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2014/07/18

ブルンディ・ニャングゥエ

ブルンディのコーヒーは1999年、ITC国連プロジェクトではじめてその存在を知り、豊かなボディと甘さ、様々なフルーツを彷彿とさせる香りと豊かな酸の質に魅了され以来、ずーっと気になっていました。その当時のコーヒーは「ブルンディ・ンゴマ」という名称でした。後でわかったことなのですが、この「ンゴマ」とは粒の大きさを表わすものでした。コロンビアの「スプレモ」やブラジルの「サントスNO2」のように、粒の大きさを表す言葉でした。

2011年、丸山珈琲の丸山さんがその「プリスティージ・カップ」に参加されたことがご縁で、プレ開催時の上位を占めたカヤンザ県のウォッシング・ステーションのロットの買付が叶いました。そして、2012年、第1回目のCOEは、丸山さん、スギコーヒーロースティングの杉浦さんが参加され、オークションではおかげさまで1位の「ブジンデ」の落札に成功しました。このご縁の裏側には、次のようなドラマがあったのです。

ステーションのオーナー、ビラベレエさんの従兄弟、ジニーンさんが偶然同じ飛行機で した。プリスティージ・カップで落札したMaruyamaという名前を覚えていて、 丸山さんに声をかけられた....という、素敵なエピソードからはじまりました。
ジニーンさんは1987年にアメリカに留学、その後ブルンディで大虐殺が起き、叔父さんが殺され、ビラベレエさんとも音信不通になりました。その後、彼女はアメリカとヨーロッパで国際開発援助関連の仕事に関わり、 数年前に久し振りにブルンディに開発援助のプロジェクトで戻ってきたところ、 もう死んでいると思っていたビラベレエさんに再会でき、ムパンガ・ウォッシングステーションのオーナーになって活躍している姿を見て、彼女は本当に誇りに思ったそうです。 今、彼女はアメリカのサンディエゴに住んでいますが、彼のことをとても応援しています。 ビラベレエさんは、英語が話せないので今回の訪問中、ずっと彼女が通訳してくれました。


以上、「スギコーヒーロースティング@マナブ社長のブログ」から多くの情報引用させていただきました。


アフリカのコーヒーと云えばエチオピア、ケニアがとても有名ですね。次いでカップ・オブ・エクセレンスの開催により、ルワンダのコーヒーも広く知られるようになりました。一方、このブルンディコーヒーの認知度はまだ高くはありませんが、品質の向上著しくたくさんの可能性を秘めた注目国のひとつです。その大きな理由の多くは、2011年のプレ開催、(プリスティージ・カップ)翌年の2012年、ブルンディではじめて開催された、カップ・オブ・エクセレンスがもたらした効果がとても大きいと感じています。

さて、このニャングゥエ、去年に続いて2度目のご紹介になりますが、今回は2013年のカップ・オブ・エクセレンスの国内予選を通過したナショナルロットに選ばれたものです。惜しくも国際審査には進めませんでしたが、非常に高いポテンシャルを感じる、カヤンザ地区のロットです。ぜひ、お愉しみください。



Img_4609


オレンジ、ベルガモット、パッションフルーツ、ピーチ、花の香り、奥行きあるなめらかな舌触り、ジューシーな後味、ハチミツの甘さ。


県:カヤンザ/Kayanza


村:ニャングゥエ/Nyangwe

生産処理場:ンパンガ・ウォッシングステーション/
Mpanga Washing Station

※44の農家のチェリーによってロットが作られています。

オーナー:Birabfreye Jean Clement/
ビラベレエ・ジーン・クレイメント

標高:1,950m

品種:ブルボン/Bourbon


生産処理:フーリー・ウォッシュト/Fully Washed 天日干し/Sun Dry

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