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2014/08/22

今年もやります!大感謝バーゲン「ハンズメッセ」で試飲会させていただきます!

全国の東急ハンズで「ハンズメッセ」という大感謝バーゲンが、8月28日(木)〜9月3日(水)まで開催されます。今年も下記の日程にて、いつもの3階フロアで試飲会をさせていただきますので、ぜひお立ち寄りください。

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1.特典
コーヒー豆お買上げのお客様(先着100名)に、横井珈琲オリジナルドリップバッグを1個プレゼント

2.試飲会:8月28日(木)〜9月1日(月)10時から18時
髙梨と石場が交替で皆様のお越しをお待ちしています。



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18th Anniversary/ドリップスタンドプロジェクト②

独立開業前はペーパーやネルドリップに明け暮れており、ハンドドリップを極めようと一生懸命だったコーヒーオタク時代が懐かしく思い出されます。時代は変わってもやはりドリップはコーヒーを愉しむ一つとして、そこはかとない魅力が凝縮されていると思います。しかも、今は、世界大会に通じるは競技として、「ジャパン・ハンド・ドリップ・ チャンピオンシップ」 (JHDC) もあります。

さて、お客様のご要望もあり、ハンドドリップのセミナーも行わせていただくようになり、スタッフのトレーニングも兼ねて、デジタルスケールを使用し、より正確な抽出を....と、いうことでドリップスタンドを探し歩いたところ、最終的に「作ちゃいましょう!」というご縁をいただきまして、18周年の記念の限定商品として、オリジナルのドリップスタンドを制作することになりました。


Dsc04885 ▲一連式と2連式を制作します。

オリジナルのドリップスタンドは、お客様お手持ちのほとんどのドリッパーに合うよう制作中です。代表的な商品として。

◎cores(コレス)1-5cup、C240、1-10cup、C280
◎ハリオ V60透過ドリッパー01、02
◎カリタ ウェーブドリッパー155、185
◎カリタ 101、102

価格などの詳細はもう少しいたしましたらお知らせいたします。横井珈琲オリジナルのドリップスタンド、愉しみにお待ちください!

2014/08/21

パッケージの裏に新しいラベルが付きます

ご存じの方も多いと思いますが、横井珈琲は14社からなるJapan Roasters' Networkという共同買付グループのメンバーです。

1999年、「珈琲屋メーリングリスト」という自家焙煎店経営者の小さな集まりから発展し、2000年には「珈琲の味方塾」を旗揚げし、当初から大切にしてきた「コーヒーの品質」について、ひたすら追い求めてきました。
奇しくも、ITC国連プロジェクトの流れから1999年に開催された、事実上の第1回目のカップ・オブ・エクセレンス、「ベスト・オブ・ブラジル」の潮流と共にもたらされたスペシャルティコーヒーをオンタイムで触れさせていただく貴重な経験もさせていただきました。おかげさまで多くのお客様をはじめ、世界中の生産者の方々に私たちのグループの存在を知っていただくことができました。

去年の4月、「塾」から飛び出して、多くの方々とのネットワークやコミュニケーションを通し、共に発展していくべく、新しいグループの名称を「Japan Roasters' Network」(JRN)へと改めました。 おかげさまで全国各地において私たちのグループのコーヒー豆をご愛飲いただくお客様も増えて参りました。そこで、今度は私たちはもちろん、共同買付グループとして「JRN」の名前と活動を広く知っていただくことを願い、新しくデザインしたラベルシールが完成いたしました。


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ラベルシールの貼る場所は各社、様々かと思いますが、このシールを見かけましたら「Japan Roasters' Network(JRN)」のことを想起していただけると幸いです。横井珈琲では写真の通りパッケージ裏側に貼ります。

これからも様々な取り組みを通し、より多くのお客様にご満足いただける素晴らしいコーヒーをお届けするべく、共に歩んでくださっているたくさん生産者の方々と力を合わせて努力して参ります。どうぞ、今後ともJapan Roasters' Networkを、そして横井珈琲を何卒、よろしくお願い申し上げます。


