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2013/09/30

10月からの価格表 その2

10月の価格表がやっと完成しました。

横井珈琲は1996年11月7日開店しました。当時は現在のように「スペシャルティコーヒー」や「カップ・オブ・エクセレンス」といったキーワードが浸透していなかった時代です。2003年には日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が設立され、スペシャルティコーヒーとはどのようなコーヒーを指すか?と云うことが明確に定義として打ち出され、大きく様変わりいたしました。今年はSCAJ設立10周年を迎え、ますます多様性のある素晴らしいコーヒーが多く生産されるようになりました。
開店当初「定番ブレンド」と「シングルオリジン(当時はストレートコーヒーと表記していました)」の二つのカテゴリからのスタートしました。その後、「季節のブレンド」「シーズニングブレンド」「カップ・オブ・エクセレンス」入賞ロット、そして、「ファータイル・セレクション」と、カテゴリだけがどんどん増えていきました。さらに、風味特性として、【さわやか〜香ばしい】という表記(価格表:webも同じく)もございました。

もちろん、どれもおすすめの商品ばかりなのですが、気がつくと店頭の価格表は複雑な構造になっていていました。アイテム数は20から多い時で25ぐらいにもなりますため、数が多くて選び切れないお客様も少なくはなかったのではないかと思います。そこで、最短距離でお好みのコーヒーにたどり着けるよう、カテゴリを整理させていただこうと考え、ブログでご案内いたしました。通信販売におけるHPのショッピングカートのレイアウトも変更いたします。明日の更新をご覧いただけたらと思います。また、コーヒー豆をお選びいただく際、焙煎度合いを基準にお選びいただくお客様もあるかと思いますが、普段の接客でお客様から寄せられるキーワードを中心に、次の4つのキーワードに分けさせていただきました。

・さわやか

・まろやか

・コク/深み

・華やか/フルーツ/お花


なお、2008年12月1日にスタートし、多くのお客様に親しんでいただいた「ファータイル・セレクション」は、9月末をもちまして終了とさせていただきます。ご愛飲いただきありがとうございました!

なお、詳しい産地の情報や風味についてのご説明を記したものも店頭にご用意していますのでそちらもぜひ、ご覧ください。通販のお客様には商品に同封いたしますので、ご活用いただけますと幸いです。今後も忌憚のないご意見、ご感想をお寄せいただけますよう、よろしくお願いいたします。


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2013/09/25

SCAJカンファレンスに来ています

明日からはじまる、SCAJワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキシビション 2013(SCAJ World Specialty Coffee Conference and Exhibition 2013)で、私たちのグループの名称が、Japan Roasters' Network(JRN)に改めてから、初めてのブース出展になります。今日はその設営を行いました。

私たちのブース初出展は2007年でした。
最初は長テーブルにエスプレッソマシーンと産地訪問のアルバムを置いただけのかなりシンプルなものでした。その後、回を重ねる毎に、少しずつ充実させながら本格的にプロの方々にお世話になりながら始めたのが2009年。その頃から、ブースやデザイン関係の統括、監修は、伊東屋珈琲の伊東さんが担当。今回はアトリエ・ペネロープさんとのコラボも叶い、エプロンプロジェクトも完結しました。

アトリエ・ペネロープさんのwebサイト
http://www.atelierspenelope.com/

さて、去年は「信頼と絆」をテーマに世界地図を描き点から線になり、面に発展するところをイメージしたブースを作りました。今年のテーマは、「スペシャルティコーヒー」をキーワードに、 生産者に限らず、ロースターからお客様まで未来に向けて複数で繋がって行きたいという想いを込め、「繋がり」「広がり」「発展」をキーワードに表現いたしました。


Dsc02875_3 ▲関口さん、岩井さん、田部井さん、越智夫妻、ブースのデザイン監修は伊東さん


そして、この私たちの思いや願いに賛同してくださり、ロゴデザインを中心に、カタチにしてくださった数名のデザイナーさんとのご縁は、見えないチェーンで繋がっていたかのような、いくつかの不思議な偶然もありました。


