ホンジュラス・サロモン・ベニテス
これまで幾度かホンジュラスという生産国に寄せる思いを綴っていますので、目にされた方も多いかと思いますが、地図にも載っていないホンジュラスの西部のカングアル村こそ、横井力の原点であります。
生産地からコーヒーを買うということはどういうことか、生産者の方々とお付き合いをしていくということはどういうことか、私たちが求める品質をわかっていただくにはどのように働きかけ、どのように行動すべきなのか、日本に帰ったらいの一番に何をすべきなのか、色々なことをとことん考えるきっかけになったのが、このカングアルの生産者の皆さんにお会いしてからでした。カングアルは電気も通っていないホンジュラスの西部の奥地にあり、ピーチやオレンジなどの風味と甘さを伴う素晴らしいコーヒーがたくさん栽培されていました。
サロモンさんは、カングアル村にあるコーヒー生産者グループのリーダーで、現在、グループには25名が加盟しています。 サロモンさんの農園は、標高1,700メートルに位置しており、カップ・オブ・エクセレンス入賞経験も複数回あります。また、 カングアル村は、世界最貧エリアのひとつとして国連にも認識されており、電気も水道もまだ整備されておりません。これまでコツコツとコミュニケーションを重ねてきた結果、品質は著しく向上。これらの取り組みが、アメリカのNGO 団体の他、日本のJICAの方もカングアル村、そしてカングアル生産者グループとの関係に興味を示していらっしゃいました。今後、設備などが 整えば、さらに安定したコーヒーの生産ができるようになると思います。
昨年5月、ホンジュラスでカップ・オブ・エクセレンスが開催されてより10年の節目。審査員として参加させていただき、縁ある生産者、初代チャンピオンのグレゴリオさんをはじめ多くの生産者とのうれしい再会がありました。
▲サロモンさんは私の右隣のピンクのシャツを着ています。この年(2009年)のカップ・オブ・エクセレンスは、この中から3名、サンファン地区からはお馴染みのレイナ・メルセデスさんを含めて合計4名の生産者が入賞を果たしました。
花の香り。アプリコット、ピーチ、オレンジ、ヘーゼルナッツの風味。ミルクチョコやキャラメルの甘さ。なめらかで、奥行きある口当たり。
花の香り。アプリコット、ピーチ、オレンジ、ヘーゼルナッツの風味。ミルクチョコやキャラメルの甘さ。なめらかで、奥行きある口当たり。
オーナー:ホセ・サロモン・ベニテス・アギラール/José Salomón Benítez Aguilar
農園:ラ・ピエドレタ/La Pedrera
地域:インティブカ州/Intibuca
地区:サン・ファン/San Juan
村:カングアル/Cangual
標高:1,733m
品種:カトゥアイ/Catuaí
生産処理方法::水洗式・天日乾燥/Washed Sun Dry
コーヒー栽培面積:2.4ヘクタール
農園:ラ・ピエドレタ/La Pedrera
地域:インティブカ州/Intibuca
地区:サン・ファン/San Juan
村:カングアル/Cangual
標高:1,733m
品種:カトゥアイ/Catuaí
生産処理方法::水洗式・天日乾燥/Washed Sun Dry
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