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2014/08/19

ブルンディ・ムパンガ・ゼリー

コーヒーゼリーはご好評いただきまして、今月いっぱいまで販売期間を延長させていただいております。たくさんのご愛顧に感謝、御礼申し上げます。残すところ10日余りとなりました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ブルンディのゼリーは、3種類目となる、「ルヒンガ」から「ムパンガ」に変わります。コーヒー豆は未発売ですが、8月20日(水)よりコーヒーゼリーのみ、先行販売させていただきます。

ムパンガはルヒンガと同じカヤンザ地区の高地のロットでムパンガ・ウォッシングステーションでプロセスされています。発売に向けて準備をしているときに、大変うれしいニュースが届きました。

つい先日アワードセレモニーを終えたばかりの、ブルンディ・カップ・オブ・エクセレンスでムパンガ(生産処理場/ウォッシング・ステーション)が、国際審査員の平均点数90点のプレジデンシャルアワードを獲得し、優勝いたしました!しかも、3位も同じくムパンガから出品したロットでした。心躍りました。

オーナーのビラベレエさんと従兄弟のジニーンさんのおよろこびを思うとぐぐっと胸が熱くなります。こうやって何もなかったところから可能性を見いだし、みんなで共に歩ませていただいた結果に感謝いたします。とてもうれしいです。

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P1050089▲左:オーナーのビラベレエさん  右:従兄弟のジニーンさん


コーヒーゼリー下記3種は、8月31日(日)までの販売です。ガトー・ド・ノポロさんとのコラボコーヒーゼリーは、どれも大変おすすめの味わいです。どうぞよろしくお願いいたします。


2014/08/18

ボリビア・カデナ・イエロー・カトゥーラ/ナチュラル

ボリビアコーヒーは肥沃な土地の恵みを受け、バランスのよい味わいと質感と甘さが最大の魅力と思います。このカデナ農園のナチュラルロットは試験的に特別にプロセスされたものですが、買付のカッピングで一番の高得点だったのがこのカデナ農園のコーヒーでした。また、カッピングの後、このコーヒーが有機栽培と聞いてまたびっくりしました。有機栽培でこれほどのポテンシャルを感じたのはこの周辺のテロワール(風土、栽培環境)大きく関係性があると思ったからです。*横井珈琲では「有機JAS認証」を受けていませんので有機栽培としては販売できません。

Mario_cadena_yellow_catuai ▲オーナーのマリオご夫妻

ナチュラルプロセスにして素晴らしいクリーンカップ、トロピカルフルーツを思わせる素晴らしい香り、持続するなめらかな甘さはテロワールと品種の組み合わせ、丁寧な生産処理によってもたらされることを改めて実感しました。

Yellow_catuai ▲乾燥処理工程中のイエロー・カトゥーラ


パッションフルーツ、パイナップル、ピーチ、マンゴー、オレンジ、とろりとした質感とブラウンシュガーのような甘さが魅力です。


県:ラ・パス/La Paz

地域:北ユンガス カラナビ /North Yungas Caranavi

農園:カデナ/Cadena

オーナー:マリオ・カデナ/Mario Cadena

乾燥:ナチュラル/Natural 9日〜11日間

標高:1,400m〜1,500m

品種:イエロー・カツーラ/Yellow Caturra

2014/08/15

横井の秋

ここ数日の間、一気に秋に向かっているかのように空高く、暑かった夏をちょっと惜しむかのような季節を迎えた、キタのダイチです。


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これからの季節、焼き菓子もまた恋しくなる時、ミルクで割って愉しまれる方にもおすすめのブレンドに仕上げました。ぐっと寒くなる前の季節も意識しつつ、毎日飲んでも飲み飽きない味わいも目指しました。中深煎りのボリビアをベースに、まろやかな味わいに仕上げました。