SCAJ設立10周年の節目にこのような機会が巡ってくる感謝を胸に、ブース番号1−32で皆様のご来場を心からお待ち申し上げます。


さて、設営を終えた私たちは去年に引き続き、月島のもんじゃ焼きを愉しんできました。

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2013/09/24

【東急ハンズx横井珈琲コラボ】HANDS COFFEE COLLEGE vol5

HANDS COFFEE COLLEGEもおかげさまで、回を重ねること6回目の開催を無事終えました。前回のうれしい反省点、時間オーバーしないように心がけ努力いたしましたが、やはり時間オーバー(笑)今回もあっという間の愉しいひとときと、絶えることのない笑い声とご質問に支えられました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!


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さて、今回のテーマは「焼き菓子とコーヒーとのペアリング」ガトー・ド・ノポロの梶原さんのご配慮で、10月1日(火)からご予約がはじまる、開店17周年の限定ケーキの「りんごのパウンドケーキ」が特別にご用意いたしました。そしてもうひとつはスイスの伝統菓子「エンガディナー」です。


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今回は第1部、2部共に「ベストペアリング」、「ベストコーヒー」が割れました。コーヒーだけで愉しむなら....ベスト3!カフェ・コパン(3階フロア、コーヒーコーナーにもございます)、17thアニバーサリーブレンド/ポムニカラグア・リモンシージョでした。

そして、ベストペアリングの方は、エンガディナー編では、三つどもえでコパン、ブルマス、ママニが同点の評価。(よかった!)りんごのパウンドケーキ編は、オルティスとちょっとの差で17thアニバーサリーブレンド/ポムに決まりました。

このようにコーヒーとして愉しむ場合、スイーツと愉しむ場合とではコーヒーの印象が変わるので、とても面白いです。どちらか一方が強くてもいけません。高め合う間柄(笑)がいいんです。

そこに選ぶ愉しみに加え、生産現場の背景やそこに関わる方々との関係を知ることによってまたさらに一歩、コーヒー、そして焼き菓子に近づいていけるのではないでしょうか。

第1部、第2部共に写真を撮る間も皆さんとご一緒に二つの焼き菓子をいただく間もなかったので、持ち帰りお店で撮影した画像がこちらです↓

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ワインとチーズ、お刺身と合うお酒、ご飯に合うおかず、お茶とお団子の相性など、食べ合わせの妙は多くの方が体験されているとおりです。コーヒーとケーキ全般との相性はほんの少しだけ突き詰めると、とても愉しい発見があります。

次回のCOLLEGEは10月26日(土)、ブーランジェリー・コロンさんのパンとコーヒーの相性を一緒に学びます。予定では9月28日(土)10時に東急ハンズ札幌店のwebサイトで予約受付が始まります。今回は途中キャンセルが出まして再募集をいたしましたが、早いうちに定員になりましたので、お早めのご予約申込をおすすめいたします。

10月からの価格表

10月からブレンドのパッケージが500gから400gになるなど、値上げのお願いをさせていただいております。これに伴いまして、これまでの価格表(webを含む)のレイアウトやカテゴリ分けを一新すべく検討しています。

10月1日はもうそこまで来ていますが、カテゴリ分けの「キーワード」がまだ未定のため、もう少しだけお時間をいただきますが、まずは、イメージとしてご覧いただきたいと思います。

*コーヒーのアイテムはサンプルですのでご了承くださいませ。
*4つのカテゴリのキーワードもまだ仮のキーワードです。

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開店以来これまで、「焙煎度合い」や「ブレンド」か「シングルオリジン」かあるいは、カップ・オブ・エクセレンスなどを含む「ファータイル・セレクション」といったカテゴリ分けから、風味のイメージがしやすい表記に改めることにいたしました。

また、これまでにあったような細かい説明書を、店頭でじっくりお読みいただくには相応しくはなく、知らず知らずのうちにコーヒーの説明文も長くなっていました点も今回、改めることにいたしました。広く多くのお客様にお気軽に愉しんでいただこうとおもいつつも、かえって難しくなっていたという反省と「わかりにくい」といったご意見にも代表されますとおり、ご不便をおかけしていると感じたからでもあります。

