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2014/05/14

パナマ・ママ・カタ・ゲイシャ/ナチュラル

ママカタは、1959年から営まれている農園で、パナマのボケーテ地区にあります。30年前よりゲイシャ種の栽培を始めましたが、生産性と、耐病性の高いカトゥーラやブルボンなど他の品種に植え替えが進み、ゲイシャ種の木を多く切ってしましました。しかしその後、この土地が特別な場所であること、区画ごとにしっかりとした特徴のある素晴らしいコーヒーを生み出す事ができる土地である事に気付き、この数年は原点に戻り、ゲイシャ種の保護と栽培に精力的に取り組んでいます。また、加えて「ピュアゲイシャ」の生産への取り組みも進められていました。

それが後日発売を予定している「グリーンティップ」という「ピュアゲイシャ」です。ここではご紹介のみですが、発売合わせて詳しくお伝えします。今回はこちら をご参考にご覧ください。また、ママ・カタの生産処理施設、ハイランドコーヒーでのカッピングの様子はこちら をご覧ください。

「フーリーウォッシュト」「ハニープロセス」とご紹介して参りました。今回、「ナチュラルプロセス」をご紹介し、ママ・カタ・ゲイシャはお終いになります。プロセス違いによる味わいの違いをお愉しみください。

さて、ゲイシャシリーズはこれで第8弾となりました。今回も
大変少量ですが、ぜひお愉しみください!



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お花や香水を思わせる香り、ピーチ、メロン、パイナップル、バナナ、レモングラス、グアバ、ベルガモットの風味、なめらかな舌触り、クリーンな味わいと持続する甘さの余韻が魅力です。


農園名: ガリード・ファミリー・エステート/Garrido Family Estate

地区:チリキ県/Chiriquí

小地区:ボケテ地区 アルト・キエル/
Alto Quiel,Boquete

オーナー:デオドロ・ガリード/
Teodoro Garrido

標高:1,500m〜1,750m(ゲイシャのみ)

品種:ゲイシャ/Geisha

生産処理:ナチュラル  天日乾燥/Natural Process
Sun-Dryed

収穫期:3月~9月

2014/03/25

パナマ・サンタ・テレサ・ゲイシャ/ハニー

ゲイシャシリーズ第5弾となるサンタ・テレサはハニープロセスのゲイシャ種のロットで、はじめてご紹介するパナマコーヒーでもあります。
パナマのボル火山のふもとにある25年以上の歴史を持つ農園です。現在は、ニューヨークやシンガポール、オーストラリアでコーヒーショップを経営しているトビーさんがオーナーをしています。サンタ・テレサ農園では、ゲイシャ種は山間部の日陰の豊富な場所で良く育ちます。ゲイシャ種を保護するために、農園にはたくさんのシェードツリーが植えられています。
 
ゲイシャ種とは、もともとエチオピアの野生品種で、まるで花や香水の様な、大変豊かな香りが特徴です。今後も、パナマの異なる農園、異なる生産処理方法の「ゲイシャ種」をご紹介していく予定です。いずれも大変少量ですが、ぜひお楽しみください!


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マスカット、レモングラス、マンゴーの風味、ジャスミンや香水を思わせる香り、キメ細かな質感、持続する甘い余韻とジューシーな後味が魅力です。



地域:チリキ県ボルカン地区/Volcan Chiriqui

農園:サンタ・テレサ/
Santa Teresa

オーナー:
トビー・スミスToby Smith /アンドレ・ヴャースビッキAndre Wierzbicki

標高:1,350〜1,500m


農園面積:30ヘクタール(そのうち、ゲイシャ種の栽培は0.5ヘクタール)


品種:ゲイシャ/
Geisha

生産処理:ハニープロセス/Honey

2014/03/18

シングルオリジン用のラベルが新しくなります!