プラム、チェリー、洋梨、アプリコットの風味、ミルクキャラメルのような甘さ、まろやかな口当たり。


ブレンド使用豆:ボリビア中深煎り、ブラジル深煎り、ブルンディ深煎り、ケニア中深煎り

2014/08/14

ホンジュラス・ホセ・レイナルド・ベハラーノ

ホンジュラス西部のカングアル村にある、コーヒー生産者グループのメンバーのひとり、ホセ・レイナルド・ベハラーノさんのコーヒーです。グループには、25名の生産者の方が属しています。カングアル村は、世界最貧エリアのひとつとして国連にも認識されており、電気も水道もまだ整備されておりません。

カングアル村を含む周辺の生産者の皆さんとのお付き合いがはじまって7年が経ちましたが、多くのお客様にホンジュラス西部のカングアル村をはじめとする小規模生産者のコーヒーをご紹介することができました。その原点ははじめてホンジュラスで開催されたカップ・オブ・エクセレンスの初代チャンピオン、グレゴリ・マルティネスさんのコーヒーを落札を機にコツコツとコミュニケーションを重ねてきました。私の原点とも云うべきカングアルの生産者の方々にはたくさんの影響を受け、コーヒー屋としてどうあるべきかを考えさせてくれた生産地でもあります。
今では、アメリカのNGO団体の他、日本のJICAの方もカングアル地区に興味を示していらっしゃいました。今後設備などが整えば、さらに安定した素晴らしいコーヒーの生産ができると思います。


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アプリコット、チェリー、ラズベリーの風味、ミルクチョコやブラウンシュガーの甘さ、なめらかな口当たり。


農園主:ホセ・レイナルド・ベハラーノ/José Reinaldo Bejarano

地域:インティブカ サンファン/Intibuca San Juan

村:カングアル/Cangual

標高:1,697m

生産処理方法:水洗式/Washed

品種:ブルボン、カツアイ/Bourbon, Catuai

2014/08/13

ブラジル・セニョール・ニキーニョ

セニョール・ニキーニョ農園は、ブラジルの優良産地カルモ・デ・ミナスのセルトン・グループ(家族)の所有する農園で、今回初めてのご紹介となります。ブラジル・カップ・オブ・エクセレンス入賞経験もある安定的に素晴らしいコーヒーを作る農園です。ナチュラルプロセスとは思えないほどのクリーンな味わい、トロピカルフルーツを思わせる魅力的な香り、豊かな甘さと質感をお愉しみください。

農園のオーナー、ルイスさんは、皆様にもお馴染みのサンタ・エレナ農園のオーナー・ジャックスさんとは従兄弟同士でもあり、私たちがカルモ・デ・ミナス地域のコーヒーを買い付ける際、大変お世話になっている方です。互いの抱える問題、品質についての意見交換しあい、毎年毎年コミュニケーションを重ね、少しずつ信頼関係を築いてきました。豊富な知識と経験、強いリーダーシップをもち自分の所有する農園だけでなく、この地域で高品質コーヒーの生産の為に多大な貢献をしている情熱溢れる尊敬すべき生産者のお一人です。

さて、ニキーニョ農園はセハード農園の隣に位置しており、ルイスさんのひいおじいちゃんの名を農園の名にされたそうですが、50年前に一度売却するも10数年前に買い戻した農園との事です。


Dscf1024 ▲ルイス・パウロさん


トロピカルフルーツ、ピーチ、ストロベリーの風味。ジューシーな後味、ハチミツやミルクチョコの甘さ。まろやかで奥行きのある質感。


農園名:ファゼンダ・セニョール・ニキーニョ/FAZENDA SR NIQUINHO

農園主:ルイス・パウロ・ペレイラ・ディアス・ペレイラ・フィーヨ/Luiz Paulo Dias Pereira Filho

地域:ミナスジェライス州/Minas Gerais

町:カルモ・デ・ミナス/Carmo de Minas

農園規模: 18ヘクタール(内コーヒー栽培エリアは10ha)