そこで、詳しい説明は別のツールにバトンタッチいたしまして、店内でサービスドリンクをお愉しみいただきながら、ご覧いただけるよう準備を進めています。またこれらをまとめてお持ち帰りいただいたり、通販のお客様には同封させていただける「ツール」の準備も進めています。

これまで以上にお好みのコーヒーを最短距離でお選びいただるよう、より「わかりやすく」、より「おいしい」横井珈琲であるために新しい挑戦のスタートです。どうぞ、忌憚のないご意見、ご感想をぜひお寄せくださいますよう、今後ともよろしくお願いいたします。

2013/09/19

ハッピーマルシェのフリーペーパーlittleに掲載していただきました

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webサイトより抜粋

9月18日・19日に札幌地下歩行空間にて2日間限定の雑貨マルシェを開催します。23組の個性豊かな雑貨店は“Shop”ページでご紹介しています。
当日は数量限定のハッピープレゼント企画も準備しておりますのでお楽しみに!
開催日時/9月18日(水)・19日(木) 11:00〜18:00

会場/札幌駅前地下歩行空間 北3条交差点[西]

出店店舗数/道内の雑貨店23店舗

お問い合わせ/ハッピーマルシェ事務局 
hm-info@happymarche.jp


大変読み応えのあるフリーペーパーlittleはなんと64ページ。イベント会場、横井珈琲、参加店関係各社にて無料配布中です。イベントは本日まで!お近くの方はぜひ!


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2013/09/18

ありがとう!17th anniversary その3/二つのアニバーサリーブレンド完成しました!

15周年のアニバーサリーブレンドに合わせて、ガトー・ド・ノポロさんに特別に作っていただいた「はちみつのパウンドケーキ」、16周年には「パン・デビス」と続き、今年は「りんごのパウンドケーキ」をご案内いたします。そして、今年はブーランジェリー・コロンさんにもご協力いただきまして、二つのアニバーサリーケーキのご案内が実現しました。

ガトー・ド・ノポロの梶原さん、ブーランジェリー・コロンの高崎さんからエネルギーをいただき、それぞれの豊かな個性と素材の魅力を引き出すべく、二つのブレンドが完成しました。

Img_2995_m ▲りんごのパウンドケーキ

このパウンドケーキはりんごのみずみずしさとバターはこの季節、黄金の組み合わせのひとつだと思います。りんごの食感とさわやかさ、発酵バターの後味の感覚がたまりません。

17th アニバーサリーブレンド/ポム

花の香り、洋梨、ピーチ、オレンジ、ラズベリー、チェリーの風味、非常になめらかな舌触り、ブラウンシュガーとキャラメルの上品な甘さが魅力です。

【ブレンド内容:グアテマラ、コスタリカ、エチオピア、エルサルバドル】

*時季によりブレンドの内容は変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

Img_2993_m ▲チョコクグロフ


マロングラッセとマロンの組み合わせは風味と食感、チョコの風味と質感を交互にお愉しみいただけると思います。ブランデーがしっかり効いた大人の味わいです。

17th アニバーサリーブレンド/マロン

花の香り、ブラックカラント、オレンジピール、ダークチェリー、ピーチ、カカオの風味、スイートチョコ、キャラメル、完熟果実の甘さと、濃厚な口当たりが魅力です。

【ブレンド内容:コスタリカ、グアテマラ、ケニア、エルサルバドル】

*時季によりブレンドの内容は変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

2013/09/17

おいしいものを食べて親睦を深めてきましたよ

3連休期間は不順な天候続きで心配でしたが、定休日の今日は素晴らしい秋晴れの中に、横井スタッフみんなで、お店から小一時間のところにある果樹園でBBQを愉しんできました。


Dsc02606 ▲八剣山果樹園(風が少し強かったのでパラソルは開くことが出来ず)

