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2014/03/11

2013年ブラジル・レイトハーベストCOE3位 ファゼンダJR

ナチュラルプロセスのコーヒーを対象とした、ブラジルのカップ・オブ・エクセレンスで3位に入賞したコーヒーのご紹介です。

ブラジルでは今もナチュラルプロセスが中心でおよそ90%を占めます。2001年このパルプトナチュラルプロセスで作られたコーヒーがカップ・オブ・エクセレンスの上位入賞したことをきっかけに、JRと同じカルモ・デ・ミナス地区や隣村のクリスチーナ村に広まり、ブラジルの「生産処理革命」とも云うべき、「パルプトナチュラル」というプロセスは瞬く間に広まりました。ここに来て、この周辺のナチュラルプロセスのロットの品質がどんどん向上し、ナチュラルにしてクリーンで複雑な酸の質を有する素晴らしいコーヒーが生産されるようになりました。

去年ご紹介したサンタ・イネスは、
カルモ・デ・ミナス地区の品質の追求を牽引しているセルトン・グループ(家族)が、コーヒーの栽培100周年を記念して作った数量限定の特別なコーヒーもそのひとつに上げられます。さて、一般に、成熟した味わいになるには、プロセス後ナチュラルプロセスは他のプロセスに比べ時間が必要だと言われています。そのため、収穫後早い時期に行われる通常のカップ・オブ・エクセレンスをアーリーハーベスト(early harvest)、それに対して、収穫後時間を置いてから開催するカップ・オブ・エクセレンスをレイトハーベスト(late harvest)と分けられています。
 
JR農園は、ブラジルの優良産地の一つカルモ・デ・ミナスにある100年以上の伝統のある農園です。乾燥行程においては、パティオでの天日干しの後に厳密に温度管理をされたマシン・ドライで乾燥を行い、コーヒーの栽培だけでなく、乾燥行程においても品質の追求のため、細心の注意を払っています。
 
JRとは、Junqueira Reisジュンケイラ・ヘイスに由来し、こちらはミナス・ジェライス州の最も伝統的な名前の一つです。長く続く伝統と新しい技術との組み合わせが生み出した素晴らしいブラジルのナチュラルプロセスをぜひお楽しみください。


Dscf2109 ▲オーナーの
ジョゼ・フラビオ・フェハズ・ヘイス さん


チェリー、アプリコットの風味、とろりとした口当たり、持続するスイートチョコやブラウンシュガーのような甘さの余韻が魅力。


農園名:ファゼンダJR/Fazenda JR

オーナー:ジョゼ・フラビオ・フェハズ・ヘイス/Jose Flavio Ferraz Reis

州:ミナスジェライス州/Minas Gerais


地区:
スル・デ・ミナス/Sul de Minas

町:カルモ・デ・ミナス/Carmo de Minas


農園面積:199ヘクタール


栽培面積:26ヘクタール


標高:1,250m


生産処理方法:ナチュラル/Natural


品種:イエロー・カツアイ/
Yellow Catuaí

※ナチュラルとは、赤い実のチェリーのまま乾燥させ、その後チェリーの皮を剥く生産処理方法でブラジルでは伝統的に行われてきた方法です。

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