生産処理方法:ナチュラル/ Natural

ブルンディ・ムパンガ

ブルンディのコーヒーは1999年、ITC国連プロジェクトではじめてその存在を知り、豊かなボディと甘さ、様々なフルーツを彷彿とさせる香りと豊かな酸の質に魅了され以来、ずーっと気になっていました。その当時のコーヒーは「ブルンディ・ンゴマ」と呼称されていました。後でわかったことなのですが、この「ンゴマ」とは粒の大きさを表わすもので、コロンビアの「スプレモ」やブラジルの「サントスNO2」のように、粒の大きさを表すものでした。
2011年、丸山珈琲の丸山さんがその「プリスティージ・カップ」に参加されたことがご縁で、プレ開催時の上位を占めたカヤンザ県のウォッシング・ステーションのロットの買付が叶いました。そして、2012年、第1回目のCOEは、丸山さん、スギコーヒーロースティングの杉浦さんが参加され、オークションではおかげさまで1位の「ブジンデ」の落札に成功しました。このご縁の裏側には、次のようなドラマがあったのです。

ステーションのオーナー、ビラベレエさんの従兄弟、ジニーンさんが偶然同じ飛行機で した。プリスティージ・カップで落札したMaruyamaという名前を覚えていて、 丸山さんに声をかけられた....という、素敵なエピソードからはじまりました。
ジニーンさんは1987年にアメリカに留学、その後ブルンディで大虐殺が起き、叔父さんが殺され、ビラベレエさんとも音信不通になりました。その後、彼女はアメリカとヨーロッパで国際開発援助関連の仕事に関わり、 数年前に久し振りにブルンディに開発援助のプロジェクトで戻ってきたところ、 もう死んでいると思っていたビラベレエさんに再会でき、ムパンガ・ウォッシングステーションのオーナーになって活躍している姿を見て、彼女は本当に誇りに思ったそうです。 今、彼女はアメリカのサンディエゴに住んでいますが、彼のことをとても応援しています。 ビラベレエさんは、英語が話せないので今回の訪問中、ずっと彼女が通訳してくれました。

以上、「スギコーヒーロースティング@マナブ社長のブログ」から多くの情報引用させていただきました。

アフリカのコーヒーと云えばエチオピア、ケニアがとても有名ですね。次いでカップ・オブ・エクセレンスの開催により、ルワンダのコーヒーも広く知られるようになりました。一方、このブルンディコーヒーの認知度はまだ高くはありませんが、品質の向上著しく、たくさんの可能性を秘めた注目国のひとつです。その大きな理由の多くは、2011年のプレ開催、(プリスティージ・カップ)翌年の2012年、ブルンディではじめて開催された、カップ・オブ・エクセレンスがもたらした効果がとても大きいと感じています。
さて、このムパンガ、去年に続いて2度目のご紹介になりますが、今回は2013年のカップ・オブ・エクセレンスの国内予選を通過したナショナルロットに選ばれたものです。惜しくも国際審査には進めませんでしたが、非常に高いポテンシャルを感じる、カヤンザ地区のロットです。ぜひ、お愉しみください。


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オレンジ、ラズベリー、カシスの風味、ハチミツの甘さ、ジューシーな後味と厚みのあるまろやかな口当たりが魅力。

県:カヤンザ県/Kayanza

村:ブエンズィ/BUYENZI

生産処理場:ンパンガ・ウォッシングステーション/Mpanga Washing Station
※111の農家のチェリーによってロットが作られています。

ドライミル:SIVCA Ngozi

オーナー:Birabfreye Jean Clement/ビラベレエ・ジーン・クレイメント

標高:1,800m

品種:ブルボン/Bourbon

生産処理:フーリー・ウォッシュト/Fully Washed 天日干し/Sun Dry

ドミニカ・ドン・ルフィーノ

前回のハマムシートに続き、ドミニカコーヒーのご紹介です!ドン・ルフィーノはドミニカの中でも標高が高く、甘みがありフルーツの優しい印象が魅力です。

ソフィア農園は1916年から始まりましたが、当時はコーヒー以外の作物の栽培を行っていました。現在の農園主のルフィーノさんが16歳の時からコーヒー栽培に興味をもち、「いつか自分の農園をコーヒーでいっぱいにしよう!」と強い志をもって、少しずつ学びながら、コーヒーに栽培に取り組んできました。コーヒー栽培が周囲の自然環境保護に繋がることを実感し、特に野鳥の保護、河川保護に取り組んでいます。現在はサビ病の被害を受けながらも、農園と家族を守るためにコーヒー栽培に尽力しています。