帰り道、旬のフルーツを求めに立ち寄った二つの果樹園直営の販売所ではたくさんの試食をいただき大満足。黄金桃は完全なるフローラル、長沢という品種の桃はエチオピア・イルガチェフェを思わせる思わせる香りにはっとしました。

そして、最後にお邪魔したお店では、複数のプルーンと洋梨を堪能。これらのフルーツを口にするとどうしても連想してしまうのが、コスタリカの多様性ある酸の質で、とても勉強になりました。

同じフルーツでも品種の違いによって風味や質感の違いに驚かされます。あるプラムはとことん甘い。もう一方では酸が生き生きしていて明るい、またもう一方では酸が少し重くて甘さの持続が素晴らしかったり。

Dsc02619 ▲これがすんごく甘かった、スイートワンという品種のプルーン。質感も素晴らしかった。

実りの秋...横井珈琲17周年の準備も佳境に入ってきました。間もなく色々とご案内いたしますので、よろしくお願いいたします!

2013/09/15

ありがとう!17th anniversary その2

17周年...17年....私にとって少し特別な数字です。

おかげさまで17年ともうひとつ、17年間会社員生活を送ったということです。これを境に、会社員生活を横井珈琲生活が上回るという話しです。感慨深いな...と。

さて、先日Room11さんで17周年の記念ギフトの撮影を終えましたので、その時の様子、イメージをご覧にいれます。今月末にはご案内のチラシが完成しまして、予定では10月1日(火)からご予約受付がはじまります。

Img_2975_m ガトー・ド・ノポロさんの「りんごのパウンドケーキ」


Img_2969_mブーランジェリー・コロンさんのチョコクグロフ


今年はご予約、締め切りを複数回設けることで調整を進めていますでので、ご予約からお渡し(お届け)までの日数が短く済みます。10日前後を考えて調整中です。もう間もなく詳しくご案内できますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。

また、今年はそれぞれのケーキに合わせたアニバーサリーブレンドもご用意いたします!こちらもどうぞ愉しみにお待ちくださいませ!

エチオピア・イルガチェフェ・コカーナ

イルガチェフェファンのお客様、大変長らくお待たせいたしました。今回のコーヒーは、前回ご案内いたしました、コチェレ・ステーションと同じ、ゲテオゾーンに位置する、コカーナ・ステーションのものです。このステーションにコーヒーチェリーを納めている小規模生産者の多くは、平均的に土地2ヘクタールの農地を所有しています。シエイドツリー(直射日光からコーヒーの木を守る)は、アカシアや常緑針葉高木のイヌマキの日陰に栽培されています。

パルパーで種皮を剝き粘液質は36〜48時間かけて発酵させ、水で洗浄します。湿ったペルガミーノは10〜12日かけてアフリカンベッドで11.5%の水分含有率に達するまで乾燥され、アジスアベバに搬送されるまで、倉庫でコンディションを整えるために保管されます。


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オレンジ、ベルガモット、ジャスミン、ピーチ、スイートスパイス、クリーミーな舌触りと百花蜜のハチミツやミルクキャラメルの甘さが魅力です


コーヒー発祥の地と云われるエチオピアであっても、現在の行政区と旧行政区との関係から、どの地域で栽培され、生産処理されたものかを明確にするのが大変難しそうです。従いまして、エチオピアコーヒーの多くは複数の品種、複数の生産者のチェリーを生産処理場(ステーション)に持ち込むことから、様々な魅力を持ったコーヒーがたくさん存在すると云えると思います。

生産処理場:コカーナ・ステーション/kokanna station

地域:南部諸民族州・ゲデオゾーン/Southern Nations, Nationalities, and People's Region Gedeo Zone

地区:コカーナ/
kokanna

村:イルガチェフェ/Yirgachefe

標高:1,975m

生産者、ひとりあたりの平均所有農地面積:2ヘクタール

2013/09/11

ニカラグア・リモンシージョ/フィンカス・ミエリッヒ・オークション

2008年のカップ・オブ・エクセレンスで2位に入賞経験を持つリモンシージョ農園のコーヒーをご案内いたします。

ニカラグアではじめてカップ・オブ・エクセレンスが開催されたのが2002年。以来、毎年開催されて来ましたが、今年は開催を見合わせざるを得ない、緊急事態となりました。それは、主に中央アメリがを中心に蔓延した、コーヒー木の病気「サビ病」の影響から、品評会開催に向けて国からの予算が出なくなったためです。このように国際品評会は開催国とアライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス(ACE: Alliance for Coffee Excellence)の協力関係の元開催されます。

