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2015/01/27

ブラジルCOE・レイト・ハーベストから戻りました!

ブラジルCOE(カップ・オブ・エクセレンス)レイトハーベストの審査を終え、シカゴから成田に向かう機内で書いています。私のFacebookや工房横井珈琲のFacebookページ、あるいはまたJapan Roasters' NetworkのFacebookページでも今回の様子をお知らせしていますので、ここではちょっと角度を変えて書き進めます。

 

Dsc08660▲1位のSitio Biaixadao農園のオーナー、Antonio marcio da Silvaさん(右から3番目)

去年のブラジルCOEアーリーハーベストは1999年に第1回目のCOEベスト・オブブラジルが開催されてより100回目を迎え、これまでこの品評会を支えてこらえた伝説とも云うべき審査員方を招いての記念開催となりました。ITC国連プロジェクトから発展し、国際品評会への高まり、さらにはインターネットオークションを開催することを提唱されたスージー・スピンドラー女史は、この記念開催をもって最高責任者としての大役を退かれました。スペシャルティコーヒーの原点を底辺から支え、発展に導かれたご功績は自分の中では例えようもありません。

どこまでも小規模生産者に分け入り、最前線で支え取り組まれました。私は正義心の強い姿に非常に感銘を受、品評会でご一緒させていただく度、背筋が伸びる思いでした。大役を終えたスージー・スピンドラー女史に心からの感謝と共にこのプログラムの立ち上げから20年余り、その遺されたご功績に心からの敬意を表します。ここに一つの歴史が刻まれたように思います。そして、ここからが新しい歴史の始まりです。



P1130489 ▲2010年ルワンダCOEのスナップ(真ん中がスージー・スピンドラー女史)


そんなたくさんの思い満タンで迎えた2015年最初の品評会も奇しくもブラジルからスタート。アラシャというミナスジェライス州のセラード・ミネイロ地区の小さな町にある大学の施設をお借りして行われました。初日はおとなしめなナチュラルロットが大半を占めましたが、2日目から腰を抜かしそうなロットが幾つか現れ、「そうこなくっちゃ…」と、心の中で審査中につぶやいたのでした。 最終日のトップ10では4つのロットが90点を超えるプレジデンシャル・アワードに讃えられました。この品評会の魅力は生産者に敬意を表し賞賛を讃えるところにあると思います。一年の結果ですからね。

そして、このセレモニーは生産者の晴れ舞台なのです。そんな思いが反映してか、トップ10からの発表は審査員全員が立ち上がって拍手で讃えたのです。その輪の中にいることが出来たことは本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいでした。

そんな中、サマンバイア農園が20位に入賞したカンブライアさんは本当によろこんでいました。審査員として参加されていたACEの(カップ・オブ・エクセレンスを運営するNPO団体。Alliance for coffee Excellence)のシェリー・ジョーンズさんがカンブライアさんと私を前に祝福してくれました。彼女も長い間、このプログラムを支え続けている尊敬するカッパーであります。



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▲カンブライアさんとACEのシェリーさん


そして、カルモコーヒーズのジャックスさんが6位に入賞のアナウンスが会場に響き渡った時、感激はもちろん、現地でお祝いできたことがありがたく、カンブライアさんをはじめ共に歩んでくれた10数年の道のりを思うとき、決して楽な道のりではありませんでしたが、とても感慨深く思わせていただきました。 ことにサマンバイア農園のあるサント・アントニオ・デ・アンパーロは特に雨が少なく、コーヒーの生産にとても苦労されたとお聞きしました。それだけに入賞のよろこびは大きかったのだと思います。よろこびあう、分かち合うことこそ、特別な思いが募ります。


Dsc08663_1 ▲ジャックスさんと奥様のマリアナさん


カンブライアさんに「皆に見せたいから賞状を持って写真撮らせてください!」と伝えると、「ヨコイサンモッテ!カンブライアサン、シャシントリマス!」とにっこり微笑んでくれました。そして僕のiPhoneを手に取り撮影してくれたんです。(笑)うれしかったな。


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コーヒーの仕事を選んで開業した19年前、生産者のことなど知るよしもなく過ごしていた脱サラコーヒーマン(笑)は、ITC国連プロジェクトによって生産者の素晴らしさとスペシャルティコーヒーを知るきっかけとなりました。ですから、このカップ・オブ・エクセレンスのプログラムに私自身が育まれたと云っても過言ではありませんし、数多くの素晴らしい生産者との出会いは落札を機にお付き合いが始まりました。

