中米買付の旅路 // コスタリカ3日目 ウエストバリー エルサル・デ・サルセロ その1
ベネフィッシオ・ヘネシスを後にした私たちはとても眺めのいいレストランで、ランチをいただきながら、「この方向のあそこの山がさっき行ったばかりの、エルバスでその隣がシン・リミテスで...」とメナさんが教えてくれます。
ぐるぐる回っていると方向感覚が鈍るんですね。
去年の7月下旬、カルモ・デ・ミナスではジャックスさんやパウロさんが、サマンバイア農園がある、サント・アントニオ・デ・アンパーロでも、カンブライアさんが、山の方向を指差し、それぞれの農園の位置関係を教えてくれました。
それでもカラダに染みつくにはまだまだ時間がかかりそうです。
さて、エルサル・デ・サルセロとの出会いは、2007年のカップ・オブ・エクセレンスに3位に入賞し、落札をして以来のお付き合いになります。
また、丸山珈琲の鈴木バリスタが2011年のジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ(JBC)で優勝しを手にし、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC)、コロンビア大会でで5位入賞されました。(翌年のジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ(JBC)でも優勝を手にされ2年連続のチャンピオンに輝き、6月にウイーンで開催されるWBCに出場されます)
この時、使用されたコーヒーが二つのコスタリカで、一つは先日訪問した、シン・リミテス、そして、もう一つが、このエルサル・デ・サルセロでした。
2011のJBCではオーナーのリカルドさんをはじめエクシクルーシブコーヒーのフランシスコ・メナさん他、コスタリカのマイクロミルオーナーが応援に駆けつけ、生産者と共によろこびあう、最高の場面を見せていただくことができました。
このマイクロミルは、太平洋側から吹く風と大西洋側から吹く風が、ウエストバリーの高地の複雑な地形に舞い降り、エルサル・デ・サルセロがある農地に特に降雨量と湿度がもたらす影響により、コーヒーチェリーの糖度に好影響を与えていると、教わりました。
しかし、毎年毎年の降雨量と雨が降る時期は日本の農業と同様に一定とは限りません。ですから、雨一つ取ってみましても一杯のコーヒーに与える影響が大きいと云うことになります。今年のコスタリカは通常コーヒーチェリーが赤く熟する2月頃、気温が低く、ほとんど雨が降らなかったことから、エクシクルーシブコーヒーでカッピングした、どのコーヒーも全般的にとても甘みがありました。
ですので、今年のエルサル・デ・サルセロもきっと素晴らしいコーヒーをお届けできると思います!
生産国という大きなくくりを更に、地域でくくる。そして、更にそこにしか存在しない、マイクロクライメイト(微小気候)というくくりで見ていくと、コスタリカのみならず、スペシャルティコーヒーの生産現場は農園の数だけ様々なテロワールが存在することを改めて実感します。
コーヒーチェリーが熟していく過程において、雨が多いとよいコーヒーが生まれません。同じウエスバリーでも少し離れただけで標高が違いますので、よい年とそうでない年があります。
私たちはご2006年頃からこれまで継続して同じマイクロミルからほぼ毎年買い付けていますが、これらの農園を取り巻く様々な状況を焙煎とカッピングを通して、また丸山珈琲の丸山さんや行動を共にした仲間たちからの話しから「知っていた」ことと、実際に現地を回って感じ取るということを重ねて重ねて「知る」ことが出来るのだと思いました。
今日のところはこの辺で....
次回は、エルサル・デ・サルセロのオーナー、リカルドさんの熱い思いと温かなお気持ちが、私の心にずばっと入り込んだ一コマをお伝えします!続く!
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