今までシングルオリジンのコーヒー豆は、「定番」のラベルと「FERTILE」と表記されたラベルをコーヒー豆によって使い分けてきましたが、シングルオリジンは専用のラベルは1種類のみに変わります。切り替え時期は4月中旬頃を予定しています。

これまで定番のラベルは「定番ブレンド」と「シングルオリジン」を兼用していましたが、切り替え以降はラベルだけでどちらのコーヒーかがわかるようになります。

ここで改めてパッケージラベルのコンセプトをご紹介します。焙煎機をモチーフにして定番のラベルが2008年9月に完成しました。知られてはいませんが(笑)グラフィックデザインやwebを担当してくださっている、goodjob projyectさんが「ロースターメン」と名付けてくれました。そして、三つのコーヒー豆には笑顔でおいししさを結ぶ、「さんかくらいふ」こと、「生産者」「お客様」「横井珈琲」〜種からカップまで〜を表しています。

そこで、今回のシングルオリジン専用のラベルは、ロースターメンにコーヒー生産者のトレードマークとも云える、テンガロンハットをかぶってもらったわけです。

Yokoisingle こちらはHANDS COFFEE FESにおいて、お店でのお披露目に先だってコーヒー豆の販売をさせていただきます。販売銘柄は次の3種類です。

◎コスタリカ・ラ・リア1900

そして、ボリビア・イルパナです。このコーヒーは、4月1日(火)発売予定ですが、ラベル同様一足先に今回のイベントで販売します。

お店ではこのシングルオリジン専用のラベルよりも早くお目見えの新しいラベルがあります。4月1日(火)から発売の「母の日ブレンド」専用ラベルです。

今年も横井珈琲のスイーツの原点とも云うべき、ガトー・ド・ノポロさんとのコラボ記念すべき第1弾は、開店15周年を記念の「はちみつのパウンドケーキ」でした。はちみつの風味が最大限に引き出され、相乗効果ばつぐんのブレンドと共に再販いたします。

母の日に関連したコラボ商品はもう少しございます。詳しいご案内が整い次第お知らせいたします。愉しみにお待ちくださいね。
Yokoimammy

2014/03/16

コスタリカ・ラ・ロマ1900

ドン・マーヨ マイクロミルのオーナー、ヘクターさんやご家族が営む6つの農園は2008年より、ほぼ毎年カップ・オブ・エクセレンス入賞を果たす優良マイクロミルであり、草分的存在として世界中の多くのバイヤーに知られています。
長いお付き合いのマイクロミルですので、横井珈琲のお客様も「ドン・マーヨ」の名称(小規模生産処理施設)でご存じのお客様も多いと思います。お嬢さんのマリアさんはご自身でも農園を経営し、バリスタとして直営のカフェも経営する傍ら、2013年ワード・バリスタ・チャンピオンシップではコスタリカの代表として活躍されました。

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▲標高1800m〜2000mあるこの尾根には、ラ・ロマ1900をはじめ、2009年COEチャンピオンのベジャ・ヴィスタをはじめとする優良農園やゲイシャの区画があります。


写真でもおわかりのようにこの斜面に様々な品種が植えられ、整然と手入れが行き届いた美しい農園が広がっています。このタラス地区で一番日照時間が長い農園だそうです。高地にあることの優位性や日照時間の長さ、テロワールや区画毎のマイクロクライメイトによって様々な風味特性が生まれることが理解でき、それは、ドン・マーヨマイクロミルにおけるCOE入賞歴が物語っているとも云えます。

下の写真は買付に訪問した時、同じタラス地区のマイクロミルオーナーがヘクターさんのご自宅に集まってくださり、心温まる宴を催してくださったときのものです。

私はこのような関係を築くことが出来たことに感謝し、皆様の大切なのコーヒーを日本のお客様によろこんでいただくために努力することをお約束しました。大変印象的なのがどこのマイクロミルを訪問しても、ご自宅にお邪魔しても本当に仲がよく親子や兄妹の強い絆を感じさせていただきます。これもひとつ、おいしいコーヒーが生まれる大切な条件だと思います。