葉に錆のようなオレンジ色の胞子が繁殖し、葉っぱが落ちてしまいます。この病気にかかると、木は光合成ができなくなり、最悪の場合、木が枯れてしまいます。

現在、カップ・オブ・エクセレンスは中米で5ヵ国(グアテマラ、コスタリカ、ホンジュラス、メキシコ、エルサルバドル)南米2ヵ国(コロンビア、ブラジル)アフリカ2ヵ国(ルワンダ、ブルンディ)合計9ヵ国で開催されており、国際審査員の招致から運営は、アライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス(ACE: Alliance for Coffee Excellence)というNOPが行っています。

カップ・オブ・エクセレンスがもたらす効果は品質向上はもとより、これまで知られることがなかった優良農園や優良地区、小規模生産者を数々と発掘され、広く多くの方々にスペシャルティコーヒーの素晴らしさや可能性を知っていただくきっかけになったのではないでしょうか。そして、もうひとつ、コーヒーバイヤーと生産者の持続可能な関係の構築です。オークションを起点に関係性を深めていくことは、とても重要で意義あることだと私は考えています。

さて、前置きが大変長くなりましたが、本題に入らせていただきます。以上のとおり、今年のカップ・オブ・エクセレンスを見合わせましたが、ニカラグア、ホンジュラスに農園を持つオーナー、エルウィン・ミエリッヒ氏所有の農園のコーヒーでプライベートオークションが4月25日に開催されました。ACEはプラットホーム的なスタンスで、このフィンカス・ミエリッヒ(Fincas Mierische)オークションをバックアップしました。

エルウインさんはACEのヘッドジャッジを務める傍ら、生産者としてニカラグアとホンジュラスにカップ・オブ・エクセレンスの入賞経験のある農園を所有しています。

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私たちはリモンシージョ農園のコーヒーを複数落札いたしましたので、極めて少量なのですが、質感のある南国フルーツ系の風味、甘いスパイスやハーブの印象、立体感のある味わいはじつに見事です。とても素晴らしいこのコーヒーをお愉しみいただきたいと思います。

Fincas Mierisch 2013 Auction Results /オークションの結果はこちらから。

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ジャスミンの香り、ピーチ、オレンジ、グァバ、パパイヤ、ブラックカラント、
レモングラスの風味。完熟果実やブラウンシュガーの甘さ、とろみのあるジューシーな後味、立体感な味わいが魅力です。

農園名:ニカラグア・リモンシージョ/Nicaragua  Limoncillo

オーナー:ミエリッヒファミリー/Mierishi Family


県:
マタガルパ/Matagalpa

標高:
850m1150m900m周辺から栽培をしている)

品種:イエロー・パカマラ/Yellow Pacamala


生産処理:パルプト・ナチュラル/Pulped Natural

2013/09/10

グァテマラ・サンタ・ローサ・ブエノス・アイレス

今年からお付き合いがはじまった農園で、優良農園ひしめくウエウエテナンゴで最も古く1890年に設立された農園、グァテマラ・サンタ・ローサ・ブエノス・アイレス農園をご紹介いたします。

4代目のオーナー、グスタヴォ・アルファロさんによりますと、農園の斜面はメキシコからの温かい風の影響を受け、サビ病の被害はほとんどないとのこと。メキシコ国境のチアパスからわずか3kmしか離れていません。

この農園は豊かな自然と動物と同じ価値観で共存していくことがポリシー。
シェードツリー(直射日光からコーヒーの木を守る)にパイナップル、アメリカン・ウオールナッツ、ワイルドアボガド、マホガニー、シーダーが植えられています。