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Rufino_3 ▲オーナーのルフィーノ・モロンタさん(右)


トロピカルフルーツ、ピーチ、チェリー、プラムの風味、ハチミツのような甘さ。クリーミーな質感。


地域:ハラバコア・アロヨボニート

オーナー:ルフィーノ・モロンタ

農園:ソフィア

標高:1,438〜1,446m

収穫期:2月〜6月

農園面積:18ヘクタール

品  種:カトゥーラ

生産処理方法:フリィ・ウォッシュト(水洗式)天日干し
 

2014/08/11

18th Anniversary/エプロンプロジェクト①

1996年(平成8年)11月7日、現在の場所に工房横井珈琲の看板を掲げ、今年で18年を数えます。これまで数え切れないほど多くの方々にお支えいただき、今の横井珈琲があります。本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。2000年秋、スペシャルティコーヒーとの出会いはとても大きな出来事でした。あれから14年、ひたすら高品質のコーヒーを求めて参りました。これからも引き続き、コツコツと生産者の熱い思いの一端と共においしいコーヒーをお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。


_rim0066 ▲横井力の原点はホンジュラスの西部カングアル村にあります

さて、今回は色々と新しい企画がいくつかございます中の一つ、エプロンを新調することになり、只今色々と進行中です。どうしてかはうまく云えませんが、ロゴなどをエプロンに反映させるのは照れくささもあって気が進みませんでした。ですが、今回はドカンと(笑)ワッペンも一緒に新調することになりました。

そんな細かいところからご相談に乗ってくださり、引き受けてくださったのは、東京目黒区にある、アトリエ・ペネロープの唐澤明日香さんです。去年、私たちの共同買付グループ、Japan Roasters' Networkのオリジナルエプロンを製作していただいたご縁でお世話になることになりました。これまで東京出張の合間を縫って打合せにお邪魔しましたが、今月末にはもう一度アトリエにお邪魔してきますので、その様子をまたお知らせできればと思います。

今日は生地の色をご覧に入れます。軽くて動きやすい麻です。


Dsc04850 ▲一度洗いをかけた生地


下記はJapan Roasters' Networkのオリジナルエプロンです。横井珈琲のオリジナルエプロンはほぼ同じデザインとなりますが、イメージとしてご覧ください。


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オリジナルロゴはついておりませんが、ペネロープさんと横井珈琲のタグがついたオリジナルエプロンは20着限定で販売いたします。販売時期、価格、販売方法などの詳細は後日、改めてご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。



2014/08/03

パナマ・パーシー・ゲイシャ・ナチュラル・エステート28

ゲイシャシリーズ第12弾はエチオピア・ネキセ、チェンベとファンの多いナインティ・プラス社のゲイシャ種です。去年に引き続き、2度目のご紹介となります。

「パーシー」という名前は、農園の名前でも、地域の名前でもなく、コーヒーがもつ風味・特性・味のプロファイルによってつけられた名前です。ナインティ・プラス社がパナマに所有する農園で栽培される特定の風味・特性・味のプロファイルをもったコーヒーにのみこの名前がつけられています。また、「パーシー」という名前はナインティ・プラス社の造語で、「Perspective 遠近法、全体像」という言葉の一部から生まれました。このコーヒーには派手な味わいでありながらも、テイスティング中にずっと感じられる統一感があり、遠近画法による一枚の絵のような味わいと感じられたからです。


Dsc00692_1 ▲パーシーゲイシャ28区画の入り口


ナインティ・プラス社のパナマでのコーヒーの栽培は2009年より始まりました。現在は、134haの敷地のうち35haは原生林として残し、残りの部分を37のマイクロクライメイト(微小気候)に区分けしゲイシャ種を栽培しています。今回のロットはエステート28区画で栽培されたものです。新しいコンセプトに基づいて作られたコーヒーです!是非お楽しみください。