かつて、タラス地区は首都サン・ホセから離れている山岳地帯が故、情報伝達が遅かったこともあり、上流階級の人もそうでない人たちも手に手を取り合い、協力しながらコーヒーの生産を始めた歴史があります。あの険しい山岳地帯、農園までの険しい一本道とは裏腹に、心あたたかく歓迎してくださる皆様から、たくさんエネルギーをいただいてるんです。

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▲左から:ロス・アンヘレスのリカルドさん、ドン・マーヨのヘクターさん、ラ・リアのルイスさん、プエンテ・タラスのエフレインさん、モンテ・コペイのナバロ兄妹、ヘクターさんの息子さん


マスカット、プラム、チェリー、高級チョコのような風味、
ブラウンシュガーの甘さと、クリーミーで奥行きのある口当たり。

農園主:ヘクター・ボニージャ/Hector Bonilla

地域:サン・マルコス/San Marcos

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):ドン・マーヨ/Don Mayo

標高:1,800m〜1,950m

品種:カツーラ&ブルボン/Caturra & Bourbon

生産処理:ホワイト・ハニー(ムスラージ(粘液質)を少し残すプロセス)/White Honey

乾燥処理:天日乾燥・パティオ/Sun dried on patios

2014/03/11

2013年ブラジル・レイトハーベストCOE3位 ファゼンダJR

ナチュラルプロセスのコーヒーを対象とした、ブラジルのカップ・オブ・エクセレンスで3位に入賞したコーヒーのご紹介です。

ブラジルでは今もナチュラルプロセスが中心でおよそ90%を占めます。2001年このパルプトナチュラルプロセスで作られたコーヒーがカップ・オブ・エクセレンスの上位入賞したことをきっかけに、JRと同じカルモ・デ・ミナス地区や隣村のクリスチーナ村に広まり、ブラジルの「生産処理革命」とも云うべき、「パルプトナチュラル」というプロセスは瞬く間に広まりました。ここに来て、この周辺のナチュラルプロセスのロットの品質がどんどん向上し、ナチュラルにしてクリーンで複雑な酸の質を有する素晴らしいコーヒーが生産されるようになりました。

去年ご紹介したサンタ・イネスは、
カルモ・デ・ミナス地区の品質の追求を牽引しているセルトン・グループ(家族)が、コーヒーの栽培100周年を記念して作った数量限定の特別なコーヒーもそのひとつに上げられます。さて、一般に、成熟した味わいになるには、プロセス後ナチュラルプロセスは他のプロセスに比べ時間が必要だと言われています。そのため、収穫後早い時期に行われる通常のカップ・オブ・エクセレンスをアーリーハーベスト(early harvest)、それに対して、収穫後時間を置いてから開催するカップ・オブ・エクセレンスをレイトハーベスト(late harvest)と分けられています。
 
JR農園は、ブラジルの優良産地の一つカルモ・デ・ミナスにある100年以上の伝統のある農園です。乾燥行程においては、パティオでの天日干しの後に厳密に温度管理をされたマシン・ドライで乾燥を行い、コーヒーの栽培だけでなく、乾燥行程においても品質の追求のため、細心の注意を払っています。
 
JRとは、Junqueira Reisジュンケイラ・ヘイスに由来し、こちらはミナス・ジェライス州の最も伝統的な名前の一つです。長く続く伝統と新しい技術との組み合わせが生み出した素晴らしいブラジルのナチュラルプロセスをぜひお楽しみください。


