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2012/04/16

中米買付の旅路 // コスタリカ4日目 タラスのマイクロミル ヴェルデ・アルトとサンタ・ローサ1900

オーナーのフアニ・コルデロさんは2年前からマイクロミル(小規模生産処理場)をはじめました。

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農園の中に生産処理が済んだペルガミーノ(種皮に覆われたコーヒー豆)を保管する倉庫があります。ログハウス風でいい感じです。

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乾燥処理場は山に囲まれたアフリカンベッドは気温や湿度が一定に保たれると云われています。去年訪問した、ブラジル、カルモ・デ・ミナスやサント・アントニオ・デ・アンパーロの多くの乾燥処理場(ブラジルはパティオが多い)は山間にありました。

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下記画像はカルモ・デ・ミナスのグロッタ・サオン・ペドロ

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マイクロミルは農園から処理施設までの距離が近く、スペシャルティコーヒーの生産現場は標高が高いところが多いことからも品質に関してもよいことづくめ。

コーヒーチェリーは収穫から生産処理まで放置しすぎると、酵素反応が起きて品質に悪影響を及ぼします。

さて、オーナーのコルデロさんにご挨拶したとき、手のごつさに驚きました。

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手を見せていただくと。やはり...「働く手」でありました。

隣にいるのはエクシクルーシブコーヒーのフランシスコ・メナさん

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手のごつさといい、風貌といい、エネルギッシュさといい、私にはポパイに見えました。

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せっかくの記念写真にもかかわらず、失礼なことに私の視線はカメラのレンズではなく別なところに(笑)

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収穫されたコーヒーチェリーはここに集められます。

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そして、コーヒーチェリーの皮を取り除くためウエットミルという機械にかけます。手入れが行き届いていて、とてもきれいなウエットミルでした。

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ヴェルデ・アルトの生産処理方法は、フリィ・ウォッシュトです。コーヒーの豆に付いているムシラージ(粘液質)を取り除くために醗酵させた後、水で洗い流します。

その後、このアフリカンベッドで乾燥させて、種皮を覆ったままのペルガミーノになり、倉庫で保管されデリバリーを待ちます。

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下の写真がヴェルデ・アルトのマイクロミルの全景です。

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農園名:サン・パブロ/San Pablo

オーナー:フアニ・コルデロ/Juani Cordero

地域:サン・パブロ・デ・レオン・コルテス/San Pablo de Leon Cortes

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):ヴェルデ アルト/Verde Alto

標高:1,860m

品種:レッド・カトゥアイ/Red Catuai

生産処理:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

乾燥処理:アフリカンベッド/African Bed

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この後、更に標高の高いマイクロミル、サンタ・ローサへ向かいました。滞在時間はわずか数分でした。フランシスコ・メナさんは限られた時間をフルに使い、私たちのために一つでも多くの優秀なマイクロミルを紹介しようと奔走してくれます。

ここはなんと、標高1,970m!タラス地区はここ2年前頃から、1,900m付近でマイクロミルをはじめる生産者が増えているそうです。

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オーナーのナランホさんは2年前からマイクロミルをはじめました。ここは標高が高く、空気がとても乾燥している気候が特徴だそうです。

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農園名:サンタ・ローサ1900/Santa Rosa 1900

オーナー:ヘルベルト・ナランホ/Ghlberth Naranjo

地域:サン・パブロ・デ・レオン・コルテス/San Pablo de Leon Cortes

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):ベネフィッシオ・サンタ・ローサ1900/Beneficio Santa Rosa 1900

標高:1,970m

品種:カトゥーラ/Caturra

生産処理:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

この後、私たちはラ・カバーニャに向かいました。続く!

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