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2016/10/28

ノンちゃんと暮らして3年と4ヶ月が経ちました

ノンちゃんは2013年6月13日、色々な事情で元のお父さんとお母さんと一緒に暮らすことが出来なくなり、ご縁があってうちの家族の一員となりました。(セロくん:5月29日で8歳  ノンちゃん:10月12日で9歳)
うちに来た時はかなりのおデブちゃんでじーっと動かないでいることがほとんどでした。これはまずいと危険を察知し、ノンちゃんには敬遠されがちの散歩も根気よく促しては習慣にするよう心がけました。

散歩では公園で猛ダッシュしたり、冬は雪の中でごろごろして遊ぶセロくんも、ストレスを感じつつもノンちゃんに合わせながら散歩する姿がとても印象的でした。

そんな甲斐もあって、2年ががりで42kgあった体重が25kgまでダイエットに成功しました。うちに来た時は階段すら上り下りできなかったノンちゃんが活発になり、セロくんと取っ組み合いの喧嘩までやれるようになりました。

歴代の家族、キャバリアのファルちんも女の子でした。2歳で前のお父さんとお母さんとお別れしてうちに、そして猫のチャンプさん(♂)は通っていた動物病院の前で捨て置かれていたところを保護されてうちにやってきました。なので、お父さんお母さんとお別れしてうちに来た子はノンちゃんで3回目です。これもご縁ですね。

色々なことがありましたが、うちの奥さんの手厚い愛情によって変わっていくノンちゃんを見ても正直あまり関心がなかった自分もいつの間にかセロくんと同じように接している事に気づきました。女の子なのでかわいいですね、仕草とか甘え上手でちゃっかりしてて。

そこいくと、セロくんはとっても偉いんです。(親ばかでごめんなさい)
ずーっと僕と奥さんの愛情を独り占めしていたのですが、ノアには僕とか奥さんの膝を譲るんですよ。しかも何度も....(今は私たちの膝を奪い合いますがw)空気を読めるんです。すごいなと....

僕の目の前で他に譲る精神と受け入れをやってのけたんです。「とーちゃん、ちゃんとやれよって」促されてしまった。口では簡単にそこは「譲らなきゃ」とか「受け入れだよね...」なんて云えますが、中々どうして、簡単にはいかないものですよね。そこ行くとセロくんは、俺のかーちゃんととーちゃんなんだから、俺の方が先にここに来たんだから....という葛藤の中にあって、さらっとやってのけたんです。

「セロくん、偉いぞ、男らしいぞ、いい子に育ったものだ....」とぎゅっと抱きしめた夜のことは今でも忘れられない思い出です。

セロくんがうちに来た時から奥さんが何でも話しかけていたんですね。セロくんがわかってもわからなくても、それがよかったのか、とても気持ちの優しい子に育ったなと思います。

お別れせねばならない切ない思いもあれば、共に暮らすことを無責任にも放棄する人もいます。動物愛護の問題や殺処分のことなど目を覆う事実が絶えませんが、愛さえあれば彼らは彼らしさを取り戻し愛を持って私たちを癒やしてくれるお互い様の精神ですね。

今日の一枚は、チャーミングなノンちゃんショットです。ではまた!


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