グアテマラ・ラ・ブレア
ラ・ブレアとは、マタケスクイントゥラという小さな町に住む「50世帯の集落」を意味しています。当初、町の名の通り50名の小規模生産者によって構成される協同組合でしたが、2009年には28名となり、カリスマ的な組合のリーダー、ラファエルさんの病死により、メンバー間で権力闘争が起き、悪事を働くものまで出てきてしまう事態に発展しました。そのため、メンバーのみなさんは誰も信じることが出来なくなり、組合にチェリーを持ってくる生産者が激減し、2009年94俵だった収穫も2010年には20俵しかありませんでした。組合を離れていったメンバーの多くはコヨーテという仲買人にチェリーのまま、売ってしまったのです。2012年に訪問した時は僅か7名のメンバーしか残っていませんでしたが、みなさんの表情は明るく結束は固く、強い信頼関係を痛切に感じました。特別な強い想いで繋がれた「絆」に、彼らの特別なコーヒーが私たちを待っていてくれました。
▲元リーダーのラファエルさんの息子さん、イルダさん、カルロスさん、マルコスさん
今年のラ・ブレアは甘さに特徴があります。チョコレートの感覚、質感、心地よく持続する甘さが今年のラ・ブレアの最大の魅力です!
プラム、カカオ、ダークチェリーの風味。クリーミーな口当たり、濃厚なハチミツや、キャラメル、よく熟したベリー系フルーツの甘さ。
小規模生産者組合:ラ・ブレア/La Brea(農園の数は6つ、メンバーは7人)
村:マタケスクイントゥラ/Mataquescuintla
地域:ハラパ/Jalapa
標高:1500m〜1600m
生産処理:水洗式/Washed
■これまでの詳しい経緯はこちらをご覧ください。↓
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