さて、1位の農園はカツアイという品種で赤い実と黄色い実をミックスして作った特別ロットで挑み、見事1位に輝きました。セレモニーの時、わずか5ヘクタールの農地とお聞きし更に興奮が高まりました。息子さんとご一緒にセレモニーにお越しになられていましたが、顔をくしゃくしゃにしてステージに向かうオーナーと息子さんの表情にまたぐっときてしまいました。 この品評会のインターネットオークションは3月です。その結果を愉しみにお待ちください。

待望のお寿司をいただいて大満足。また明日から変わらない毎日を精一杯大切に過ごして参ります。もう少しで搭乗時刻。セロくんとノンちゃんが待つ、キタのダイチに帰ります!ではまた!

2015/01/20

2015年COEブラジル・レイト・ハーベスト/第一日

1月17日出発の朝は大雪の札幌を後にして、約1時間半遅れで成田空港に到着。夕方の便でシカゴを経由し、ブラジル・サンパウロのグァルーリョス国際空港到着。いつもだったら(買付)空港から陸路でカルモ・デ・ミナスやサント・アントニオ・デ・アンパーロと馴染みある生産地に向かうわけですが、今回は国内線のサンパウロ・コンゴーニャス空港から乗り換えて、約1時間と少しのフライトを経て、ウベルランジア空港に到着。そして、お迎えの車に乗って約2時間半のところにある、セハード・ミネイロ地区のアラシャという町に来ています。大雑把に言えば家を出てからたっぷり2日間の旅路です。

ご存じのとおり今、ブラジルは夏です。連日30度を超える夏日です。さて、今回の品評会はナチュラルプロセスを対象としたもので、近年のブラジルのナチュラルプロセスはクリーンな味わいに優れた風味特性を持った素晴らしいコーヒーが生産されています。

国内審査を経て、国際審査に残ったロットは44。4日かけて2014年に収穫されたもっと優れたコーヒーを選びます。私のCOEのデビューは2007年のニカラグア開催でしたが、そこの頃一緒に審査した方々はほとんど見かけなくなりました。今回も初めてとか3回目の参加という若い審査員が見だちます。また、オブザーバー参加も7名と例年から比べ若い審査員の参加が目立ち、アジア圏からの参加者の割合が高く、一頃ヨーロッパ勢が多かった時代を感じさせる本品評会です。

味の摺り合わせ、カップ・オブ・エクセレンスの品評会を運営するACE(Alliance for coffee ExcellenceというNPO)のプレゼン、地元のスポンサーからのプレゼンが一日かけて行われました。

品評会では、一年かけて精一杯生産したコーヒーばかりが並びます。いつもながら生産者の皆様に敬意を表し、襟元を正す思いで全力で審査にあたります。生産者の晴れの舞台は明日、幕開けです。


Dsc07965_2 ▲カリブレーション(味の摺り合わせ)の様子
Dsc07949_2 ▲ACEのシェリーさん、ヘッドジャッジのクリスさん

2014/12/20

コロンビア・カーサ・ロマ

2009年11月はじめてコロンビアを訪れました。過去に数回、経験がありましたが、本格的にチェリーを摘んだのはこの時が初めてでした。実際にピッカーの方が腰につけるカゴをつけましたが、それを一杯に満たすことは思った以上に大変でしたが、熟練のピッカーさんはおよそ15分で籠を満たします。収穫の方法を教わったのがこの時はじめてお会いしたラミーロさんでした。奥様とお子様と3人で切り盛りされる笑いが絶えない美しい農園です。

さて、このカーサ・ロマ農園は、コロンビア南部の優良産地のひとつウィラ県アセベド地区にあり、サン・イシードロという生産者グループに所属しています。また、カーサ・ロマ農園は、2006年のカップ・オブ・エクセレンス(ファースト・ハーベスト)で6位に入賞しています。1979年8名の生産者によってこのグループが設立されました。現在は80名近くの生産者が在籍をしています。また、コーヒーの生産だけでなく自然保護にも力をいれており、水源を守るために近隣の原生林を含めて買い取り、保護をしています。

P1010770 ▲カーサ・ロマにて(今から5年前のスナップ)