150ヘクタールある農園は、5つの区画に分かれており、2区画でスペシャルティコーヒーを生産しています。今回ご紹介する区画は、
La Buena Esperanza Alfaroという名がついたロットで、ブルボン、ムンドノーヴォ、ティピカを植えています。もうひとつは、パカマラを植えています。

P1070601_1左がオーナーのグスタヴォ・アルファロさん


ジャスミン、ベルガモットの香り。マンゴー、オレンジ、ピーチ、パッションフルーツ、グリーンアップルの風味。ブラウンシュガーやキャラメルの甘さ、奥行きがあるなめらかでやさしい口当たりが魅力です。


農園名:グァテマラ・サンタ・ローサ・ブエノス・アイレス/Finca Santa Rosa Buenos Aires

オーナー:グスタヴォ・アルファロ/Gustavo Alfaro

県:ウエウエテナンゴ/
Huehuetenango

地区:ラ・デモクラシア/La Democracia

標高:1,676m

農園面積:150ヘクタール

栽培面積:30ヘクタール


品種:ブルボン/Bourbon

生産処理:フリィ・ウォッシュト/Fully Washed

ブラジル・サマンバイア・ナチュラル

私たちが始めてカップ・オブ・エクセレンスのインターネットオークションに挑戦したのが2001年でした。この時落札に成功したコーヒーが、13位に入賞したサマンバイア農園でした。以来、毎年農園を訪問し12年が経ちました。

長いお付き合いをいただき、重ねてきた「信頼」と「絆」は品質に大きく反映されています。オーナーのカンブライアさんが作るナチュラルプロセスのロットは、ナチュラルプロセスにしてきれいな味わいが特徴で、甘さの持続やチョコレートの質感も大変魅力的です。

ナチュラルプロセスとは、ブラジルの伝統的な生産処理方法で、赤いチェリーのまま皮を剥かずにそのまま乾燥させる方法を云います。

さて、収穫のピークは毎年、7月から8月前後ですが、今年は今年の初めの天候不良により収穫が遅れ、一ヶ月遅れの9月がピークとなりました。心配された品質はとても素晴らしく、この12年間で最高の状態だそうです。来年の2月頃に届く予定ですので愉しみにお待ちくださいね。


P1250626_2 ▲買付で滞在中は見事にリノベーションされたファゼンダハウスに泊めていただきます。オーナーのカンブライアさんと

サンパウロにあるグアルーリョス国際空港から車で北北西方向に300kmほど進むと、サント・アントニオ・デ・アンパーロがあります。現在、人口約 18,000万人(うち、郊外に6,000人)ほどの小さな町です。そして、この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に約20の農園があり、その中にサマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど以前、カップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかある名産地のひとつとして知られています。

カンブライアさんは、高品質のコーヒーの生産と啓蒙に大変熱心です。伝統を守りながら新しい生産処理方法の考案や試験的に新しい品種の栽培など、様々なチャレンジを続けています。

この地区のコーヒーは横井珈琲でも大変お馴染みのカルモ・デ・ミナスの華やかな味わいと異なり、ブラジルの伝統的なナッツやチョコレートを思わせる風味が特徴です。


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チェリーやナッツ、ミルクチョコの風味、まろやかな口当たりと、ハチミツのような甘さ。


農園名:サマンバイア農園/Fazenda Samambaia

農園主:エンリケ・ディアス・カンブライア/Henrique Dias Cambraia Samambaia

州:ミナス・ジェライス州 /Minas Gerais

地区:スル・デ・ミナス地区/Sulde Minas

町:サント・アントニオ・デ・アンパーロ町/Santo Antônio do Amparo

標高:1200m

生産処理:ナチュラル/Natural

品種:イエロー・ブルボン/Yellow Bourbon




P1240631 ▲収穫期は地球の裏側なので日本でいう冬の終わり頃です。朝晩はとても冷え込みます。写真はファゼンダハウスからの朝の様子。お天気はとてもよいのですが、窓が曇っていますね。

