コスタリカ・パナマ買付の旅路(その2)
今日は終日、エクシクルーシブコーヒーでカッピングでした。ですが、第二セッション開始直前に突風が原因とみられる停電のアクシデントがあり、少し待機したのですが、長引きそうなのでランチ休憩を挟んで42ロット分のカッピングをしました。

エクシクルーシブコーヒーのフランシスコ・メナさんのプレゼンから今年もたくさんのことを学びましたが本当にコスタリカは目が離せない生産国の一つです。さて、マイクロミルの進化はめざましく、現在150あるマイクロミルはここ数年後にはその数、200ぐらいになる予測だそうです。
さて、今年の収穫高はサビ病の影響もあり30%の減産となりました。そのため、来期の低地産のものは深刻な状態になり、標高1300m前後のものは半減の見込みで、高地産はほとんど影響がありません。このことによって、よりマイクロミルが有利でよい条件がそろいます。そんな理由からも標高の高いタラス地区でマイクロミルをはじめる人が増えていく見込みです。コスタリカ全体で9万ヘクタールの農地がありますが、4万ヘクタールがタラス地区ですの全体ので35%を占めています。
サビ病の大きな原因は乾燥した気候が続いていた時に雨が降りましたので、今年はサビ病にとって、最高の条件が重なったのだそうです。大切なのは普段の農園の管理で、特に木の健康状態を良好に保つことが大切。同時に土壌を豊かにするための施肥と与えるタイミングが重要。即ち、栄養を吸収しやすいようコーヒーの木の健康状態をよくしておくということです。人の体にも似たメカニズムですね。このように生産処理のみならず、日々の地道な手入れの積み重ねが「おいしさ」に直結していくことを改めて実感できました。もう少しお話ししたいのですが、そろそろ荷物をまとめてシャワーを浴びて、パナマの移動に備えねばなりません。この続きは今回の出張で学習し吸収できたものだけになるので、限りがありますが、折を見ましてお伝えいたします。
本日、今回はタラス地区のみの訪問でしたので、ウエストバリーに行く時間がありませんでしたが、カッピング中にエルサル・デ・サルセロのリカルドさんとお嬢さん、エルバスのトーニョさん、ブルマスのファン・ラモンさんとの再会が叶いかないました。やはりうれしいものですね!

丸山珈琲さん、ブランチコーヒーさん、コーヒーはもちろん、コスタリカCOE1位サモラ農園、横井珈琲からは、去年の優勝セレモニーの時のスナップを額に入れてお渡ししました。とてもとてもよろこんでくださいました。コスタリカ最後の夜はステーキがおいしいすてきなレストランでした。ではまた!

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