カシス、プラム、ダークチェリー、カカオの風味。ビターキャラメルの甘さ。重厚な口当たり。


地域:ウィラ県 アセベド地区/Huila Acevedo

村:サン・イシードロ/San Isidro

農園:カーサ・ロマ/Casa Loma

オーナー:ラミーロ・スアレス・ラモン/Ramiro Suarez Ramon

標高:1,490〜1,610m

農園面積:15.78ha(内コーヒー栽培面積は12.46ha

品種:カステージョとコロンビア 88% カツーラ 12%/Castillo and Colombia (88 %) - Caturra (12 %)

収穫期:メインは9月から12月

生産処理:水洗式/Washed ( Fermentation tank) 天日干し/Fully Washed Sun Dry

 

2014/12/19

グアテマラ・サキシム

サキシムとは、生産者組合の名前で、グアテマラシティから北へ160kmほど離れた、北中部に位置するコバン地域のサン・クリストバル・ヴェラパスにあります。熱帯雨林地域に位置しているので、コーヒー豆を乾燥させることが大変難しい環境にあり、温室タイプのパティオや電気乾燥機を使用する必要があります。 サキシム生産者組合は、自分たちのウェットミル(生産処理場)を持っており、コーヒー豆を天日乾燥させるための温室タイプのパティオを所有しています。

サキシムの皆さんとは、2007年のカップ・オブ・エクセレンスで4位入賞と落札を機に、コミュニケーションがはじまりました。その時は「アクタサ」という生産者グループのメンバーとしてエントリーしており、翌年の2008年は、「ラ・パカヤ」というグループと「コンブレアー・アーマレン」というグループのメンバーとしてエントリーし、21位に入賞しています。(グアテマラは小規模生産者が集まって生産者組合を作るケースは少なくはなく、ラ・ブレア、サンペテもサキシムと同じ、小規模生産者が集まってグループを構成しています。)

さて、2008年と云えばあのエル・インヘルトがチャンピオンになった時の品評会です。この時、リーダーのファン・エミリオさんにはじめてお会いしました。この時、「落札してくれたプレミアムでウエットミル(コーヒーチェリーを処理する機械)を改装したので、品質は更に向上します」と、とても嬉しそうに話してくれました。その時のスナップがこちら。私が肩に手をかけている方がリーダーのエミリオさんです。


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カカオ、スパイス、ネーブルオレンジの風味。まろやかな口当たりとビターチョコの印象。



地域:アルタ・ヴェラパス県/Alta Verapaz

地区:コバン/Coban 

小地区:サン・クリストバル・ヴェラパス/San Cristobal Verapaz

生産者組合:サキシム/Sacixm

生産者組合責任者:ファン・エミリオ/Juan Emilio

標高:1,650m

栽培品種:ブルボン、ティピカ/Bourbon Typica

生産処理:水洗式/Washed  パティオ/Patio

2014/11/27

ブラジル・サマンバイア・カチグア/ナチュラル

私たちがはじめてカップ・オブ・エクセレンスのインターネットオークションにエントリーしたのが2001年のこと。この時、落札に成功したのが13位に入賞したサマンバイア農園でした。一番お付き合いの長い生産者です。長い時を重ねた「信頼」と「絆」は品質に大きく反映されており、中でもナチュラルプロセスは、とてもクリーンな味わいで、甘さの持続やチョコレートの質感も大変魅力的です。

ナチュラルプロセスとは、ブラジルの伝統的な生産処理方法で、赤いチェリーのまま皮を剥かずにそのまま乾燥させる方法を云います。


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サンパウロにあるグアルーリョス国際空港から車で北北西方向に300kmほど進むと、サント・アントニオ・デ・アンパーロがあります。人口約 18,000万人(うち、郊外に6,000人)ほどの小さな町です。そして、この町を中心に半径50キロくらいにおさまる位置に約20の農園があり、その中にサマンバイアをはじめ、カイアナ、ボンジャーディンなど、以前、カップ・オブ・エクセレンスに入賞した農園がいくつかある名産地のひとつとして知られています。

オーナーのカンブライアさんは、高品質のコーヒーの生産と啓蒙に大変熱心です。伝統を守りながら新しい生産処理方法の考案や試験的に新しい品種の栽培など、様々なチャレンジを続けています。今回のカチグアもそのひとつです。この地区のコーヒーはカルモ・デ・ミナスの華やか味わいと異なり、ブラジルの伝統的なナッツやチョコレートを思わせる風味が特徴です。


