中米買付の旅路 グアテマラ3日目/エル・プルテ
エル・ヤルーで昼食をいただいた後、この日、最後の訪問先、エル・プルテです。今年で5年目のお付き合いにになります。
このコーヒーは5月14日(月)から発売開始いたしました。農園の情報はこちらに公開していますので、ぜひ、ご覧ください。
今回は3月に訪問した、上記以外の内容をお伝えいたします。
グアテマラシティからどんどん山間に入るとグアテマラシティを一望できる素晴らしいロケーションが広がっています。
生産処理場に到着した時は間もなく陽が沈みかける頃でしたが、私たちの到着を待つかのように生産処理(果肉除去)を見せてくれました。
▼真っ赤に熟した見事なコーヒーチェリー
▼水路を経て、ウエットミルにかけられます。
▼果肉が除去されたところ
▼水路を経て発酵槽に送られます。
▲とても清潔に手入れが行き届いています。
醗酵工程の後、水で洗い流す、フリィ・ウォッシュトという方法で処理され、パティオ(乾燥処理場:写真下)で乾燥工程を経て、種皮に覆われたペルガミーノ(パーチメント)になり、倉庫でデリバリーを待ちます。
▼収穫したばかりのコーヒーチェリー。とても甘くてびっくりしました。
▼丸山珈琲の丸山さんも思わず笑顔がこぼれ....
このエル・プルテは2009年ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップで優勝された、中原バリスタが使用されたひとつです。
昨年12月、ワールド・ロースター・コンペティションが、世界6ヶ国からロースターがエントリーし、台湾で開催されました。
自社で焙煎したエスプレッソ用の豆を現地に送り、現地のバリスタが抽出し、競い合うというコンペティション(WBC/ワールド・バリスタ・チャンピオンシップのルール)において、丸山珈琲さんがこのエル・プルテを使い、1位に輝きました。
▼その報告を丸山さんがされているところ。オーナーのパブロさんも奥様のアントニアさんも真剣に聞き入っています。
丸山さんの報告が終わった時、みなさんの歓声と拍手が山にこだましました。パブロご夫妻は本当によろこんでおられました。
そして、収穫したばかりのコーヒーをコーヒーメーカーでご馳走になりました。とにかくおいしい!バランスの素晴らしさと甘さの感覚が心地よく持続しました。
エル・プルテは2007年からウエットミル(生産処理施設)を設けられて以来、私たちとのお付き合いが始まりましたが、丸山珈琲の丸山さん、中原さんをはじめ、私たちがこのように足を運び、コミュニケーションを深めさせていく中に、信頼関係は品質向上にも直結していくことを強く感じるのでした。
お別れに、「ここは自宅だと思って、いつでも来てください。私たちは大歓迎します。」と、オーナーのパブロさんが仰ってくださいました。
▲左から、パブロさんの息子さん、サン・ヘラルドのポールさん、コーディネーターのオルガさん、パブロさん、アントニアさん
澄み渡る空気、清らかな水、とてもフレンドリーなエル・プルテ犬、素晴らしいコーヒーをご用意して迎えてくださった、パブロファミリー、もう何も云うことはありません。ありがとうございました!
今回の中米買付の旅路のレポートはすっかり間延びしてしまいましたが、次回はいよいよ最終章、世界一美しいと云われる、アティトラン湖のほとり、サンペテ協同組合を訪問した時の様子をお届けいたします!これが最後。(笑)あと一回続く!
では、あまりにも人なつっこく、愛くるしい、「丸山さんラブ!」のエル・プルテ犬、画像集をお届けし、お別れです!
▲足繁く通われている、丸山さんにとてもなついています。
▲視線を送り、カメラを向けると、この笑顔!
▼そして、こんな格好まで(笑)
▲ここは生産処理設備の一部ですが、このコンクリートを境に、入ることを禁じられている(笑)必死にそれを守る姿がまた可愛いのです。
そして.....
▼こうなちゃいました。
この様子を見て、レドリバー繋がりでセロくんを想い出してしまった日の夜、うちの奥さんからこんな画像が届いてとても切なくなったのでした。
▼この時は3月上旬、札幌にはまだ雪が残っていたのです。
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