Dscf2109 ▲オーナーの
ジョゼ・フラビオ・フェハズ・ヘイス さん


チェリー、アプリコットの風味、とろりとした口当たり、持続するスイートチョコやブラウンシュガーのような甘さの余韻が魅力。


農園名:ファゼンダJR/Fazenda JR

オーナー:ジョゼ・フラビオ・フェハズ・ヘイス/Jose Flavio Ferraz Reis

州:ミナスジェライス州/Minas Gerais


地区:
スル・デ・ミナス/Sul de Minas

町:カルモ・デ・ミナス/Carmo de Minas


農園面積:199ヘクタール


栽培面積:26ヘクタール


標高:1,250m


生産処理方法:ナチュラル/Natural


品種:イエロー・カツアイ/
Yellow Catuaí

※ナチュラルとは、赤い実のチェリーのまま乾燥させ、その後チェリーの皮を剥く生産処理方法でブラジルでは伝統的に行われてきた方法です。

2014/02/21

コスタリカ・ラ・リア1900

オーナーのルイスさんとのお付き合いは2007年に10俵のコーヒーを買付ことからはじまりました。ルイスさんが2012年のカップ・オブ・エクセレンスでブルマスのファンラモンさん(サモラ農園)に次いで2位入賞されたとき、審査員として参加していた丸山珈琲の中原さんと私を前に、当時のことを次のように話してくれました。

Coecosta_rica2012_luis ▲2012年カップ・オブ・エクセレンス2位入賞のセレモニーにて

「今から5年前、フランシスコ(コスタリカコーヒーの買付をサポートしてくれている方)からの電話でKentaroがルイスのコーヒーを買いたいと言っている....という連絡を受けたときは本当にうれしかった。今でもその時の様子をはっきりと覚えている。自分の子どもが農園を続けるかどうかはわからない。でもこの関係は、20年、30年と続けていきたいと思っている。それはお金のためではなく、このようにあなたたちが来てくれたり、あなたたちがミルを訪れ、家に招くことが大変嬉しく、喜びである。」とおっしゃってくださいました。

また、2013年にミルを訪問した時、ルイスさんにマイクロミル(小規模生産処理場)をはじめたきっかけをお聞きしました。母方のおばあちゃんの代からコーヒーの栽培を行っており、いくつか農園も所有していたが、コーヒーチェリーをメガミル(大規模生産処理場)に収めるスタイルでは、品質向上も難しく、家族を養い子供達を学校に通わせることは出来ないことがわかり、アメリカに出稼ぎに行き、ラ・リアマイクロミルをスタートさせたのが2007年のとのことでしたので、マイクロミルを始めた頃からのお付き合いになるわけです。よいコーヒーを求める人たちと継続的なよい関係を築きたかった...と、話しを締めくくる最後の言葉がとても印象的でした。

そして、2012年ルイスさんははじめて来日され、ご自身の顔写真付きでコーヒー豆販売されていることやお客様の評価を含むフィードバックがとてもうれしいともおっしゃっていました。

コーヒーの品質向上の互いの取り組みを通し、あたたかい心が通い合うよろこびは私たちにとってかけがえのない宝です。また、これらの取り組みと素晴らしいコーヒーをより多くのお客様にお伝えして行きます。今年もルイスさんと弟のオスカーが育てた、素晴らしいコーヒーをご紹介できますことをとてもうれしく思います。どうぞ、お愉しみください!


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ジャスミンの香り、ラズベリー、マスカット、ピーチ、洋梨の風味、
なめらかで奥行きのある口当たり、ハチミツのような甘さの余韻が魅力です。

農園主:ルイス・アルベルト・モンヘ/Luis Alberto Monge

地域:サン・イシードロ・デ・レオン・コルテス/San Isidro de Leon Cortes

地区:タラス/Tarrazu

マイクロミル(小規模生産処理場):ラ ・リア/La Lia

標高:1,850m〜1,950m

品種:レッド・カトゥアイ/Red Catuai

生産処理:ホワイト・ハニー(ムスラージ(粘液質)を10%残すプロセス)/White Honey

乾燥処理:アフリカンベッド/African Bed

◎カップ・オブ・エクセレンス入賞歴
・2008年15位/Parritilla
・20115位/Dragon
・20122位/Dragon

 

2014/02/18

ケニア・ンゲルウェ

ケニアのマウントケニア山麓を望む周辺地区には、いくつもの有名な生産地があります。中でも、ニエリ、キリニャガの両地区は、言わずと知れた名産地で、現在発売中のカロゴトはそのひとつ、ニエリ地区産です。今回ご紹介のケニアはマウントケニア中央の東側の斜面のエンブ地区で生産されています。とても素晴らしく両地区にはない風味特性があります。このようにケニアにはまだまだ魅力的なコーヒーが潜んでいるかもしれません。エンブ地区のケニアはこれで3度目のご紹介になります。ぜひ、ご賞味ください。*2011年1月:カヴティリ  2013年6月:カングヌ