カシス、グレープ、ブルーベリー、パイナップルの風味。チョコやブラウンシュガーの甘さ。濃厚な口当たり。ジューシーな後味。


農園名:サマンバイア農園/Fazenda Samambaia

農園主:エンリケ・ディアス・カンブライア/Henrique Dias Cambraia Samambaia

州:ミナス・ジェライス州 /Minas Gerais

地区:スル・デ・ミナス地区/Sulde Minas

町:サント・アントニオ・デ・アンパーロ町/Santo Antônio do Amparo

標高:1,200m

品種:カチグア/Catiguá
*イエローカトゥアイとティモールのハイブリッド種

生産処理:ナチュラル/Natural

2014/11/23

コスタリカ・シン・リミテス

コスタリカの首都サン・ホセより、ニカラグア国境に向けて30km北西に進んだ先にある、ウエストバリー地区ナランホという町にシン・リミテス マイクロミルがあります。(Sin=無い、Limites=限界...シン・リミテスは限界がないという意味)今年もハイメさんと奥様のマイベルさんが作ったコーヒーをご紹介できますことをとてもうれしくまた、誇りに思います。

シン・リミテスに出会ったのは2006年の買付カッピングの時に遡ります。素晴らしいコーヒーであることはわかりましたが、どれだけ素晴らしく、どれだけポテンシャルを秘めているのかが、当時の自分にはよくわからなかったのです。以前書いたブログに「シン・リミテス」を取り巻くキーパーソンをはじめその時の思いを綴っています。よろしければこちらをご覧ください。

Dsc_6241 ▲手前がオーナーのハイメさん、奥がブルマスのファン・ラモンさん


P1030145 ▲奥様のマイベルさんとエマニュエルくん

現在発売中のエルバス・ヴィジャサルチとは隣同士にあり、親戚同士の関係でもあります。オーナーのハイメさんは、まるで「芸術家」と言っても過言ではないほど、大変丁寧にコーヒーを扱い、卓越した生産処理技術とコーヒーにかける熱い思いにより、毎年高品質のコーヒーを届けてくださっています。毎年安定的に素晴らしいコーヒーを作る数少ない生産者のお一人です。私は心から尊敬しています。今回のロットは、彼らの所有するエマニュエル農園で栽培されたコーヒーチェリーを使用しています。エマニュエルはご子息の名前から名付けられました。今年もすばらしいロットが届きました。透明感があり非常に繊細な酸の質、持続する甘さと余韻、ぜひ、お愉しみください。


チェリー、アプリコット、プラム、ミルクチョコの風味。ブラウンシュガーとハチミツの甘さ。きめ細かくクリーミーな舌触り。


小規模生産処理場(マイクロミル):シン・リミテス/Sin Limites

農園: エマニュエル/Emanuel

地域:ウエストバリー/West Valley

小地区:ナランホ/Naranjo   ラウルデス/Lourdes

オーナー:ホセ・ハイメ・カルデナス/José Jaime Cardenas マイベル・カルデナス/Maribel Cardenas (ご夫妻)

標高:1,500m

生産処理方法:ハニープロセス/honey Process
コーヒーチェリーの果肉を剥ぐとコーヒー豆は粘液質に覆われています、乾燥処理の段階で、その粘液質(コスタリカではハニーと呼称)をつけたまま、アフリカンベッドと呼ばれる目の細かい風通しのよい網棚の上で乾燥させます。粘液質を取り除く割合(あるいは全く取り除かない)によって、味に違いが生まれています。除去率をどのくらいの割合にするのか決定するにも、豊かな経験と高い技術が必要となります。

品種:ビジャサルチ/Villa Sarchí

カップ・オブ・エクセレンス入賞歴:2008年2位、2011年26位、2013年19位

2014/10/24

コスタリカ・ファラミ【COE 2013 3位】

マイクロミルをはじめたばかりの2012年、初めてファラミマイクロミルを訪れました。それまではコーペ・ドータというメガミル(大規模生産処理場)にコーヒーチェリーを収めていました。はじめての輸出ロットとして販売し、その翌年である昨年2013年に初めてカップ・オブ・エクセレンスに出品し見事3位に入賞いたしました。
 
