でも初対面とは思えず...(笑)
さて、話を戻します。
品評会のセレモニーの前には、ラウンドテーブルといって、生産者とコミュニケーションの場があるのですが、その時、彼らの話しをお聞きする機会に恵まれました。
「去年の入賞ロットは私たちが落札しました」と伝えると、とても喜んでくれました。
リーダーのファン・エミリオさんのお話しがとても印象的でした。
「落札してくれたプレミアムでウエットミル(コーヒーチェリーを処理する機械)を改装したので、品質は更に向上します」ととても嬉しそうに話してくれました。
その時のスナップがコレです。
そして、地元の新聞に取り上げられた記事がこちら。
私たちが北中部に位置するコバン地域のグアテマラコーヒーはサキシムだけです。
サキシムとは、生産者組合の名前で、グアテマラシティから北へ160kmほど離れた、北中部に位置するコバン地域のサン・クリストバル・ヴェラパスにあります。
ダークチェリー、プラム、特にダークチョコの風味と質感が素晴らしく、まろやかでしっかりした深みある味わいも魅力です。
地域:アルタ・ヴェラパス県/Alta Verapaz
地区:コバン/Coban
小地区:サン・クリストバル・ヴェラパス/San Cristobal Verapaz
生産者組合:サキシム/Sacixm
生産者組合責任者:ファン・エミリオ/Juan Emilio
組合員:28名
標高:1,650m
栽培品種:ブルボン、ティピカ/、Bourbon Typica
年間生産量:80俵
サン・クリストバル・ヴェラパスは、熱帯雨林地域に位置しているので、コーヒー豆を乾燥させることが大変難しい環境にあり、温室タイプのパティオや電気乾燥機を使用する必要があります。
サキシム生産者組合は、自分たちのウェットミル(生産処理場)を持っており、コーヒー豆を天日乾燥させるための温室タイプのパティオを所有しています。複数回、カップ・オブ・エクセレンスへの入賞経験がある生産者組合です。
« ホンジュラス・オルヴィン | トップページ | 中米買付の旅路 // コスタリカ3日目 ウエストバリー エルバス »
「カップ・オブ・エクセレンス」カテゴリの記事
- ブラジルCOE・レイト・ハーベストから戻りました!(2015.01.27)
- 2015年COEブラジル・レイト・ハーベスト/第一日(2015.01.20)
- コロンビア・カーサ・ロマ(2014.12.20)
- グアテマラ・サキシム(2014.12.19)
- ブラジル・サマンバイア・カチグア/ナチュラル(2014.11.27)
「コーヒー豆」カテゴリの記事
- コロンビア・カーサ・ロマ(2014.12.20)
- グアテマラ・サキシム(2014.12.19)
- 新春ブレンド(2014.12.13)
- エチオピア・ハチラ(2014.11.29)
- ブラジル・サマンバイア・カチグア/ナチュラル(2014.11.27)