2013/09/09

メキシコ・ラス・フィンカス・デル・ススピロ

2012年、メキシコで初めて開催された カップ・オブ・エクセレンスにおいて、記念すべき初代のチャンピオンに輝いたラス・フィンカス・デル・ススピロをご案内いたします。栄えある1位に輝いたこのコーヒーは、世界中のコーヒー関係者大注目の国際オークションで、2012年に開催された10ヵ国中、コスタリカのサモラ農園を凌ぎ、最高価格に達しました。

これは、メキシコ生産者の方々にとって、自分たちのコーヒーの価値の再認識にもつながった他、メキシコのコーヒー関係者の方々のモチベーションの向上にも繋がったそうです。家族経営で営まれるススピロ農園は、この土地で10年以上コーヒーの栽培をしてきました。現在は、オーナーの自宅に併設されている生産処理場において、自身の手で生産処理を行い、乾燥は自宅の屋根の上にあるアフリカンベッドで行っています。長年品質の向上のために、さまざまな取り組みを行ってきた努力が、素晴らしいコーヒーを作り出し、1位の栄誉を獲得しました。

この記念すべき素晴らしいメキシココーヒーをこの機会にぜひ、ご賞味くださいませ。

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プラム、ブラックベリー、オレンジの風味、
ブラウンシュガーの甘さと、きめ細かくまろやかな質感が魅力です。



農園名:ラス・フィンカス・デル・ススピロ/Las Fincas Del Suspiro

オーナー:アルテミオ・サパダ・テハダ/Altemio Zepata Tejada

州:ベラクルス/Veracruz

地区:コアテペック地区、パチョ ビエホ町/Pacho Viejo,Coatepec

標高:1,200m

農園面積:5ヘクタール

栽培面積:5ヘクタール品

品種:ティピカ、ブルボン、カトゥーラ/Typica、Bourbon、Caturra

2013/09/05

コーヒー豆価格改定のお知らせ(10月1日付)

いつも横井珈琲をご愛飲いただきまして、誠にありがとうございます。

既に皆様ご存じの通り、為替レートが急激に円安に向き、1ドル70円台からピーク時には一時、103円台に達しました。横井珈琲は生産地から生豆を直接買付していますので、直に影響があります。コーヒーの国際相場(中級品)は昨年に比べ下降傾向にありますが、横井珈琲が買付ている高品質生豆は値下がりしておらず、昨年とほぼ同じ価格で、中央アメリカ、南アメリカの一部の買付を終えました。

これにより、今年、生産者に支払った生豆代金は125%増しとなり、諸経費などを含めると概ね130%増しとなりました。つきましては、誠に恐縮ではございますが、平成25年10月1日より、ブレンドコーヒーの価格、および販売単位の一部を、次の通り、改定させていただきたく、お願い申し上げます。

販売単位の一部変更=パッケージのサイズ変更/500gパック→400gパック

引き続き、品質向上、サービス向上に向けての取り組みと、お客様にご満足いただけますよう、より一層の努力を重ねていく所存でございます。どうぞ、今後ともご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。


Dsc02304 ▲右:現在の500gパック 左:変更後の400gパック 


◎横井のチ・カ・ラ
100g/473円→525円
200g/945円→1050円
500g/1575円→400g1575円


◎横井のつぼ!
100g/504円→546円
200g/1008円→1092円
500g/1628円→400g1628円


◎いつものシリーズ
100g/504円→546円
200g/1008円→1092円
500g/1733円→400g1733円


◎エスプレッソブレンド
100g/504円→567円
200g/1008円→1134円
500g/1838円→400g1838円


◎季節のブレンド
100g/525円→588円
200g/1050円→1176円
500g/1943円→400g1943円


◎カフェ・コパン
100g/609円→609円
200g/1218円→1218円
500g/2205円→400g1995円


◎ザ・ヴァリィ
100g/767円→777円
200g/1533円→1554円
500g/2468円→400g2415円

【価格は消費税込み】

2013/09/03

ありがとう!17th anniversary その1

おかげさまで11月7日で17回目の開店記念日を迎えます。本当にありがとうございます!