はじめて訪れた時、最初に目に入ったのが授乳中の大きな豚でした。ファラミでは豚の他、ニワトリや複数の珍しい鳥も飼われていました。家畜による有機肥料や、農園の資源やエネルギーの再利用を最大限に行い、農園の環境保護にも力を入れ取り組んでいます。清潔に手入れされた飼育場所やマイクロミルがとても印象的でした。

FARAMIという名前はオーナーご夫婦の ファヤスFallasとラミレスRamirezを合わせた言葉で、家族の絆の証です。


Dscn1350 ▲オーナーご夫妻とお嬢さん


青リンゴ、オレンジ、プラム、ハチミツの風味、ブラウンシュガーの甘さ、素晴らしいバランスとクリーンな味わい、なめらかな口当たりが魅力です。


オーナー:ファン・ルイス・ ファヤス  マリア・エウヘニア・ラミレス/Juan Luis Fallas Mata  Maria Ramirez

地域:サンタ・マリア・デ・ドタ/Santa Maria de Dota

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):ファラミ/FARAMI

品種:カツアイ/Catuaí

生産処理方法:セミウォッシュト /Semi Washed

乾燥処理:アフリカンベッド/African Bed ※ビニールハウス

2014/10/19

コスタリカ・ブルマス

大変お馴染みのコスタリカの優良マイクロミル ブルマスです。コスタリカのマイクロミルの中でも、最も長いお付き合いをさせていただいています。横井珈琲ではじめてご紹介したのが2002年に開催された「コセチャ・デ・オロ」という品評会で優勝した後のオークションで落札して以来です。

オーナーのファン・ラモンさんは農学博士として、これまでコスタリカコーヒーの品質向上(ハニー・プロセス)に多大な貢献をされており、また、多くの方々にその情報や研究結果を惜しみなく伝え広めてこられました。コスタリカのマイクロミルにおいてはなくてはならない存在です。2012年コスタリカ・カップ・オブ・エクセレンスでの優勝は多くの生産者や関係者が感涙にむせぶ、とても感動的なセレモニーでした。
さて、コスタリカのマイクロミルでは様々な品質向上策の取り組みがとても盛んで、毎年新しい取り組みや挑戦が行われています。品種、生産地区、標高、マイクロクライメイト(微小気候)は酸味の質感に与える影響が大きいと云われており、コーヒーチェリーから生豆を取り出す方法によって、甘みや口に含んだときの質感に与える影響が大きいことも、これまでの経験や様々な研究結果からわかってきました。その土地の環境ならではの素晴らしいコーヒーがブルマスのあるセントラルバリー、ウエストバリー、タラスの三つの地区に素晴らしいマイクロミルが点在しており、2000年には11しかなかったマイクロミルが現在では150を超えるに至っており、今なお増え続けています。そのパイオニア的存在がブルマス マイクロミルなのです。

コーヒー豆の周りについている「ムスラージ」と呼ばれる粘液質(糖分を含み、甘い)を一定の割合つけたまま乾燥をさせる生産処理方法です。粘液質を取り除く割合(あるいは全く取り除かない)によって、味に違いが生まれています。除去率をどの割合にするのか決定するにも、高い技術と豊かな経験が必要となります。



Dsc_6154_1 ▲オーナーのファン・ラモンさん



ダークチェリー、カカオ、アーモンドチョコの風味、ミルクチョコやブラウンシュガーの甘さ、濃厚な口当たり。


小規模生産処理場(マイクロミル):ブルマス・デル・スールキー/Brumas Del
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農園:エル・セントロ/El Centro

地域:セントラル・バリー/Central Valley

町:サンフランシスコ ・デ・エレディア/San Francisco de Heredia

オーナー:ファン・ラモン・アルバラード・ロドリゲス/Juan Ramon Alvarado Rodriguez

標高:1,300m〜1,600m

生産処理方法:ハニー・プロセス/Honey Process

品種:カトゥラ/Caturra

2014/10/18

コスタリカ・エルバス・ヴィジャサルチ

今年もオーナーのアントニオさんこと、トーニョさんのコーヒーをご紹介できることをとてもうれしく思います。去年は、SCAJカンファレンスに合わせて、買付をサポートしてくれている、エクシクルーシブのフランシスコさんをはじめ、たくさんのマイクロミルオーナーらと共に初来日されました。

トーニョさんはコスタリカのマイクロミルの草分けの一人として、また、カップ・オブ・エクセレンスにおいては、2009年、2011年、2012年と複数ロットの入賞経験のある優良マイクロミルとして広く知られています。

