中米買付の旅路 グアテマラ3日目/モンテ・デ・オロ その2
ちょっと間が空いているうちに、私は、コスタリカのカップ・オブ・エクセレンスの審査でサンホセのホテルに5日間滞在しました。
予定ではコスタリカに発つまでには書き終えている予定でしたが、予定通りとはいきませんでした。コスタリカでグアテマラのことを書きかけてトランジット先のヒューストンのホテルで仕上げるというのは何気に微妙な心境であります。どうぞ、気長にお付き合いくださいますように。
さて、農園の入り口で目にしたのが、サビ病の被害を受けたコーヒーの葉。
写真のように、葉の裏側に赤さびのような斑点が現れます。その斑点は次第に広がり、やがてその葉は枯れ落ちてしまいます。空気感染なのでとても厄介で深刻な問題です。
今年はこのサビ病の影響も含め、30%〜40%ほどの減産のようです。
このモンテ・デ・オロ、最初は平坦に見えた農園も奥に進むにつれアップダウンがかなりきつくなってきました。棒を渡された意味がここで理解できました。
ヘトヘトになりつつも、なんとか農園を一周しました。
生産処理場に戻り、ペルガミーノ(種皮がついたままの状態)を見せていただきましたが、換気が行き届いており、湿度が保たれていました。屋根の上の丸くなっているところが換気扇になっています。
▲ペルガミーノの保管倉庫
そして、待ちに待った、コーヒーブレイク(笑)オレンジと松の実のパウンドケーキとモンテ・デ・オロ。素晴らしいペアリングにかなりうっとりしてしまいました。
コーヒーは息子さんがフレンチプレスで点ててくれました。甘さと酸のバランス、マウスフィールがとてもふくよかです。一気に2杯のお代わりをしてしまいました。
▼オーナーのマリオさんより、広大な農園の敷地図面が丸山さんに渡されました。
本当に仲のよい親子、おいしいアカテンンゴのコーヒーと心温まるおもてなし、素晴らしいロケーションは今でもしっかりと胸の中に残っています。マリオさん、ありがとうございました!
▼横井さん、杉浦さん、次はエル・ヤルーに向かいますぞと、丸山さん。お楽しみに!
続く!
農園名:モンテ・デ・オロ/Monte de Oro http://www.montedeorocoffee.com/
オーナー:マリオ・アラルコン/Mario Alarcon
県:グアテマラシティ/Guatemala City
地域:アカテナンゴ/Acatenango
地区:アルデ・エル・ソコロ/Aldea El Socorro
標高:1,500m
品種:カトゥーラ、カトゥアイ、パチェ・ブルボン、ブルボン、パチェ・サンラモン
農園の面積:25ヘクタール
年間生産量:170bags(69kg)
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