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ピーチ、メロン、マスカット、パッションフルーツ、パイナップルの風味、甘い花の香り、シロップのような舌触り、ブラウンシュガーの甘さ。


県: チリキ県/Chiriquí

地域:ボルカン/Volcan

地区:シラ・デル・パンド/Silla del Pando

農園:ナインティー・プラス・ゲイシャ・エステート (エステート28区画)/
Ninety Plus Geisha Estate

オーナー: ナインティー・プラス社/Ninety Plus

標高:1,350m~1,650m

コーヒー栽培面積:99ヘクタール(総面積134ヘクタール)

品種:ゲイシャ種/Geisha

コスタリカ・モンテ・コペイ

横井珈琲でははじめてのご紹介となる、タラス地区の優良マイクロミル モンテ・コペイです。ご存じのとおり、イタリア・リミニで6月9日~12日の期間に開催されたバリスタの世界大会「2014 ワールド バリスタ チャンピオンシップ」(WBC)日本代表、丸山珈琲小諸店の井崎秀典バリスタが日本人初となるチャンピオンに輝いたコーヒーを生み出したマイクロミルです。大会で使用されたものは特別に特別にプロセスされたものでので同じではありませんし、農園も別ですが、マイクロミル(生産処理施設)は同じモンテ・コペイです。そして、このモンテコペイ マイクロミルは今年のカップ・オブ・エクセレンスにおいて、1位、2位、4位、5位を独占されるなど素晴らしい成績を収められました。1位がラ・メサ!井崎バリスタが世界大会で使用された農園です。今回ご紹介しますのは4位に入賞したエル・アルコンです。

モンテコペイ マイクロミルはタラス地区の山岳地帯にあり、マイクロミルからは、ドン・マーヨ マイクロミルのベジャ・ビスタ、ラ・ロマ、すぐそばにはロスアンヘレス マイクロミルのエストレージャといった優勝経験のある農園ひしめく素晴らしい環境にあります。

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P1030508 ▲指さす方向にエストレジャス農園があります。


P1300922 ▲オーナーのルイス・エンリケ・ナヴァーロ・ポラスさん


洋梨、ピーチ、オレンジの風味、スイートスパイスの印象、ブラウンシュガー、キャラメルのような甘さ、きめ細かい舌触り。


農園主:ルイス・エンリケ・ナヴァーロ・ポラス/Luis Enrique Navarro Porras

地域:サンタ・マリア・デ・ドータ/Santa Maria de Dota

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):モンテ・コペイ/Monte Copey

農園:エル・アルコン/El Halcon

標高:1,950m〜2,000m

品種:カトゥラ/Caturra

生産処理:フーリー・ウォッシュト/Fuly Washed



乾燥処理:アフリカン・ベッド/African bed
◎カップ・オブ・エクセレンス入賞歴
・2014年1位/La Mesa
・2014年2位/El Alto
・2014年4位/El Halcón
・2014年5位/Nuestra Herencia
・2012年4位/El Halcón

エチオピア・イルガチェフェ・ボルボーヤ

エチオピアのコーヒー生産者の多くは平均所有農地面積が2ヘクタールと大変小規模で、「ステーション」と呼ばれる生産処理場にチェリーのまま持ち込みます。そこで赤い実のみを選別します。パルパーという機械で皮を剝き、粘液質は36時間かけて発酵させ水で洗浄します。湿ったペルガミーノ(種皮で覆われたコーヒー豆)は、10日かけてアフリカンベッドで適度な水分含有率に達するまで乾燥され、アジスアベバに搬送されるまで、倉庫でコンディションを整えるために保管されます。

コーヒー発祥の地と云われるエチオピアであっても、現在の行政区と旧行政区との関係から、どの地域で栽培され、どのように生産処理されたものかを明確にするのが大変難しそうです。エチオピアコーヒーの多くは複数の品種、複数の生産者のチェリーを生産処理場(ステーション)に持ち込むことから、様々な魅力を持ったコーヒーが多く存在すると云えるでしょう。