周辺の他の農園もこのエルバスで生産処理し、入賞経験のある若い生産者の育成を手がけるなど、コスタリカコーヒーの品質向上の功労者の一人でもあります。トーニョさんは、13人兄弟の姉妹で、それぞれが名前のついた農園を持っているコーヒー一家です。ご兄弟のお一人が、コスタリカ・シン・リミテスのオーナー・ハイメさんの奥様マイベルさんです。この2つのミルは隣同士で、大変近くに位置しています。

一昨年は、世界初となる「エルバス・ゲイシャ」をご紹介することができました。
さて、今年のエルバスはと、云いますと。
クリーンな味わいはもちろんなのですが、甘さの感覚と質感が素晴らしいのです。どうぞ、今年もトーニョさんの素晴らしいコーヒーをお愉しみください。


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オレンジ、青リンゴ、ピーチ、チェリーの風味、ナッツの印象、シルキーで奥行きのある質感、ブラウンシュガーやハチミツの甘さ。


農園名:エルバス/Herbazu

小規模生産処理場(マイクロミル):エルバス/Herbazu

地域:ウエストバリー/West Valley

小地区:ナランホ/Naranjo   ラウルデス/Lourdes

オーナー:マヌエル・アントニオ・バランテス・スニガー/Manuel Antonio
Barrantes Zuniga

標高:1,600m

生産処理方法:ハニープロセス(イエロー)/コーヒー豆の周りについている「ムスラージ」と呼ばれる粘液質(糖分を含み、甘い)を一定の割合つけたまま乾燥をさせる生産処理方法です。粘液質を取り除く割合(あるいは全く取り除かない)によって、味に違いが生まれています。除去率をどの割合にするのか決定するにも、豊かな経験と高い技術が必要となります。

品種:ビジャサルチ/Villa Sarchí:ブルボン種がこの土地独自に変化した土着品種です。

乾燥方式:天日(パティオ)/Sun dried on patios 

コロンビア・エル・セドロ

エル・セドロ農園のオーナーは2007年のカップ・オブ・エクセレンスに2位に入賞しています。その後、オーナー、ファビエル・サンタさんに変わり現在に至っています。この前後は色々な事があって今でも鮮明に記憶が残っています。因みに2009年ボリビアんのカップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンロット、アグロ・タケシの落札もコロンビアに向かう途中落札に成功したのです。(日本に残ったメンバーがビットして落札)

当時、カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンのオーナー宅を訪問することはとても光栄なことで滅多にない機会でした。(2009年11月)期待に大きく胸を膨らませ、訪れた、ロス・ノガレス農園。今は亡き、リカウルテ・エルナンデス・カスティージョさんが満面の笑みで私たちを大歓迎してくれました。そして、こう話してくれました。「この家はカップ・オブ・エクセレンスのプレミアムで建てたんです」と、うれしそうに話される表情は忘れられません。ですが、去年、ルカウルテさんは強盗に襲われ亡くなられました。

詳細:〜コロンビア・ロス・ノガレス〜リカウルテさんに捧ぐ〜


ロス・ノガレス農園は2005年はじめて開催されたコロンビア・カップ・オブ・エクセレンスの初代のチャンピオンとして、ピッタリート地区ではとても有名な農園主でした。カフェ・アンディーのという小規模生産者グループのメンバーの一人でもありました。一言では足りませんが、リカウルテファミリーは悲しみを超えてこれまでと同じようにコーヒー農園を続けていく決心を固め、笑顔が戻ったそうです。

さて、このウィラ県にはこの他、アセヴェド地区という生産エリアがあり、ここには、サン・イシードロという小規模生産者グループがあります。エル・セドロ農園はこのグループのメンバーです。



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カシス、オレンジピール、カカオの風味、スパイシーな後味、ブラウンシュガーの甘さ、濃厚な質感とビターチョコの印象。



地域:ウィラ県 ピッタリート地区/Huila Pitalito

農園:エル・セドロ/El Cedro

オーナー:ファビオ・サンタ・リヴェラ/Faiber Santa Rivera Acevedo

標高:1,542~1,674m

品種:カステージョとコロンビア 79% カツーラ 21%/Castillo and Colombia (79 %) - Caturra (21 %)
収穫期:メインは9月から12月

生産処理:水洗式/Washed ( Fermentation tank) 天日干し/Fully Washed Sun Dry

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