フォト

他のアカウント

« 中米買付の旅路 // コスタリカ3日目 ウエストバリー エルサル・デ・サルセロ その1 | トップページ | yokoi_coffee jam vol3 日程決まりました! »

2012/04/07

中米買付の旅路 // コスタリカ3日目 ウエストバリー エルサル・デ・サルセロ その2

では引き続き、エルサル・デ・サルセロのお話しです。

P1030222

このマイクロミルは二つのファミリーからスタート。現在は30から35のファミリーの農園のコーヒーチェリーが生産処理されています。

P1030269

P1030309

左から、丸山珈琲の丸山社長、サルセロのメンバー、サンタ・ルシア農園のオーナー、マーヴィンさん、リカルドさん、横井、スギコーヒーロースティングの杉浦社長

P1300586

これがエルサル・デ・サルセロのミル(コーヒーの果肉を除去する機械)

P1030303

果肉の除去が済むと種皮を覆った状態でパティオとかアフリカンベッドと呼ばれるところで、乾燥処理が行われます。コスタリカにおけるマイクロミルではほとんどが、ビニールハウスです。

その1でもお伝えいたしましたとおり、特にここは湿度が多い地域でもあることから、ビニールハウスのパティオは必須となるのでしょう。

この写真は感動のあまり、リカルドさんと抱擁の図。

P1030252

P1030251

この場所は収穫されたコーヒーチェリーの生産処理の後、パティオでの乾燥プロセスを終え、ペルガミーノ(種皮に覆われたまま)が保管されている生産者にとっても私たちにとっても宝の倉庫。今年の作柄などをお聞きしていたときのことです。

リカルドさんが丸山さんに、世界大会に向けての鈴木バリスタの調子を気遣う言葉や温かいリカルドさんの眼差しを垣間見て、コーヒー屋として、行動を共にしてきた仲間として、そういったお気遣いが自分ごとのようにありがたく思え、感極まってしまった瞬間です。

丸山さんはそれを察して、リカルドさんに私の気持ちを伝えてくれたのです。私の目はまだうるってます。(笑)

P1030255

P1030261

会話の一部始終は丸山さんのiPhoneのムービーコレクションに収まっています。(笑)決定的瞬間を逃さなかったのはスギコーヒーロースティングの杉浦さん。

P1030262

「丸山さん、胸いっぱいです...」と云うと、みんなの笑顔がこぼれました。

宝倉庫を出た私たちは、私たちのために収穫したばかりのエルサル・デ・サルセロをいただくべく、オフィスに移動。

P1030276

私たちのためにリカルドさんがサンプルローストをしてくれました。ならば、わたくし、横井のチカラがご準備させていただきますということで.....フレンチプレスでいただきました。

P1030282

おいしさはどうかはこの笑顔でご理解いただけると思います。(笑)

P1030288

コーヒーのお供に手作りクッキーをご馳走になりました。その様子のショットが今回の旅のベストショット!と杉浦さんが申されており、「横井さん、ブログに必ずアップしてくださいね!」と念を押されましたので、ここにご披露申し上げます。(笑)

おいしさんのあまり、泣いているのではありません。念のため。(笑)

P1030286

奥さんがこの写真を見て、セロくんもこんな顔ことがあるよね...と今朝ぽつり...そう云えばそうかも。と思いつきましたが、こちらの決定的瞬間画像を探すにはちよっと時間がかかりそうなので日を改めて!

エルサル・デ・サルセロを後にした私たちは、サンホセにある、エクシクルーシブコーヒーに戻り、カッピング。

P1030340

夜はその日回ってきたマイクロミルの情報を杉浦さんとメモをまとめ、泥のように眠ったのでありました。

因みに、コスタリカに着いた当日、3月5日は24ロット、この日が26ロット、3月7日は丸一日朝から陽が沈むまで、タラス地区のマイクロミルを回ってきました。

ではこの辺で回ってきたマクロミルを整理します。

◎セントラルバリー

★ブルマス

★ハルディン

◎ウエストバリー

★アギレラ・ブラザーズ

★エルバス

★シン・リミテス 

★ヘネシス

★エルサル・デ・サルセロ

合計6カ所

次回は「コスタリカ4日目 タラス地区のマイクロミル プエンテ」と題し、お届けいたします。ではまた!

◎農園情報

エルサル・デ・サルセロ/ Helsar de Zarcero

オーナー:リカルド・ペレス・バランティス/Ricardo Pérez Barrantes

地域:ウエストバリー/West Valley

地区:リアノ・ボニト・デ・ナランホ/ Llano Bonito de Naranjo

ミル:エルサル・デ・サルセロ/ Helsar de Zarcero

標高:約1,750m

農園の広さ:8ヘクタール

品種:カトゥーラ/Caturra

品種:ウォッシュト/Washed

ビニールハウスの天日乾燥/ Mechanical demucilaging and sun dried

乾燥処理:パティオ

2007年COE3位入賞(落札)

« 中米買付の旅路 // コスタリカ3日目 ウエストバリー エルサル・デ・サルセロ その1 | トップページ | yokoi_coffee jam vol3 日程決まりました! »

海外出張」カテゴリの記事