今回は二つのケーキに合わせて二つのブレンドを用意いたします。昨年来ご好評いただいておりますので、販売期間は少し長めに販売しようと思います。さて、15周年から数えて3回目のアニバーサリーケーキはガトー・ド・ノポロの梶原さん渾身の力作、「りんごのパウンドケーキ」です。


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りんごの食感、りんごと発酵バターの風味はこの季節の王道ですよね。


そして、yokoi_coffee jamやハンズさんのセミナー、外部での教室などで使わせていただいている、ブーランジェリー・コロンさんからはチョコクグロフをご案内させていただくことになりました!

今年のアニバーサリーはブレンドもケーキも二つです!

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バローナのチョコを練り込み、マロングラッセとマロンをたっぷりと入れブランデーを効かせた大人の味です。チョコレートと二つの栗の食感と風味が絶妙です。

この二つの素晴らしいケーキに相応しいブレンドをご案内いたします!皆様、愉しみにお待ちくださいませ!

2013/09/02

【東急ハンズx横井珈琲コラボ】HANDS COFFEE COLLEGE

早いもので5回目のCOLLEGEとなりました。今回は深まり行く秋を前に、焼き菓子とコーヒーとのペアリングをテーマに行います。

ワインとチーズやお刺身と合うお酒、ご飯に合うおかず、お茶とお団子の相性など、食べ合わせの妙は多くの方が体験、実践されていることと思います。ですが、コーヒーとケーキ全般との相性はほんの少しだけ突き詰めると、とても愉しい発見があります。そのお手伝いが出来ればと、このテーマを取り上げました。

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開催日:9月21日(土)

定員:1回5名

参加費:500円

所要時間:①11:00〜12:00/②14:00〜15:00

開催場所:7階イベントスペース

参加予約申込み→こちらからどうぞ!


【イベント詳細】
ガトー・ド・ノポロさんの伝統的な焼き菓子と複数のコーヒーとの相性を見ていただきます。

◎焼き菓子/エンガディナー、クルミとレーズンのパウンドケーキ

◎コーヒー/ハンズブレンド、コスタリカ・オルティスボリビア・ママニ・ママニ

横井力がペアリングの新しい発見のお手伝いをさせていただきます!皆様のご参加をお待ちしています!


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2013/09/01

ホンジュラス・ヘルサレン

2012年ホンジュラスカップ・オブ・エクセレンス4位入賞のヘルサレンをご紹介いたします。花の印象、様々なフルーツを彷彿とさせる香り、とても魅力的なコーヒーです。

ヘルサレン農園は、ホンジュラスの南西部ラ・パス県のグアジキロ村にあります。ここは美しい針葉樹林とブラックオークなど自然林に囲まれています。これが農園の土壌を豊かにするとともにシェードツリーの役割を果たしています。11人の家族で経営する大変小さな農園で、収穫時期に一時的にワーカーを雇う以外は家族で助け合い切り盛りをしています。

現在は、息子さんのディオニシオさんが生産処理の担当をしており、オーナーでありお父様のヴィクトリオさんの片腕としてコーヒー農園で働いています。今回、初めてカップ・オブ・エクセレンスに参加し4位という大変素晴らしい成績をおさめました。ヴィクトリオさんにとって今回の経験は高品質コーヒーの栽培をこれからも続けていくという信念の後押しになり大変貴重な経験になったと語ってくれました!




Hondurasfarm_logos_jerusalen



オレンジ、ピーチ、カシス、プラム、パッションフルーツの風味、
ブラウンシュガー甘さとジューシーでなめらかな舌触りが魅力です。


農園名:ヘルサレン/Jerusalen

オーナー:ヴィクトリオ・クルス・メンドーサ/Victorio Cruz Mendoza

地区:ラ・パス県 グアジキロ 村/La Paz guajiquiro

標高:1,625m

プロセス:
ウォッシュト(水洗式)Washed・天日干し/Sun Dry

品種: カトゥアイ/Catuai

農園面積:5ヘクタール

栽培面積:3ヘクタール

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