フォト

他のアカウント

« メキシコ・ラス・フィンカス・デル・ススピロ | トップページ | グァテマラ・サンタ・ローサ・ブエノス・アイレス »

2013/09/10

ブラジル・サマンバイア・ナチュラル

私たちが始めてカップ・オブ・エクセレンスのインターネットオークションに挑戦したのが2001年でした。この時落札に成功したコーヒーが、13位に入賞したサマンバイア農園でした。以来、毎年農園を訪問し12年が経ちました。

長いお付き合いをいただき、重ねてきた「信頼」と「絆」は品質に大きく反映されています。オーナーのカンブライアさんが作るナチュラルプロセスのロットは、ナチュラルプロセスにしてきれいな味わいが特徴で、甘さの持続やチョコレートの質感も大変魅力的です。

ナチュラルプロセスとは、ブラジルの伝統的な生産処理方法で、赤いチェリーのまま皮を剥かずにそのまま乾燥させる方法を云います。

さて、収穫のピークは毎年、7月から8月前後ですが、今年は今年の初めの天候不良により収穫が遅れ、一ヶ月遅れの9月がピークとなりました。心配された品質はとても素晴らしく、この12年間で最高の状態だそうです。来年の2月頃に届く予定ですので愉しみにお待ちくださいね。


P1250626_2 ▲買付で滞在中は見事にリノベーションされたファゼンダハウスに泊めていただきます。オーナーのカンブライアさんと

サンパウロにあるグアルーリョス国際空港から車で北北西方向に300kmほど進むと、サント・アントニオ・デ・アンパーロがあります。現在、人口約 18,000万人(うち、郊外に6,000人)ほどの小さな町です。そして、この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に約20の農園があり、その中にサマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど以前、カップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかある名産地のひとつとして知られています。

カンブライアさんは、高品質のコーヒーの生産と啓蒙に大変熱心です。伝統を守りながら新しい生産処理方法の考案や試験的に新しい品種の栽培など、様々なチャレンジを続けています。

この地区のコーヒーは横井珈琲でも大変お馴染みのカルモ・デ・ミナスの華やかな味わいと異なり、ブラジルの伝統的なナッツやチョコレートを思わせる風味が特徴です。


P1250101

チェリーやナッツ、ミルクチョコの風味、まろやかな口当たりと、ハチミツのような甘さ。


農園名:サマンバイア農園/Fazenda Samambaia

農園主:エンリケ・ディアス・カンブライア/Henrique Dias Cambraia Samambaia

州:ミナス・ジェライス州 /Minas Gerais

地区:スル・デ・ミナス地区/Sulde Minas

町:サント・アントニオ・デ・アンパーロ町/Santo Antônio do Amparo

標高:1200m

生産処理:ナチュラル/Natural

品種:イエロー・ブルボン/Yellow Bourbon




P1240631 ▲収穫期は地球の裏側なので日本でいう冬の終わり頃です。朝晩はとても冷え込みます。写真はファゼンダハウスからの朝の様子。お天気はとてもよいのですが、窓が曇っていますね。

« メキシコ・ラス・フィンカス・デル・ススピロ | トップページ | グァテマラ・サンタ・ローサ・ブエノス・アイレス »

カップ・オブ・エクセレンス」カテゴリの記事

コーヒー豆」カテゴリの記事