Japan Roasters' Network Coffee Seminar_06
JRNセミナー初めての焙煎講座となります。
そして、焙煎の要であるカッピングの要点とコツにつきましても、じっくりと講義を行います。関西地区の焙煎人の皆様、また遠方の焙煎人の皆様も是非ご参加くださいますよう、お申込みをお待ちしております。
JRN Coffee Seminar_06

2002年の暮れも押し迫った12月23日、東京は八丁堀にある珈琲屋めいぷるさんで、グアテマラのオルガ・アヤウ女史にはじめてお会いしました。
オルガさんは私たちのグアテマラコーヒーの買付に欠くことが出来ない方です。はじめてお会いしたときの第一声を今でもはっきりと覚えています。
「Open the door」.....あの日から12年。
オルガさんが切々と訴える小規模生産者の現状と苦悩。当時の自分にとって漠然としか想像出来なかった貧困の実態、想像も出来得なかった実態を耳にし、どうしたら彼らに幸せが訪れるのだろ....と、情けないことにどうしたらよいのか?それすら考えられずにいた事を今でもよく覚えています。貧富の格差を変えられないなら、オルガさんの仰る通り、高品質コーヒーを生み出していただくべく、そのお手伝いの一端を担わせてもらえるならと、やっと気持ちを切り替えることができました。
オルガさんは、時折声を詰まらせながら私たちの知らないグアテマラコーヒーの現状を教えてくれました。買付に出かけるようになり現地で見たオルガさんの姿に、曖昧なとこと、筋の通らないこと、不正をするものなら断固として戦う強い正義心、困難に立ち向かう力強さ、その裏側にある慈しみの心と優しいまなざしを知りました。ますますオルガさんを尊敬する心に拍車がかかりました。それは、世界中のコーヒー生産国における貧困と闘うと共にCOE設立の功労者でもある、ACEの最高責任者、スージー・スピンドラーさんの姿とも重なります。
そんな中のエピソードの一つに只今発売中のラ・ブレアという小規模生産者グループとの取り組みがあります。話せば長くなりますので、よろしければ下記リンクをご覧ください。
中米買付の旅路:グアテマラ2日目/ ラ・ブレア その1
中米買付の旅路 グアテマラ2日目/ ラ・ブレア その2
当初、お一人でこのオーガナイズされていましたが、現在はアマティトラン湖のほとりに農園を構えるサン・ヘラルド農園のオーナー、ポールさんとご一緒に対応してくださっています。
私が所属する共同買付グループ(Japan Roasters' Network :JRN)では、不定期ではありますが、全国でコーヒーセミナーを行っています。今回は桐生市の伊東屋珈琲さんのお店、Itoya coffee factoryにて5回目のセミナーを開催いたします。
11月27日の23時から行われた同品評会のインターネットオークションでブラジルとしては久しぶりの1位の落札に成功しました。久しぶりと云うこともありますが、1位に輝いたシティオ・サンフランシスコ農園(Sitio São Francisco de Assis)が、シティオ・ダ・トーレのオーナー、アルバーロさんのファミリーの農園だったことがやはり、何よりもうれしかったんです。
アルバーロさんとはじめてお会いしたのは2011年の買付の時でした。この時、ブラジルは景気がぐんぐん上向きになっていて、グアルーリョス国際空港の駐車場の車も高級車がずらりと並んでいました。一方で、農園の運転資金の捻出に苦慮し、農園を売却したり離農を余儀なくされる生産者の現状を聞き、彼らが抱える大きな問題を目の当たりにしました。その後も長く長く濃密な会話が続き、様々な事情が絡みつつも、非常に感動的な商談が無事成立し、会議室を出ると、そこにシティオ・ダ・トーレのアルバーロさん達が笑顔でお待ちになっていたんです。
神奈川県藤沢市の辻堂での開催に続きまして、第二回目のセミナーは愛知県高浜市にある、スギコーヒーロースティングさんで開催いたします。
◎セミナーの概要:コスタリカに特化した3部構成のセミナーです。
明日からはじまる、SCAJワールドスペシャルティコーヒーカンファレンス アンド エキシビション 2013(SCAJ World Specialty Coffee Conference and Exhibition 2013)で、私たちのグループの名称が、Japan Roasters' Network(JRN)に改めてから、初めてのブース出展になります。今日はその設営を行いました。
私たちのブース初出展は2007年でした。
最初は長テーブルにエスプレッソマシーンと産地訪問のアルバムを置いただけのかなりシンプルなものでした。その後、回を重ねる毎に、少しずつ充実させながら本格的にプロの方々にお世話になりながら始めたのが2009年。その頃から、ブースやデザイン関係の統括、監修は、伊東屋珈琲の伊東さんが担当。今回はアトリエ・ペネロープさんとのコラボも叶い、エプロンプロジェクトも完結しました。
アトリエ・ペネロープさんのwebサイト
http://www.atelierspenelope.com/
さて、去年は「信頼と絆」をテーマに世界地図を描き点から線になり、面に発展するところをイメージしたブースを作りました。今年のテーマは、「スペシャルティコーヒー」をキーワードに、 生産者に限らず、ロースターからお客様まで未来に向けて複数で繋がって行きたいという想いを込め、「繋がり」「広がり」「発展」をキーワードに表現いたしました。
▲関口さん、岩井さん、田部井さん、越智夫妻、ブースのデザイン監修は伊東さん
そして、この私たちの思いや願いに賛同してくださり、ロゴデザインを中心に、カタチにしてくださった数名のデザイナーさんとのご縁は、見えないチェーンで繋がっていたかのような、いくつかの不思議な偶然もありました。
SCAJ設立10周年の節目にこのような機会が巡ってくる感謝を胸に、ブース番号1−32で皆様のご来場を心からお待ち申し上げます。
さて、設営を終えた私たちは去年に引き続き、月島のもんじゃ焼きを愉しんできました。
これを契機に全国各地でJRNのセミナーを開催していく予定です。皆様の街にもJRNのメンバーがお邪魔いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
ご案内当初、プロの方や開業予定の方々を対象としておりましたが、 一般のお客様から参加条件に関するお問い合わせや、ご要望をお寄せ いただきましたので、以下の通り、改めてご案内を申し上げます。 皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
これを契機に全国各地でJRNのセミナーを開催していく予定です。皆様の街にもJRNのメンバーがお邪魔いたします。今後ともよろしくお願いいたします。