yokoi_coffee jam Vol.3終了しました!
今日の札幌は風がややあってぽかぽか陽気とまではいきませんでしたが、北海道らしいお天気でした。
今回は長いお付き合いをさせていただいている、あじとⅡさんの1階カフェスペースをお借りしてさせていただきました。
今回のテーマは旬のガトー・ド・ノポロさんの旬のスイーツ、「ルバン」(ルバーブと苺のムース)のペアリングをパブリックカッピングで見つけていただくという趣向で、毎月開催している、パブリックカッピングと不定期で開催している、フードペアリングセミナーをコンパクトに合体させた内容です。
冒頭、スペシャルティコーヒーの興りからカップ・オブ・エクセレンスへの高まり、そして現在までの流れ、そして、私たちが買付に至った経緯と意義をお話しさせていただきました。
ご質問もいくつかあり、ついつい熱くなってしまいました。要するに話しが長くなってしまったのです。いつものことですが。(笑)
サポートの青木に促されるように巻きが入り、我に返った次第です。(笑)
さて、本番のパブリックカッピングに入ります前に、とても重要なことがカリブレーション(味の摺り合わせ)です。
ブラインド(コーヒーの名称を伏せて)で2つのグアテマラをカッピング。
ご参加の皆様の評価は、半分強がコマーシャルコーヒーを選ばれ、半分弱の方がスペシャルティコーヒーを選ばれました。
みなさんでディスカッションの後、かなり冷めた状態で改めてカッピング。
コーヒーの液体が熱い時、冷めてからの後味や甘さの感覚、味わいのきれいさを確認します。そして、いよいよ本番へ。用意したサンプルは5ロット。
北海道の新緑を感じながら、カフェスペースに注ぐ日差しがとても清々しかったです。
そこで、コーヒーを楽しむなら、どのコーヒーを選ばれるかを、ディスカッションしながらお聞きしました。もちろん、ブラインドでカッピングの結果です。
人気は次の二つに割れ、共に中煎りのコーヒーでした。
ーラ・リア1900ー
〜このコーヒーを選ばれたお客様のコメント〜
◎コクがあって安定した味わい
◎やさしい甘さ
◎最初から最後まで安定した味わい
ーフェリシアノー
〜このコーヒーを選ばれたお客様のコメント〜
◎ほどよい苦みと甘さ
◎冷めて甘みのある酸が出てきた
◎グレープフルーツのような酸がよかった。
◎アフターテイストが長い
次に、本日のスイーツのペアリングを楽しむなら、どのコーヒーを選ばれるか?をお聞きしましたところ、こちらも人気を二分しました。
ーングングルー(中煎り)
このコーヒーの最大の魅力である、様々なフルーツの酸とルバーブと苺が持つ酸味とのペアリング。
ーオチョ・エストレジャスー(深煎り)
チョコレートシロップのような舌触りと長く続く甘さと、ルバーブと苺が持つ酸味のペアリング。
ワインや日本酒、王道の玉子かけご飯、スイーツと紅茶をはじめ、確立されているペアリングは云うまでもありませんが、「コーヒー」という大きなくくりではなく、、コーヒーの印象に合わせ、スイーツを選ぶ楽しみが加わると、ペアリングもよりおいしく、楽しめるかと思います。
今日のスイーツにつて、シェフの梶原さんから事前にコメントをいただいておりましたので、ご紹介します。
◎夕張郡、栗山町の岩崎農場クリムソン・ルバーブ
フキに似た野菜で漢方の大黄の仲間、主人が研修先のオレゴン州で、ルバーブのタルトをご馳走になり一目惚れ、門外不出で生産しているルバーブの株を分けてもらい無農薬栽培で生産。
同時、日本に輸入する際、ルバーブ自体、認識されていなかったため、持ち込みに関しても大変苦労し、栽培にもとても苦労されたそうです。
◎苺は江別市の農業法人「輝楽里」の新白鳥1号
しっかりとした歯ごたえと酸味の強い原種に近い野性味の苺。
やわらかい口どけと鼻にぬける香り、素材本来の特徴をストレートに表現することのできる技法、それがムースの特性。この技法は主に、フランスからの伝来で、フルーツ、チョコレート、ナッツ、チーズ、卵、どんな素材でも対応できる現代のエスプリ
梶原さんの説明にあるとおり、このムースに限らず、彼が生み出すスイーツのおいしさは、「口溶けと素材の風味の素晴らしさ」にとても感動し、コラボレーションをお願いした次第です。
今回のyokoi_coffee jamを通し、ご参加いただきましたお客様より、貴重なヒントをいただきましたので、しっかり次回に繋げていきたいと思いますし、定期的なセミナーや教室にも反映させて参ります。
ご参加いただきました皆様、楽しくさせていただけましたこと感謝、御礼申し上げます。ありがとうございました。
次回のyokoi_coffee jamは6月24日(日)、ease cafeさんとのコラボレーションです。詳しくは追ってこのブログやHPでご案内いたしますので、ご参加お待ちしております!
なお、ガトー・ド・ノポロさんのスイーツは、只今、父の日ギフトでご予約を受付中です。ご用命をお待ちしています!
« 中米買付の旅路 グアテマラ3日目/エル・プルテ | トップページ | インドネシア・マンデリン・アチェ »
「コーヒー教室」カテゴリの記事
- 舞台を支えるチカラ(2015.03.26)
- 久しぶりのyokoi coffee_jam!(2014.12.25)
- 発寒南小学校「ちゃれんじ学級コーヒー教室」に行ってきました。(2014.11.08)
- HANDS COFFEE FES/スペシャルコーヒーカレッジ(2014.10.23)
- 発寒中学校コーヒー教室(2014.10.20)