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ジャスミンの香り、ベルガモット、スイートスパイス、オレンジの風味、
濃厚でクリーミーな質感、ハチミツのような甘さの余韻と奥行きある味わいが魅力です。


生産処理場:ボルボーヤ・ステーション/Borboya station

地域:オロミア州 ボレナ地域/Oromia Borena Zone

生産処理:水洗式・アフリカンベッド/Washed African bed


標高:1,800m〜1,950m

品種:エチオピアの在来種の混合/Mixed Heirloom varieties

生産者:670人

収穫:11月〜1月

 

 

2014/08/01

7月の義援金集計結果のご報告

小さい取り組みではございますが、東日本大震災の復興支援の一助となればと願い、横井珈琲をご愛顧いただいているお客様にもご協力をいただきながら、支援協力の輪を広げるべく継続しています。 あの未曾有の東日本大震災から今年で4年目を迎えました。犠牲となられた方々への心からのご冥福をお祈りすると共に、今なお、仮設住宅での生活を余儀なくされている方々に、一日も早く安穏の日々が戻りますことをを願うばかりです。そして、いつまでもいつまでも「3.11」のことと共に多くの方々の思いを忘れることなく、心を込めて出来ることを続けていきます。

〜7月分合計:19,790円〜 2011年3月からの累計:855,152円〜

以上を、宮城県保健福祉部社会福祉課団体指導班宛てに振り込ませていただきました。


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ボリビア・アグロ・タケシゼリー

おかげさまで今年2年目となるコーヒーゼリーは多くのお客様に親しまれ、「リンネル9月号」でもご紹介していただきました。本当にありがとうございます!

夏真っ盛りのキタのダイチとは云え、あと2週間もすればお盆を迎えるタイミングですが、8月末まで期間限定でタケシゼリーをご案内させていただきます。ご自宅用や贈り物にもおすすめです。ぜひお愉しみください。

アグロ・タケシの販売に向けてテストを行ったとき、タケシのゼリーを作りたい!という強い衝動に駆られました。それは、これまでにも増して、とても「きれいな後味」と「酸」が際立っていたからです。そして、農園を取り巻く美しい環境やスケール感が鮮やかに蘇って来たんです。その感動の一端を一杯のコーヒーはもちろんのこと、コーヒーゼリーにも再現が出来ればと思い立ち、急遽、ガトー・ド・ノポロさんに試作をお願いしました。


Photo ▲試作中のタケシ・ゼリー

そして、なんと最後の詰めは、厨房にお邪魔させていただき、糖度の微調整を何度となく繰り返し、最終的には、かなりコーヒー屋寄りのレシピになってしまいましたが、梶原さん、藤谷さんのご協力のおかげで、心から納得のいくコーヒーゼリーが完成いたしました。

Dsc04787 ▲タケシ・ゼリー


思えば、去年の夏も終わろうとした頃、「来年は綺麗な酸を生かして中煎りのコーヒーでゼリーを作りませんか」と、梶原さんからアドバイスをいただき、今年、ゼリー用に中煎りのボリビア(メルガール→コパカバーナ)の豆でコーヒーゼリーをご紹介することができました。一方、深煎りのブルンディ・ルヒンガはポジティブな苦みと甘さのバランスにご好評いただいております。これら、ふたつのゼリーも引き続き、よろしくお願いいたします。

さて、わかりにくいかも知れませんが、ふたつの画像を比較するとゼリーの色の違いにお気づきのお客様も多いと思います。ふたつのゼリーはドリップコーヒーですが、タケシゼリーはフレンチプレスで点てたコーヒーを使用いたしました。このため微かなコーヒーの粉が沈殿している場合がございますが、味わいや品質を損なうものではございませんので、安心してお召し上がりください。

この二つのゼリーとタケシゼリー、それぞれ異なるコンセプトと味わいの違いもぜひ、お愉しみください。


Dsc03530▲ボリビア・コパカバーナ

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