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ケニアは1人あたりの生産者からの収穫量が大変少なく、同じエリアの複数の生産者が収穫されたコーヒーをファクトリーと呼ばれる生産処理場へ持ち寄るのが一般的です。その1人当たりの栽培面積は、平均0.2ヘクタールと大変小規模です。また、メンバーの働く環境の整備にも力を注ぎ、学費や医療の補助、農業指導なども整備し、生産者の生活水準の向上にも精力を注いでいます。


花の香り、アプリコット、オレンジ、ピーチ、マスカット、カシスの風味、スイートスパイス、リッチな質感とさわやかでジューシーな後味が魅力です。


州:東部州/
Mkoa wa Mashariki

地区:エンブ キブグ地区/
Embu Kibugu

標高:1800m

生産処理場:ンゲルウェ/
Ngerwe(1050名のコーヒーチェリーによってロットが作られます。男性850名、女性200名)

品種:SL28 、K-7、riuru-11
※SLとは、ナイロビにあった研究所[スコット・ラボラトリー]の略  ブルボン種の
SL28,SL34がメイン

生産処理方法:水洗式/Wasted サンドライ/SanDry

2014/02/15

グアテマラ・エル・インヘルト・パカマラ

エル・インヘルトは恐らくグアテマラコーヒーの中では、特にファンが多い農園のひとつではないでしょうか。カップ・オブ・エクセレンスでは、過去5回もチャンピオンに輝いている優良農園です。幸運にも2009年のカップ・オブ・エクセレンスに審査員として参加させていただき、その場に居合わせることができましたが、ダントツの品質で本当に素晴らしかったです。その後、インターネットオークションでは、海外のロースターとの共同落札(当時は可能でした)に成功し、100g100個の完全予約販売で1個4200円というびっくり価格でしたが、とても懐かしい思いでです。

◎参考ブログ(横井のさんかくらいふ)
グアテマラ・エル・インヘルトⅠその1
グアテマラ・エル・インヘルトⅠその 

カップ・オブ・エクセレンス過去の成績
2006年1位
2007年7位
2008年1位
2009年1位*
2010年1位
2011年3位*
2012年1位*
2013年1位
*:私たちが落札に成功したもの

さて、今回ご紹介するロットはカップ・オブ・エクセレンス入賞ロット以外では、初めてのご紹介になります。最初のオーナーであるヘスス・アギーレ・パナマさんが1874年に農業をこの土地で始め、現在は三代目にあたるアルトゥーロ・アギーレ・エスコバルさんが経営をしています。標高ごとにさまざまな品種を栽培し、さらに同じ標高においても細かく区画を分け、品質の追求をし続けています。今回のロットでは、1,540~1,580メートルの区画に植えられた樹齢16年の木からとれたパカマラ品種のご紹介です。徹底した品質管理のもと作られるエル・インヘルトの素晴らしい味わいをお楽しみください。


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オレンジ、ネクタリン、パッションフルーツの風味、なめらかで厚みある質感、ミルクキャラメルのような甘さ。

農園名:エル・インヘルト/El Injerto

オーナー:
アルトゥーロ・アギーレ・エスコバルArturo Aguirre Escobar

地域:
ウェウェテナンゴ/Huehuetenango

地区:
ラ・リベルタッドLa Libertad

標高:
1,540~1,580m

品種:パカマラ/Pacamara

生産処理:ウォッシュト 天日干し/ Washed Sun Dry

農園面積:447ヘクタール

収穫期:
10月~1月


2014/02/14

コロンビア・ロス・ノガレス〜リカウルテさんに捧ぐ〜

私たちにとってコロンビアコーヒーの扉を開けてくれたと云っても過言ではない、ロス・ノガレス農園は2005年コロンビア・カップ・オブ・エクセレンス初代チャンピオンで、落札を機にお付き合いがはじまりました。色々な偶然が幾重にも重なるご縁が思い出されます。大変残念ながら信じられないニュースが届いた一昨年の初頭、リカウルテさんは強盗に襲われお亡くなりになりました。

カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンにお会いしたオーナーがリカウルテさんがはじめてでした。念願かなってみんなでお宅にお邪魔させていただくことも出来ました。私たちにとっては本当に本当に大切な生産者の一人です。想い出は語り尽くせません。

コーヒー農園をこのまま継続するか売ってしまうかと何度も家族会議が行われ、現在はリカウルテさんの奥様と息子さんが農園を継ぎ、コーヒーを栽培しています。そんなご家族が悲しみを乗り越え、リカウルテさんの意思を引き継がれ、届けられたコーヒーを前に胸が熱くなりました。リカウルテさんが1位になった2005年のカップ・オブ・エクセレンスがもたらした影響はとても大きいものでした。小さなご自宅は入賞のプレミアムで立派なご自宅が建ちました。また生産処理施設も改装され品質の向上に繋がり、私たちとの継続的なお付き合いがはじまりました。

◎訪問時の様子他関係ブログ/その1  その2  その3

このことはカップ・オブ・エクセレンスを運営するACE(Alliance for Coffee Excellence)が目指す、落札のみに留まらない生産者とバイヤーの持続可能な関係です。この関係こそ、生産者の暮らしの向上につながり品質向上への大きなカギなのです。

心からの哀悼の意と感謝の気持ちを込めて、リカウルテさんのコーヒーをたくさんのお客様に「おいしい...」と、よろこんでいただますよう伝え広めて参ります。


P1020037 ▲カフェ・アンディーノという生産者グループのオフィスにて:2009年11月(白いシャツの方がリカウルテさん)


P1020080 ▲リカウルテさんとの大切な一枚(リカウルテさんはカフェ・アンディーノのメンバーです)


ピーチ、パッションフルーツの風味、ミルクキャラメルの甘さ、なめらかな口当たりと奥行きある味わいが魅力です。



地域:ウィラ県 ピッタリート地区/Huila Pitalito

農園:ロス・ノガレス/
Los Nogales

オーナー:
リカウルテ・エルナンデス・カスティージョRicaurte Hernandez Castillo スルデリー・アランゴ・グティエレス/Suldery Arango Gutiérrez

標高:
1,654~1,760m

農園面積:11.5ヘクタール(生産エリア:5ヘクタール)

品種:
メインはカトゥーラ/Cattura

収穫期:メインは9月から12月

生産処理:フリィ・ウォッシュト 天日干し/Fully
Washed Sun Dry

2014/01/31

パナマ・ドン・パチ・ゲイシャ/フリィ・ウォッシュト

ゲイシャシリーズ第3弾は、つい先日完売した同じ「ドン・パチ農園」のゲイシャ種のフリィ・ウォッシュトプロセスのロットです。香水のような香り透明感のある味わいは、ナチュラルプロセスとはまた違った魅力をお愉しみいただけます。ぜひ、ご賞味くださいませ。数に限りがありますので、お早めにご賞味ください!



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▲ドン・パチ・ゲイシャの詳しいお話しはこちらからどうぞ。


ジャスミンや香水の香り、ピーチ、オレンジ、レモン、マスカットの風味、シルクのようなきめ細かい舌触り、とても爽やかな後味。


地域:ボケーテ地区 カジェ・ホン・セコ/Calle jon Seco (カギホン=ホコリだらけの道、セコ=乾いた)

農園:ドン・パチ農園/
Don Pachi Estate

オーナー:フランシスコ・セラシン・ジュニア/
Francisco Serracin Jr

標高:1,550〜1,600m


農園面積:30ヘクタール(そのうち、ゲイシャ種の栽培は0.5ヘクタール)


品種:ゲイシャ/
Geisha

生産処理:フリィ・ウォッシュト/
Fully Washed

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