コスタリカ・ラ・リア1900
オーナーのルイスさんとのお付き合いは2007年に10俵のコーヒーを買付ことからはじまりました。ルイスさんが2012年のカップ・オブ・エクセレンスでブルマスのファンラモンさん(サモラ農園)に次いで2位入賞されたとき、審査員として参加していた丸山珈琲の中原さんと私を前に、当時のことを次のように話してくれました。
▲2012年カップ・オブ・エクセレンス2位入賞のセレモニーにて
「今から5年前、フランシスコ(コスタリカコーヒーの買付をサポートしてくれている方)からの電話でKentaroがルイスのコーヒーを買いたいと言っている....という連絡を受けたときは本当にうれしかった。今でもその時の様子をはっきりと覚えている。自分の子どもが農園を続けるかどうかはわからない。でもこの関係は、20年、30年と続けていきたいと思っている。それはお金のためではなく、このようにあなたたちが来てくれたり、あなたたちがミルを訪れ、家に招くことが大変嬉しく、喜びである。」とおっしゃってくださいました。
また、2013年にミルを訪問した時、ルイスさんにマイクロミル(小規模生産処理場)をはじめたきっかけをお聞きしました。母方のおばあちゃんの代からコーヒーの栽培を行っており、いくつか農園も所有していたが、コーヒーチェリーをメガミル(大規模生産処理場)に収めるスタイルでは、品質向上も難しく、家族を養い子供達を学校に通わせることは出来ないことがわかり、アメリカに出稼ぎに行き、ラ・リアマイクロミルをスタートさせたのが2007年のとのことでしたので、マイクロミルを始めた頃からのお付き合いになるわけです。よいコーヒーを求める人たちと継続的なよい関係を築きたかった...と、話しを締めくくる最後の言葉がとても印象的でした。
そして、2012年ルイスさんははじめて来日され、ご自身の顔写真付きでコーヒー豆販売されていることやお客様の評価を含むフィードバックがとてもうれしいともおっしゃっていました。
コーヒーの品質向上の互いの取り組みを通し、あたたかい心が通い合うよろこびは私たちにとってかけがえのない宝です。また、これらの取り組みと素晴らしいコーヒーをより多くのお客様にお伝えして行きます。今年もルイスさんと弟のオスカーが育てた、素晴らしいコーヒーをご紹介できますことをとてもうれしく思います。どうぞ、お愉しみください!
ジャスミンの香り、ラズベリー、マスカット、ピーチ、洋梨の風味、なめらかで奥行きのある口当たり、ハチミツのような甘さの余韻が魅力です。
農園主:ルイス・アルベルト・モンヘ/Luis Alberto Monge
地域:サン・イシードロ・デ・レオン・コルテス/San Isidro de Leon Cortes
地区:タラス/Tarrazu
マイクロミル(小規模生産処理場):ラ ・リア/La Lia
標高:1,850m〜1,950m
品種:レッド・カトゥアイ/Red Catuai
生産処理:ホワイト・ハニー(ムスラージ(粘液質)を10%残すプロセス)/White Honey
乾燥処理:アフリカンベッド/African Bed
◎カップ・オブ・エクセレンス入賞歴
・2008年15位/Parritilla
・2011年5位/Dragon
・2012年2位/Dragon
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