建築の美しい喫茶店の特集です。
お取り寄せガイドのところに掲載していただきました。よろしければお手にとっていただけたらと思います。
ガトー・ド・ノポロの梶原さんとお付き合いをさせていただいて以来、スイーツやショコラとの関係性を無意識に意識するようになってしまいました。
スイーツを選ぶときにコーヒーを選ぶ。コーヒーを楽しむときにスイーツを選ぶ。これがまた楽しいのです。
さて、年末は北海道を代表する、二人のフードライターの方が書かれた本を読みました。とても素晴らしい内容でしたのでご紹介します。
ちょうどスイーツやショコラを意識して学びはじめた私にとって実にタイムリーなガイドブックでした。
「絶対ハズさない北海道スイーツ」 著者:深江園子さん
スイーツの紹介に留まらず、作り手の思いも丁寧に書かれておられます。
素材への思いがジンジンと伝わってくる素晴らしい内容です。ぜひ、お手にとっていただけたらと思います。
深江さんとの出会いは随分と古く、2006年6月号のカフェスイーツの取材がきっかけでした。以来、あちこちでお目にかかる機会があり、色々とアドバイスもいただいています。
そして、嬉しかったのが、この本のトリがガトー・ド・ノポロさんなのです。梶原さんもとてもよろこんでおられました。
そして、もう一冊。
「食のつくりびと」著者:小西由稀さん
作り手の苦悩ややるせない思いを越え、確信を得ていくよろこびの姿が綴られています。私は一瞬にしてコーヒーの生産国の方々との思いが重なりとても感動しました。
表舞台ではその食材を調理する料理人がいますでしょう。舞台裏ではその食材を作る人があって「食」が支えられていること、計算しきれない自然との闘い。そして、その「命」をいただいていることを改めて実感しました。
思うに、コーヒーも全く同じ。誰もがみんな主役。でもやはり、一番は生産者なのです。だからこそ、その魅力を違えることなくお伝えする使命をいただいている、作り手の一人なのだとしみじみ思ったんです。
ガトー・ド・ノポロの梶原さんはそれらを「農家の預かりもの」と呼んでいる。と、深江さんの本に書かれていました。
新しい年を迎えるのあたり、思わず襟元を正す思いです。
また、明日からそういった方々やお客様、家族、スタッフ、仲間にに支えられいる、横井珈琲であることを心に刻んで、横井のさんかくらいふを目指しがんばります。ではまた!